林業作品一覧

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  • 狩猟生活 2024VOL.16
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■シーズン最新狩猟報告(ハンティング・レポート) 【注目企画】 ・佐藤一博 今猟期からはじめるエアライフル猟Q&A「はじめての実猟編」 ・エアライフルハンター+散弾銃ハンターで臨む コンビ猟を3倍楽しむ! カモ撃ちの下見と本番 ・首藤正人 おいしい肉を得るための解体のキホンのキ ・北尾トロ 水辺の鳥食べ比べ会開催! カモ5種とアオサギを炭火焼きで味わう ・ライフル銃のメンテナンス ・年間150頭以上のシカを獲るある林業家の本音 林業を守るための罠猟 ・田中康弘 猟師と山怪 猟場で体験する不思議な出来事を考察する 【連載】 ジビエは地域を救えるか16 岩手県大槌町の挑戦 文=北尾トロ 全国射撃場、銃砲店&狩猟関連ショップ情報 インフォメーション 狩猟にまつわるBOOKレビュー クマの本 文=武重 謙 全国猟期一覧 ハンティングを快適にする道具たち ギアレビュー 狩猟のあれこれ14甲州の伝統工芸品「印伝」がシカ革の魅力を世界に発信! モノづくりの現場を訪ねる15 群馬県桐生市 打刃物 梅翁 天利保永 鍛冶屋和尚叩くのは鉄か木魚か 写真・文=田中康弘 *すべて予定です。変更の場合があります。
  • 改訂版 大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本
    5.0
    45万人以上の受験生および高校教員から絶大なる支持を受けている、瀬川聡の共通テスト地理ド定番対策書の改訂版。 大学入学共通テストの「地理B」は、膨大な知識量だけを問うものではなく、「地理的概念・知識・理論の正確な理解」と、「地図やデータの精密な読解力」が必要となる。 「では、どうやって対策を立てればよいのだろうか?」 こんな受験生の不安を解消するために書かれたのが本書である。 共通テスト「地理B」の攻略に必要な「地理的知識・理論」が網羅され、受験生の「地理的思考力・判断力」に磨きがかかる補足や情報が満載! No success without it! 【もくじ】 第1講 地図と地理情報でとらえる現代世界 地球と地図 第2講 現代世界の系統地理的考察 大地形/小地形/地形図/気候要素と気候因子/気候区分と植生・土壌/陸水と海洋/農業/林業・水産業/エネルギー・鉱産資源/工業/地域開発と環境問題/人口/村落と都市/商業・観光業/交通・通信/貿易と資本の移動/国家・民族 第3講 現代世界の地誌的考察 東アジア/東南アジア・南アジア/西アジア・アフリカ/ヨーロッパ/ロシアと周辺諸国(旧ソ連諸国)/アングロアメリカ/ラテンアメリカ/オセアニア/日本 ※本書は2020年に小社から刊行された『大学入学共通テスト 地理Bの点数が面白いほどとれる本』の改訂版であり、最新の出題傾向を最大限に反映するため、大幅な加筆・修正がされたものです。
  • ADAPTATION アダプテーション 適応 気候危機をサバイバルするための100の戦略
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「気候変動適応」とは一体何なのか。 わかりやすい文章と実際の写真から具体的な「適応」への取り組みを紹介する。 また、気候変動適応の課題や現場での工夫、今後の展望なども盛り込み、気候変動下における新たな働き方(プラスの機会)についても多数紹介する。 国立環境研の公式サイト「A-PLAT」に数年にわたり掲載された記事を再構成し、各業界/関係者からの声や実例を追加。 誰にでもわかりやすく解説した「適応」の決定版! ■内容 ・はじめに 適応とは/本書の使い方/読者のための参考情報 ・農業 栽培時期の変更/品種改良・他品種の導入/土壌・施肥管理/病害虫 ・雑草対策 ・林業 マツ枯れ/人工林/きのこ ・水産業 養殖技術の改善/野生魚の保全・河川環境整備/魚病対策/養殖品種の開発/放流方法の改善・漁獲規制の強化/食害対策/消えゆく海の森「藻場」の再生/将来に向けた対策/高付加価値化 ・水環境・水資源 湖沼/河川/沿岸域/地表水/地下水/農業用水 ・自然生態系 高山帯/自然林・二次林/里地里山/竹林/スギ人工林/ニホンジカ/淡水生態系/沿岸生態系/サンゴ/マングローブ/生物季節 ・ 生物季節モニタリング/生態系サービス/Nature based Solution ・自然災害 河川洪水/流域治水/生態系を活かした気候変動適応/生態系を活かした防災・減災/ハザードマップ ・ 地先の安全度マップ/タイムライン/防災訓練 ・防災教育/アプリ/垂直避難/遊水地/田んぼダム/廃棄物/集団移転/高潮・高波/内水氾濫/下水管渠/土砂災害/強風 ・健康 高齢者・乳幼児への配慮/学校・幼稚園/作業環境管理/グリーンカーテン/クールスポット ・産業経済 TCFD/ESG投資/グリーンボンド/TNFD ・国民生活・都市生活 道路交通/地下鉄/ヒートアイランド
  • あなたにもできる地球を救う森づくり
    3.0
    1巻660円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『環境問題は、気づいた人からすぐに行動すべき時』――林業会社で森林開発に当たっていた著者は熱帯雨林を守らなければならないと立ち上がり、植林事業を興す。誰もがその重要性に気づきながらも、問題が大きすぎてどこから手を付けたらいいのかわからない。そんな“近くて遠い”環境問題を身近なものとして考える入口の書。
  • 行こう「玉手箱の森」
    -
    1巻1,320円 (税込)
    知っていそうで知らなかった話が満載。樹木の生態や個性を理解すると、森林に入ることがもっと楽しくなる。あなたも森と木の雑学博士になろう!
  • 「田舎暮らし」と豊かさ
    -
    1巻1,650円 (税込)
    「田舎」が持つ豊かさを共有するために! 入会林利用、和紙づくり、希少植物保護の現実を通して進むべき道を示す。
  • いわてWalker
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美しい自然、食材に恵まれ、地場産業も急成長中の岩手県。そんな岩手県の仕事や環境はもちろん、観光スポットやご当地グルメ、伝統工芸まで「いわて暮らし」の魅力を余すところなく紹介!表紙にはのんさんが登場。 ■表紙インタビュー のん ■ラグビーワールドカップ2019が釜石で開催! 岩手出身アイドル「夢みるアドレセンス」志田友美・大会応援インタビュー 【岩手で働く】 ■林業、漁師から運転士まで「いわてで働く人々」 ■コミックエッセイ「いわてU・Iターン就職物語」 ■ニコニコ動画人気配信者が 「岩手のお仕事を体験してみた!」 【岩手で暮らす】 ■移住者に聞いた!「岩手暮らしで“しあわせ度”上昇!?」 ■データで見る!「岩手VS東京 暮らし満足度徹底比較」 ■「岩手県民120人アンケート」結果発表! 【岩手で遊ぶ】 ■絶景・グルメ・マンガなど「岩手でしかできない25のこと。」 ※掲載情報は19年1/20現在のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。
  • ESG経営 ケーススタディ20
    -
    近年急速に注目を集めるESG(環境・社会・ガバナンス)経営 先進20社の事例に基づき、ESGへの取り組みがビジネスに役立つ具体例を詳しく解説 いま「環境経営」は「ESG経営」へと大きく進化しようとしています。 グローバル企業は従来の環境対策に加えて、 世界が抱える社会課題の解決や生物多様性に配慮した経営を強化しています。 投資家や金融機関も、ESGに優れた企業に投融資する動きを加速させています。 今後、日本企業もESG経営が求められるでしょう。 従来の環境対策やCSR活動に加えて、より一層の温暖化対策の推進、貧困や人口減少などの 社会課題解決、天然資源の持続可能性に配慮した調達などを進めなくてはなりません。 本書では、ESG経営のヒントになるケーススタディー集です。 環境・CSRの専門誌『日経エコロジー』の好評連載「ケーススタディ環境経営」から、 特に読者の反響が大きかった先進企業20社を紹介しています。 全事例とも、専門記者が経営者や環境・CSRの担当役員などの幹部取材と、 事業の現場に足を運んで取材して執筆しました。 巻末には「ESG経営を理解する最新キーワード15」を収録。 ≪掲載企業一覧≫ コニカミノルタ/大日本印刷/デンソー/TOTO/大和ハウス工業 川崎重工業/積水ハウス/竹中工務店/清水建設/リコー 佐川急便/コマツ/積水化学工業/イオン/サントリーホールディングス 住友林業/三菱地所/日立造船/東レ/ヤマハ発動機
  • 美しい森をつくる : 速水林業の技術・経営・思想
    -
    1巻1,886円 (税込)
    日本林業における技術・経営・思想において、その神髄を伝える必読の書。発刊に寄せて、内山節氏(哲学者)推薦の書です。

