【感想・ネタバレ】ハマボウフウの花や風のレビュー

あらすじ

友人の恋人であった吉川美緒と海辺の町で再会した水島は、仲間たちとけんかに明け暮れた学生時代を想い出す。海風を受けながら、少年たちの苛烈な青春が吹き荒れる表題作『ハマボウフウの花や風』。実際に著者が勤務していた体験から綴られた『倉庫作業員』『皿を洗う』『脱出』。湖畔で隠遁生活を送ることにした男と三羽のアヒルの心温まる生活を描く『三羽のアヒル』。のちに映像化された作品を含む6つの短編集。巻末には電子書籍版の追加として「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。

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Posted by ブクログ

いい具合に働けている時の充実した気分が感じられました。さわやか。
あとなんかいい感じにちょっと悲しくなります。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

手当たり次第に椎名さんを読んでるけど、これはSFともエッセーとも違って、温かい普通の小説。エッセーに書かれていた実話とリンクする部分があって、小説にも一部真実があるからこそ面白いんだろうなと思った。表題作も、主人公がいつもメッセンジャーで、この波乱万丈を経た友情が続いているのって温かいし、「倉庫作業員」のほんわりした幸せも温かい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「倉庫作業員」は山田洋次監督の映画「息子」の原作。椎名さん自身が後書きで書いているように、全体にアルバイト経験小説集という雰囲気でした。

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2022年11月09日

Posted by ブクログ

映画 息子 の原作、倉庫作業員を含む短編集。
学生時代の友人が 同著者が好きで 映画と原作の違いを話してくれたことを思い出して読んでみた。
この原作を読んで あの映画を作るって山田洋次監督って流石。
かなり前の時代を描いている筈なのに古臭さを全く感じなかったのは 本のタイトルと同じ短編にあったように 自分が今まで生きた中で 自分の好きな時代に書かれた本だからなのかな。
君のご長男は君への敬意をちゃんと表現出来る立派な高校生なのだそうです。
 素敵な親子関係なのでしょうね。
 君や皆んなと過ごした時間とか こうしておすすめしてくれた本を読んで 得たものは 確実に自分を形成してくれています。ありがとうね。

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2015年11月29日

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