下重暁子のレビュー一覧

  • 極上の孤独

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    孤独時間を大切にする作者が、孤独について語っている。
    孤独を恐れて無理に群れず、自分自身と向き合う姿勢に共感した。また孤独で寂しさを感じていた時、孤独は悪いことではないという言葉に助けられた。

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    2024年08月13日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    十人十色の「孤独論」とあるが、実際に20人近くの知識人、著名人による寄稿の寄せ集めなので、ダイジェストとしての読み応えはあるが、全てが皮層的で浅い。なんだか格言や至言を探し出したり、その言葉の周辺を少しだけ肉付けしたような文章。それでも思考のきっかけを得たり、脳内に連鎖して考えさせられるのだから、読書は面白い。複数人分を読んで、余韻で考えるのが、私自身のオリジナルな「孤独論」というわけだ。

    人は、社会的分業をしているために完全な自給自足にはなり得ない。また、直接会話をする相手がいなくても、本や看板など、目に入る日本語は、その集団に帰属している証拠。ゆえに言葉が分からぬ海外での孤独感は一層強ま

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    2024年05月25日
  • 老人をなめるな

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    ネタバレ

    第一章 なぜ高齢者になって住みづらくなったのか
    第二章 体が不自由な時は頭を使う
    第三章 「年寄り」にならない人はいない
    第四章 年を取るほど、お金は重要
    第五章 高齢者よ、街に出よ!

    第2章P80意向の内容が心に残った。
      子どもが親の介護をするのは当然ではない。
    この固定観念は親のわがまま。子供が親元を離れている場合、その子が介護をするとき、離れていた先の生活を捨てさせることになる。しかし、いざ介護される側になると、子どもに頼ってしまう。心細くなるし、判断力も鈍ってくる。配偶者に先立たれると余計寂しくなり子供を呼びたくなる。元気な時は子に頼りたくないと言っていたけど、いざ元気でなくなる

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    2024年04月23日
  • 極上の孤独

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    ネタバレ

    歳をとるとこうした本に目がいく。
    いわゆる「孤独のススメ」だが、「一人の方が周りに自分を合わせて四苦八苦するより何倍も愉しく充実している」という孤高の境地を目指す。そして、「孤独を知らない人には品がない」「素敵な人はみな孤独」だとも力説する。
    まずは、一人の時間を孤独だと捉えず、自分と対面する時間だと思えば、これ程贅沢な愉楽はない。孤独が寂しいと思えばストレスになるが、孤独を楽しめれば人生はより愉しくなる。孤独とは単に物理的に一人でいる状態ではなく、生きる姿勢も内包する。
    例えば、孤独感はグループからの仲間外れや無視によっても生まれる。学校や職場で、対人関係の悩みでドロップアウトしてしまう人も

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    2025年11月28日
  • 老いてはネコに従え

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    ネタバレ

    ネコのように勝手気ままに生きるということは、
    老害と認識されるような考え方になってしまうのでは?
    と思うような箇所もあります。
    例えば、「いちいち理屈をつけるっていうのは、生に対する虐待だ」というところなど、まるでネコのようで笑ってしまいます。

    一方で若い世代への心遣いを感じる部分もあります。
    死を意識するあまり、生きるという方向性が疎かになってしまうので、
    少子化になって当たり前だというところなど。

    「若い世代」からすると、勝ち抜きが決定したような年代の方々の発言や行動には、時には世代間にある不公平さから、苛立ちを感じることもありますが、ネコのようだと思えば、そこにある温かみを感じること

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    2023年12月19日
  • 結婚しても一人~自分の人生を生ききる~

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    NHKアナウンサーを経て
    フリーとなる
    その後、様々な分野で活躍する著者
    80代の女性

    私より年上なのに
    考えが新しく、なるほど!と納得
    「結婚式は嫌いでなるべく参列したくない」に
    えっ!!そうなの?何だか寂しいと思ったが
    お葬式は参列する
    の理由を読んだ時に
    この方は自分の考えがきちんとあり
    優しい部分があると感じた

    夫は夫
    私は私
    母の時間が多く
    個を持つことにやや罪悪感
    この本を読んで個をもって良いのだと思った

    なかなか諸事情で1人時間が難しく
    1人外出は厳しい
    だからこそ私の好きな読書時間を積極的にとる
    それでいいと思えた
    1日15分なにもしない個の時間もうけてみる

    結婚の数だ

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    2023年12月03日
  • 家族という病

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    ネタバレ

    家族というものに対して、かなりこじらせてる筆者なのかなという感想。特に子連れに対して相当思い込みで書いてる感があって、なんだかなぁと…。
    個人的には所々「分かる気はする」と思うものの、他は「それってどうなの?」と思う部分が多く、家族にフラストレーションを抱えてる人が溜飲を下げるために読む本なのかな、と思ってしまった。

    筆者が家族に対してこんなに反応するのはまだ自分の中で解消しきれてないからなのでしょう(本当に達観していたらそれを目にしても何とも思わないので)。

    筆者の場合は両親も兄も向き合う前に亡くなってしまったというから、向き合えなかった分こじらせ続けてる側面があるのかもしれない。逆に、

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    2023年11月25日
  • 老いてはネコに従え

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    やっぱ人間遊ばないとね!
    ていうか生きてるんだから遊んでないと!!

    と思った。
    遊びに熱中してたら戦争なんて起こらない。そんな話を思い出した。

    ネコは、自分がどう思われようが知ったこっちゃないって感じ。

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    2023年11月15日
  • 家族という病

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    タイトルだけで読んでみた。
    50-80問題の中にいる私世代。
    上の世代、下の世代。
    家族を問う一冊としては悪くないのでは?

