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Posted by ブクログ
椎名誠さんの「死」についての本第二弾。
今回は漠然とした「死」についてだけでなく、各国・各宗派の死やお葬式に関する事なども書かれていた。
世界的にみると、火葬を行っている国はすくないというのはうっすら知ってはいたけれども、それを"火葬が出来ない"とは捉えていたかったし、北極圏の国では燃やす事も出来なければ、埋める大地もないというのは、なかなか衝撃だった。考えてみれば当然のことなのに。
この本を書かれているときに、コロナ禍になり、また改めて思うところも深かったようだ。
椎名さんと奥様の一枝さんは、散骨という形をどうやら選ばれるらしい。
このご夫婦はこういう根っこの考え方、価値観がぴったりあっているところが本当に羨ましいと思う。
誰にも等しく訪れる"死"
楽しいことではないけれど、きちんとその後の事を考え記しておくことも責任ある生き方なのだろうと思った。
Posted by ブクログ
2020年時点で椎名誠氏も76歳です。「死」
を意識する年齢になったということでしょ
う。
しかし「死」は誰にでも訪れます。それを
理解した上で自分の死について考えるのだ
けではなく、世界では死はどう捉えられて
いるのか、など考える機会を持つべきです。
特に日本は2030年代から「大量死者」時
代を迎えるらしいです。
絶対に避けることができない死にたいして
ある意味「身近に」向き合える一冊です。
Posted by ブクログ
冊子「青春と読書」に連載していた「死」をテーマにして連載していたコラムと、コロナ禍になってからの書き下ろしが2編。
ガシガシ、ワシワシと日本中・世界中を飛び回っていた椎名誠も70代後半となり、自身の死に様を考えはじめている。捉え方が椎名さんらしいけれど、長年のファンとしてはちょっと寂しい。
Posted by ブクログ
椎名誠が76歳か、もう爺さんだなあなどと思っていたら、今日(2021/05/18)、俳優の田村正和さんが亡くなったとのニュースが。享年77歳とのこと。