椎名誠のレビュー一覧

  • かえっていく場所

    Posted by ブクログ

    「椎名誠」の私小説『かえっていく場所』を読みました。

    『南洋犬座―100絵100話』、『家族のあしあと』、『春画』に続き、「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    かけがえのない、あの場所へ──。
    家族、友人、忘れ得ぬ土地……。

    三十年住んだ武蔵野の地を離れ、妻とふたりで都心へと居を移した「私」。
    ゆっくりと確実に変化していく日常と、家族の形。近づいてくる老いと沈殿していく疲れを自覚しながら、相変わらず取材旅行に駆けまわる毎日だ。
    そんなとき、古い友人の悪い報せが「私」を大きく揺るがせる…。
    『岳物語』から二十余年。
    たくさんの出会いと別れとを、静かなまなざし

    0
    2022年11月25日
  • ハマボウフウの花や風

    Posted by ブクログ

    「倉庫作業員」は山田洋次監督の映画「息子」の原作。椎名さん自身が後書きで書いているように、全体にアルバイト経験小説集という雰囲気でした。

    0
    2022年11月09日
  • さらば国分寺書店のオババ(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

    Posted by ブクログ

    著者の中には紺色制服着用職、特に公務員に対する反感と、ジャーナリズムに対する世直しのほのかな期待が同居する。
    しかしジャーナリズムに対する期待はとあるパーティーでのウニ寿司攻防戦に敗れたことによって崩壊する。
    自らの生活に必要なのはジャーナリズムではなく著者が敵とさえ思っていた紺色制服着用職の人々であると気づく。

    国分寺の古書店の女将はやたらと客を叱り飛ばす嫌な店主であったがしかしそれは真っ当な叱責であり客を大切にする本来の書店の姿なのだとも気づくのだ。

    著者自身が名付けた「昭和軽薄体」なる文章には少々慣れが必要だが、体制に牙を向くような若い著者のバイタリティーを感じる。

    0
    2022年09月13日
  • あやしい探検隊 北海道乱入

    Posted by ブクログ

    夜の酒宴 苫小牧「第一洋食店」 モンゴル人は羊の血も脳も脂も全部あますところなく屠った羊から感謝しつつ頂く くら鞍にしがみついて 和寒の越冬キャベツの千切り 旭川ラーメンの「蜂屋」 釧路の「仁」の訓蒙忘れじ難く ちくろうえん竹老園 あっけし厚岸の牡蠣は七分焼きぐれえがちょうど良い さす砂洲の上には一面に浜茄子が生えていて 夫婦和合 釣果は大型のバケツに二つ一杯だった しょうがい渉外担当

    0
    2022年09月13日
  • 麦の道

    Posted by ブクログ

     読書力養成読書9冊目。

     椎名誠さんの文章を読むのは初めてではありませんが、著書を読んだのはこれが初めてです。

     読み終えたときにまず浮かんできた言葉は、青春グラフィティ。主人公の津田尚介が、市立羽賀高校に入学し、「まあいいやどうだって」と思いながらも教師たちと出会い、友達と出会い、そして柔道と出会って柔道部に入り、通学電車で見かける「さの・あつこ」に胸を躍らせ、他校の生徒らと殴り合いの喧嘩をする、これを青春と呼ばずしてなんと呼びましょう。

     本書は椎名さんの自伝的小説で、〈記憶の中の実際の体験をそのまま書い〉たそうです。ですから登場人物も、名前は違えど実在の人物。この後彼らはどうなっ

    0
    2022年08月20日
  • メコン・黄金水道をゆく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     読んだのは単行本。 約20年前に買った積ん読本を引っ張り出した。

     ラオス北部からカンボジア・トンレサップ湖、そしてベトナムの河口まで。広がるのは、20年前のインドシナ半島のメコン川に生きる人々の漁労を中心とした生活。様々な「待つ」漁を当事者にインタビユーしながら、椎名文体で活写する。魚影は濃く、豊かな川。

     もう失われたかもしれない、土地の記録。

    0
    2022年08月12日
  • シルクロード・楼蘭探検隊

    Posted by ブクログ

       たくさんある旅行記
       けっこう読んでる私
       さーて
       ん?若いなシーナさん

       あつすぎる砂漠
       リスクだらけの旅
       がまんと情熱
       とうとう楼蘭!
       うれし涙?汗?





    0
    2022年06月17日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    自身の旅にまつわるエッセイ。
    最初の2章くらいまでは、旅先での不思議体験が色々と紹介されているけれど、次くらいから普通の(‥‥とは言っても普通じゃないところが椎名さんの旅なのだけれど)旅のエッセイとなっている。

    しかし、オバケ系じゃなくてもすごい旅ばかりなのだ。
    普通の人じゃなかなか体験できなさそうな貴重な体験を色々されている。
    泊まる場所もホテルばかりではなく、そういった宿泊施設がない場所では、廃墟で泊まれそうなところに案内してもらったり、民泊させてもらったり。
    日本の便利な生活に慣れてしまうと、カルチャーショックが大きすぎるだろうが(特に排泄系)、そんな旅の中でも、ステキだな~と思ったの

    0
    2022年05月31日
  • 本人に訊く <壱> よろしく懐旧篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウェブに載っているのをまとめた(加筆・訂正はあるだろうけれど)だけとは思いつつ買ってしまった。やはり本になっていると読みやすい。