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  • 欧米諸国の森林管理政策
    -
    1巻2,200円 (税込)
    環境と経済の両立という難問に欧米諸国はどう対応しているのか。日本が範とすべき改革の実像を描く。『日本の森林管理政策の展開』と同時出版!
  • 大阪に生きる
    -
    読売新聞大阪版の連載記事(2015年1月1日~同年1月8日)をまとめました。大阪には、先人の歴史と庶民のパワーが育んだ独自の文化や産業、くらしがあります。明日の大阪をかたちづくるものとは何か。未来を見据え山を守る女性林業家やなにわの食文化を伝えようとする料理人、ラガーマンたちに慕われるお好み焼き店のおかみさん、人情噺を創作する落語家、だんじりに彫ることを夢見る女性彫刻師など、大阪に根をおろし次代へつなごうとする人たちの生き方をリポートします。
  • 奥秩父 山、谷、峠 そして人
    4.0
    東京、埼玉、山梨、長野の一都三県にまたがる雄大な山塊、奥秩父。 「日本百名山」のうち、金峰山、瑞牆山、甲武信岳、両神山、雲取山、大菩薩嶺の六つを数え、荒川、千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、多摩川を生み出す水源の山でもある。山域全体を原生林が覆い、山肌には深い谷が刻まれ、日本独特の重厚な雰囲気を醸し出している。 本書は、奥秩父に40年以上も通い、この山脈に深い愛情を持つ著者の視点で奥秩父の魅力を新たに見つめなおすとともに、山腹にいまもかすかに息づく仕事道、かつて山に暮らした人々の光芒、古い歴史を持つ峠道、山小屋を守る人たちなど、開発や林業の衰退などによって大きく変わった一方、何ひとつ変わらないものもたくさんある奥秩父の全貌を紹介。 山の専門誌「岳人」に連載したものを大幅に加筆してまとめた。
  • 驚きの地方創生「木のまち・吉野の再生力」――山で祈り、森を生かし、人とつながる
    -
    ●金峯山寺蔵王堂をはじめとする世界遺産登録が一過性のブームで終わることなく、今も吉野に多くの人が訪れるのはなぜなのか? 最盛期に比べ関わる人が少なくなった吉野林業。吉野杉や吉野檜のブランドをどのように守り、次につなげているのか? ●「自分たちで自分たちのまちの図書ライブラリーをつくってみよう」「ホンモノの人形劇で自分たちのまちの歴史を子どもたちに伝えたよう」という超元気なお母さんたちも紹介。 ●少子高齢化、人口減がつづくなかで「木のまち」であることを宣言し、地域を活性化する様々な取り組みを紹介!
  • 片恋グリーンデイズ
    3.5
    片想いして、諦めて、傷付いて、逃げて… 田舎暮らしのお人好しな林業家×都会から来たビッチな新人 都会からやってきた見習い、新の面倒を見ることになった林業家の寛治。二人で共同生活をすることになったが、新からの突然のゲイカミングアウトと、よければ相手をすると誘われてしまって…?!恋に傷ついた男たちがお互いを選び出すセカンドラブストーリー!
  • 神去なあなあ日常
    4.2
    1巻550円 (税込)
    平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でもなぜか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテインメント小説の傑作。
  • 神去なあなあ夜話
    4.1
    三重県の山奥、神去(かむさり)村に放りこまれて一年が経った。最初はいやでたまらなかった田舎暮らしにも慣れ、いつのまにか林業にも夢中になっちゃった平野勇気、二十歳。村の起源にまつわる言い伝えや、村人たちの生活、かつて起こった事件、そしてそして、気になる直紀さんとの恋の行方などを、勇気がぐいぐい書き綴る。人気作『神去なあなあ日常』の後日譚。みんなたち、待たせたな! ※本作品は 2016年6月2日まで販売しておりました単行本電子版『神去なあなあ夜話』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
  • 枯木ワンダーランド
    4.2
    1巻2,640円 (税込)
    樹木が枯れて土に還っても続く彼らの営みから、微生物による木材分解のメカニズム、意思決定ができる菌糸体の知性、林業や森林整備による林床からの枯木除去が生態系に及ぼす影響、倒木更新と菌類の関係、枯木が地球環境の保全に役立つ仕組みまで、身近なのに意外と知らない枯木の自然誌を、最新の研究を交えて軽快な語り口で紹介する。
  • 関西でしか建てられない吉野杉の家
    -
    【内容紹介】 500年以上の歴史を持つ世界最古の人工林の軌跡と奇跡 一度触れたら、心が動く――。 “心と五感を満たす”木は、日本広しといえども、この吉野杉をおいて他にはないと、断言することができます。 地元の木を使い、地元の職人たちが家を建て、地元の人々が住まう。そして、木を使うことで地元の森が循環していく。 地元の行政も巻き込んで、本文の木の家づくりにこだわる理由はここにあります。 500年以上にわたり守り続けられてきた吉野の森からの“恵み”を使って建てる「吉野杉の家」の魅力に迫る! 【著者紹介】 [著]井村 義嗣(いむら・よしつぐ) 株式会社イムラ 代表取締役社長。 1976年関西学院大学商学部卒業。卒業後は木材問屋の山五に入社。 1981年に材木商の三代目として家業に従事し、1985年に住宅業に転業。 川上さぷりと提携し、2000年から「吉野杉の家」を本格的に販売。 2015年に「500年の吉野林業を住まいづくりで守る! 川上村との取り組み」、2016年に木製内部建具「GENPEI」、2017年に「代官屋敷の古民家再生」でグッドデザイン賞を3年連続受賞。 また、2017年には「吉野杉の床」でキッズデザイン賞とW受賞した。 【目次抜粋】 第1章 五感が喜ぶ、奇跡の杉 第2章 知恵と技術を結集させた家づくり 第3章 気持ちのいい住まいは、「木」からはじまる 第4章 すべては、吉野の森を守るために 第5章 もっと知りたい! 木のある暮らしQ&A スペシャルインタビュー 『科学が証明する吉野杉の魅力と効能』 谷田貝光克:東京大学名誉教授 『自律神経が整うのは本物の木の家だからこそ』小林弘幸:順天堂大学教授
  • Q&A里山林ハンドブック : 保全と利用の手引き
    -
    1巻2,095円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 里山に広がる森林を適切に保全・整備するための実践的技術と知識を、一問一答方式でわかりやすく解説。市民参加で活動を継続するためのノウハウも丁寧に紹介。

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  • 教科書には書かれていない江戸時代
    4.0
    「武士はなぜ腹を切るのか?」「赤穂浪士の討入りは主君のためだけではない!」 「参勤交代は超高速が当たり前?」「公文書偽造は江戸時代にもあった!」……… 本書は、江戸時代の武士と町人たちの実像を、当時の文書(もんじょ)から蘇らせ、人々が幕藩体制という社会制度のもと、どのように暮らし、どのような課題を抱えていたかを、江戸学の第一人者山本博文東大教授が、わかりやすく解説した書籍である。 江戸時代については、家康から幕末期の慶喜まで、映画やテレビ、小説などで様々に描かれているが、どうしても現代劇的な面が強調され、嘘とまではいかないが、かなり間違いが多い。例えば、有名な忠臣蔵の討入りは主君のためだけに行われたわけではない。背景には討入りをしなければならなかった武士としての理由があった。著者はわかりやすい文章でその背景を鮮やかに導き出して見せる。また、現代の人々は参勤交代というと「下にー、下にー」という厳格な面しか思い浮かべないが、どうもそうでもないらしい、ということを著者は教えてくれる。本書の面白さはここにある。この一冊から、教科書には書かれていない江戸時代が次々と出てくる楽しさを味わってほしい。 【参考】 江戸時代、人々は武士と百姓・町人という身分に大きく分けられていた。百姓は農業従事者だけではなく、漁業、林業、手工業を生業とする職人なども含む農村居住者全般を指した。町人は、都市に居住していた商人、職人などの総称である。当時の人口構成は武士7%、町人5%、百姓85%、その他3%である。 大坂夏の陣を最後に戦乱は止み、平和な時代が続くようになる。武士は公務員化し、戦で功を立てることは不可能なため、出世コースに乗ることが大きな目標となる。町人たちの多くは、貧富の差に関係なく、日々楽しく暮らすことを第一として生きるようになる。学問の世界では、自由闊達な雰囲気のもと様々な研究が登場し、最先端の「知」が江戸に花開く。学びは庶民にまで広がり、現代に繋がる学問の基礎が築かれたのも江戸時代である。

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  • グッド・アンセスター
    3.6
    私たちは、どうしたら「よき祖先」になれるのか! 私たちは皆いずれは、未来に生まれてくる人たちにとっての祖先となります。その時、未来の人たちに私たちが「よき祖先」と思ってもらえるかどうか。負の遺産を残した「悪い祖先」にならないようにするには、今、どんな行動をすればよいのかを論じた内容です。 著者はイギリスの文化思想家。「よき祖先」になるための考え方、方法、過去から現在までの活動例を紹介します。また、その問題を様々な視点から分析し、私たちに行動を起こすよう提案しています。 考え方は、長期思考を重視するということです。 日本での政治施策の例 1550年~1750年にかけて日本の森林は荒廃し、生態系も社会も崩壊する寸前でした。 国の支配者は、森を切り開いて何千もの城や神社、邸宅を建てたのです。森林が大量に伐採されたため洪水に襲われ、その結果1600年以降は大飢饉が相次ました。 これに対して、徳川家は、1760年から100年間、世界初の大規模な林業計画に着手したんです。役人は村人に報酬を払い年間10万本の苗木を植えさせました。 この結果、1度は文明衰退の道をたどった日本が19世紀後半には再び緑の国に戻ることができました。これは私たちが環境危機に対処するためにどう長期計画をたてればよいかという希望のモデルだと言えます。 出版関連の事例では、オーストリアの「人類の記憶」という企画。人類の最も重要な著書1000冊をセラミック製のタブレットに保存し100万年保存するというもの。 また、スコットランドのケイティ・パターソンは、「未来の図書館」というプロジェクトを進めています。これは、2014年から100年にわたり毎年著名な作家が新作を寄贈し、100年後印刷され、22世紀の読者に提供するというものです。 現代の人々は、基本的に目先のことに追われて、短期思考になっているので、長期思考を意識することが未来の人々のためになると語っています。 現在、「SDGs」が叫ばれていますが、正にこの本は「持続可能な開発目標」を具現化させるための方法をわかりやすく記述した書でもあります。
  • 皇室92号 令和3年 秋
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【特集】「海づくり大会」と両陛下 各都道府県持ち回り方式で毎年開催される「全国豊かな海づくり大会」は、天皇・皇后がお出ましになる毎年恒例の「四大行幸啓」のひとつ。式典では天皇がおことばを述べられ、港などに設けられた会場で、天皇・皇后による稚魚・稚貝などの「御放流」が行われるのが恒例です。その歴史をひもときながら、昭和・平成・令和の御代に受け継がれる行幸啓の姿を、豊富なお写真で紹介します。 【大特集】豊かな国土への祈り 皇室と水産業とのかかわりを紹介した巻頭特集に関連し、大特集では農業、林業への皇室のご尽力を紹介しています。農業については、宮中での稲作・養蚕を皮切りに、両陛下はじめ皇族方による農業関連行事へのお出まし、地方ご訪問の際の農家ご視察などを、林業では全国植樹祭、全国育樹祭などへのご臨席や恩賜林などについて数多くのお写真とともに詳しく説明しています。 ほか、 ◆天皇・皇后両陛下が皇居の新御所へ ◆秋篠宮皇嗣妃殿下 お誕生日に際しての文書ご回答 ◆【皇室のご動静】令和3年6月~8月 ◆皇室ゆかりの名宝が国宝に ◆よみがえる正倉院宝物 第3回[再現模造]螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ) ◆皇位継承のあり方を検討する有識者会議が「今後の整理の方向性」を発表
  • 広葉樹の国フランス
    NEW
    -
    1巻2,640円 (税込)
    まさかの森林大国。 一人当たりの森林面積では日本を超えたフランス林業、奇跡のカムバックを描く! 国土の1/3を森林に覆われたフランス。その木々のうち、7割は広葉樹である。 修道院による大開墾や度重なる戦火によって荒廃し、 一時は10%台まで低下した森林率を、フランスはいかにして取り戻し、 植生の多様性を大切にした、本来の自然を模倣する森づくりを成し遂げたのか。 ヨーロッパの歴史と森林政策、伝統から未来へとつなぐフランス林業のあり方、 人々の広葉樹への愛と、拡大造林の影響が続く日本との比較から、 全体最適の森に向けた広葉樹林業を紹介する。 日本初のフランス「森林の書」。
  • 広葉樹の森づくり
    -
    多様な森づくりを実践するために、現場で地道に積み上げてきた知見をまとめました。失敗事例とも真摯に向き合った上で、今後の取組方向を示します。
  • 国産材はなぜ売れなかったのか
    5.0
    1巻2,095円 (税込)
    空気売り、役物頼み、品質管理の遅れ――失敗を繰り返さず、真の「国産材時代」を迎えるために参考となる、最適の書籍です。

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  • コモンズと地方自治 : 財産区の過去・現在・未来
    -
    全国においてその数、3,710にのぼる「財産区」の実態を明らかにした初めての書。今後の地域資源の活用策を探る。

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  • ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実
    -
    1巻594円 (税込)
    自然破壊の象徴のように語られがちなゴルフ場。 その開発の歴史から現在の場内の自然、そして農薬問題について語り尽くした書。 現在、ゴルフ場は全国に2300以上ある。そこには、意外や絶滅危惧種を始めとする多くの動植物が生息していた。しかも開発を通して森林面積が増えている実態が浮かび上がる。 その姿は現代の里山そのもの。 だが一方でゴルフ自体の衰退もあり、閉鎖するコースも増えてきた。将来、ゴルフ場の自然はどうなるのか?改めて自然を保全する意味と方法を考える。 【こんな人におすすめ】 ゴルフが好きな人。ゴルフ場は自然破壊だと思っている人。里山の保全が必要だと思っている人。 【著者プロフィール】 1959年大阪生まれ。静岡大学農学部出身。 出版社、新聞社等を経て、森林ジャーナリストに。 森林、林業、山村のほか、里山や地域づくりをテーマに、科学面と社会面の両方から取り組んでいる。 主な著書に『森林異変』、『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『いま里山が必要な理由』『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』(洋泉社)、『森を歩く 森林セラピーへのいざない』(角川SSC新書)、『割り箸はもったいない?』(ちくま新書)ほか多数。

