徳川方作品一覧

  • 新装版 忍びの女(上)
    3.6
    豊臣家の猛将・福島正則の前に現れた徳川方の女忍者・小たまは、正則を籠絡し、巧みに城内に入り込んだ。探索をはじめた小たまは、武辺一方の正則を次第に愛しく想うようになる。豊臣秀吉亡き後、諸大名は自らの野望を抱き覇権をめぐる戦いは必至。ついには関ヶ原での天下を分ける決戦へと向かうのだった。
  • 忍者人別帖 1
    完結
    4.0
    全2巻693円 (税込)
    ▼第1話/名張忍法塾▼第2話/蜘蛛丸▼第3話/犬を呼ぶ少女▼第4話/伝火矢才蔵▼第5話/竜震〔真田軍記より〕 ●登場人物/才蔵(名張忍法塾の卒業生。伝火矢の術の使い手)。蜘蛛丸(名張忍法塾の卒業生。蜘蛛手を操る)。桔梗(名張忍法塾の卒業生。傀儡の術の使い手)。次郎(桔梗の忍犬)。 ●あらすじ/伊賀・名張の里の忍法塾では、一人前の忍者を目指して大勢の若者が厳しい訓練に励んでいた。慶長15年、蜘蛛丸、才蔵、桔梗の3人の若者は修行を終え、己の術のみを信じて、それぞれの道へ旅立っていくのだった(第1話)。▼豊臣方と決戦間近の徳川家に仕えることになった蜘蛛丸は、大阪城の銃の数の調査という使命を与えられる。人足として潜入した蜘蛛丸に、自分も徳川方の忍者だと名乗る文次という男が親しげに話しかけてくる。最初は掟どうりになんのことか分からないふりをしていた蜘蛛丸だったが、見張りに囲まれた際の文次の献身的な行動を見て、心を開く。しかし、蜘蛛丸も文次も見張りに捕まってしまう……(第2話)。
  • 麒麟児
    4.0
    慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。 軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。 江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。 和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。 二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。 三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。 幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
  • 戦百景 大坂夏の陣
    -
    慶長20年(1615年)3月、戦乱の気配が再び漂い始める。前年の暮に成った、いわゆる「大坂冬の陣」の和議が早くも崩れようとしていた。和議の条件で棄却された二の丸、三の丸の堀や柵が再建され始めていたのだ。それに対し徳川方は、牢人の解雇か豊臣家の移封を求めるが、豊臣家はそれを拒否。徳川と豊臣はついに手切れとなった。総勢15万を下らない徳川方に対し、豊臣方はその約半分。しかも「冬の陣」のときと違って、堀のない城では豊臣方は打って出るしかないのだ。──緒戦で命を懸けて戦う後藤又兵衛や藤堂高虎、浅野長晟。豊臣を滅亡させることを躊躇う徳川家康。牢人集を制御できない大野治長。乾坤一擲を狙う真田信繁。呪縛を乗り越えようとする豊臣秀頼。諸将の思惑が入り乱れるなかで、いよいよ戦乱の世の終止符が打たれる!
  • 戦百景 長篠の戦い
    4.3
    戦国最強の騎馬軍団を膨大な数の鉄砲で打ち負かしたとされる「長篠の戦い」。 だがそこには、それぞれの武将の深い思惑が働いていた。 長篠城の奥平信昌はどうして武田を裏切って徳川方についたのか。 内藤・馬場・山県ら武田の勇将たちは無駄な特攻をなぜ敢行したのか。 家康・酒井忠次主従は何を期して奇襲軍を出したのか。 信長が仕掛けた罠とは何だったのか。 勝頼は絶対的に不利な状況で、なぜわざわざ攻撃を仕掛けなければならなかったのか。 そして、長篠の戦いの最大のヒーローとも言える奥平勢の足軽・鳥居強右衛門の活躍とは。 最強合戦の真実に迫る書下ろし歴史小説!
