下重暁子のレビュー一覧
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ネタバレ最近研修でいくつかの詩の名作に出会い、「やっぱり詩っていいな。でも解釈が難しいし、どうせなら有名な詩や教科書などで親しんだ聞き覚えのある詩がまとめられているもので、解説なんかもついているといいな。」と思って探しました。けっこういろんなものがあったのですが、もともと下重暁子さんが好きなので、これを選びました。「くちずさみたくなる」というタイトルから、音読するのにも良いかなと思いました。
さて、読んでみて、やはり詩の名作が入っていて、聞いたこととのあるフレーズに出会うことができてとても良かったです。解説というよりは、下重さんがその詩にいつ出会い、どんな思いをもっていたかなどのエッセイが添えられてい -
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ネタバレ上野千鶴子さんの「女ぎらい」を読んで、関連本として読みました。こんな本を携えていたら夫が気を悪くするかな、とか思ったけど(笑)。
女である前に一人の人間であること、「娘」「妻」「母」と言った役割を生きるのではなく、「個人」として生きることを選んだ著者。本書を読んで、「個人を尊重する」ということが本当によく理解できました。日本は個人より集団・家族・組織・国家を大事にし、個人をないがしろにしがち。個人の尊重とか個性重視というと、秩序が乱れるとか集団・家族のまとまりがなくなるなどと言う人もいる。しかし個人を尊重することこそが、よりよい社会を築くことになるのだということが腑に落ちる内容でした。
私自身 -
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【哀しみがあるから人生は面白い】
課長島耕作シリーズなど数々の作品を楽しませていただいた弘兼憲史さんと、私は初めて知ることになった下重暁子さんの対談形式の著書です。
正直、最初の方を読んでいて下重さんはなんか面倒臭い女性だなぁと思いましたが、これまでの人生の軌跡を知ると、下重暁子という存在が大きく思えてきました。
特に下重さん、83歳なのに心が若くて驚かされました。年齢なんて関係ない、それを改めて教えていただくことが出来ました。
弘兼憲史さんとの掛け合いが素晴らしい著書です。
私が最も心を動かされたのは、下重暁子さんの以下の言葉。少し長くなりますが…。
『そもそも哀しみのない人生なん -
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いくつか好きなフレーズ
人は生きたように死んでいく
「いつ死んでも後悔する」生き方もいい。
死ぬ時が一番個性的
いつからだろう、
「死」を意識しだしたのは。
こういう本は何冊か読んだ。
先のことを
これはやっておきたいと
日頃から思っていることが書いてあって
うんうん、確かに!とうなづきながら読んだ
本当に好きなものに囲まれる
うまいものを食う
好きな食器を使いたおす
自分の死のイメージを作る
会いたい人に会う
肉体は無くなっても魂は残る気がするし。
きっとだれかの記憶の中にはいつまでも
居座り続けているのだと思う。
自分自身、義理父やおばあちゃんのこと
いつになっても覚えてい -
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作者の子供の頃の心情や、孤独についての考え方にとても共感出来たし、1人でいることを肯定できた。
私は一人で行動するのが好きだが、周りの人からは寂しそうだとか一人ぼっちだとか思われて声をかけられたりすることに疑問を感じていた。それに伴って一人が好きな自分はダメなのではないかと思って無理して誰かと一緒にいたりしていたけれど、この本を読み孤独は自己の考え方を洗練するのに大切だとか、孤独や一人行動を肯定している内容が多く、自分自身が肯定されているようで自信を持つことが出来た。
作者の考えは自分と似通った点があり、文体も好みであったので他の作品も読んでみようと思う。 -
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【目的】
孤独の魅力とは何か。
尊敬できる人はみんな孤独に生きている。
孤独を恐れない。
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孤独の孤=「個」である。
孤独でいると、自分と向き合う時間が作れ、自分に必要なことが分かる。そして個性が磨かれる。
孤独は寂しくない。自分を成長させる大切な時間。
寂しくても、SNSに頼ったり、色んな人に連絡を取ると余計寂しさが助長される。
自分で考えて、悩んで、決断する。分からない事は、先人から知恵をもらうかyoutubeで学ぶ。
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これらの経験を経て崇高な孤独になる。
1人の時間を大切にして、出かけたり、本を読んだり、自分と向き合いな