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  • 最新 図解で早わかりIoTビジネスがまるごとわかる本
    4.0
    ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 5Gで私たちの生活は、仕事は、IoTはどう変わるのか? IoTビジネスの基本、最新動向、活用事例を徹底解説! 「そもそもIoTって何?」「ビジネスにどう活かせるの?」という知識ゼロのビジネス・パーソン、また「これからIoTに挑戦しよう」と野心に燃える経営者を対象に、最新動向、基礎知識、通信技術などを豊富な活用事例を交えながらトータルに解説します。 特に、次世代を担う通信インフラの基盤となり、IoTの普及を加速させる第5世代通信規格「5G」について、基本スペックから想定される用途まで徹底解説しています。 ◎第1章「IoTの基礎知識と最新動向」 IoTの市場規模、期待度、導入率、日本と欧米との比較、人材不足といったさまざまな側面から、IoTビジネスを始める前に知っておくべき「基礎知識」について、最新動向を踏まえて解説します。 ◎第2章「IoTを支える知識とビジネススキル」 日本のIoT業界を支えるプロデューサーに必須のスキルを紹介し、そうした人材が有すべき「技術的知識」を中心に解説します。 また、5GやLPWAといった通信規格の詳細にも触れます。 ◎第3章「IoTで変わる製品とサービス」 すでに商用化された製品やサービスを紹介します。 私たちの生活にとって身近な製品から、意外なサービスまで幅広くこの分野の成果を知っていただけると思います。 ◎第4章「IoTで激変する産業」 IoTを社会課題の解決に活用しようとする政府や行政の取り組み、また、自動車、建築業、製造業、水産業、林業、農業といった各産業におけるIoTを活用した取り組みについて紹介します。 ◎第5章「IoTをビジネスにどう活かすか」 おもに中小企業・小規模事業者に向けて、国や行政、商工会議所などの事業支援を紹介しながら、ビジネスとしてIoTをどう計画し、実践していけばよいのかを解説します。 序文には、慶應義塾大学総合政策学部教授・國領二郎氏の推薦文も掲載! IoTビジネスについて幅広い知識を得たい、すべての人にオススメです。

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  • 三栄ムック ロコラ ─積極的 移住のすすめ─ Vol.02
    -
    移住でみつける、理想のくらし。 Point Of View 群馬発 新幹線通勤の移住者たち 目次 Local Life Stories 北海道ニセコ町 白樺の森へようこそ。山麓に佇む、行きつけの店。 岐阜県美濃市 紙を漉き、伝統を紡ぐ。四季の風景とともに。 神奈川県葉山町 理想へ、躊躇せず、走り続ける。海辺の街で、風を切る毎日。 長野県朝日村 家族とともに〝つくる〞日々。この美しき空の下で。 滋賀県大津市 琵琶湖のほとり。家族と、ツリーハウスと、フクロウと。 5組の移住者DATA それぞれの暮らし Tools, Gears, and Products 行動するヒトの防寒着とは? 結局、重ね着。 薪ストーブのあるくらし。 BESSの家、どんな暮らしができるだろう。 「タフ&ミニマル」なガレージツールで生活を彩る どんなクルマでカントリーライフ? 田舎暮らしで始めたい、コンポストのすすめ Bright Ideas and Information 移住を決める時の「意外な落とし穴」をチェック 第一次産業に興味深々。農業&林業で生きる方法 移住希望者の味方、コンシェルジュ・インタビュー【熊本県阿蘇市+群馬県前橋市】 ヤギ飼いのススメ 歳時記研究家・広田千悦子さんに聞く、「四季を愉しむアイディア帳」 北海道・十勝 充実の休日を過ごす移住者たち 日本全国移住先選び/自治体からの移住メリット情報 日本全国 注目の移住物件ファイル New Sight 移住という選択がニッポンを救う ルーカス・B・B PRESENT/奥付 裏表紙

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  • 山村再生ビジネスとマーケティング
    -
    1巻1,650円 (税込)
    本当の「地方創生」を成し遂げるために! ニュービジネスを展開していく上で必要なマーケティングやマネジメント、コーディネートなどのノウハウをわかりやすく解説します。
  • 財産区のガバナンス
    -
    1巻2,750円 (税込)
    財産区とは何か? 詳細な実態調査に基づき、その本質とあるべき姿を描き出した労作。企業の観光開発が地域に及ぼすインパクトも分析。
  • シゴトクリエーター
    4.0
    突然バイト先が倒産し、自分のやりたいことであるイラストの道を歩んできたフリーのイラストレーター・池田八惠子が、「自分の仕事をつくり出した人々=シゴトクリエーター」9人にインタビュー。かたづけ士、産後ヘルスケアインストラクター、体育の家庭教師、林業マン、英語落語プロデューサー&パフォーマーなどバラエティに富んだシゴトクリエーターたちに、「お金だけではない幸せ」や「“好き”を仕事にする苦楽」などを語ってもらった。仕事に悩む人はもちろん、人生に悩める人も勇気づけられ、元気になること間違いなし!
  • 社長が会社を守る!!労働トラブル対策50の方法
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    残業代の未払いや、社員のメンタルヘルス不調、あるいは、解雇・退職問題など、今、経営者と社員の間の労務トラブルが急増しています。採用したばかりなのに無断欠勤を繰り返したり、うつ病といいながら海外旅行に出掛ける「問題社員」。また、長年苦楽を共にしてきた社員が突然、未払い残業代を請求してきたりなど、経営者としては、期待・信頼していた従業員との労務トラブルが頻繁に起こるようになりました。 しかしじつは、労務トラブルの原因は必ず社内に潜んでいます。経営者は、労働基準法や労働契約法等の諸法令を遵守し、労務トラブルの発生を未然に防がなければならないはずですが、法令を理解していなかったり、後回しにしている人が多いのではないでしょうか。その結果、労務トラブルが長期化したり、莫大な解決金等を支払うことになり、ようやく事の重大性に気づくのですが、その時は既に手遅れということもあります。本書では、これまで著者が社会保険労務士として、そして経営者や人事担当者のアドバイザーとして仕事をしてきた経験の中で、経営者や人事担当者から寄せられた相談・質問や、実際に企業内で起きた労務トラブルについて、実例を解説しながら索引しやすいように50のQ&A形式にまとめました。本書を読めば、自社の「今そこにある危機」を知り、乗り越えるために必須の知識と情報を得ることができるはずです。第1章 「就業規則」に関するQ&A第2章 「未払い残業代」に関するQ&A第3章 「メンタルヘルス不調」に関するQ&A第4章 「解雇・退職」に関するQ&A第5章 「出産・育児や採用」に関するQ&A(著者プロフィール)定政 晃弘(さだまさ・あきひろ)1966年、東京都出身。明治大学商学部卒業後、大手化粧品会社に入社。その後、住友林業ホームテック、広告代理店のI&S BBDO、キヤノン系IT企業など、計7社で人事総務系部門等を経験。2010年、「定政社会保険労務士事務所」を設立。東京都社会保険労務士会所属。中小企業福祉事業団幹事社労士。(社)起業家支援協会理事。
  • 職罪怪談
    4.0
    “その道”の人だけが知っている禁忌。 専門職の人が語る本当にあった怖い話! 整体師/能楽師/博物館学芸員/美術館学芸員/華道家元/動物園飼育員/特殊清掃人/ 大工/設計士/塗装業/建築業/介護職員/医師/看護師/保育士/保育園調理師/ 幼稚園教諭/小学校教諭/中学校教諭/市役所職員/伝統楽器職人/ピアニスト/ ヴァイオリニスト/バンドマン/劇作家/小説家/カメラマン/美術モデル/漫画家/ クラフトアーティスト/デザイナー/編集者/フリーライター/バスガイド/客船乗務員/ 客室乗務員/タクシードライバー/トラックドライバー/デリバリー業/シェフ/ バーテンダー/キャバ嬢/電気メーター検針員/保険外交員/プログラマー/眼鏡屋/ 鍵屋/美容師/警備員/霊能力者/僧侶/農家/造園業/猟師/漁師/畜産業/林業ほか 92業種から恐怖の106話! 一風変わった専門職など様々な業種に携わる人々が語る、その道の人ならではの実話怪談集。 【整体師】施術した相手に憑いていた悪いモノが移ってくる。 【能楽師】舞台では使えない吉凶を告げる「報せの面」。 【動物園飼育員】リス舎に潜む得体の知れない目玉。 【電気メーター検針員】行くのが恐ろしい山奥の犬屋敷。肉片が散乱する中にいたのは? 【伝統楽器職人】師から譲り受けた鑿に表れる異変。同時に師の奥方の霊が出て…。 【華道家元】生けた花が一夜にして首から落ちる明の壷。中から奇妙な音が…。 【美術モデル】異常に喉が渇く洋画家のアトリエ、その戦慄の理由 …他、奇怪な職業怪談106話!
  • 森林異変
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二一世紀に入り、日本の森は一大転換期にある。国産材の需要が高まる中、現場には大型機械が導入され、一〇〇ヘクタール以上の大規模な伐採も行われている。しかし造林がなされず、荒地となった林地も少なくない。さらに林業従事者の減少と高齢化に歯止めがかからず、これで打ち止めにするための伐採も散見される。国際森林年を契機として、山の人も街の人も、日本の森の未来をじっくりと考えてみよう。
  • 森林管理制度論
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    1巻3,462円 (税込)
    複雑多岐にわたる森林・林業問題を理解するための新しい入門書。気鋭の研究者5名が現代的課題を独自の視点で読み解く。
  • 森林管理の公共的制御と制度変化
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    1巻5,500円 (税込)
    スイスと日本の森林管理の比較分析からその歴史的背景や現行の法制度・政策と林務組織、経営システムの違いを実証し、地域視点から日本の戦後林政克服の方向性を示す。
  • 森林景観づくり
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    1巻3,850円 (税込)
    森林景観づくりの手法を解説した初めての本。500枚以上のカラー写真で、魅力的な景観を創出するためのノウハウがよくわかる!
  • 森林で日本は蘇る―林業の瓦解を食い止めよ―(新潮新書)
    3.9
    日本の森林は多様性、豊かさともに世界がうらやむような資源である。しかし、国はその活かし方を理解できていない。全国一律の補助金でコントロールする発想、素晴らしい伝統木造をないがしろにする制度、合理性に欠けるバイオマス発電推進、そして国民が知らぬ間に導入される新税……。これでは宝の持ち腐れが進む一方ではないだろうか。国内外に足を運び、考え続けてきた研究者だからこそ書ける切実なメッセージ。
  • 森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖―
    3.8
    日本では森林という莫大な資源が増え続けている。多額の公共事業や補助事業が行われながら、建築材を採るために植林した人工林は切られず、木材自給率は二割である。林業は旧態依然とし、死傷事故も多発している。国産材と共にあった伝統木造は建築基準法で建築困難になった。我が国土で一体何が起こっているのか。リアルな実態を現場の「生の声」で伝える。森と木をめぐる社会の仕組みを根本から問い直す一冊。

