あらすじ
幸せな家族を幻想し、理想の夫婦像、親子関係を築かねば、とストレスを高じさせる日本人。本書では、家族のしがらみや囚われの多い日本の実態を一刀両断。「欧米人は日本の家族が理解できない」「子供を無理心中に巻き込むおかしさ」「なぜ不倫で女ばかりが責められるのか」といった日本独特の家族の謎に迫るほか、「年を取ることは個性的になること」「親の介護を楽しむコツ」「人間の死に方は生き方で決まる」「男の本音を見抜く方法」「自分を家族から解放する」等々、家族という病を克服し、より充実した人生を送るヒントを示唆。60万部突破のベストセラー『家族という病』、待望の第2弾。
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Posted by ブクログ
このシリーズは、誰でも興味を惹かれるものなのではないだろうか。
家族は誰にでも居る。仮に今現在いなくても、いたことの一度もない人はほとんどいないだろう。家族の形はそれぞれだが。
私自身はどちらかと言えば、家族というものにネガティブなイメージを持っているタイプである。
本作を読んで、他の家族の話を少し知れたような気がして、私はそういうところが個人的に好きである。
人と家族について話すことはほとんどないため、書籍でも垣間見ることができて、学ぶことがあった。
Posted by ブクログ
家族の様々な面がわかった。前作に続き、日本では家族は良いもの、と見られがちだが必ずしもそうではないということ、他国との価値観と照らし合わせると変に捉えられるところも多いことを再確認できた。
Posted by ブクログ
後半は知人の話が多すぎて少し読み飛ばした。家族について考えることを処方箋の1つとして紹介していた。家族のことを考えるだけでも辛い人はたくさんいると思う
Posted by ブクログ
続編ということで新しい気づきはなかったかな。常識に縛られる人が多い中、細かいところで賛否はあるものの、このような発信をするのは良いことだと思う。
Posted by ブクログ
続編ということで新たな事項は少ないが、前作に対する読者の反応とそれに対する著者の考え方は興味深い。
つれあいは所詮他人であり、いとも簡単に関係は崩れるということは意識してきたが、子どもとの関係は少し考えを改めた。
少し気になるのは、親が子どもに理解がありすぎると、居心地が良過ぎで自立して生活する気が薄くなりはしないということ。
私は、親父が煩すぎて、一日でも早く家を出たいと思っていました。
Posted by ブクログ
家族の話から日本人の話、女の不平等。
結局、個人で出来ることは限られていて
お金があるか、社会が変わるかしかないんじゃないか。
貞操とは広辞苑によると女のみさおの正しいこと
男のみさおの正しいとなんて言うのだろう。
柳原白蓮と谷崎潤一郎の話は前巻にも出てきた。
Posted by ブクログ
【文章】
読み易い
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★★・
人は家族である前に、個人である。
百田直樹氏と同様に、尊敬する人は両親と答える若者の視野の狭さに疑問。
子供が出来た途端、「お父さん」、「お母さん」と役割で呼ぶようになり、個人として生き方が抑圧されてしまう。
個人が特定の集団に縛られなくても、社会的に生きていけるように変化した現在の日本では、社会を構成する最小単位が、変わってきたのかもしれない。
集落→家族→核家族→個人
家族というものに対する認識を合わす事無く結婚し、お互いに期待ハズレな状態となって、離婚に至る。
Posted by ブクログ
「家族という病」の続編で、今回は処方箋という位置づけ。「家族という病」から解放されるには、個人を家族という見方でなく個人として見つめなおすことだと著者はいう。そうすると、自分も含めてその日との新しい部分が見え、時に愛しくもなる。