あらすじ
枠にはまらぬ自由な人間としての不良をすすめてきた著者。人生の締切りが見えたと感じた今、ますます世間に縛られず誇り高い不良で生きる信念がある。まずは、自分に関心を持って、自分を好きになればいい。そして「私」を掘り下げよう。すると、他人のこともよくわかるようになる。それは人を愛することに繋がっていくのだ――。目障りなやつでいい、「死んでから別れる」なんて無意味。不愉快な時間は生きているうちに減らせ! 不良をいかに愉しむか、どうすれば自由に生きられるかのヒント61条。
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Posted by ブクログ
アナウンサーだった下重暁子さんのエッセイ。
問いに応える形式のエッセイで、一本筋の通ったワタシが聞ける。
尊敬してやまない、佐藤愛子さんや瀬戸内寂聴さんのお背中を見てきたから出る言葉に、どこか暖かい励みをいただきました。
できることできないこと、一人一人違っていいとしながらもいつでも自分で選びなさいねと言っているようで、背筋が伸びますね。
Posted by ブクログ
かつて『不良老年のすすめ』を著した著者の、老いてなお意気盛んに語る「人生を最後まで愉しんで生きるヒント61条。
「自分自身を知らなければ、いい死に方なんてできっこない」
「二人暮らしでも、自立できているかが大事」
「自分の顔を『履歴書』にしちゃいけない」
「逆境こそ、楽しんでみせる度胸を持て」
「欲が無くなったら、人間終わり」
「『秘めたる恋の思い出』も、自分を輝かせる宝になる」
「年をとったら、男も女も綺麗であれ」
「世間の評判より自分の感覚を信じなさい」
「本は理屈じゃなく、『感性』で読め」
「どんな死に様でも、その人らしくあればそれでいい」等々。
どの言葉も、「媚びず群れない」という著者らしい物言いが続く。