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  • 「森林・林業再生プラン」を読み解く
    3.0
    1巻1,257円 (税込)
    森林行政に大転換をもたらした「森林・林業再生プラン」の本質とは何か。改革の議論を主導した著者が真意を語ります。
  • 森林・林業のコロンブスの卵―造林学研究室のティータイム―
    -
    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  本書のテーマは「身近な森林のポテンシャルと可能性」。林業は現代の日本においては、儲からない、採算があわないと言われる。けれども、日本の森林、林業はもっと豊かになる可能性を秘めていると著者は述べる。実際に森林、山林に出かけ、様々な視点からのアプローチに取り組んでいると、「こうやってみてはどうだろう?」という、コロンブスの卵的な発見に出会うことが時にある。森林は生産の場であると同時に休養の場にもなりうるのだ。挿し木、樹木の香り、フィールド研究、各地での市民の森林活動など、著者の活動から得られた知見をまとめている。 【著者紹介】 上原 巖(うえはら いわお) 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授 【目次】 はじめに 第1章 挿し木の新たな可能性-コロンブスの卵のような研究- 1.1 挿し木について 1.2 造林学研究室における挿し木研究 1.3 こんなことはどうだろうか?-様々な挿し木手法のこころみ 1.4 まとめと今後の展望 第2章 樹木の香り 2.1 森林浴、フィトンチッドという言葉の誕生 2.2 “空気をきれいにする木” 2.3 樹木の香りの幅広い可能性 第3章 各地の森林でのフィールド研究 3.1 間伐と林床の木本植物 3.2 森林・樹木と数学 3.3 森林、樹木の病害虫 3.4 台風による風倒木の調査   3.5 福島における放射線量の調査研究 3.6 カラマツとオオバアサガラ:樹木のコンパニオン・プランツ? 第4章 大学における森林教育 4.1 東京農業大学における林学、森林総合科学の教育 4.2 農大における演習林実習の内容 4.3 演習林実習に関するアンケート調査の結果 4.4 造林学研究室におけるゼミ実習 4.5 ミシガン州立大学・林学科での講義・実習     第5章 希望の萌芽:各地での市民の森林活動 5.1 「放置林」の活用 5.2 福岡県八女市でのワークショップ 5.3 長野県筑北村でのワークショップ 5.4 長野県伊那市での森林活動 5.5 都内での市民講座 5.6 世田谷区での区民講座 第6章 むすびに あとがき 謝辞
  • 森林列島再生論 森と建築をつなぐイノベーション「森林連結経営」
    4.0
    ウッドショック、ウクライナ危機…日本の森林資源をどう生かす? 3本の矢を放てば、森林が数百兆円の国富となる (1)デジタル技術による国産材サプライチェーン1000カ所構築 (2)木材を廃棄せず、木質バイオマス燃料に安定供給 (3)丸太や製材ではなく、サッシ、断熱材を組み込んだ木造建築部品として輸出 <カーボンニュートラル時代、「森林列島・日本」を再生する事業プランを提示> 日本は森林面積が国土の3分の2に及ぶ森林大国。だが、これまで木材を輸入に頼ってきたため、国内林業は衰退し、木材産業や建築業、不動産業とつなぐサプライチェーン(供給網)も分断されてしまった。そうしたなか、国際的な木材の供給不安が発生、木材価格が暴騰する「ウッドショック」と呼ばれる事態を引き起こしている。直近ではウクライナ危機を受け、さらに先が見通せなくなっている。 森林大国の日本にとって、豊富な資源を生かさない手はない。本書は、森林という資源の現状とその未来を問うものである。「森林列島」を再生するために、林業や林産業ではなく森林産業を構想し、国土を有効活用する事業案を起草する。
  • ジャパンクオリティはITでつくる(日経BP Next ICT選書)
    -
    ※本書は、日経コンピュータ誌の特集記事「データが磨く日本品質」(2015年2月19日号)を  スマートフォンでも読みやすく再構成した電子書籍です。  専門記者によるレポートが手ごろな価格で手に入ります。 パリのソムリエも絶賛する日本酒「獺祭(だっさい)」をご存じでしょうか。 高品質の大吟醸酒として国内外で人気が高いのですが、その酒蔵に杜氏の姿はありません。 ITを駆使してつくっているのです。 記者は、「日本のものづくりは、データの活用でもっと進化させることができる」と主張します。 製造業とサービス業に注目し、日本品質がいかにしてITでつくられているのか。 その最前線を追ったのが本書です。 旭酒造、マツダ、住友林業、ANA、ヤマトホールディングス、セコムといった 企業の取り組みを紹介しています。そこが本書の読みどころです。 IT技術者だけでなく、ビジネスパーソンにオススメの1冊です。
  • 樹木気功法入門
    -
    1巻1,100円 (税込)
    木と触れ合って心も体も元気になる! 「樹気(じゅき)」を感じ取れるノウハウをやさしく解説、森と親しむ新たな手法を示します。
  • 人工林ハンドブック〈1〉 理論編
    -
    1~2巻1,571円 (税込)
    市民が、安全に森林作業をするための入門書として最適です。『人工林ハンドブック 2 実践編』とセットでどうぞ!

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  • スギと広葉樹の混交林
    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    戦後の拡大造林によって全国隅々まで広がったスギ人工林は水質浄化や洪水防止、持続的生産といった生態系サービスを著しく損なっている。それでは生態系サービスを向上させる森林とはどのようなものか。東北大学の試験地のスギ林での無間伐区、弱度間伐区、強度間伐区の比較研究によって、通常の林業経営で行われるような弱度間伐ではなく、広葉樹との混交化がすすむような強度間伐でこそ生態系サービスが改善することをメカニズムを含めて示す。あわせてスギ天然林のような本来の生態系を取り戻す植栽や制御、間伐のあり方を提案する。
  • 星霜余録 わが生涯の記
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    戦中、朝鮮半島に生まれ、戦後、京都大学を卒業後、熊本大学での木材の研究を通じて、熊本県の林業・教育の発展に貢献し、熊本大学教育学部長や熊本県教育委員会委員長などを歴任してきた人物による、疾風怒濤の人生の記録。

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  • 世界の林業 : 欧米諸国の私有林経営
    -
    先進11カ国の、林業における最新動向を現地調査を踏まえて詳述しています。日本の林業の、今後の進路を探るために必読の書です。

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  • 世界の林業労働者が自らを語る
    -
    世界の33カ国に住む55名の労働者。彼らがそれぞれ生きてきた「自分史」を、率直に語ったILO報告を、本邦初の邦訳本をお届けします!

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  • セキュア・エレメント
    -
    1巻704円 (税込)
    人と人の想いが繋がれば、機械と共存できる ヒューマンマシン・インターフェースの先端技術がもたらす近未来の世界を描く 現役をリタイアした技術者である淺野・佐藤・林の三人は、農業・漁業・林業のスマート基盤を整備するため過疎の離島に渡る。地域経済の自立化を目指す実証実験は順調に進むが、台風とともに突如船団が襲い掛かる。先端技術を駆使して立ち向かうが――。 先端技術の時代でも守るべきものは何か、人生の郷愁の中で問い続ける近未来SF小説。

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  • 全部、山が教えてくれた林業のこれから
    3.5
    「人」と「山」の共存方法を探る。, 日本の林業従事者数は、三十年で三分の一以下に減ってしまった。神奈川県内で森林整備・管理の続ける山のプロが、問題を抱える日本の林業の「これから」を展望。山の仕事をするうえで大切なことを語りつくす。山林の魅力や存在意義、楽しみ方も紹介。地球環境を考えるためにも役立つ一冊。

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  • 宗谷海峡を越えて 写真で見るサハリン寒天調査旅行
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 樺太は1905(明治38)年、日露講和条約で北緯50度線を境に、北側が帝政ロシア領、南側が日本領となった。政府は移民を奨励し、産業を振興した。1945(昭和20)年までの約40年間、約40万人の日本人が生活し、産業に従事した。林業、製紙業とともに鰊、鮭などの漁業も盛んであったが、寒天が製造されていたことはほとんど知られていない。 樺太の寒天とは、遠淵湖に繁茂する伊谷草を原料とする寒天のことである。1916(大正5)年から終戦まで製造された。年間生産量は平均約百トン、半分は内地都府県へ移出、半分はアメリカ、イギリス等に輸出された。弾力に富むため、練り羊羹、キャラメル、キャンディーに適していた。  テングサの場合、テングサを煮て寒天液を抽出する際に少量の酢酸を入れるが、伊谷草の場合、この方法だと黒色の心太になってしまった。この問題を解決したのは、杉浦六弥である。杉浦は1915(大正4)年、開発した方法で特許「杉浦式寒天製造法」を取得した。杉浦は樺太寒天合資会社を設立。大泊と女麗に工場を建て、特許を理由に伊谷草採取を独占し、遠淵湖を漁場とする漁民と衝突した。 この問題の解決に乗り出したのは、遠淵村の医師・香曽我部穎良であった。漁業組合長に就任した彼は、杉浦の特許が失効していることを発見し、樺太庁と交渉した。その結果、1931(昭和6)年、遠淵村漁民は伊谷草採取権および寒天製造権を獲得した。遠淵村は、寒天製造で得た利益をもとに、1943(昭和18)年、陸海軍に戦闘機を寄付した。以後、両者は終戦まで共存共栄を続けた。 筆者は、昨年の夏、樺太寒天合資会社の大泊工場跡、女麗工場跡および遠淵村の寒天工場跡を訪ね歩き、75年の時を経たその姿をカメラに収めた。
  • 造林学ワークブック―森林科学の学び方―
    -
    1巻3,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  私たちの日本の約7割は森林である。森林は人類にとって身近な存在であり、また私たちの生活にとって必要不可欠な存在である。森林から私たちは木材をはじめ、きのこや山菜などの恩恵を受けるだけでなく、森林から流れ出る水、生産される酸素を享受し、災害防止などの保全効果や、風景・景観、保健休養などの効用も得ている。森林の持つ意義は産業的な意義だけではなく、いまや地球規模で、また私たちの毎日の生活にとって大なり小なり何らかの影響を及ぼしている。  本書は、大学で森林科学を学ぶ学生のための本だが、自然、森林に関心を持つ一般の方々にとっても森林を知るためのガイドブックとなる。各地への旅行や行楽のおりにも、車窓からの森林の風景を眺めながら、手に取っていただきたい本である。 【著者紹介】 著:上原 巌(うえはら いわお) 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授 【目次】 第1章 序論 第2章 森林科学を学ぶみなさんへ 第3章 造林学での学び 第4章 育苗 第5章 大学構内での実習 第6章 街路での実習 第7章 森林での実習(大学演習林、民有林) 第8章 森林の管理手法 第9章 自然と人為との拮抗 第10章 農学部の林学科とサイエンスとしての森林科学 造林学フィールド事例① いまどきの東京近郊の林業は? 造林学フィールド事例② コロナ禍での森林実習の代替 造林学フィールド事例③ 北限のブナ林と最古のブナ人工林 造林学フィールド事例④ カラマツの実生をさがす 造林学フィールド事例⑤ 各地の中高生との森林体験と香り体験 造林学フィールド事例⑥ 建築学科の学生の演習林での実習 造林学フィールド事例⑦ 地域の山林の福祉利用 造林学フィールド事例⑧ 森林・樹木と数学"
  • 建てる前に読む!絶対にしくじらないハウスメーカー選び 大手11社徹底解剖!
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    積水ハウス、ダイワハウス、へーベルハウス、パナソニックホームズ、三井ホーム、三菱地所ホーム、住友不動産、住友林業、ミサワホーム、一条工務店、セキスイハイムなど大手ハウスメーカーの家づくりの違いと評価を解説し、素朴な疑問に答える! 「木造&鉄骨造メーカーの実力と他社との違いを詳細比較」 「A社の○○工法って何?」 「ローコストメーカーの実態」など。 「実際に家を建てた人」の本音満載アンケート&「実際にインスペクションした家のリアルj情報」を収載。

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  • 大日本産業事蹟 1
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    1~2巻2,200~2,750円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 『古事記』の世界から明治期の北海道開拓にいたる,産業と物産のすべて。全国各地の名産品の起源と沿革,その発展につとめた先人の伝記を満載。第1巻は,農牧林業と運輸交通を収める。

