下重暁子のレビュー一覧

  • 若者よ、猛省しなさい

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    全共闘世代、男女同権など程遠い時代に生き抜いてきたその矜持はさすがというほかない。きっと僕らが想像もできないようなご苦労を重ねられたのだろう。そうした強さと自信が言葉の端々からはっきりとうかがえる。

    でも、そのかくあるべしという生き方は、もはや現代の若者のロールモデルとしては機能しなくなっているのだろう。仰っていることの部分、部分には膝を打つし、その生き方に敬意を表することにも何のためらいもないが、どうしても読んでいて違和感を覚えてしまう。

    それは恐らく、厳しい時代とはいえ右肩上がりの経済成長を背景に日本社会を牽引してきた世代と、高度経済成長期を経てバブルが崩壊し、人口減少というどうしよう

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    2019年03月16日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

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    責任が持てないから産まない。
    子供を産む納得できる理由ができるまで産まない。
    すごくよく分かる。産んで終わりじゃない。
    頭でっかちに想像するほど、子供を産むのが難しくなる。

    産むのも産まないのも、自分の選択だし自分の人生。
    悶々とするくらいなら、ここに出てくるご夫婦のように、出来ることやりたいことをして暮らしていきたいと思えた。

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    2019年02月26日
  • 家族という病

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    家族といれば幸せになれる、そんな幻想を抱かされているために苦しんでいる人は数多くいる。そんな人には是非読んでもらいたい。少し救いになるのではないだろうか。よく聞かされる家族とは的な話しとは180度位違う話しが読める。これを読んで心がささくれる人は、今一度、自分は何かに騙されていないか?心に問うてみても良いのではないかと思う。

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    2018年11月12日
  • 家族という病2

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    このシリーズは、誰でも興味を惹かれるものなのではないだろうか。
    家族は誰にでも居る。仮に今現在いなくても、いたことの一度もない人はほとんどいないだろう。家族の形はそれぞれだが。
    私自身はどちらかと言えば、家族というものにネガティブなイメージを持っているタイプである。
    本作を読んで、他の家族の話を少し知れたような気がして、私はそういうところが個人的に好きである。
    人と家族について話すことはほとんどないため、書籍でも垣間見ることができて、学ぶことがあった。

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    2018年04月04日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

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    ネタバレ

    「私がこどもをもたない理由(わけ)」 下重暁子
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    産む。産まない。産めない。産みたかった。産まなかった。子どもを育てる。誰かと暮らす。ひとりで生きる。女の人生には、いくつもの選択肢といくつかの決断がある。子どもを産むことは、義務でも務めでもない。一つの選択だ。
    「BOOK」データベースより
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    女の働き方や生き方系の話はやはり興味があるので気になって購入~。

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    2017年11月20日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

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    著者はちょっとつっぱりすぎのような気がするけれど、それでも、子供を持たないと決めた理由なんかは自分とほぼ同じ。
    なので、少子化に貢献できなかったということに関しての罪悪感が弱まった。
    ていうか、少子化問題と、子供を持つか持たない問題はそもそも別個の次元の問題よね。並列して語るものではないよね。

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    2017年10月25日
  • 女30代 決断のとき(大和出版) 結婚していても、していなくても

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    序章で水面にたゆたう景色が浮かぶ「女30代 決断のとき」

    序章の部分で引き込まれました。

    「船出の時期、それが30代である。
    はなばなしい船出ではなく、ひそやかな船出をするのは
    30代の特徴であろう。

    外からの嵐が去って、本来の自分にもどれる時が30代だ。」

    この段階で、私の中に、無音な水にちゃぽんと手をつける様が
    脳裏に広がりました。

    湖のような静かな水面にボートが浮かぶ。
    手にはオールもない。
    何でもできる。何をするのも自由。
    でも、どうすればいいのか?

    「その時になって自分の声がやっと聞こえ、心が見えてくる。

    出来るという確信はないままに、はばたく日のために
    準備を始める。

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    2014年06月20日
  • 女20代 「私」を信じる(大和出版) 自分らしい人生へのヒント

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    ネタバレ

    いよいよ大学卒業&就職。仕事、恋愛、結婚、色々悩みが多くて考えること自体に疲れ始めてきていたこの時期に、自分を知り、自分に責任を持ち、自分を信じる大切さを教えてくれた本。すごくシンプルなメッセージだからこそ、心に響く。色んなことや人に対するモヤモヤの感情、実は自分自身に対するコンプレックスや弱さの裏返しなのかもしれないなぁと気付くことができた。変に「イイ子」になろうと頑張るのではなく、自分に正直に生きる。他に左右されない「自分」の強さと輝きを持った女性になりたいと素直に思うことができた。
    …とは言え、なかなかすぐに自分のマインドセットを変えることは出来ないからまた何度かこの本に戻ってくると思う

