【感想・ネタバレ】雨がやんだら(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)のレビュー

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Posted by ブクログ 2012年10月04日

椎名誠を今更ながらに偶然初めて読む。いそしぎで今まで読まなかったことを公開し、雨がやんだらでこの作家ぎ好きだと思い、生還で男の人文学っぷりに、ちょっと首を傾げたがシークがきたでやはり他の作品も読もうと、確信する。

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Posted by ブクログ 2010年09月26日

台風が次々にやってきますね。雨が降り続けると気分もローになっちゃいます。でも、気分だけならまだいいのかも・・・・。

この本は、雨が二日も降り続くと必ず思い出します。授業のついでに生徒にも紹介します。今年はすっかり忘れていたら、先日玄関先のサルビアの鉢に、あろうことか、キノコが生えており。(!!!!...続きを読む
物体は、あるべからずところにある時、違和感を超えた恐怖を誘います。

少しの晴れ間もなく、ひたすら雨はふりしきり、暮らしが少しずつ侵食されていくのです。
その様子を、少女が日記に書いていくのです。
友達に会えない。身近な人がいなくなる。優しい人が怖くなる。
無邪気な少女の言葉を透かして、見えてくる、浸み込む雨。
もしかして、今日の雨は永遠にやまないのかもしれない。

ぞくぞくする短編であります。

に、してもウチの鉢植えなぜキノコ!?ふつーなの!?
(あ、575)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

淡々と綴られる少女の日記を通して知る、雨にゆっくりと浸食されていく人々の生活に、静かに恐怖と悲しさを覚えた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月05日

作中の日記を書いた女の子は、無事だったのだろうか。
日記帳を入れた箱は何かの拍子に、女の子のもとから水の中へ流失してしまったのだろうか。

想像が広がり、
そして次の小説「水域」へと読者をいざなう。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

漂着してきた男たちが暮らす南の島。その南の島の「夏の日海岸」に「生き甲斐海流」が運んできた小さな箱。箱の中から出てきたのは、木彫りの人形とプリズム、そして水を吸ってすっかり脹んだ1冊のノートだった。そのノートの中に書かれていた恐ろしい事実とは?表題作の「雨がやんだら」をはじめ不思議な味わいで描く椎名...続きを読む誠のスーパー・フィクション9編を収録。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

地球の地軸がズレてしまい、雨が降り止まなくなった近未来の日本。この異常な事態を小学4年生の女の子が書いた日記という視点で描いています。悲壮感漂う大人達に反して、女の子の「雨がやんだら、あんな事やこんな事をしよう」といった無邪気な願望が物語を一層切なくさせます。日記は、両親とともにゴムボートで家をあと...続きを読むにする、という所で終わります。そして年月が経ち、ある晴れた夏の日の砂浜で、記憶を失くした男によって日記が拾われるのでした。・・・同題作含め、9編の短編集です。

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