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  • 地域森林とフォレスター
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    1巻2,640円 (税込)
    自治体フォレスターとして、日本の林業を牽引する著者が、フォレスターの心構え、フォレスターとして必要な基礎技術、市町村林政の林務体制の作り方、林務政策方針の作り方を実務に即して書きおろした。市町村林務の具体的な先進事例や、国や都道府県レベルではなく、地元・現場に近い市町村林務独特の体制作りを詳述。これからの森づくりに欠かせない市町村フォレスターの仕事がこの1冊でわかる!
  • 地域林業のすすめ
    5.0
    大規模林業と小規模林業が共存して持続可能な森林経営を行なっているオーストリア。 そのカギは、徹底した林業専門教育、地域密着のエネルギー供給をはじめとする 土地に根ざした地域主体の小規模林業・林産業と多様な支援体制にあった。 日本の農山村が、地域の自然資源を活かして経済的に自立するための実践哲学を示す。 「森林豊かな長野県、そして日本。 そこには、林業の土台となる哲学が必要です。 学びと自治の力を育み、林業県を目指す長野県だけでなく、日本の森林・林業政策の参考になる一冊です。 森林・林業や山村地域で活躍している多くの実務者、行政関係者、学生の皆さんに推薦します。 長野県知事 阿部守一」
  • 地球からの警告 石油がなくなる日のために、今からできることを考えた
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    「変化を起こすのに 小さすぎるなんてことはない」と、 グレタ・トゥーンベリは語っている。 地球温暖化の危機が叫ばれながらも、 決定的な対策は打たれていない中、 何となく他人事のようにとらえている人は多いと思われる。 しかし、このままのペースで生活をしていくと、 およそ15年後には地球の3分の1が砂漠化し、 50年以内に原油は枯渇する未来が見えている。 また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響も大きく、 それに伴うインフレはこれからも続くことが見込まれ、 生活そのものを見直さざるを得なくなるだろう。 半世紀前のオイル・ショックの恐怖を体験した著者が、 経営者として、地方都市に住む一個人として、 地球の未来を守るために知っておきたいこと、 やるべきことを考え、提言する。 ■目次 ●1 地球は悲鳴を上げている ・石油は有限な資源。あと39年で枯渇する ・世界で対資料消費されている石油 ・石油の高騰~年々増加する、エネルギー消費量~ ・コロナ禍とウクライナ侵攻 ・地球の温暖化 ・水不足の予感 ・砂漠化の様相 ・食物連鎖の崩壊 ・林業振興で山の手入れを ・もう一方での大陸崩壊 ・森林の“違法伐採”を防げ ・野生動物の殺戮と人類の軽率 ・海の災害 ・海外に押し寄せる漂流ゴミ ・海水温度の上昇 ・海水温度上昇の原因 ・なぜ地球は急速に温暖化に向かっているのか ●2 世界の中の日本として ・経済発展は本当に幸福なのか ・国としての脱炭素対策への興味 ・大幅なインフレは今後も続く ・エネルギーとの向き合い方 ・身近な化学製品の高騰 ほか ●3 地球を守るために ・日本の行方 ・地方の自治体の取り組み ・省エネルギー化を訴えている当の本人の取り組みは ・排熱回収装置の開発 ・われわれが今からできる「地球を守る提言」 ほか ■著者 山下和之(ヤマシタカズユキ) 株式会社サンワマシナリー取締役会長。 1941年、和歌山に生まれ。 1985年、金沢市に株式会社サンワマシナリー設立。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 地球環境時代の水と森 : どうまもり・はぐくめばいいのか
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 安全な水を安定して確保するには、どのような森が必要なのか? 5年間を費やした実証研究に最新のデータを加えて、「循環の世紀」に必要な水と森の保全戦略を示した好評書。

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  • 地球を緑にII
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    海外産業植林センター(JOPP)が積み重ねてきた海外調査・研究事業の成果を1冊にまとめました。バイオマス資源の将来展望や違法伐採対策などに関する最新情報を収録。2009年に刊行した『地球を緑に』の続編です。
  • 地方議会ってホントにいるの?【特別版】
    NEW
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    【WedgeONLINE PREMIUM】 地方議会ってホントにいるの?【特別版】 あなたはご存じだろうか。 自分の住む地方議会の議員の顔を、名前を、どんな仕事をしているのかを──。 住民の関心は高まらず、投票率の低下や議員のなり手不足は年々深刻化している。 地方議会とは一体、誰のために、何のためにあるのか。 4月に統一地方選挙を控える今だからこそ、その意義を再考したい。 月刊誌『Wedge』2023年 4月号(3月20日発売)特集「地方議会ってホントにいるの?」に、同誌22年7月号(6月20日発売)の「ますます進む若者の政治離れ 日本は民主主義を守れるか」(Wedge編集部)の記事を加えた特別版です。 PART 1 改革の視点 今のままの地方議会ならいらない 加藤秀樹 構想日本 代表 Column 1 データで見る地方議会 PART 2 議員の本音 経験者が激白! 「地方議員」の実像 出井康博 ジャーナリスト PART 3  Q&A 近くて遠い地方議会 ワンポイントレッスン 辻󠄀 陽 近畿大学法学部 教授 PART 4 地方財政 国に依存する地方財政 身近なことから改革を 土居丈朗 慶應義塾大学経済学部 教授 Interview 地方議会の活性化と住民の「責任」 市川 晃 第33次地方制度調査会 会長、住友林業 代表取締役会長 PART 5 デジタル化 効率化だけにとどめるな 議会デジタル化の“本丸”とは 河村和徳 東北大学大学院情報科学研究科 准教授 PART 6 政治教育 大人が変われば、子どもも変わる 主権者教育の第一歩 林 大介 浦和大学社会学部現代社会学科 准教授 Column 2 「自分で考える」ための訓練 編集部 PART 7 新たな自治のカタチ カギは行政の「自分ごと化」 地方議会は変えられる 編集部 PART 8 温故知新 再考・民主主義 歴史から学ぶ政治参加の意義 小山俊樹 帝京大学文学部 教授 WEDGE_REPORT ますます進む若者の政治離れ 日本は民主主義を守れるか(編集部)
  • 地方で起業して、いきなり手取り額を2倍にする方法
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    地方に移住して、楽しく稼ぐ。林業に従事した著者が教える 成功する地方企業のコツ! 地方移住者インタビュー付き 地方で成功するコツは ○人脈 ○コストを低く抑える ○オンリーワンの人材になる やりたいことがあるなら、ライバルがいなくて、 生活コストが低い地方で起業すれば、 稼ぐチャンスはたくさんあります。 少しでも、ビジネスアイデアの種を持っている人は、 地方でやってみませんか?
  • ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物
    4.0
    1巻3,960円 (税込)
    ツキノワグマによる人身事故はなぜ起こるのか—―ツキノワグマと人間の歴史をていねいにたどりながら、生息場所である森の変化、そして人間の生活の変化をふまえて、都市近郊に出現するようになった現代のツキノワグマの生態をとらえなおし、これからのつきあい方を考える。 【著者からのメッセージ】 1980年前後から本格的に開始されたツキノワグマ研究は、人とクマの関係の好ましい在り方についての多くの提言を、さまざまな機会を利用して世に出すことで、普及啓発に一定の役割を果たしてきたといえます。そのため、ツキノワグマに対する一般の認識も、ポジティブとまではいえなくても、ネガティブからは好転してきたと感じていました。 しかし、ツキノワグマの出没が2000年代に入ってから常態化するようになり、そのような年には数千頭のクマが捕獲されると同時に、100人を超える多くの方が負傷される事態となっています。決定的な事故は、昨年初夏に秋田県で発生した4件の死亡事故で、すべての被害者が食害を受けたことから、ツキノワグマに対するイメージは一気に悪くなってしまいました。 その結果、秋田県では未曾有の500頭近くのクマが捕殺されることになり、その影響は本州の他の自治体にも波及しました。こうした状況の背景には、ツキノワグマの分布域が本州全体で拡大している一方で、その管理が適切になされていないという構造的な問題が指摘できます。少子高齢化が進み、限界集落が増える予測の中で、クマとの軋轢は今後も続きそうです。 本書は、一般読者の方を対象とした普及書です。すでに隣人と化したツキノワグマという動物について、まずはきちんと知ってもらいたいという願いで、その生態や現状について、最新の情報にもとづき、できるだけわかりやすくまとめてみました。もちろん自然科学にかかわる多くの方にもぜひ読んでいただき、ご意見をいただければ幸いです。 【主要目次】 第1章 ツキノワグマという動物 1 クマの仲間 2 アジアのツキノワグマ 3 日本への渡来 4 日本のツキノワグマ 第2章 森や人間の変化 1 分布域の急激な拡大 2 人里への出没 3 出没のメカニズム 4 個体数の増加 5 はげ山だった日本の山 6 狩猟者の減少 7 里山の機能喪失 第3章 人間との衝突 1 農業被害 2 林業被害 3 畜産業・水産業被害 4 心理的な被害 5 人身事故の実態 6 ツキノワグマの行動の変化 第4章 姿を消したツキノワグマ 1 九州のツキノワグマ 2 四国のツキノワグマ 第5章 管理や保全のための試み 1 非致死的管理の試み 2 集落に誘引しないための取り組み 3 危機的個体群の保全 4 管理や保全のための普及啓発 第6章 これからどうつきあうか 1 保護管理計画の現状 2 管理や保全の課題 3 モニタリングの課題 4 人身事故を繰り返さないために
  • 天然由来の可能性が見出された“奇跡の杉”の家――大切な人、そして地域と社会の未来を守るために産官学で歩んだ結論
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    【内容紹介】 全国的に知られる木材ブランドである、奈良県川上村の「吉野杉」を使った家づくりを展開する工務店・イムラ。 「住宅産業は、地場産業である」――地元の木材を使い、地元の職人が、地元の気候風土に合った家をつくる。 イムラは、これをビジネスの信念としながら、奈良県・川上村との協力関係を築き、地元の「吉野杉」の森が存続することに尽力してきた。 そして2016年、新たな取り組みをスタートさせる。 奈良県立医科大学に協力を仰ぎ、「吉野杉」の共同研究に着手。 そして、約6年の研究の結果、川上村産の「吉野杉」には、アレルギーを発症しにくくする物質が含まれていることが示唆される。 さらに、2022年には、「吉野杉についての研究論文」が発表された。 「吉野杉」に、アレルギーケアの可能性が見出されたことでイムラを中心とした地域創生と循環型社会の実現に拍車がかかる。 企業が果たすべき責任とは何か? それを考える一書といえる! 【著者紹介】 [著]井村 義嗣(いむら・よしつぐ) 株式会社イムラ 代表取締役社長。 1976年関西学院大学商学部卒業。卒業後は木材問屋の山五に入社。1981年に材木商の三代目として家業に従事し、1985年に住宅業に転業。川上さぷりと提携し、2000年から「吉野杉の家」を本格的に販売。2015年に「500年の吉野林業を住まいづくりで守る! 川上村との取り組み」、2016年に木製内部建具「GENPEI」、2017年に「代官屋敷の古民家再生」でグッドデザイン賞を3年連続受賞。また、2017年には「吉野杉の床」でキッズデザイン賞とW受賞した。 【目次抜粋】 第1章 奇跡と呼ばれる「吉野杉」とは? 第2章 知恵と技術が結集する「吉野杉の家」 第3章 なぜ、「吉野杉の家」は気持ちがいいのか? 第4章 「吉野の森」を守り続け、サステナブルへ 第5章 いま企業に託された使命とは?
  • テーマで探究 世界の食・農林漁業・環境 ほんとうのエコシステムってなに?
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 森里川海のつながりに支えられ、そして支えているのが漁業と林業。漁業のパートでは、回転寿司の魚はどこから来るの?といった親しみやすい話題から、なぜ日本の海は魚が豊かなの?という誰でも抱く疑問、資源管理のさまざまな仕組み、さらには海洋プラスチックごみの問題といった喫緊のテーマなどを取り上げる。また林業のパートでは、世界の森とわたしたちの暮らしの関係、木材だけでない森林からの恵み、防災とのつながり、森の豊かさと生物多様性の関係などに注目。いま求められる、持続的な森づくりとはどのようなものなのか。
  • 東大式癒しの森のつくり方
    5.0
    富士山麓山中湖畔に広がる、東京大学演習林「癒しの森」ここを舞台に人と森とをつなぐプロジェクトが始まった。楽しいから山に入る、地域の森の手入れをする、薪をつくる、「癒し」を得ながら森に関わる、誰でも親しめる森をつくる………。みんなでできる森の手入れが暮らしや地域を豊かにする。これまでの林業を乗り越えるきっかけとなる、森林と人をつなぐ画期的な第一歩。
  • ドイツ人のみた明治の奄美
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    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第14弾 「この奄美大島の調査は、毒蛇ハブの危険の為、周囲の人々から猛反対されたが、ドゥーダーラインはそれを押し切って決行した。彼の目的は、まだ世界にその実態がほとんど知られていない動物相、特に海の動物相についての研究であった。しかし、報告内容はその分野に留まらず、広く奄美大島の地理、地質、歴史、言語、風俗習慣、宗教、祭祀、建築、植物、農業、林業、漁業、商業等々多岐にわたっている。彼の叙述は紀行文としても面白く読める-1992年紹介文-」 本書は明治中期の1880~90年頃に奄美がドイツ語圏から注目を浴びたことをテーマにした内容でドゥーダーラインの業績を中心に書かれた明治期・奄美ヨーロッパ交流史とL・ドゥーダーラインの著書を翻訳した琉球諸島の奄美大島の2部構成からなり、明治中期の奄美の風俗を知るにはとても興味深い作品である。なぜ明治中期に奄美がドイツ語圏から注目を浴びたのか、そして東京帝国大学でドイツ語を教えていた生物学者ドゥーダーラインが滞在した奄美での16日間の記録から明治中期の奄美の様子が明らかになっていく。 著者はドイツ・ボン大学名誉教授であり法政大学特別教授であるヨーゼフクライナ―氏と奄美博物館創設に尽力し現在は大分大学教授である田畑千秋氏による共著作品が電子書籍として復刻!
  • ドラえもん社会ワールド 社会がよくわかる! 産業とくらし
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 産業を学べば社会の仕組みが良くわかる! 本書はドラえもんのまんがを楽しみながら、産業が私たちの生活にどのように関わっているかを、わかりやすく学べる本です。 農業や漁業、牧畜業や林業など自然から生み出される第一次産業。人が工場などで作った工業製品を作る第二次産業、教育、運輸、マスコミ、医療、銀行などのサービスを担う第三次産業。そしてIT技術を駆使した第四次産業。さらにAIとバイオテクノロジーを融合させた第五次産業と、最新の技術までも含めた産業が、私たちのくらしにどう関わっているのかを紹介しています。産業を学べば社会の仕組みが良くわかります。そして自分で考える知恵が身につきます。 これから新しい産業は未来をどう変えていくのか、この本を通じて皆さんも一緒に学んで頂ければと思います。 ※この作品には一部カラーが含まれます。 (底本 2022年6月発行作品)
  • ドローン3.0時代のビジネスハック
    -
    〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【ドローンを制する者は、ビジネスを制す!】 ビジネスで圧倒的な存在感を示す「ドローン」。それは、趣味や撮影のためだけのガジェットではありません。国内外を問わず農業、林業、物流、医療、建築、警備、災害対策、防衛……、多くの産業分野で急ピッチで導入が進められています。日本国内に限っても、ドローン産業の市場規模は2023年度の3,828億円から2028年度の9,340億円へと2.5倍に急成長が予測されています。2025年の大阪・関西万博では、人が搭乗できるドローン「空飛ぶクルマ」の運航も予定されており、注目度は爆上がり! まだ間に合う、ドローンビジネスへの参入。本書では、個人や企業の参入実例とともに、その魅力や方法、リスクなどを丁寧に解説。ビジネスマン必携の一冊です。 〈本書の内容〉 第1章 ドローン&空飛ぶクルマでビジネスチャンスが広がる! 第2章 ドローン1.0のビジネスハック 第3章 ドローン2.0のビジネスハック 第4章 ドローンビジネスをするなら国家資格を取れ! 第5章 来るドローン3.0時代のビジネスハック 第6章 ドローンビジネスの未来が見えるインタビュー 〈超豪華対談〉 GMOインターネットグループ会長・熊谷正寿 日本政策投資銀行・岩本学 AirX代表取締役・手塚究 テトラ・アビエーション代表取締役社長・中井佑 識学代表取締役社長・安藤広大 〈こんな方にオススメ〉 ・副業や転職を考えているミドルエイジのビジネスマン ・定年退職を踏まえてリスキリングを考えている人 ・ドローンビジネスに興味のある人 ・これから急拡大する市場で起業を考えている人 ・投資を考えている人 〈プロフィール〉 名倉真悟(著) 1962年大阪生まれ。立教大学大学院(MBA)修了。JAL Air Mobility Operation Academy(日本航空株式会社)修了。一般社団法人ドローン大学校代表理事。株式会社近未来大学校代表取締役。株式会社全空警代表取締役。北海道科学大学客員教授。国土交通省登録講習機関修了審査員。IntelUAS Operator。FAA TRUST取得。著書「マンガでわかるドローン」(オーム社刊)は、台湾、韓国、中国、ロシアなどでも翻訳出版されている。小・中学校、高専・高校、大学での講演実績も豊富。日本を代表するドローン専門家。 水野二千翔(編) 編集プロダクション・高円寺工房主宰。東京学芸大学教育学部卒業。エアモビリティメディア「FLIGHTING」編集長。一等無人航空機操縦士[基本・目視内限定変更]取得。講談社BC「バスマガジン」など乗り物系ムック、イード「アニメディア」「メガミマガジン」やアニメムックの編集を手掛ける。2022年に活動の幅を広げるべくドローン大学校に入学。同年6月、同校を修了後、東京・杉並にてドローン体験会「ドロパッ!」をスタート。