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    2012年11月25日
  • 女30代 決断のとき(大和出版) 結婚していても、していなくても

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    かなり参考になった。
    これからどうやって自分の人生を進めていくか迷っていたが
    道しるべ的な内容だった。
    自分がどうしたいか整理できた気がする。

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    2012年02月20日
  • 怖い日本語

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    元NHKアナウンサー(この呼ばれ方は好きじゃないらしい)からフリーに転じ、文筆業に進出した著者。言葉を扱う仕事をしている思いから、日本語、と言うよりそれを扱う日本人の心意気に対する批判をエッセイ風に綴る。

    「怖い日本語」とはホラーのことではなく、その背景にある責任逃れの思考を指している。少しでもクレームがつくのを面倒がって、当たり障りなく、主語がなんだかわからない、「誰かが(お上が)出した例」に頼る風潮を嘆いている。著者自身はそんな批判を気にするべきではないと言う立場なので、丁寧な言葉(が大半)ながらそこそこ辛辣に意見を述べている。

    本書の主義・主張を考えれば、ハッキリとした意見表明をして

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    2025年12月25日
  • 極上の孤独

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    印象的だった内容

    集団の中で本当の自分でいることは難しい。孤独を味わえるのは選ばれし人。大きな決断をする前に人に相談するな。期待は自分にするべき。いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば 修行。

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    2025年12月23日
  • 90前後で、女性はこう変わる

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    下重、樋口の忌憚ない会話で軽く読めてしまうが、老年期に生じる様々な問題が過不足なく網羅されている。
    健康に関すること、特に健診については異論があるかもしれない。
    ・老年期の状況は、個々人でまったく異なる。
    ・50歳以降、意識して身体を動かすことは大事
    ・75歳、85歳は節目。
    ・迷ったら「やる」方を選ぶ。
    ・手術をしたら10歳老いるが、若さを取り戻す方法はある。(樋口:リハビリに特化したデイサービス利用)
    ・お金は大事。
    ・今やりたいことは今すぐやらないと。
    ・会いたいと思ったら今すぐ日程を決めて会う。

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    2025年09月10日
  • 怖い日本語

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    言葉の使い方には正解があるのだろうけど、時と場合も考えると使い慣れ、聞き慣れているもので過ごしているよね。
    伝える相手が不快にならないようにしたいけど、そこまで気を使いたくないからいつも同じような言葉を発しているのかも。

    『〜かな、と思います』
    自分は多用しているなと思った。 あ!クセになっている。
    政治家が話す官僚の言葉だそうだ。言質をとられず、責任を追及されない、逃げ道がある話し方。

    気を使いすぎな『させていただく問題』もやっちゃってるなぁ。それこそ慣れすぎて恥ずかしいくらい。
    ちゃんとした気づかいをせんとな(反省)。

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    2025年08月02日
  • 夫婦という他人

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    先程読んだ『家族という病』よりは読めた。新しい価値観を認めつつそれぞれの家庭の内情に斬り込むのがよかった。中でもある夫婦の離婚に関する文章には響くものがあった。一緒に暮らしているからと言って全てにおいて通じ合っているという事は全くない。いくつかの記載内容になるほどと頷けた。

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    2025年04月18日
  • 90前後で、女性はこう変わる

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    90歳!
    まだだいぶ先のことではあるが、“転ばぬ先の杖?!”かな。樋口恵子さん、下重暁子さん、92歳と88歳の“老い”に対する“ぶっちゃけ対談。骨折や癌も経験。他にも身体的には老化を感じることが多々。しかし「老いると自由になる」「何にたいしても好奇心」。まだまだ精神は老いていません。元気貰いました!

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    2025年01月23日
  • 老人をなめるな

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    現代社会のモヤモヤに対する老人側の主張が全面に出ている感が否めず、とても"高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言"しているとまでは思えない"が、コロナ対策や年金対策など政府の施策についても歯に衣着せぬ主張をしていて、共感する部分もあった。


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    2025年01月09日
  • 年齢は捨てなさい

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    自分の頭で考え、自分の意思で選択し、自分で行動するようになった日が、本当の誕生日だと思うのです。
    という作中の言葉が響きました。
    年齢に縛ら過ぎずに生きようと思える一冊でした。

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    2024年11月28日
  • 90前後で、女性はこう変わる

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    92歳と88歳のパワフルなお姉様方の対談本。
    どんな方の意見を読んでも共通してるのは、高齢者は寝込んだら終わりだということ。
    足腰と頭を鍛える、食事を大切に、社会との関わりを持ち続けるのがポイントかね

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    2024年09月29日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

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    2024年09月14日
  • 家族という病2

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    家族の様々な面がわかった。前作に続き、日本では家族は良いもの、と見られがちだが必ずしもそうではないということ、他国との価値観と照らし合わせると変に捉えられるところも多いことを再確認できた。

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    2024年09月09日