  • 「その後」が凄かった!関ヶ原敗将復活への道
    4.5
    日本の勢力地図を大きく変えた西暦1600年の「関ヶ原の戦い」。 徳川家に敵対した大名は100家近くに及ぶ。 敗者へは主に「改易」という厳しい処分が待っていた。 だが、己の才覚と努力、そして運でもって、 再び大名の座に返り咲いた者がいた! 豊臣秀吉から疑いをかけられ所領を削減され続け、 関ヶ原合戦時、浅井畷で私怨により徳川方の前田家と戦い、改易。 しかしその後、奇跡の10万石に復活した丹羽長重。 豊臣秀吉の特別な計らいで大友家から独立して大名に取り立てられるも、 関ヶ原合戦時、西軍が負けるとわかっていながら味方をし、改易。 しかしその後、旧領である筑後・柳川の大名に復活した立花宗茂。 一部の関ヶ原敗戦大名は、なぜ再び大名に復活できたのか? そこには敗者ならではの矜持、そして生き残るための器量と処世、 そして運をつかむ能力があったのである! 現代人も時代が違うとはいえ、挫折や左遷など憂き目にあうことも多い。 また昨日の勝者も、明日には敗者になる可能性すらありうる。 逆境にあっても、なお信を貫き、強く生き抜く術は、 戦国時代の「敗者」から学べることが多いであろう。 本書は大河ドラマ時代考証で有名な著書による、 現代人にも通じる異色の歴史教養本。 ◎豊臣家への恩から敵対し改易となるも旧領の柳川の大名に復活した「立花宗茂」 ◎前田家との確執で失領するも秀忠との縁で返り咲いた「丹羽長重」 ◎復活への執念が強く十数年間の運動が奏功した「岩城貞隆」 ◎福島正則との「コネ力」を活かして復活した「来島康親」 etc.
  • 遺恨の刃:義に奔る剣
    -
    この物語は前作「遺恨の刃 番外紅白試合」の続編だが、時代背景は変わり、前作とはかなり趣の異なる作品になった。ただ、前作をご存じない方のために、ここに至る経緯を盛り込んだので、独立した作品としてお読みいただいても差支えはないと思う。 前作で武士の一分を立てた主人公は、戊辰戦争が始まると、徳川方として藩兵を率い、旧幕軍と合流して戦塵の中を駆け巡る。錦旗を押し立てた新政府軍に外様大名はおろか親藩、譜代大名まで続々と恭順する中で、藩兵を外征させてまで徳川家を守ろうとした藩など史実にはない。諸藩の大多数はお家大事だった。 過去に天下を争った源平の合戦も関ヶ原の合戦も二大勢力の激突だった。それに比べると、戊辰戦争の勢力不均衡は目を覆うばかりだ。徳川幕府二百六十年の太平に慣れ、武士の多くがサラリーマン化し、潔さ、廉恥という魂が薄れたこと、鎖国によって国際情勢にほとんど無知だったこと、貨幣経済の隆盛を横目に米穀経済を中心に据えたままだったこと、などが徳川幕府衰退の原因であろう。(あとがきより) 【著者プロフィール】 秋草 圭介(あきくさ・けいすけ) 1949年 栃木県佐野市生まれ 宇都宮市在住 元新聞記者 武産合氣道会師範八段 居合道無双直伝英信流三段 Eメール:akikusakeisuke@snow.ucatv.ne.jp
  • 大坂の陣
    5.0
    豊臣家を滅亡させ、徳川家康の天下統一を決定づけた大坂の陣。戦国の世に終焉を告げた戦いを徳川家康を筆頭にした武将たちはどう見たのか。豊臣に恩を抱きながらも御家存続のために徳川方についた福島正則をはじめとした大名や、「関ヶ原の戦い」の恨みを晴らすべく大坂城に駆けつけた真田信繁(幸村)ら浪人衆の動きや心中を描き出す。また、総大将たる豊臣秀頼が抱いていた「ある行為への憧れ」とは!? 圧巻の群像活劇。