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  • ドローンビジネス調査報告書2018【農林水産業編】-ドローンで実現する産業革新とサステナビリティ-
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、農林水産業でドローン活用する上での行政や企業の動向を整理し、農業ドローンビジネスの現状と今後の展望までを分析します。農林水産業に参入したいドローン関連事業者、および農林水産業にかかわる企業がドローンを活用したビジネスをはじめるために必要な情報が網羅された報告書です。第1章の「ドローン市場概況」では、農林水産分野におけるドローンの役割やプレイヤー、活用の現状、行政、市場全体の展望などドローン市場を知るうえで、必要な情報を網羅的にまとめています。第2章では、農薬散布、精密農業、水産業、林業、獣害対策ごとにドローンを活用したビジネスの現状と課題(分野特有の課題、技術課題、社会的課題など)、ドローン活用の可能性と実際に活用すべきかどうか、今後の市場成長性などを分析しています。第3章の「企業動向」では、国内のドローンビジネスに係るプレイヤーを「ハードウェア」「サービス」などに分類し、各企業の取り組みやサービスの特徴等をまとめています。第4章「海外企業動向」は、海外のドローンビジネスに係る企業15社を解説。実際に行っているサービスの特徴などをまとめており、国内企業が参考にすべき取り組みを解説しています。
  • 日本の森林管理政策の展開
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    1巻2,200円 (税込)
    戦後日本の森林管理政策をレビューし、根底に横たわる問題と今後の方向性を示す。『欧米諸国の森林管理政策』と同時出版!
  • 日本の森林「孤独死」寸前【特別版】
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    【WedgeONLINE PREMIUM】 日本の森林「孤独死」寸前【特別版】 戦後、数多くの国民が、苗木を背負い、奥山まで徒歩で分け入って、未来の世代のために一生懸命植えた木々がいま、放置されている。本来伐採に適した50歳という樹齢を迎えた多くのスギは、都市住民にとって、花粉症を引き起こす厄介な存在でしかない。所有者は高齢化し、山に愛着のない世代に相続が進んでいる。自分の土地の境界すらわからなくなっている。手入れされずに荒れていく森林は、国民から関心を持たれないまま、外国人に大規模に売られ始めている、というニュースまである。 これぞまさに森林の「孤独死」ではないか。森林は、木材を生み出してくれるだけではない。洪水を緩和し、水を適度に川に流し、二酸化炭素を吸う。人間の生存にとって欠かせない存在だ。人工林の放置をあと数年続ければ、回復不能なレベルに達してしまう。そうすれば、いつかきっと、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。今、手を打たねばならない。 月刊誌『Wedge』2010年9月号(8月20日発売)の特集「日本の林業『孤独死』寸前」に、同誌18年2月号(1月20日発売)の「本末転倒の林業政策 山を丸裸にする補助金の危うさ」(ジャーナリスト・田中淳夫氏)と19年7月号(6月20日発売)の「横行する『盗伐』、崩れる山林 林業の優等生・宮崎県の『闇』(同氏)の記事を加えた特別版です。 第1部 問題は荒れた人工林 COLUMN 外国資本が森林を買っているってホント? 第2部 菅直人首相(当時)の切り札、林業再生なるか 第3部 100年見据えた森づくりを REPORT① 本末転倒の林業政策 山を丸裸にする補助金の危うさ/田中淳夫(ジャーナリスト) REPORT② 横行する「盗伐」、崩れる山林 林業の優等生・宮崎県の「闇」(田中淳夫・ジャーナリスト)
  • 日本の「水」がなくなる日
    4.0
    1巻838円 (税込)
    日本の林業の衰退に伴って、山林の価値は下落し続けている。木材の生産以外に用途が見込めない山林は維持するだけで莫大な固定資産税がかかるため、地主は売却に躍起だが、なかなか売れず、手をこまねいているという。そこへ近年、日本の山林を買い占めている外国人グループがいるという。彼らは全国の名水の水源地がある山林を積極的に買っているが、将来、水源地の水利権を主張するのではないかと危惧されている。

