下重暁子のレビュー一覧

  • 結婚しても一人~自分の人生を生ききる~

    Posted by ブクログ

    夫婦といえども「話せばわかる」は幻想であり、わかり合えないと諦めたところから始まるのが、真の人間関係である。これは夫婦に限らず、親子でも友達でも同様である。
    そういうわけで、深いコミュニケーションを取らないように努めてきた。

    確かに…納得はするけど、実行するのは難しい。

    0
    2023年11月05日
  • 老いてはネコに従え

    Posted by ブクログ

     85歳の「養老孟司」さんと、86歳の「下重暁子」さんによる対談は、猫をテーマにしたものだけに留まらず、途中から様々なテーマへと発展していったが、気になるどころか、却って、面白くなってきて、全てに共感することはできなくとも、興味深い時間を過ごす事が出来ました。

     まずは猫について、養老さんの「まる」にしても、下重さんの「ロミ」にしても、猫には、それぞれの物語が生まれ出すような感覚を覚えたのが印象的で、特に「私のまるは『日向』になった」という、養老さんの表現には、猫の生き方そのものである、気付いたらそこにいるような自然体の媚びない存在感を、思い出させるものがあると共に、いないんだけど、いるような気がして見てしまうというのも、肯けるものがあり、猫へ抱くセンチメンタルさと言うと、養老さんは否定するかもしれませんが、私は分かる気がする。

     そして、お二人の共通点について、それぞれ東大とNHKから独立されたことに加えて、戦争体験者ということで、やはり、それらの貴重な体験から繰り出されるお話は、さぞ襟を正して聞かねばならぬだろうなと思っていたら、これが、ざっくばらんに痛快である上に、一切の容赦が無いから、実は日本って大変なところまで来てるんじゃないの? と思いつつも、まあ、なるようになるしかないか、といった気持ちにもさせる、そのアッサリ感に、読者はどう感じて考えて行動するのかが、問われているような気もしてくる。

     例えば、今の日本の状況を述べた言葉として、

    「10代、20代、30代の死因のトップが『自殺』の社会の異常さ」

    「首相の『異次元の少子化対策』は、戦時中の『産めよ殖やせよ』と何一つ変わらない」

    「この国では暴力集団が実質的なトップになるというのが、鎌倉幕府以来の伝統」

    「人口をどんどん増やしながらの『自然を守ろう』」

     特に最後は、「人間が自然をコントロールしようなんていうのは、すごくおこがましい考え方」と仰られる下重さんの言葉に考えさせるものがあったし、養老さんの、「いろいろなものを守っているようでいて、実は動物や子どもたちの生きる力みたいなものをどんどん奪っている」という言葉には、何か矛盾した現代社会の闇が知らぬ間に世界を取り込んでいるような感覚に、思わず鳥肌が立ち、終いには、このような社会は天変地異でも起こらぬ限り、変わらないだろうといった、大胆な発言もあり(歴史を見る限り、天変地異と政変はワンセットで起きているらしい)、そこには、まるで何か差し迫ったことが起こらないと、人間の本能は目覚めないとでもいった感や、『喉元過ぎれば熱さを忘れる』を何度も繰り返す愚かさが窺えて、本当にこのままでいいのだろうかと思ってしまう。

     また、そうしたテーマとは異なる、素の部分に於ける、下重さんのざっくばらんな痛快さも印象深く、当時のNHK時代の『聞き流す力』や、二日酔いで頭が痛くても平然とした顔をしてテレビに出ていたことや、夫婦関係での『自分は好きなことをやるし、相手も勝手にやればいい』こと、そして、「『群れからはみ出たやつ』のほうにずっと興味がある」の言葉には、彼女の著書『家族という病』でそうしたお話をしているとのことで、それらに感じられた彼女の在り方には、「『右へ倣え』がまかり通るような状況に身を置きたくない。あくまでも私のままでいたい」という、それは『90歳の壁』といった年齢的なものは全く関係ない、いくつになっても私は私だといった、彼女自身の変わらぬ生きることへの姿勢なのではないかと感じさせられた。

     そして、養老さんの、「長い歴史をもった人間の社会では、文字通りなんてことはあるわけないんだよ」の言葉には、決まり事だけに囚われず、物事を見ることの大切さを教えてくれて、それが、もっと子どもたちを信頼することにも繋がっていることが、私にはとても腑に落ちるものがあり、更には「猫について話すくらいなら、実際に猫をかまっているほうがいい」という言葉も、まさに正論というか、本当にそうですよね。