  • 大坂の陣・なるほど人物事典 豊臣VS徳川―主役・脇役たちの意外な素顔
    4.0
    大坂冬の陣、夏の陣といえば、名だたる大名・武将が一堂に会し、豊臣方・徳川方に分かれて戦闘を繰り広げた最後の戦いである。ところが匹敵する規模の「関ケ原の合戦」がよく知られているのに対し、「大坂の陣」はどこか地味である。真田幸村・後藤又兵衛(基次)といった豊臣方の武将数名がよく知られるほかは、誰がどんな戦いをしたのかあまり知られていない。伊達政宗・藤堂高虎・佐竹義宣といった戦国大名たちですら、明快には動きを説明しにくい。そこで本書では、有名無名を問わずに、「大坂の陣」で活躍した人物たちの略歴と活躍ぶりをわかりやすく紹介。通読すると、様々の思惑を胸に戦場に臨んだ男たちが、勝ち負けを超えた悲喜こもごもの運命に押し流されていく人間模様が見えてくる。人物の動きを知る上での大坂の陣の概要説明や主な戦いの紹介、年表も充実。全人物についてゆかりの写真を掲載し、ビジュアル面でも楽しめる一冊。
  • 大坂落城 戦国終焉の舞台
    3.0
    家康謀略史観に疑問を持つ事で見えてきた、浪人やキリシタン、商人の存在。武将の活躍の陰で、彼らもまた生き残りを賭け参戦した。軍功書、首取状などの豊富な史料を提示しつつ、大坂の陣を鮮明に描写する。 〈目次〉 はじめに 第一章 関ヶ原合戦と江戸幕府の成立──徳川公儀の確立 1 関ヶ原合戦後の戦後処理と諸勢力の動向 2 江戸幕府の成立と徳川権力の進展 第二章 大坂冬の陣勃発──仕組まれた戦い 1 方広寺鐘銘事件起こる 2 大坂冬の陣前夜 3 大坂冬の陣開戦する 第三章 和平交渉から大坂夏の陣へ──豊臣家の滅亡 1 和睦交渉の経過 2 大坂夏の陣への道 3 大坂夏の陣と豊臣氏の滅亡 第四章 大坂の陣のその後──戦国終焉の舞台 1 徳川方と豊臣方の扱い 2 落人・浪人たちのその後 3 キリシタンたちのその後 4 戦国の終焉 主要参考文献 おわりに
  • 風の如く 水の如く
    3.4
    関ヶ原合戦が終わった。天下分け目の大戦に勝利した東軍徳川方では恩賞問題に苦悩していた。黒田如水(官兵衛)に謀反の疑いあり! そんな訴えがあり、徳川家康は本多正純に真偽の究明を命じた。如水と石田三成との間に密約は存在したのか。東西決戦の絵図をひいたのは何者なのか。黒田如水・長政ら父子の情をからめ、関ヶ原合戦に秘められた謎の方程式を、鮮やかに解き明かした傑作長編。
  • 合本 真田十勇士【文春e-Books】
    -
    家康を最も恐れさせた男、真田幸村。 彼の下には忍者・猿飛佐助や霧隠才蔵、石川五右衛門の一子・三好清海入道らをはじめとする十勇士がいた。忍術、智略、奇想天外の戦いで徳川方を苦しめるが、豊臣家と共に滅びへの道を辿り、大坂夏の陣へ――。 戦あり、エロスあり、奔放自在な柴錬の筆が迸る伝奇ロマンの傑作「真田十勇士」が、電子版で合本化!
  • くノ一紅騎兵
    -
    猛将上杉景勝は、重臣直江山城守の推挙で一人の小姓を召しかかえた。女と見紛うばかりの美童だが恐るべき剣技の持ち主で、景勝は連日連夜寵愛した。やがて、上杉家も大阪方に就くか徳川方に就くかの決断の時を迎えた。その時、直江山城守が赤ん坊を抱いて登城し、「上杉家のおん嫡子でござる」と言上したのである。豪胆な景勝もさすがに仰天した。女を抱かない彼に子供が生まれるはずがない。母親は意外にも、彼が溺愛したあの美童だった……。“くノ一”ものを精選した忍法帖!