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  • 日本のリアル 農業、漁業、林業、そして食卓を語り合う
    4.0
    日本人の「家族の絆」の実態を調査し続ける岩村暢子氏。耕さず農薬も肥料も使わない農業で強い米を作った岩澤信夫氏。植林活動で海を変え、震災も淡々と受け止める牡蠣(かき)養殖家畠山重篤氏。日本になかった合理的な間伐を普及する鋸谷(おがや)茂氏。ごくふつうの日常を研究する人、リアルな「モノ」に携わる人と解剖学者が、本当に大事な問題を論じ合う。「日常から消えた『現実』」「不耕起栽培で肥料危機に勝つ」「ダムは造ったふりでいい」「人工林を救う管理法」……地に足をつけて考える一冊。(目次より)◎震災後、家族の絆は回復したか ◎「ミーフェチ世代」の登場 ◎冬期湛水で無農薬・無肥料を実現 ◎現代の田んぼでは耕すことに意味はない ◎海は生きていた ◎気仙沼ユートピア計画 ◎日本の森林は外材輸入で守られている ◎林業は採算が合う
  • 農林水産業のみらいの宝石箱3 変わる!農・林・水ビジネス
    -
    次の時代の農・林・水が芽吹いている 新しい農林水産業にチャレンジしている方、地域金融機関等の職員・行員、 新規事業開発担当者、サステナビリティ推進担当者、必読! 農林水産業を取り巻く環境は、生産者数が減少し、高齢化も進むなど さらに厳しさを増しています。 こうした厳しい環境にもかかわらず、農林水産業者の積極果敢な取り組みは各方面で進められています。 農業では、技術革新が進むと同時に、品質の高い作物が効率的に供給されるようになりました。 林業や水産業においても、持続可能な資源管理が行われ、豊かな森林や海洋環境を保全しつつ、生産性を向上しています。 本書では農林水産業の現場で行われている新たな取り組み、新技術の活用事例などを多数紹介。 新規事業開発担当者やサステナビリティ推進担当者、必読の1冊です。
  • 瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性【WOP】
    NEW
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    【WedgeONLINE PREMIUM】 瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性【WOP】“ 「花粉症は多くの国民を悩ませ続けている社会問題(中略)国民に解決に向けた道筋を示したい」  岸田文雄首相は4月14日に行われた第1回花粉症に関する関係閣僚会議に出席し、こう述べた。スギの伐採加速化も掲げられ、安堵した読者もいたかもしれない。  だが、日本の林業(林政)はこうした政治発言に左右されてきた歴史と言っても過言ではない。  国は今、こう考えているようだ。 〈戦後に植林されたスギやヒノキの人工林は伐り時を迎えている。森林資源を活用すれば、林業は成長産業となり、その結果、森林の公益的機能も維持される〉 「林業の成長産業化」路線である。カーボンニュートラルの潮流がこれに拍車をかける。木材利用が推奨され、次々に高層木造建築の施工計画が立ち上がり、木材生産量や自給率など、統計上の数字は年々上昇・改善しているといえる。  だが、現場の捉え方は全く違う。  国が金科玉条のごとく「林業の成長産業化」路線を掲げた結果、市場では供給過多の状況が続き、木材価格の低下に歯止めがかからないからだ。その結果、森林所有者である山元には利益が還元されず、伐採跡地の再造林は3割しか進んでいない。今まさに、日本の林業は“瀕死”の状況にある。  これらを生み出している要因の一つとして、さまざまな形で支給される総額3000億円近くの補助金の活用方法についても今後再検討が必要だろう。補助金獲得が目的化するというモラルハザードが起こりやすいからだ。  さらに日本は、目先の「成長」を追い求めすぎるあまり、「持続可能な森林管理」の観点からも、世界的な潮流に逆行していると言わざるを得ない。まさに「木を見て森を見ず」の林政ではないか。  一方で、希望もある。現場を歩くと、森林所有者や森林組合、製材加工業者など、“現場発”の新たな取り組みを始める頼もしい改革者たちの存在があるからだ。  瀕死の林業、再生へ─。その処方箋を示そう。 月刊誌『Wedge』2023年 6月号(5月20日発売)特集「瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性」の電子書籍版です。 PART 1 「森林・林業再生」の矛盾 再生した日本の森林を温存し“背伸びしない”林業を 中岡 茂 技術士(森林部門)、林野庁OB PART 2 「林業の成長産業化」を疑う 木材自給率が倍増しても林業が絶望的であるのはなぜ? 田中淳夫 ジャーナリスト Column 1 日本の森林・林業の基本 Interview 国の視点 課題山積の日本の林業 林野庁の見解とは 長﨑屋圭太 林野庁森林整備部計画課長 PART 3 林政の変遷 世界でも特異な日本の林政 政治決断で法制転換を図れ 泉 英二 国民森林会議 提言委員長、愛媛大学 名誉教授 Column 2 見れば納得 森林の世界 陣馬山から高尾山を歩く PART 4  篤林家の“声” 変革期にこそ求められる 速水林業当主の揺るぎない信念 編集部 PART 5 未来への布石 日本材の国際競争力強化へ 攻めのインフラ整備を 編集部 PART 6  打開策はあるのか 「最適解」は一つではない 芽生え始めた希望の動き 田中淳夫 ジャーナリスト PART 7  林業の出口戦略 持続こそ成長の源 “現場発”の変革目指す改革者たち 編集部
  • プロジェクトX 挑戦者たち ジャパンパワー、飛翔 伝説の深き森を守れ世界遺産・屋久杉の島
    -
    樹齢数千年の屋久杉が並び立つ屋久島。 世界遺産にも登録されている屋久島は、日本を代表する自然の宝庫である。 高度経済成長に沸く昭和40年代、屋久杉は盛んに伐採されていた。森林面積は激減し、瀕死の状態にあった。この屋久杉を守ったのは、屋久島から東京に出てきていた二人の若者だった。柴鉄生と兵頭昌明。屋久島出身者の野球大会で知り合った二人は、屋久杉の危機を知り、東京での生活を捨て故郷に戻る。 しかし、屋久島に戻った二人が目にしたのは,屋久杉の伐採する林業に頼って生きている島の暮らしの現状だった。人々の生活を守るのか。それとも環境を守るのか。この難題を前に、二人は悪戦苦闘を繰り返す。問題解決のためには、林業や環境の政策から変える必要がある・・・。そう悟った二人は町議に立候補。やがて県や国をも動かしていった。故郷を愛し、自然を愛した男たちが、屋久杉を守るために闘った挑戦のドラマを描く。

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  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた
    4.0
    うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。(「学び、変わる 未来のために あとがきに代えて」より) 理不尽に立ち向かう人、困っている人、明日の世界のために奮闘する人――統計やデータからは見えない、現場の「声」から未来を考える。 【目次】 第一章 社会の変化や違和感に向き合う  ウーバーイーツで配達してみた  どうなのテレワーク  京大タテカン文化考  メガヒット、あつ森をやってみた  5人で林業 ワーカーズコープに学ぶ  五輪の陰  男性メイクを考える  何をどう伝える? 子どもの性教育 第二章 気候変動の地球で  電力を考える  世界を救う? 昆虫食  未来の「切り札」? 培養肉  若者が起業 ジビエ業の現場  エコファッションを考える  レッツ! 脱プラ生活  「気候不正義」に異議 若者のスト 第三章 偏見を見直し公正な社会へ  差別にあえぐ外国人労働者たち  ミャンマーのためにできること  釡ケ崎で考える野宿者への差別  今も進行形、水俣病問題  水平社創立100年  石巻で考える持続可能な復興  福島・いわきで自分を見つめる  特別回 アイヌの今 感情に言葉を 学び、変わる 未来のために あとがきに代えて
  • ミクロデータで見る林業の実像
    -
    1巻2,200円 (税込)
    「農林業センサス」の個票データを活用して2000年代後半の林業構造とその変化を分析。現場の実態を詳細に描き出す。
  • 「水を育む森」の混迷を解く
    -
    1巻1,980円 (税込)
    自然と人間社会との接点を扱う野外科学の分野において近代科学的な捉え方とは一体、何だったのか。本書では、この問題を森林と水との関係から振り返りたい。 森林があれば洪水も渇水も緩和されるという「森林水源涵養機能論」については、百数十年以上も前から社会と研究者の間で見解の乖離が続いている。本書ではその理由を、「注目する要因だけに着目する」という近代科学の性格と、その近代科学を手放しで受け入れる近代日本の姿勢に辿った。 1884年に英国で開催された万国森林博覧会において、日本の在来の森林保全技術は高い評価を得ており、1897年には日本は英米に先駆けて森林法を制定し、森林水源涵養機能論を前提とした政策を推進した。しかし、皮肉にもこれらは森林水源涵養機能論の科学技術的な検証の遅れを露呈させ、研究者に明快な回答を迫ることとなった。 このような「科学技術が社会の後追い」をするという構図は、現代における地球温暖化問題や巨大地震対策にもみることができる。後追いの科学技術が陥りがちな安易な即答や単純比較の回答が、かえって議論の混迷を招くことを、森林水源涵養機能論の百数十年の迷走から学ばねばならない。 本書では、自然と人間社会との接点を扱う野外科学の分野において、今後どのように「科学」を適用していくべきかという課題について、森林水源涵養機能論の辿った経緯を踏まえ、具体的な展望を示した。ビッグデータ時代の到来に翻弄されることなく、「全てを背負う野外科学への脱皮」がキーワードとなる。データのコンテキストの重視こそが、森林水源涵養機能論の百数十年の迷走を止める第一歩である。
  • 「緑の雇用」のすべて
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    1巻2,750円 (税込)
    林業の仕事とは? 収入は? どんな会社があるのか? 研修の内容は? 就業の入口である「緑の雇用」のすべてがわかる本。
  • 未来をつくる! 日本の産業 農業 上
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    1~7巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の食料生産について、基本的な状況を子どもたちにわかりやく解説しています。また日本人の主食となる米づくりと、日本において消費が増加している食肉とそれをささえている畜産業についてくわしく紹介しています。
  • 木造住宅現場管理大系 増補改訂版 長期優良住宅/2013年省エネ基準対応
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    木造住宅の性能・品質を引き上げるためのノウハウが満載! 家づくりの全工程を網羅した住宅建築の手順書が、「クレームのない」「他社に負けない」家づくりを強力にサポートします! 2006年12月22日発行、大好評の「木造住宅現場管理大系」に、国が定める「長期優良住宅」を適切に施工するための留意点を盛り込んで改訂しました。 エコハウス化に伴う施工上の留意点を追加するなど、2013年秋までに新設・改訂された諸法令やそれに伴う制度の改正を受けて用語の記載を刷新。また、前作には収録していないツーバイフォー工法の解説を追加収録しています。 家づくりの全工程にわたって施工上のポイントを写真付きで解説。現場で起こりがちなミスを予め防いで品質を向上させるためのヒントを提示しています。 ■著者 福本雅嗣 氏   元住友林業 住宅事業技師長 NPO法人建築技術支援協会 理事 野村辰男 氏   NPO法人建築技術支援協会 会員 河合 誠 氏   日本ツーバイフォー建築協会 技術部会長          NPO法人建築技術支援協会 会員 菊池 清 氏   一級建築士事務所 新精神 代表取締役 加納英範 氏   NPO法人建築技術支援協会 会員 小藤捷吾 氏   NPO法人建築技術支援協会 常務理事  ほか
  • 木造の医療・保健・福祉施設
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病者や高齢者・障害者・子どもなどの社会的弱者には木の空間が望ましいという観点から、これらの人たちのための施設に木を用いることを提唱するとともに、わが国の林業問題を問い直し林業構造の改善をも迫る。論客3氏による論考と、診療所・保健センター・デイサービス施設・障害者通所施設・グループホームなどの作例で構成している。実作資料25題。