    0
    2023年10月12日
  • 老いてはネコに従え

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     タイトルに惹かれました。「老いてはネコに従え」、2023.5発行。養老孟司(1937年生)さんと下重暁子(1936年生)さんの対談集です。テーマは:①ネコと暮らせば ②ヒトという病 ③90歳の壁 ④まるに始まり、まるに終わる です。ネコの話は少なく、相性の悪い下重さんの自己主張が気になりました。次の2点は同感です。「異次元の少子化対策」はわけがわからない。国連はどうしようもないエリート風の者ばかりで、おまけに権威におもねる忖度集団。猫や虫のように、素直に一直線に生きたいものですw。

    0
    2023年07月28日
  • 明日死んでもいいための44のレッスン

    Posted by ブクログ

    感想
    - メメント・モリ(死を忘れるな・死を恐れるな)→死を忘れないからこそ今を大事に生きられる
    - 好きなものに囲まれて生きたい→愛着を持って日々を過ごしたい

    本を読む前の問い
    ■何を学びたいのか?
    - 毎日を死んでもいいと思えるほどの生き方を学びたい
    ■それを学んで自分はどうなりたいのか?
    - 毎日を後悔しないように生きたい
    ■いつまでにそれは達成するのか(期限)
    - 死ぬまで
    ■どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
    - 毎日寝る前に今日はやりきった、このまま眠りについてもいいと思えるほどの人生の達成感

    今後の行動
    ■具体的なアクション
    - 毎日を後悔しないように生きる
    - 死を忘れない
    ■3ヶ月後に自分はどうなっているか、どうなっていたいか?
    - 寝る前に今日も一日やり切って後悔しないように寝る

    0
    2023年07月17日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

    Posted by ブクログ

    子供を持つ、持たないの選択は自由だ。私もかつては子や家族を持つ事に否定的であった。社会の共通認識(パートナーが居たら結婚するべき、とか、結婚したら子供を作る、とか)も無言の圧力があり辛い部分はある。
    だけど子がこれからの未来を作っていく存在ではある。

    自分と親との関係性や親に対する認識が変われば、また子供を持つ事に抵抗はなくなるだろうか。全ての人に子を持つ・持たない権利がフラットに考えられるように、自分と親との関係に良い思いがない人に関わりたいと思った。

    0
    2023年06月06日
  • 夫婦という他人

    Posted by ブクログ

    夫婦のひとつのかたちとして、とても参考になった。

    「夫婦とはこうあるべき」
    「妻とはこうあるべき」
    というのは、幻想でしかなく、
    夫婦それぞれが作っていくものなのだな、と改めて感じた。

    いろんな夫婦のかたちがあっていいよね。

    0
    2023年05月13日
  • 家族という病

    Posted by ブクログ

    今まで考えたこともなかった

    『 家族とはなにか』

    について著者目線の世界からそれぞれの家族に対して思いが綴られている。

    今まで私が考えていた

    「家族」

    とはかけ離れた考えだったため、読み進めていくと面白さとどこか悲しさを感じる作品。

    0
    2023年03月31日
  • 家族という病

    Posted by ブクログ

    特に学べることは少なかった。作者の主観が前面に出ていて科学的な根拠が乏しいように思う。だが全体的に作者の主張のとおりであるようにも思う。

    0
    2023年03月09日
  • 極上の孤独

    購入済み

    楽しかった

    孤独好きとしては

    #深い

    0
    2023年03月09日
  • 老人をなめるな

    Posted by ブクログ

    「子ども叱るな来た道だ、年寄り笑うな行く道だ」ということで筆者の主張には概ね賛同するが、しかし中盤から後半にかけてはどうにも筆が迷走気味で読後感はイマイチ。

    0
    2023年02月27日
  • 85歳まだまだ不良 媚びず群れない

    Posted by ブクログ

    かつて『不良老年のすすめ』を著した著者の、老いてなお意気盛んに語る「人生を最後まで愉しんで生きるヒント61条。
    「自分自身を知らなければ、いい死に方なんてできっこない」
    「二人暮らしでも、自立できているかが大事」
    「自分の顔を『履歴書』にしちゃいけない」
    「逆境こそ、楽しんでみせる度胸を持て」
    「欲が無くなったら、人間終わり」
    「『秘めたる恋の思い出』も、自分を輝かせる宝になる」
    「年をとったら、男も女も綺麗であれ」
    「世間の評判より自分の感覚を信じなさい」
    「本は理屈じゃなく、『感性』で読め」
    「どんな死に様でも、その人らしくあればそれでいい」等々。
    どの言葉も、「媚びず群れない」という著者らしい物言いが続く。