  • 慶長戦国志1 小田原大戦
    3.0
    関ヶ原合戦後、伊達政宗は、徳川秀忠と会見するため江戸城へ昇った。その途上、徳川方の忍び衆に暗殺されかけた政宗は徳川からの離叛を決意、関東を乗っ取る大博打に打って出た。関ヶ原後の政治的空白をつき、かぶき者たちの熱き闘いが始まる!

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  • 皇族誕生
    4.0
    明治維新でなぜ皇族は急増したのか? 戦後、11家が皇籍離脱した「宮家」は、江戸時代には4家しかなかった。500年以上も遡らなければ天皇とつながらない人々は、なぜ「皇族」になったのか。明治天皇の意図、伊藤博文の狙いとは。徳川方についた北白川宮、首相になった東久邇宮、南京事件でGHQに尋問された朝香宮など、知られざる皇族たちの素顔を浮き彫りにし、皇族制度の誕生から消滅前夜まで、日本近代史の裏側に迫る!
  • <真田一族と戦国時代>次代へ繋ぐ無双の血 真田一族の生き残り戦略
    -
    その武勇と調略を駆使し大大名さえも翻弄した真田昌幸。稀代の策略家は真田家の存続を二人の息子に託した。その結果、長男信之は徳川方に、次男幸村は豊臣方にそれぞれ臣従することになる。一族を二つに割ることすらいとわない真田家の生き残り戦略とは?
  • 真田幸村 大阪冬の陣 夏の陣
    完結
    -
    [書籍版巻頭・巻末資料は電子版では未掲載です]戦国時代末期に生まれた真田幸村は、豊臣秀吉に仕えたため徳川方に対立して戦った。関ケ原の戦いや大阪の陣ではおおいに徳川方をなやませたが、大阪夏の陣で戦死した。まんがで楽しく学べる一冊。
  • 真田幸村 真田十勇士
    4.3
    柴錬先生の奔放自在な筆がほとばしる、伝奇ロマンの傑作! 家康がもっとも怖れた男、真田幸村。彼のもとには忍者・猿飛佐助や霧隠才蔵、石川五右衛門の一子・三好清海入道らをはじめとする十勇士がいた。忍術、知略を駆使した奇想天外の戦いで徳川方を苦しめるが、やがて最後の決戦、大阪夏の陣が迫る――。幸村たちの超人的な活躍に刮目せよ!
  • 真田幸村 新装版
    -
    敵将・島津家久をして「日本一の兵」と言わしめた真田幸村。家康が誰よりも恐れた戦上手は、温厚篤実な人柄で多くの者を魅了し、「大坂の陣」には多数の信奉者が付き従った。義を尊び、家康の再三の誘いを拒んで豊臣恩顧として徳川方を翻弄した勇将の生涯。
  • <真田幸村と大坂の陣>混成軍団を操る幸村 大坂の陣の評価
    -
    大坂の陣の花形といえば真田幸村である。それは単に家康を追いつめただけで得られた名声ではなかった。巧みな家臣団構成、大坂陣中における的確な判断。その才能を、徳川方も見逃さなかった。そんな中、一体誰が幸村の心を読み違えたのか。幸村関係3編を収録
  • <真田幸村と大坂の陣>豊臣家に引導を! 幸村の好敵手たち
    -
    大坂の陣勃発! 幸村たちと相対する徳川方の中でも、特に幸村に対抗心を燃やしていたのが二代将軍・徳川秀忠。上田合戦で味わった屈辱を今こそ晴らさんと、並々ならぬ決意でこの一戦に臨んでいた。秀忠ほか、幸村と刃を交えた好敵手たちを紹介する。
  • <真田幸村と大坂の陣>幸村渾身の策 真田丸のルーツとは?
