【感想・ネタバレ】孤独の飼い方のレビュー

あらすじ

自分を知るためには、ひとりの時間が欠かせない。ひとりの時間の中で自分の心の声を聞くことで、やっと自分のことや、これまで見えなかったことが見えてくる。淋しい、いやだと思われがちな「孤独」と向き合ったときにこそ、新たな自分に出逢えるはず――。孤独を通して、自分らしく生きる方法を説く一冊。 ※2003年刊行の『ひとりを“思うまま”楽しみつくすルール』を再編集し、新書化しております。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最近、一人暮らしの母の衰えが激しく…
離れて住んでいるので、できることは少なく…
先日の彼女の誕生日に、寂しがっていた。
誕生日に行ってあげれば良かったなとも思い…。
そして、
自分の老後についても考える。
今は夫がいるから良いが…
一人暮らしになったら、寂しいなぁ…と。
この本を手にした。

共感する部分、そうしたいと思う部分があった。

P79
「私は若い頃、何枚も鎧を着ていた。自分を守っているつもりで、心を見せることができなかった。…」
ここに続く文章に、とても共感した。
窮屈な鎧を早く脱ぎたいと思うが、できない。大学時代も、自意識だけが強く、持て余し、出口のない状態で堂々巡り。年をとるに従い、鎧を1枚づつ脱いで自由になった。
かといって、若い頃からざっくばらに心をさらけ出すのは賛成できない。若いことは、未完成の自分に鎧をつけ、背伸びしてあちこち衝突して、悩み考え、とまどい、ぶつかる…自己形成するためにはやむを得ない関門である。若い時、新しく出会うことは、緊張の中で、考え、悩み、何かをつかむ…その過程の中で、傷つき、矢折れ、その中から一つひとつ自分で考え、感じ、選び取り年を重ねることが、大切。その結果、ざっくばらんになるのなら良い。
いや、それでも気取りは必要。周りの人からどう見えるか、気にするのではなく、他からの目を自分の中に持ち、自分を客観視することは大切。

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2024年03月05日

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