あらすじ
「結婚する気がなかった」ベストセラー作家・下重暁子氏が、つれあいとの45年の結婚生活を経てたどりついた真実の「愛」とは──? 2040年には日本人の4割が一人暮らしの時代がやってきます。結婚してもしなくても、最後は一人。独身主義者、子供を作らない夫婦、熟年になってからの「おとな婚」……夫婦の形がゆらぎ、誰もが迷いの中にある中、実体験を元に本音で語る「結婚が時代遅れになる現代のあたらしい生き方」!
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Posted by ブクログ
前半で紹介される惚れ切った恋人の話が印象に残った。文字通りドラマみたいな恋であった。どうして本質と関係ない話が印象に残るのだろうか。それはやはり書き方がドラマ仕立てであったからかもしれない。シーンが浮かんだ方が印象に残る。下重さんの夫との付き合い方、距離の置き方は、羨ましい面もあるが、それはこどもがいないから実現できるようなものだと思った。
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自分の祖母と同年代の方が「個」を尊重した夫婦の在り方について語っていることに驚きを覚えた。もちろん夫婦の在り方については様々な考えがあると思うが、下重さんのように「自分が考える夫婦の在り方」を語ることができるような女性になりたいと思った。
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さっぱりした内容で面白かった。
相手の気持ちを知るいいきっかけになった
不倫や人知れずのときめきなどが輝いて見えるのは、それが非日常であるからであり、本当に恋をしたら、結婚などしない方が賢明。
相手にはいりこまず、水くさい関係である事を守っている
二人の間には快い緊張感があり、非日常の空間がある
Posted by ブクログ
先程読んだ『家族という病』よりは読めた。新しい価値観を認めつつそれぞれの家庭の内情に斬り込むのがよかった。中でもある夫婦の離婚に関する文章には響くものがあった。一緒に暮らしているからと言って全てにおいて通じ合っているという事は全くない。いくつかの記載内容になるほどと頷けた。
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夫婦のひとつのかたちとして、とても参考になった。
「夫婦とはこうあるべき」
「妻とはこうあるべき」
というのは、幻想でしかなく、
夫婦それぞれが作っていくものなのだな、と改めて感じた。
いろんな夫婦のかたちがあっていいよね。
Posted by ブクログ
「自分はどうしたいか」を、ちゃんと分かってる人の人生はこうなるんだなぁと思った。
あと、バツイチのパートナーと一緒に暮らすことになって
「どうして別れたの?」って、それだけは聞いたらしい。
それで相手のせいにしなかったので、信じる気になったと。
覚えとこ。
あとコレ気になった。
◯内海佳子
◯吉武輝子
◯田村紗耶香『消滅社会』
◯島尾敏雄『死の棘』
Posted by ブクログ
もしあの時、違う選択をしていたら...と考えることはないだろうか。自分の人生は大きく違っていたのではないか。別れ道でどちらをとるか、その選択は自分にかかっている。
迷いはあっても最終的に自分で決断したなら、悔いはない。しかし他人の意見に従ってしまったら...。後悔は永久に残る
Posted by ブクログ
1人なら否が応でも自立するが、夫婦こそ自立がと求められるという考え方が面白かった。
筆者の下重さんが、ニコイチではなく、2人がそれぞれに生きていくという考え方だからこそ出てくるのだと思った。
相手に期待するなとか、冷たい文書だなぁとはじめは思ったが読み終わってふと考えると納得。
夫婦になると、突然相手の独占できると錯覚しがちだけど、それこそ怠慢やエゴで、夫婦になったアドバンテージではない、ということを教訓してくれているのだと思う。
結婚とは、子供のためでも、世間体のためでもなく、2人のレベルアップのためにあるのではないかと思った。
おすすめです
題名に惹かれてこの著者の作品を初めて読みました。自分も同じような価値観を持っているので共感しかない!という感じでうなずきながら読みました。自論に押しつけがましさがないので、自立したい女性も、男性に頼って生きたい女性もいろんな人がいていいよなあとあらためて思ったというのが感想です。社会学的ではなく、気軽なエッセイとして楽しく読めるのでおすすめです。