下重暁子のレビュー一覧

  • 家族という病

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    作者と年齢がだいぶ離れているせいか、作者の思う『一般の家庭像』がステレオタイプすぎる気が…
    最近の家庭はもっと個を重んじていて、いっそ無関心なとこもあるように思います。

    最後に家族に宛てた手紙が収録されていて、そのいずれもが「距離を置いたことに後悔はない、あなたの苦しみも分かるようになった」という含みがあって、自分の安寧のためには家族の解体が必要だったけれど、やっぱり最後は家族という集団に戻りたかったのではないかと思いました。

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    2019年04月01日
  • 家族という病

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    家族については、よく分かっているようで難しい。
    しかも親、兄弟、夫婦、子供のどれもが家族だから、とても難しい。

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    2019年03月12日
  • 極上の孤独

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    元アナウンサーで作家エッセイストの著者による孤独な生き方のすすめ的エッセー。
    つれあいとの夫婦関係、恋愛、交友、そして母親との関係、人づきあいとしては決して人嫌いではなさそうで、孤独のすすめというよりも、周囲に流されず、気を使いすぎず、自分でよく考え、自立的に生きることのすすめかなと受け止めた。
    孤独がテーマではあるが、著者が能動的に選びとった生き方というよりは、病気や性格、環境などによって、そのような生き方をしてきたものと感じられ、生き方のお手本とは感じなかった。
    19-25

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    2019年02月20日
  • 極上の孤独

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    テレビで宣伝していたので、本屋で購入。
    私も孤独が好きなので、大変共感した。
    ストレスの大部分が人間関係によるものなので、
    孤独を楽しみ孤独を愛することで、安定した気持ちになれる。

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    2019年02月18日
  • 極上の孤独

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    孤独、難しいテーマ。
    下重さんの年齢だからこそ書けるテーマなのだと思う。
    全部を読んでも、わたしには”孤独”は実態の掴めないまま。
    ただ、昔より一人でいることが怖くなくなったように思う。物理的に誰かと一緒にいないというだけでなく、精神的に自分を確立できると、孤独を楽しめるのかもしれない。

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    2019年02月10日
  • 家族という病

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    家族だから、わかる、通じる、家族だから許される。家族信仰に振り回されてないですか? 甘えてないですか? というお話でした。 私の家族にといか、母親に対しての気持ちの落ち着きどころが見つけられるかなと、手に取った本だったのですが・・・ この著者さんの家族に対する思いなどは十分わかりました。家族だからと甘えるのではなく、個対個で考えればうまくいくとのこと。ふむ。なるほど、あなたはそれでいいのです。ただ、家族というのは、たぶん、ひとつとして同じものはないのでは。たとえ個として、母親を捕らえたとしても、私の想いはどうにもならなかったです。個対個だとしても、家族で、生れ落ちてからずっと一緒に暮らしていて

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    2019年02月07日
  • 極上の孤独

    本当の孤独じゃない中の孤独の在り方だと感じました。いざという時にまだ周りに誰かがいてくれる中での孤独。本当の孤独と向き合うヒントを求めて購入しましたが、その点では参考にはなりませんでした。

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    2019年01月03日
  • 家族という病

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    これだけの道具立てが揃った方の自叙伝風エッセイだとNHKの朝ドラ(立身出世バージョン)のように興味深く拝読。結末はなんだか哀しく凡人にはあまり得るものがないかも...

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    2018年11月28日
  • 家族という病

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    母親と実子とは何らかの精神的な結びつきはあると思う。
    しかし、夫婦はどこまでも他人同士だと思う。夫婦を続けるためには、ある種の努力が必要だと思う。

    子どもは小さい頃は親がほとんどの時間、子どものことを把握できるが、学校に行くようになると、そうもいかなくなる。

    我が子の場合、保育園に行っていたので、小さい頃から親が把握できない時間があった。子どもは社会に育てられるものだと実感している。親は子ども年齢に合わせて、個を持った一人の人間として扱っていかないと行けないなと思う。
    長男は、保育園や小学校低学年の時、保育士や先生から積極的に今日はこうでしたよと話し掛けられた。その時,子どもは親には見せな

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    2018年11月25日
  • 家族という病2

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    続編ということで新たな事項は少ないが、前作に対する読者の反応とそれに対する著者の考え方は興味深い。

    つれあいは所詮他人であり、いとも簡単に関係は崩れるということは意識してきたが、子どもとの関係は少し考えを改めた。

    少し気になるのは、親が子どもに理解がありすぎると、居心地が良過ぎで自立して生活する気が薄くなりはしないということ。
    私は、親父が煩すぎて、一日でも早く家を出たいと思っていました。

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    2018年11月25日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

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    子ども持つ親としては気に重くなるような内容だった。

