下重暁子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の生き方さえしっかりしていれば、
他人に何といわれようと恥ずかしくないはずだ。
自分の価値観に照らしてみて、
恥ずかしい行為をした時は、自らを深く恥じて、
二度と同じことをくり返さないようにする。
恥と誇りとは表裏一体である。
自分を省み、恥を知り、
自分に恥じない生き方をする中から、
誇りが生まれる。それがその人の存在を作っていく。そして、冒すことの出来ない品になる。
いつもいつも外へばかり目が向いていると、誇りも恥も生まれては来ない。
黙ってじっと自分の内側と対峙している人には、
外の人間が入り込めない雰囲気があり、
それがオーラとなっている。
一見、孤独と品とは関係なさそうに思えるが、
品とは内から光り輝くものだと考えれば、
輝く自分の存在がなければならない。
自分を作るためには、孤独の時間を持ち、
他人にわずらわされない価値観を
少しずつ積み上げていく以外に方法はないのだ。
1人の時間が必要不可欠な私なので
ページは刺さりました
孤独って否定的な言葉じゃないという事を
教えてくれる本 -
Posted by ブクログ
この対談を一語で表すなら、「豪放磊落」に尽きる。最近はコンプラなんとかのせいで配慮という名の忖度を強いられて、言いたいことも碌に言えやしない。そこへ行くとこのお二方はもはや恐いものなしなのか、何の気兼ねもない語らいというのは読んでいてじつに気分がいい。
下重暁子さんといえば、『家族という病』(2015年)が話題になった。「家族」とくれば普通は「絆」だが、彼女にとってはそれが「病」になる。ところが、ほかの人にとっても案外そうだったのか、本が売れた。要は、みんな言いたくても言えなかったのだろう。養老さんの『バカの壁』が同じような側面を持っていたことは言うまでもない。
下重さんはNHK、養老さんは東京大学に奉職しておられたが、こんな勤め先は懲り懲りといってお辞めになった。それ以来、媚びない、あるがまま、自然体、そんな生き方を貫いている。要するにネコだ。まさに『老いてはネコに従え』なのである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近、一人暮らしの母の衰えが激しく…
離れて住んでいるので、できることは少なく…
先日の彼女の誕生日に、寂しがっていた。
誕生日に行ってあげれば良かったなとも思い…。
そして、
自分の老後についても考える。
今は夫がいるから良いが…
一人暮らしになったら、寂しいなぁ…と。
この本を手にした。
共感する部分、そうしたいと思う部分があった。
P79
「私は若い頃、何枚も鎧を着ていた。自分を守っているつもりで、心を見せることができなかった。…」
ここに続く文章に、とても共感した。
窮屈な鎧を早く脱ぎたいと思うが、できない。大学時代も、自意識だけが強く、持て余し、出口のない状態で堂々巡り。年をとるに従い、鎧を1枚づつ脱いで自由になった。
かといって、若い頃からざっくばらに心をさらけ出すのは賛成できない。若いことは、未完成の自分に鎧をつけ、背伸びしてあちこち衝突して、悩み考え、とまどい、ぶつかる…自己形成するためにはやむを得ない関門である。若い時、新しく出会うことは、緊張の中で、考え、悩み、何かをつかむ…その過程の中で、傷つき、矢折れ、その中から一つひとつ自分で考え、感じ、選び取り年を重ねることが、大切。その結果、ざっくばらんになるのなら良い。
いや、それでも気取りは必要。周りの人からどう見えるか、気にするのではなく、他からの目を自分の中に持ち、自分を客観視することは大切。