作品一覧

  • 自然に倣う広葉樹の森づくり
    -
    1巻2,640円 (税込)
    今、日本中の広葉樹林は再び太くなり、伐りはじめられている。 しかし、我々は本当の森の姿を知らない。 本来の日本の広葉樹林は、さまざまな樹種が混ざり合う多種共存の森だ。 時に針葉樹とも混ざり合う巨木の森だったのである。 広葉樹の森づくりでは、全層間伐と天然更新で地域固有の多様性をもつ巨木林をめざす。 樹木の寿命に合わせ、数百年にわたり利用しながら、年々大径化していく木々は、 数世代にわたり山里の人びとの暮らしを支えていくだろう。 森の恵みをていねいに引き出しながら、 森と山里を真の意味で豊かにする森づくりと林業のあり方を提案する。
  • スギと広葉樹の混交林
    4.5
    1巻2,750円 (税込)
    戦後の拡大造林によって全国隅々まで広がったスギ人工林は水質浄化や洪水防止、持続的生産といった生態系サービスを著しく損なっている。それでは生態系サービスを向上させる森林とはどのようなものか。東北大学の試験地のスギ林での無間伐区、弱度間伐区、強度間伐区の比較研究によって、通常の林業経営で行われるような弱度間伐ではなく、広葉樹との混交化がすすむような強度間伐でこそ生態系サービスが改善することをメカニズムを含めて示す。あわせてスギ天然林のような本来の生態系を取り戻す植栽や制御、間伐のあり方を提案する。

ユーザーレビュー

  • スギと広葉樹の混交林

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『スギと広葉樹の混交林』清和研二 農文協は山梨県林務のNさんから推薦された本。
    今取り組んでいる弱度間伐で下層植生を回復させれば良しとしてきたスギ人工林施業にモヤモヤしてきたが、著者の清和研二さんが、その正解を教えてくれた1冊。
    下層植生が回復しても森林は健全にはならないことを科学的根拠に基づき調査研究を20年かけて取り組まれた成果から導き出したからこそ説得力がある。

    とにかく、心に刺さる言葉だらけです。
    清和研二さんが説くスギ人工林を強間伐して広葉樹を林冠レベルで混交させる混交林づくりに挑戦したい!
    林業現場で働く皆様に強くお勧めする1冊です。

    「混交林化による生態系サービスの向上は計り

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    2025年09月06日
  • スギと広葉樹の混交林

    Posted by ブクログ

    専門的なことは分からないけれど…今までよいと思っていた弱度間伐よりも、強度間伐の方が、杉と広葉樹の混交林化をより促し、環境保全機能も生態系サービスも大きくなるらしい。この研究結果、もっと世の中に広まってほしい。

    0
    2023年08月06日

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