    親業を18年している。ここ数年は親とは重い責任があると考えるようになったが、最初の子どもを設けたときは、あまり考えていなかった。
    子どもが居ると楽しいし、自分も成長するかなという程度で、後は何とかなるだろうと思っていた。

    子どもをもたないことを決断するには色々と考えるようだ。それと比較すると、私は子どもを持つことに対して,何にも考えていなかったに等しい。

    子どもが生まれて大きくなるにつれて、親の責任を感じるようになってきたが、そんなんでは駄目でしょうか。

    この本を読んで、下重さんが子どももたない理由を理解できたし、そのような選択するカ

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    2018年11月25日
  • 夫婦という他人

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    面白いです 極端なところありますが

    本の紹介あり
    読んでみます

    1川端康成 伊豆の踊り子 雪国 山の音
    2島尾敏雄 死の棘
    3高村光太郎 智恵子抄
    4村田紗耶香 消滅世界
    以上

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    2018年10月07日
  • 家族という病

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    また題名にひかれて読んだが、かなりガッカリ。
    家族のことをわかったつもりでわかっていない、という前提がそもそも私とは違う。
    自分のこともわからないのに、自分以外はなおさらわかるわけがない。
    登場する周囲もご自身も立派な方々ばかりで、ちょっと鼻白んでしまった。

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    2018年09月30日
  • 家族という病

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    私は小さい頃から家族はストレス以外なにものでもなかったので興味深く読んだ。 共感するところも多々あったけど後半は違和感だらけ。 そもそも親子なんて年も離れているし家から一歩外へ出ればお互い全く違う世界で生きてるし相互理解は難しいと思う。 理解できないままの方が自然。 子が親を理解する時、それは子が自分の子供を持ったときに尽きると思う。 作者は意図的に子供を作らなかったとのことだが、80歳を過ぎてなお『子供』であり続ける作者に病的なものを感じた。

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    2018年08月30日
  • 家族という病

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    友人と話す際も、家族の話題は避けようと思った。
    妻とのもめ事も、ほとんどが実家に絡むもの。両親に子供の顔を見せてあげられないのが残念とか、妹夫婦の子供へのお祝いとか、、、申し訳ないけど、本当に面倒。
    ここまでストレートに書いてもらえると、スッキリするね。
    ただ、家族の話は愚痴か自慢!という割に、自分の愚痴と自慢が満載なのは気のせい?!

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    2018年04月19日
  • 家族という病

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    なんだか少し寂しいような気持ちになりました。
    この本の著者:下重暁子さんは、敗戦という一つのキッカケによって、大きく価値観が変わってしまったあるいは変えざるを得なかったのだろうと思います。

    たしかに日本では「家族」をあまりにも絶対的なものとし過ぎていてそのせいでがんじがらめになっている部分があると感じます。
    それは3.11以降どんどん顕著になっているとも。
    付かず離れずというのはなかなか難しいですね。
    「個」という生き方と「家族」は相反するものではないと信じたいです。

    そして言われてみれば、おかしなことだなと気づいたのが、夫のことを主人と呼ぶ文化です。
    欧米などではジェンダーニュートラルが

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    2018年02月20日
  • 家族という病2

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    家族の話から日本人の話、女の不平等。
    結局、個人で出来ることは限られていて
    お金があるか、社会が変わるかしかないんじゃないか。

    貞操とは広辞苑によると女のみさおの正しいこと
    男のみさおの正しいとなんて言うのだろう。

    柳原白蓮と谷崎潤一郎の話は前巻にも出てきた。

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    2017年12月23日
  • 家族という病2

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    【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★・・
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★★・

    人は家族である前に、個人である。

    百田直樹氏と同様に、尊敬する人は両親と答える若者の視野の狭さに疑問。

    子供が出来た途端、「お父さん」、「お母さん」と役割で呼ぶようになり、個人として生き方が抑圧されてしまう。

    個人が特定の集団に縛られなくても、社会的に生きていけるように変化した現在の日本では、社会を構成する最小単位が、変わってきたのかもしれない。
    集落→家族→核家族→個人

    家族というものに対する認識を合わす事無く結婚し、お互いに期待ハズレな状態となって、離婚に至る。

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    2017年10月28日
  • 女40代 いま始める(大和出版) 人生のターニングポイントの過ごし方

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    ネタバレ

    40代に読んでいればどう思ったろう。結構同感したろうか。そうだよねえとそのころの私じゃ無理だったなと。

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    2017年04月18日
  • 家族という病2

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    「家族という病」の続編で、今回は処方箋という位置づけ。「家族という病」から解放されるには、個人を家族という見方でなく個人として見つめなおすことだと著者はいう。そうすると、自分も含めてその日との新しい部分が見え、時に愛しくもなる。

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    2016年09月07日