    -
    真田丸――大坂城南東に築かれたこの巨大な出丸を駆使し、徳川方に大損害を与えた真田幸村。父・昌幸から受け継いだ戦法の原点は、意外にも大坂の陣から三十年以上前の長篠合戦だった!? 真田家必勝の戦法はどのように生まれ、遂行されたのか探究する。
  • 30のエピソードですっきりわかる「幕末維新」
    -
    1巻569円 (税込)
    ペリー来航から明治元年まで、わずか十五年。この短い間に、全国各地でさまざまな人たちが命を懸けて戦った幕末維新の動乱は、数多くのドラマを生み、それらがからみあいながら日本は新しい時代にたどりついた!しかし、人の立場も藩の動きも「紆余曲折」「二転三転」していて、当時の実態はものすごくわかりにくい。たとえば、ペリーが来た頃、徳川幕府と薩摩藩は仲が良く、また天皇は幕府を信頼していたのに、いつの間にか薩長が連携して天皇を擁し、倒幕の中軸となる。どこで何が変わって、こんな事態に至ったのか?本書は、30のエピソードを通して難解な幕末維新の実像を解説している。「倒幕を正当化する根拠を徳川一門が用意していた」「坂本龍馬は徳川家を守ろうとしていた」「徳川方は錦の御旗に対抗して日の丸の旗印を掲げたことがあった」――教科書には書かれていない話を豊富に盛り込み、幕末維新のストーリーが面白く、すっきりわかる一冊である。

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  • 島津の陣風 義久の深謀、義弘の胆力
    3.3
    慶長5年9月15日、関ケ原──。家康本陣めがけて、島津義弘率いる1500の軍勢が駆け抜けた! やがて改易を狙う徳川方と本領安堵を図る島津との虚々実々の駆け引きが始まる。義久・義弘ら島津家と家康・本多正信・黒田官兵衛など徳川方との知略を尽くした戦いが始まる。
  • 青雲を行く(上)
    5.0
    文久2年、薩摩藩士・中村半次郎――のちの桐野利秋は、西郷隆盛の人格に魅せられ上洛する。「邪魔立てする者は斬る!」烈々たるその決意で人斬り半次郎の異名を馳せた。慶応3年、幕府崩壊。しかし、徳川方の権力は健在で、市中に睨みをきかせている。半次郎は西郷らとともに、真の王政復古を求めるならば実力をもって彼らを追い払うべきだと説く。維新回天にかけた男の青雲の客気を描く長編。
  • 戦旗 大坂の陣 最後の二日間
    3.7
    真田幸村は死中に活を求めて家康本陣めがけて攻め込んだ! 猛将・後藤又兵衛、大坂方最後の砦・毛利勝永らと、対する徳川方の独眼竜・伊達政宗、戦の寵児・水野勝成、家康の外孫・松平忠明──戦国最後の大合戦を活写する群像時代活劇。
  • 真田幸村 ―風雲! 真田丸― 戦国武将物語
    3.6
    知略にたけ、少ない兵力でも大軍に勝利するなどの戦上手として、戦国武将のなかでも抜きんでた人気を誇る真田幸村。豊臣と徳川のさいごの戦い、大坂冬の陣・夏の陣では、多くの武将が徳川方につくなか、秀吉の恩義を忘れず、豊臣方について、「真田丸」を築くなどし、徳川軍をさいごまで苦しめる。自分の信念を貫いて、最後まで戦い抜いた真田幸村の生涯。2016年、大河ドラマの主人公。
  • 大助勇戦記 逆転!道明寺合戦
    3.0
    大坂冬の陣の講和が成立。すぐに徳川方の諜略の魔の手が、真田大助の父・幸村に迫った!幸村は徳川方に降るというか!?人質として江戸入りを要求された真田大助の命運はいかに?気鋭の著者が渾身を込めて書き下ろした一冊!

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  • 大脱走 裏切りの姫
    -
    長篠の合戦から七年、滅亡の淵に立つ武田家。主君勝頼に忠誠を誓う馬廻り・前島平蔵は、親族衆筆頭である穴山信君の徳川方への寝返りを察知し、甲府の穴山屋敷を取り囲む。屋敷のなかでは、信君の妻・千鶴、嫡男・勝千代らが、脱出の機会を窺っていた。実力派作家がスケール豊かに描く、戦国小説の新境地。
  • 血の城
    4.0
    天正八年初冬。遠州武田方の高天神城では、徐々に包囲を狭めつつある徳川方を狙う野伏りが跋扈していた。頭領は、家康が濡衣を着せて殺害した嫡子信康に似ているという。一方、近くの沢木村では、多くの百姓が神隠しに遭っていた……。長篇戦国巨編!