    0
    2023年02月01日
  • 家族という病2

    Posted by ブクログ

    後半は知人の話が多すぎて少し読み飛ばした。家族について考えることを処方箋の1つとして紹介していた。家族のことを考えるだけでも辛い人はたくさんいると思う

    0
    2023年01月04日
  • 家族という病

    Posted by ブクログ

    家族を個人の集合と考えると気持ちがらくになる。家族と言えど個人が集まったに過ぎない。他人をコントロールしようとすることが間違いなのだ。

    0
    2023年01月01日
  • 夫婦という他人

    Posted by ブクログ

    「自分はどうしたいか」を、ちゃんと分かってる人の人生はこうなるんだなぁと思った。

    あと、バツイチのパートナーと一緒に暮らすことになって
    「どうして別れたの?」って、それだけは聞いたらしい。 

    それで相手のせいにしなかったので、信じる気になったと。

    覚えとこ。

    あとコレ気になった。

    ◯内海佳子
    ◯吉武輝子
    ◯田村紗耶香『消滅社会』
    ◯島尾敏雄『死の棘』

    0
    2022年11月29日
  • 家族という病

    Posted by ブクログ

    著者の確固たる主観に基づき書かれたエッセーのようなもの。
    仲良し家族や家族の馴れ合い対しての嫌悪感や頑なな姿勢が貫かれている。
    家族関係が良い人が読んでもしっくりこないのでは?

    0
    2022年11月07日
  • 極上の孤独

    Posted by ブクログ

    ひとり、ということの捉え方について、腑に落ちる部分と、すんなり受け入れられない部分があった。
    他のレビューにもあるが、他者の存在があるからこそ孤独が際立ち、その孤独を大切にという主張が多かったように思う。
    世の中にはきっと、本当に誰とも関わってない、何らかの理由で関わることのできない人もいる。著者の方はそれも知っている上で書いてらっしゃるのかもしれないが、そういった部分にはあまり言及されていなかった。
    本の中で書かれている"孤独“、は贅沢なものの印象。だからこその"極上“の孤独なのだろうか。
    ひとつの価値観を知る上で興味深い本であった。
    時々話が逸れがちのように思う。

    0
    2022年10月05日
  • 家族という病

    Posted by ブクログ

    筆者の家族の関わりを通して書かれた筆者の思いが表現された本であり、読みやすいものではあった。
    筆者の家族に対しての頑なに感じているであろう概念も少し偏りがあるように感じた(実際家族という単位が苦手とある)が共感できるものもあった。家族は1番近くて遠い存在なのかもしれない。

    0
    2022年07月14日
  • 明日死んでもいいための44のレッスン

    Posted by ブクログ

    ファーマータナカの本棚「明日死んでもいいための44のレッスン」。

    メメント・モリという言葉がある。
    ミスチルのヒット曲「花」のサブタイトルにもなっていて、何かカッコいい語感。

    メメント・モリ(羅: memento mori)とは、英語だと「メメント」は「memory」で、心にとどめる=忘れないということ、「モリ」は、「mortal」で死すべき=必ず死ぬということ。
    だから「メメント・モリ」とは、「死を忘ることなかれ」。

    いいかげん死を意識すべき歳である。
    但し古代では、「食べ、飲め、そして陽気になろう、我々は明日死ぬから。」という趣旨だったそうで、出来れば古代に戻りたい。

    下重曉子85歳は矍鑠とし過ぎ、44のレッスンは一々御尤も、今回はその中で、「30 辞世の句を作る」にトライしてみる。

    0
    2022年05月24日
  • 極上の孤独

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    孤独ほどの贅沢はない。
    孤独は成熟した人間だけが到達できる境地。
    表面的に他人に合わせて生きることに意味があるのか?
    最期が他人から見て孤独死かもしれないが、最高の人生だったかもしれない。
    孤独は手段、個性はその結果。
    孤独が耐えられない人は、孤独を愛する人を憐れんでしまう。
    決断は孤独の中で行わなければいけない。

    この本でいう孤独のイメージは1人でしゃんと立つことなのかなと感じる。
    天涯孤独とはまた違うだろう。
    こうして孤独について語れる人であれたらと思う。
    良い人と歩けば祭り、意地悪な人と歩けば修行。

    0
    2022年02月18日
  • 明日死んでもいいための44のレッスン

    Posted by ブクログ

    そんなことないよな、と反論したくなるようなところがいくつかあった。
    感じ方の違いなのだから仕方ない。
    とはいえ下重さんの本は好きで、何冊も読んでいる。
    私には真似出来ないくらい精神的にも経済的にも自立しており(尊敬)
    だからこその違いがあり、気になり、読みたいんだろうなと。
    明日死んでも良いための44のレッスン、コロナの話も入っており、新鮮な気持ちで読めます。

    0
    2022年01月05日