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  • 木工少女
    3.7
    1巻1,155円 (税込)
    坪田譲治文学賞受賞作家が、山奥の学校に引っ越してきた少女が木、そして林業と触れ合い、木工を通じて心を伝える姿を叙情豊かに綴る。 鮮やかな手つきに目を見張った。木片は、あっという間に女の子の形に変わり、それをわたしに差し出す。ありふれた形だけどすぐにわかった。ボブヘアにスカート。太めの脚に大きな足。「これ、あたしだ……」――<本文より> 【あらすじ】 英語の臨時教員として1年間限定で山奥の高校に赴任した父親といっしょに峯川村に引っ越してきた小学6年の美楽(みらく)は、「コンビニもない」ド田舎での暮らしに不満だらけ。小学校でも同級生とうち解けることのないまま日々を過ごしていたが、ある日、山の中に工房を構える「デンさん」に出会い、木工の魅力に目覚めていく。
  • 元自衛官×防災士 そこにあるモノでなんとかする! 小野寺流サバイバル
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    サバイバル、アウトドアライフ、防災、田舎暮らし……。 「元自衛隊」という肩書きに収まらない小野寺耕平(トッカグン)の懐の深さが楽しめる「小野寺流サバイバル」読本。 25万人のチャンネル登録者数を持つ人気サバイバルバラエティチャンネル「トッカグンの東京サバイバル」。 自衛隊やミリタリー関係、サバイバル術、アウトドア関連の動画は総再生回数1億回を超える。 チャンネルを企画運営するのはトッカグン・小野寺耕平(吉本興業所属)。 そんな著者の 予備自衛官という視点。 防災士という視点。 林業、漁業、農業が身近にある里山暮らしを満喫した少年時代の原体験。 東日本大震災で大きな被害を受けたふるさと南三陸町への思い。 それらをベースに自らが実践・実験したサバイバル、アウトドアのノウハウ、少年時代に体験したワイルドな田舎暮しを綴る、新しくて懐かしい野外生活読本。
  • 森林のルネサンス
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    林業経済研究所創立70周年事業として連続開催したシンポジウムの成果をまとめました。現場で活躍している先駆者の「生の声」が詰まっています!
  • 森林ヘの誘い
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    1巻3,300円 (税込)
    次代の森林づくりを担う若手技術者の“素顔”と“本音”を伝える1冊。「緑の雇用」や研修制度の内容も詳しく解説し、林業就業への道がよくわかる。
  • 森をゆく : 「人と森のかかわり」を訪ねて
    -
    1巻1,885円 (税込)
    60歳の定年を機に百名山を踏破した男が、新たな頂に挑む! 森の豊かさと、その危機の実態を伝える渾身のルポルタージュです。

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  • ヤマケイ新書 シカ問題を考える
    4.3
    現代のシカ問題の全体像がこれ1冊でわかる! 長年、シカと環境の関係を研究しつづけた第一人者によるシカ問題の入門書。 現在、増え過ぎたシカによるさまざま被害が各地で報告されている。 美しく貴重な高山植物は食べ尽くされ、植物を餌にする虫もいなくなり、森は後継樹が育たず、このままでは存続が危うい。 シカ問題はただシカの数を減らせばよいというものではなく、農林業の衰退、里山や奥山の変化と密接に関わる社会問題であり山問題である。 農林業被害から生態系の破壊まで、ますます深刻化するシカ問題。 シカ肉利用やシカ猟なども含め、シカ問題に関するニュースが毎日のように報道されている。2015年5月には「保護」から「管理」にシフトした改正鳥獣保護法も施行された。 本書では、広くシカ問題に関心のある人に向けて、シカ問題の背景・現状・影響・対策・今後を解説します。 序章 シカが増えた森を訪ねる 1章 シカ問題はどういう問題か 2章 シカ食害の現状と影響 3章 シカという生き物 4章 シカ増加の歴史、背景、原因 5章 問題解決の努力 6章 生態学的、総合的な視点でみる 7章 シカと共存する未来に向けて
  • ヤマケイ新書 唱歌「ふるさと」の生態学~ウサギはなぜいなくなったのか?
    4.0
    今こそ見直したい「うさぎ追いし…」の世界。 里山の変容を、唱歌「ふるさと」の歌詞から読み解く。 日本人なら誰もが知っている「ウサギ追いしかの山」で歌われつづけてきたウサギはなぜいなくなってしまったのか? 唱歌「ふるさと」を通して、日本の昔日の故郷(里山)の姿とその変容を生態学の視点から読み解き、現代との比較を通じて、失われた日本の自然と文化を再考します。 1章 「故郷」を読み解く 2章 ウサギ追いし―里山の変化 1ウサギの思い出  2茅場―ウサギのすむ場所  3かつての里山  4変貌した里山  5里山のもうひとつの変化―都市化に呑み込まれる里山 3章 小ブナ釣りし―水の変化 1小ブナ釣りし―故郷の川  2川の変化  3もうひとつの脅威―農薬  4さらなる脅威―外来生物  5水は清き 4章 山は青き―森林の変化 1林業と社会  2林学と林業―四手井氏による  3森林伐採と森林の変化 5章 いかにいます父母―社会の変化 1人々への思い  2社会の変化  3志を果たして 6章 東日本大震災と故郷 1東北の里山を訪ねて  2東北の動物たちに起きたこと  3原発事故から考える日本の里山の将来 7章 「故郷」という歌 8章 「故郷」から考える現代日本社会 1「故郷」と社会  2「故郷」に見る日本人の自然観 著名な生態学者が語る、里山の過去と現在。そしてこれから…
  • ヤマケイ文庫 きのこの自然誌
    -
    「世界中の誰よりもきのこに詳しかった"伝説のきのこ博士”の名著」藤井一至氏(土の研究者)推薦! 「地上に平和をもたらしたのは、きのこだったのだ」小倉ヒラク氏(発酵デザイナー)推薦! ひそやかに光るきのこ、きのこ毒殺人事件、ナメクジは胞子の運び屋… きのこ学の第一人者による魅惑のきのこエッセイ。 つくばの研究所に向かって下駄をはいて自転車をこぐ白髪頭の姿が度々目撃され、世界中の誰よりもきのこに詳しかった。 筆力の高さに定評があり、ときには筆をとってニコニコときのこの絵を描いていた。 2021年に亡くなった、知る人ぞ知るきのこ界のスーパースターの著書をはじめて文庫化。 ■内容 新装版によせて 1きのこの形、きのこの成長  雷の落とし子/天地無用/ユダの耳/きのこに根はあるか/異常気象とショウゲンジ/マツタケ前線は南下する 2毒きのこ、薬になるきのこ  ひそやかな光/笑うきのこ/きのこ殺人事件/聖なるきのこ/ものは使いよう/ありがたいきのこ  3胞子の世界  産めよふやせよ/ひと夜の命/くさい奴/運び屋のナメクジ/お腹を空かしたチップモンク/ブタの好物  4菌糸・菌根のこと  城をきずく/山が吹く角笛/生きている化石/靴のひも/ぶくりょうつき  5きのこの栄養のとり方  シメジあれこれ/ランに食われる/落葉を食べる/由緒正しいヒラタケ/居候/きのこ糞尿譚  6きのこの分布・きのこの生態 きのこ狩り/コスモポリタン/追われるハツタケ/ヒョウタンから駒/クリのポックリ病 おわりに―きのこと菌類学 解説 藤井一至 ■著者について 小川 真(おがわ・まこと) 1937年、京都生まれ。 1962年に京都大学農学部農林生物学科を卒業、1967年に同大学院博士課程を修了。 1968年、農林水産省林業試験場土壌微生物研究室に勤務、 森林総合研究所土壌微生物研究室長・きのこ科長、関西総合テクノス、 生物環境研究所所長、大阪工業大学客員教授を歴任。農学博士。 「森林のノーベル賞」と呼ばれる国際林業研究機関連合ユフロ学術賞のほか、 日本林学賞、日経地球環境技術賞、愛・地球賞、日本菌学会教育文化賞受賞。 2021年、没。
  • ヤマケイ文庫 山棲みの記憶
    -
    狩猟、釣り、山菜採り、炭焼き……。 厳しくも恵み豊かな北の山里に生きた人々の暮らしの記録。 「ブナの森の恵みと山里の暮らし」をテーマにした根深誠、ルポ選集。 青森・秋田県境に広がる世界自然遺産・白神山地を中心に、今や失われつつある、北の山の豊かな自然の恵みとともに生きた人々の記録集。 熊撃ち、山菜採り、渓流釣りほか、厳しくも恵み豊かな、東北の山の暮らしを生き生きと描く。 【目次】 I 北の山里に生きる 春マタギ 木出し山 ウサギ狩り 下北の釣り名人 忍び撃ち 粋な山棲み人 ある炭焼き夫婦の一日 地竹細工の村 浄法寺の掻子 鍛冶 軽米源光 嶽温泉「岩木食堂」 十和田湖仙人 廃村むかしがたり 開拓村 苦闘の人生 津軽大川原の火流し 半夏生の作占い II 白神の恵みの森 春とともに ある山菜採りの山がたり 長慶平開拓集落、雨の一日 旋毛虫症発症記 白神山地に生きる 金アユの川 アイコ採り また、湖底に沈む村 林業に生きる アユの友釣り六十年 仔グマを育てる 母なる川 父なる大地 山中のマス道 熊の湯温泉 自然保護に締め出された人びと あとがき
  • ヤマケイ文庫 山びとの記―木の国 果無山脈
    3.0
    郷愁を呼び覚ます、記録文学の名著。 紀伊半島で育まれた山林労働の歴史と文化、そして思考。 奥深い熊野の山小屋から生まれた稀有な山の自叙伝がヤマケイ文庫で復刻。 ■内容 序章 古窯の跡を訪ねて 第1章 炭焼きと植林 第2章 青春の西ン谷 第3章 果無山脈の主 第4章 十津川峡春秋 第5章 食物記 終章 果無山脈ふたたび 増補 新しい世紀の森へ ■著者について 宇江 敏勝(うえ・としかつ) 1937年三重県尾鷲生まれ。 和歌山県立熊野高校を卒業後、紀伊半島の山で林業に従事するかたわら、文学を学ぶ。 デビュー作『山びとの記』は80年に中公新書から刊行され、高い評価を得た。 以降、40年にわたり随想、小説などをコンスタントに発表。 新宿書房より、「宇江敏勝の本」シリーズ(全15冊)、「民俗伝奇小説集」(全10巻)がある。
  • 山に生きる 失われゆく山暮らし、山仕事の記録
    -
    古来より山人の暮らしを支えてきた手仕事を一気に紹介。 民俗学的観点からも非常に価値のある記録集。 懐かしいだけでなく、現代にも続く山仕事もあり、そのリアルを骨太な文章で紡ぎ出す。 著者30年に渡るフィールドワークの集大成。 ■内容 ゼンマイ折り 星 兵市・ミヨ夫妻(新潟県旧湯之谷村)、 黒田信一・晶子夫妻(福島県南会津郡)/月山筍採り 渡辺幸任(山形県鶴岡市)/ 炭焼き 佐藤光夫(宮城県七ヶ宿町)/馬搬 岩間 敬(岩手県遠野市)/ 山椒魚漁 星 寛(福島県檜枝岐村)、平野敬敏(福島県檜枝岐村)/ 大山独楽作り 金子貞雄(神奈川県伊勢原市)/立山かんじき作り 佐伯英之 (富山県立山町)/ 手橇遣い 大矢義広(岐阜県高山市)/漆掻き 岡本嘉明(京都府福知山市)/ 木馬曳き 橋本岩松(徳島県美波町)/阿波ばん茶づくり 清水克洋(徳島県那賀町) ■著者紹介 三宅 岳(みやけ・がく) 1964年生まれ。神奈川県藤野町(現・相模原市緑区)に育ち、遊び、暮らす。東京農工大学環境保護学科卒。 フリー写真家。おもに山の写真を撮影。北アルプス・丹沢・入笠山などの山岳写真に加え、 炭焼きをはじめ山仕事や林業もテーマとする。著書に『アルペンガイド丹沢』『雲ノ平・双六岳を歩く』(山と溪谷社)、 『炭焼紀行』(創森社)。ほかに共著など多数。
  • 八溝山
    -
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 営林署を定年まで勤め上げ、人一倍山を愛する心を持ち続ける著者。霊峰八溝山へ篤い思いのこもった1冊。八溝山と林業のかかわりを綴っている。

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  • 吉野林業全書
    -
    1巻5,238円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治31年に出版された原本に現代語訳を付けた完全復刻版。

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  • 立木幹材積表〈西日本編〉
    -
    1巻2,095円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 樹木の直径と高さから材積を求めた早見表。地域別、樹種別、人工林・天然林別に整理されています。

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  • 立木幹材積表〈東日本編〉
    -
    1巻2,095円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 樹木の直径と高さから材積を求めた早見表。地域別、樹種別、人工林・天然林別に整理されています。

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