下重暁子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
家族だから、わかる、通じる、家族だから許される。家族信仰に振り回されてないですか? 甘えてないですか? というお話でした。 私の家族にといか、母親に対しての気持ちの落ち着きどころが見つけられるかなと、手に取った本だったのですが・・・ この著者さんの家族に対する思いなどは十分わかりました。家族だからと甘えるのではなく、個対個で考えればうまくいくとのこと。ふむ。なるほど、あなたはそれでいいのです。ただ、家族というのは、たぶん、ひとつとして同じものはないのでは。たとえ個として、母親を捕らえたとしても、私の想いはどうにもならなかったです。個対個だとしても、家族で、生れ落ちてからずっと一緒に暮らしていて
-
本当の孤独じゃない中の孤独の在り方だと感じました。いざという時にまだ周りに誰かがいてくれる中での孤独。本当の孤独と向き合うヒントを求めて購入しましたが、その点では参考にはなりませんでした。
-
Posted by ブクログ
母親と実子とは何らかの精神的な結びつきはあると思う。
しかし、夫婦はどこまでも他人同士だと思う。夫婦を続けるためには、ある種の努力が必要だと思う。
子どもは小さい頃は親がほとんどの時間、子どものことを把握できるが、学校に行くようになると、そうもいかなくなる。
我が子の場合、保育園に行っていたので、小さい頃から親が把握できない時間があった。子どもは社会に育てられるものだと実感している。親は子ども年齢に合わせて、個を持った一人の人間として扱っていかないと行けないなと思う。
長男は、保育園や小学校低学年の時、保育士や先生から積極的に今日はこうでしたよと話し掛けられた。その時,子どもは親には見せな -
Posted by ブクログ
子ども持つ親としては気に重くなるような内容だった。
親業を18年している。ここ数年は親とは重い責任があると考えるようになったが、最初の子どもを設けたときは、あまり考えていなかった。
子どもが居ると楽しいし、自分も成長するかなという程度で、後は何とかなるだろうと思っていた。
子どもをもたないことを決断するには色々と考えるようだ。それと比較すると、私は子どもを持つことに対して,何にも考えていなかったに等しい。
子どもが生まれて大きくなるにつれて、親の責任を感じるようになってきたが、そんなんでは駄目でしょうか。
この本を読んで、下重さんが子どももたない理由を理解できたし、そのような選択するカ -
Posted by ブクログ
なんだか少し寂しいような気持ちになりました。
この本の著者:下重暁子さんは、敗戦という一つのキッカケによって、大きく価値観が変わってしまったあるいは変えざるを得なかったのだろうと思います。
たしかに日本では「家族」をあまりにも絶対的なものとし過ぎていてそのせいでがんじがらめになっている部分があると感じます。
それは3.11以降どんどん顕著になっているとも。
付かず離れずというのはなかなか難しいですね。
「個」という生き方と「家族」は相反するものではないと信じたいです。
そして言われてみれば、おかしなことだなと気づいたのが、夫のことを主人と呼ぶ文化です。
欧米などではジェンダーニュートラルが -
Posted by ブクログ
【文章】
読み易い
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★★・
人は家族である前に、個人である。
百田直樹氏と同様に、尊敬する人は両親と答える若者の視野の狭さに疑問。
子供が出来た途端、「お父さん」、「お母さん」と役割で呼ぶようになり、個人として生き方が抑圧されてしまう。
個人が特定の集団に縛られなくても、社会的に生きていけるように変化した現在の日本では、社会を構成する最小単位が、変わってきたのかもしれない。
集落→家族→核家族→個人
家族というものに対する認識を合わす事無く結婚し、お互いに期待ハズレな状態となって、離婚に至る。