    0
    2022年05月24日
  • 遺言未満、

    Posted by ブクログ

    椎名誠が76歳か、もう爺さんだなあなどと思っていたら、今日(2021/05/18)、俳優の田村正和さんが亡くなったとのニュースが。享年77歳とのこと。

    0
    2022年05月13日
  • さらばあやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入

    Posted by ブクログ

    私、シーナさんの一端のファンに違いない。が、彼の小説はなんとも面白く感じ得ず、こと実録、エッセイの類においてはただモノではないと思う。あやしい探検隊長、お疲れ様でした。最後は台湾の寒村にて、いつもの成り行き任せの遠征で締めて頂きました。う〜ん、愉しそうなれど潮時でしょうな。飲んで食ってはしゃぎまくる多勢の隊員たち。でもシーナさん、あなた自身が彼らに負けぬ熱量でヨロコビを感じておらんでしょう。気力体力が伴わず、彼らの傍観記ですね。今年コロナに罹られたとのこと、ゆっくり養生ください。寂しいけど時代は移りゆく。

    0
    2021年11月19日
  • わが天幕焚き火人生

    Posted by ブクログ

    シーナさん、好きだったなぁ。
    哀愁の〜とかよく読んだっけ。
    今、アウトドアブームだけど、ずっと前から怪しい探検隊やってる。これも読むの好き。

    0
    2021年10月30日
  • わしらは怪しい探険隊

    Posted by ブクログ

    高校一年生の時に読んだものをリバイバル第一弾で読み直してみた。
    1981年の作品、椎名誠さんの初期作品でエッセイなどがスパーエッセイや昭和軽薄体などと言われた頃のものだ。
    アウトドアなどの言葉が世間一般的ではない頃のキャンプ生活を昭和ののりで独特な描写で表現している。多分どれをとっても今ではNGなことばかりだ。
    神島(三重県)、粟島(新潟県)、八丈島(東京都)が舞台だが、70年代後半の高度成長の熱い空気感、楽観的な雰囲気を思い出す。しかしかれこれ50年前…。すごい濃密な人間関係と行動力がまばゆいと感じる。

    0
    2021年10月11日
  • 岳物語

    Posted by ブクログ

    山登りが好きな両親がつけた名前、ってだけでソッコー読みたくなった本でしたが、山の話はでてこないです。笑笑

    ただ、山登りが好きなお父さんだけど、釣りにハマった息子に釣りに付き合わされるっていう構図で話は進みます。

    リアルな実体験、息子とわたしの話なのですが、読んでいて、、、息子の成長、青年期への緩やかな流れが、作者が旅小説を書く人で、年の数ヶ月海外へ行って帰ってきてることもあり、帰るたびに変化してる息子との対面。

    家にいて仕事をするため、小さなころは送り迎えはお父さんがしていたので、公園でのコミュニティやら、仲良しのお友達、ママ友などをこんなふうに思った。という冷静な視点でゆったり分析して

    0
    2021年09月01日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    極寒のロシアの心霊ホテル、モンゴルのゲルにやって来た謎の来訪者・・・。地球を股にかけるシーナのオドロキ旅のエッセイ。

    0
    2021年08月31日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    筆者の旅に関するエッセイですが、怪しい探検隊等とは肌触りが違うように思います。旅の宿での体験が面白く書いてあります。面白くはありますが、おかしくはありません。これまでの面白おかしくという雰囲気とはいささか違うように思いました。少々報告文に近い印象。
    「旅先のオバケ」という書名で、心霊関係の本かと思いましたが、そちらの内容は最初にフムフムとすぐに読み終えます。むしろ「オバケ」は心霊にあらず、人の情念こそが「オバケ」なのだ、ということかなあ。この書名をどう読むかで何かが大きく変わるように思います。
    人の情念がオバケなら、情念で動く世界情勢もまたオバケ。
    しかし、そんなオバケを目の当たりにしながらも

    0
    2021年08月27日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    旅先のオバケというより、いろんな所を旅した思い出話で、オバケの話は最初に少しあったぐらいだった。
    でも、それはそれで面白かった。
    普通の旅人はまらないような、凄い所に泊まった体験話。あまり泊まりたくない所がほとんどだった(笑)。ただそれが、笑えた。

    0
    2021年08月24日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    椎名誠さんの旅エッセイの中でも、"霊的なもの"に特化したエッセイ。
    正直、ここ十数年、椎名さんのエッセイはわりと使い回しのエピソードが多くて、読んだことあるような…という話がとても多い。
    ましてや今回のはオバケ話を集めたものなので、確実に以前読んだことある話が満載だった。
    もちろん、より詳しく書いてあるし、初聞き(読み?)の話もあったけれど。
    若い時の椎名さんは、無人島や秘境にドカドカ行って、ビールをガバガバ飲んでっていう、ワイルド系のイメージだけれど、実は(?)わりと繊細で神経質な部分も持ち合わせている(と思う)
    だから、一見、霊とか一顧だにしないように思うけれど、実は霊

    0
    2021年09月04日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    椎名誠さんの旅先の風変わりな宿泊経験をつづった一冊。コロナ禍で自由に旅行もできない今、ちょっと旅に出た気分を楽しみたくて読んでみれば、まったく楽しめない体験ばかりでした。とはいえ、氏の語り口調で、ついつい笑ってしまうエピソードがいっぱいです。

    0
    2021年08月05日
  • 旅先のオバケ

    Posted by ブクログ

    シーナ氏が世界中の宿やら寝床やらで見聞きしてしまった、怖いもの恐ろしいもの。楽しいなあ。でも自分は絶対泊まりたくないなあ

    0
    2021年07月30日