あらすじ
「遠い旅も近い旅も、あるいはもっと別な内なる人生の旅のことも含めて」シャッター音とともに、旅する人が封じ込めた24のモノローグ。一枚の写真にひそむものがたりは、世界を回り、記憶を縦横に行ったりきたり。二度と会えないかもしれない人々と風景と。これが、椎名誠の人生の一瞬。
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Posted by ブクログ
高校生の時に通学バスの中で読んだ一冊。
これが最後の本でした。
今までの形式を踏まえて、写真と文章でリアルに物事を書いています。読んでいて実際に情景が浮かんでくる程です。
探検記の中では椎名さんの集大成とも言えるでしょう。
とても良い本なので、詳しい内容は敢えて教えません。
実際に買って読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
旅が多いシーナさん、その旅先の風景、空、雲、風、人々。
ああ、旅に出たいなあ。
読みながら何度もそう思ってしまいました。
『朝起きたとき、自分がいまどこにいるのか一瞬わからなくなる』ような旅に。
元々は単行本として出版されたこの本、たくさんの写真が掲載されています。
やはりできれば本来のスタイルで読んでみたいなあと思いました。
『やるせないくらいに蒼い空』を見に行きたい……。
匿名
椎名誠の本は旅シリーズを主に読んでいた。ユーモア紀行文と分類していた。それと比べるとこの本は叙情的な純文学的な作品である。こういう文章も書けるのだと感心してしまった。旅の経験値は誰よりも豊富なだけあってその文章も珠玉のものとなっている。椎名誠の純文学的な一面を垣間見ることができた。