  • とまどい関ヶ原
    4.0
    「あれは内応しておるのではないか」裏切りと内通の噂が飛び交い、大坂方か徳川方か、どちらが勝つか最後までわからなかった関ヶ原合戦。天下分け目のこの戦いは、人生の分かれ目。栄達か、しからずんば死か……。でも実際は、誰もがとまどい、迷っていた。敵中突破しての大坂行き。でも同行者がヘンだ!(「大根を売る武者」)。両軍にいい顔をわが城が東西の境目に(「日本一幸運な城の話」)。手勢わずか六百。なのに勝敗の鍵を握らされた(「草の靡き」)。毛利家の野望と、安国寺恵瓊の野望は相性が悪い?(「百尺竿頭に立つ」)舞台裏で勝敗の帰趨を左右した武将から、脇役を演じた小身の武士まで、野心と謀略が渦巻く関ヶ原合戦に振り回された男たちを温かく(?)描く傑作小説。

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  • <豊臣秀吉と戦国時代>決断力に欠けた能吏 増田長盛
    -
    豊臣家五奉行の一角、増田長盛を紹介! 奉行衆として、豊臣政権の屋台骨を支えた長盛だが、関ヶ原合戦に際し、西軍側に身を置く一方で徳川方とも内通するなど、終始一貫しない態度をとる。自己保身か策謀か? 長盛の真意に迫る!
  • 忍者丹波大介
    3.3
    豊臣秀吉歿後、諸国大名の勢力は二つに分れ、関ヶ原の合戦で徳川方が勝利をおさめる。激変する時代の波のなかで、信義をモットーにしていた甲賀忍者のありかたも変質していく。丹波大介は甲賀の立場をすて一匹狼となり、自分が信ずるものにだけ従い、黒い刃風をくぐって活躍する。さまざまの武将の去就と歴史の裏側で暗躍する忍びの者の裸形を痛快に描く長編時代小説。
  • 「幕末維新」の不都合な真実
    4.0
    幕末維新のターニングポイントとなった「江戸城無血開城」。江戸の都市を壊滅から救い、日本の内乱を最小限に抑えた大英断は、今も“美談”として高く評価されるが、果たして本当だろうか? 実は、新政府軍が幕府軍を打ち破った鳥羽・伏見の戦い後も、江戸城の無血開城後も情勢は混沌――。どちらに“勝利の女神”がほほ笑むかは分からなかった。なぜなら、徳川家の猛烈な巻き返しに遭った新政府側は、「江戸城を徳川家に返還する」ことまで覚悟したからである。本書は、「江戸城無血開城」の立役者である西郷隆盛と勝海舟に注目し、江戸の攻防戦に秘められた“不都合な真実”の数々を描き出す。そして、「彰義隊の戦い」こそが天下分け目の決戦だったのであり、「新政府側が勝つべくして勝ち、徳川方が負けるべくして負けた」という幕末維新の定説をも覆していく。新時代をめぐる、逆転に次ぐ大逆転! 本当に追い詰められたのは、新政府だった!?

