椎名誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インドシナ半島の大河メコンを巡る旅。メコン流域の国、ラオス、カンボジア、ベトナムを旅し、滔々と流れるメコンの流域で力強く生きている人々とその生活を独特のおもしろ文章で鮮やかにとらえていく。このようなメコン流域で素朴で自然な人間味あふれる生活をしている人々やその情景への出会いを通して、椎名誠自身、昔の日本に出会う旅をしているのかもしれないなぁと思いました。同時代でありながら、昔の日本にタイムスリップをしたような感覚で、そこに懐かしい風景をみてるのかもしれません。都市化・文明化を通して人々が得たもの、失っていったものは何だったのだろうかと少し考えました。
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Posted by ブクログ
「気分はだぼだぼソース」より読みやすくておもしろかった。(それは、プロレスネタが皆無だったから?)何より、著者の実体験に基づいて話が進んでいくので、次の展開にドキドキワクワクする。主人公?の「オババ」なんて、近所の商店街にいても驚かないだろう。でも、その人物にスポットライトをあてて、ここまで深く言動の意味を推測したり過去に思いを馳せたり心情を理解しようとするのは著者ならではの視点だ。著者が自分の恥ずかしいエピソードを赤裸々に告白しているところにも共感が持てる。「制服人間」への痛烈批判には戸惑ったが、これも著者なりの愛情表現だと思う。読み終わると爽快感がこみあげてくる、そんな痛快エッセイ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ昔、学生時代に読んだことがある。
今回懐かしくなって再び買って読んでみました。
昔読んだときは、読む前の「椎名誠」という人のイメージが、ビールをガブガブ飲んで、野生的でオラオラという感じだったのに、いざ読んでみると文章が「〜だもんねだもんね」だったりとか、おまわりさんに対して「あの、エト」とオドオドしちゃうとか、ものすごいイメージとのギャップを感じて、そこがすごくおもしろくて魅力的だった。
今回は、「○○的○○的」と続く文章がちょっとうるさく感じて、読み飛ばしてしまった箇所もあったけど、椎名誠さんが力説してることは「うんうん、なるほどなぁ」といちいちうなずける。
最後には、さんざん批判してた