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    2023年11月12日
  • 結婚しても一人~自分の人生を生ききる~

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    夫婦といえども「話せばわかる」は幻想であり、わかり合えないと諦めたところから始まるのが、真の人間関係である。これは夫婦に限らず、親子でも友達でも同様である。
    そういうわけで、深いコミュニケーションを取らないように努めてきた。

    確かに…納得はするけど、実行するのは難しい。

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    2023年11月05日
  • 老いてはネコに従え

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     85歳の「養老孟司」さんと、86歳の「下重暁子」さんによる対談は、猫をテーマにしたものだけに留まらず、途中から様々なテーマへと発展していったが、気になるどころか、却って、面白くなってきて、全てに共感することはできなくとも、興味深い時間を過ごす事が出来ました。

     まずは猫について、養老さんの「まる」にしても、下重さんの「ロミ」にしても、猫には、それぞれの物語が生まれ出すような感覚を覚えたのが印象的で、特に「私のまるは『日向』になった」という、養老さんの表現には、猫の生き方そのものである、気付いたらそこにいるような自然体の媚びない存在感を、思い出させるものがあると共に、いないんだけど、いるよう

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    2023年10月12日
  • 老いてはネコに従え

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    ネタバレ

     タイトルに惹かれました。「老いてはネコに従え」、2023.5発行。養老孟司(1937年生)さんと下重暁子(1936年生)さんの対談集です。テーマは:①ネコと暮らせば ②ヒトという病 ③90歳の壁 ④まるに始まり、まるに終わる です。ネコの話は少なく、相性の悪い下重さんの自己主張が気になりました。次の2点は同感です。「異次元の少子化対策」はわけがわからない。国連はどうしようもないエリート風の者ばかりで、おまけに権威におもねる忖度集団。猫や虫のように、素直に一直線に生きたいものですw。

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    2023年07月28日
  • 明日死んでもいいための44のレッスン

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    感想
    - メメント・モリ(死を忘れるな・死を恐れるな)→死を忘れないからこそ今を大事に生きられる
    - 好きなものに囲まれて生きたい→愛着を持って日々を過ごしたい

    本を読む前の問い
    ■何を学びたいのか?
    - 毎日を死んでもいいと思えるほどの生き方を学びたい
    ■それを学んで自分はどうなりたいのか?
    - 毎日を後悔しないように生きたい
    ■いつまでにそれは達成するのか(期限)
    - 死ぬまで
    ■どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
    - 毎日寝る前に今日はやりきった、このまま眠りについてもいいと思えるほどの人生の達成感

    今後の行動
    ■具体的なアクション
    - 毎日を後悔しないように生き

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    2023年07月17日
  • わたしが子どもをもたない理由(わけ)

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    子供を持つ、持たないの選択は自由だ。私もかつては子や家族を持つ事に否定的であった。社会の共通認識(パートナーが居たら結婚するべき、とか、結婚したら子供を作る、とか)も無言の圧力があり辛い部分はある。
    だけど子がこれからの未来を作っていく存在ではある。

    自分と親との関係性や親に対する認識が変われば、また子供を持つ事に抵抗はなくなるだろうか。全ての人に子を持つ・持たない権利がフラットに考えられるように、自分と親との関係に良い思いがない人に関わりたいと思った。

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    2023年06月06日
  • 夫婦という他人

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    夫婦のひとつのかたちとして、とても参考になった。

    「夫婦とはこうあるべき」
    「妻とはこうあるべき」
    というのは、幻想でしかなく、
    夫婦それぞれが作っていくものなのだな、と改めて感じた。

    いろんな夫婦のかたちがあっていいよね。

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    2023年05月13日
  • 家族という病

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    今まで考えたこともなかった

    『 家族とはなにか』

    について著者目線の世界からそれぞれの家族に対して思いが綴られている。

    今まで私が考えていた

    「家族」

    とはかけ離れた考えだったため、読み進めていくと面白さとどこか悲しさを感じる作品。

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    2023年03月31日
  • 家族という病

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    特に学べることは少なかった。作者の主観が前面に出ていて科学的な根拠が乏しいように思う。だが全体的に作者の主張のとおりであるようにも思う。

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    2023年03月09日
  • 極上の孤独

    購入済み

    楽しかった

    孤独好きとしては

    #深い

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    2023年03月09日
  • 老人をなめるな

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    「子ども叱るな来た道だ、年寄り笑うな行く道だ」ということで筆者の主張には概ね賛同するが、しかし中盤から後半にかけてはどうにも筆が迷走気味で読後感はイマイチ。

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    2023年02月27日
  • 85歳まだまだ不良 媚びず群れない

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    かつて『不良老年のすすめ』を著した著者の、老いてなお意気盛んに語る「人生を最後まで愉しんで生きるヒント61条。
    「自分自身を知らなければ、いい死に方なんてできっこない」
    「二人暮らしでも、自立できているかが大事」
    「自分の顔を『履歴書』にしちゃいけない」
    「逆境こそ、楽しんでみせる度胸を持て」
    「欲が無くなったら、人間終わり」
    「『秘めたる恋の思い出』も、自分を輝かせる宝になる」
    「年をとったら、男も女も綺麗であれ」
    「世間の評判より自分の感覚を信じなさい」
    「本は理屈じゃなく、『感性』で読め」
    「どんな死に様でも、その人らしくあればそれでいい」等々。
    どの言葉も、「媚びず群れない」という著者

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    2023年02月01日