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  • 秘文鞍馬経
    -
    武田信玄は死に際し、自らの亡き殻とともに財宝を諏訪湖に沈めるよう命じた。その石棺の隠し場所を示す五巻の巻物をもって逃げる三人の落武者は、徳川方に討たれる。その巻物をめぐって武田の郷士・高市児次郎は、師僧・閑雪、猟師の子・伝太とともに三つ巴の争奪戦にまき込まれる―。人間の一生は修行だとする周五郎の信念に貫かれた伝奇時代長篇。
  • 風雲真田軍記(上)(電子復刻版)
    3.0
    方広寺鐘銘事件で豊臣方が窮地に陥った頃、紀州九度山に蟄居中の真田幸村のもとに、大坂入城を要請する密使が遣わされた。幸村麾下忍者・羽尾又四郎は徳川方忍者を捕え、すでに大坂城内にまで間者潜入の事実を掴んだ。盟友・猿飛佐助と大阪へ急行秀頼毒殺をからくも防いだが、すでに大坂城中に慧眼の士なく、幸村らの献策はことごとく淀君の斥けるところとなった……。悲劇の鬼将を描く長篇歴史ロマン。

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  • 本格戦国シミュレーション 天才軍師真田幸村・逆転大坂の陣! 真田風雲伝 二
    値引きあり
    -
    ※注【この電子書籍は、印刷物として2013年5月に発売された『真田軍戦記 2』(学研パブリッシング)を基に、再編集&改題して制作したものです】 大坂の陣の逆転を描く本格戦国シミュレーション 天才軍師・真田幸村が大坂の陣を勝利に導く! 秀頼から豊臣家の軍事と政治の大権を任された真田幸村は、大坂城に約七万の兵を入れて籠城し、徳川軍十五万強を迎え撃った。その一方で、自ら淀城を奇襲して奪い、大坂城の支城とする。さらに、徳川方に反旗を翻した福島正則、立花宗茂らが広島城から東に攻め上り、姫路城、尼崎城などを落とし、別働隊として大坂城に向かった。福島軍の大坂入城を阻止すべく、伊達政宗率いる徳川軍が船場で激突を始める。同時に、徳川軍は大坂城の本丸総攻撃を開始した。秀忠率いる徳川軍は空堀に攻め掛かり、榊原康勝は大手城門を攻撃する。三万を超す徳川兵を動員した空堀攻撃によって、本丸は危機に陥るが、そこには幸村の仕掛けたある戦略が隠されていた。いま恐るべき火焔の秘計が炸裂する!
  • 前田利常(上)
    3.0
    幼名・猿千代。ただ一度だけ対面した父・利家に“眼の内はよろし”と誉められ、兄・利長の継嗣(けいし)となる。利光を名乗り、わずか13歳で海内(かいだい)随一の大大名・加賀百万石を継いだ。その後、大坂の役では先鋒として出陣、家康の孫・松平忠直と戦功を競う。前田家取りつぶしを画策する徳川方の陰謀に、股肱(ここう)の臣の富田重政・重康父子の協力を得て、危難を脱するが……。
  • 前田利常(上・下合冊版)
    -
    幼名・猿千代。わずか13歳で大大名・加賀百万石を継いだ前田利常は、英知を駆使して前田家の安泰を目指す。武威(ぶい)の徳川に対し、“文化立国”で挑戦する利常。諸国から一流の職工、芸術家を招き、金沢城下に絢爛豪華な百万石文化を築く。徳川方の謀略と挑発に、百万石を賭けた男の意地! 海内無双(かいだいむそう)の加賀文化を築いた名君の実像とは?
  • 闇の関ヶ原
    -
    今からちょうど四百年前の九月十五日、日本史上もっともドラマチックな合戦があった。全国の名だたる大名が豊臣方・徳川方の東西に分かれて激突、一日で天下の帰趨を決した関ヶ原の合戦である。戦端が開かれた当初、徳川家康率いる東軍を押しまくった西軍は、小早川秀秋の寝返りによって壊滅のやむなきに至った。だが、この寝返り劇、はたして戦場で突然起こったものだろうか。むしろ何者かによって事前に仕組まれていたのではないか。本書は、限られた歴史的事実をたくみにつなぎ合わせながら、東軍を勝利に導いた「闇の仕掛け人」の素顔とその活躍をいきいきと描き出している。合戦そのものは一日で終わったが、天下をめぐる徳川家康と石田三成の謀略戦は、戦場で対峙する以前から延々と続いていた。そこで力を発揮した男たちこそ、この物語の主人公である。秘められた人間ドラマを掘り起こし、新たな視点から「関ヶ原」を描いた注目の長編時代ミステリー。

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