小説・文芸 - 岩波書店作品一覧

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  • ひらめき!英語迷言教室 ジョークのオチを考えよう
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    ココロをくすぐるユーモラスな英語迷言や有名な名言のパロディ,そしてひねりのきいた英語ジョークを集めました.穴埋め式でオチを考えながら自然に英単語や英文法の知識が身に着く笑顔の英語教室.ドーナツを見た時の反応の違いは? 友達と仲良くする秘訣は?などなど.想像力とユーモアのセンスを駆使してオチを考えよう!

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  • 久保田万太郎俳句集
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    芥川龍之介は万太郎の俳句を「「嘆かひ」の発句」と喝破した.万太郎は「俳句は余技」とした.その無防備を装って詠み上げられた余技は,日本語での詠嘆の美しさ,表現の自在さにおいて,他の俳句の追随を許さない.国民に広く愛唱されてきた.明治末年より亡くなる昭和38年までの半世紀間の全句8000句から900句を精選した.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 夜長姫と耳男
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    長者の一粒種として慈しまれる夜長姫.黄金をしぼらせ,したたる露で産湯をつかわせたので,姫の身体は光りかがやき,黄金の香りがすると言われていた.飛騨随一の匠の弟子で,大きな耳を持つ耳男は,姫が13歳の時,姫のために弥勒菩薩像を造るよう長者から命じられる.美しく,無邪気な姫の笑顔に魅入られた耳男は,次第に残酷な運命に巻き込まれていく.[カラー6頁]※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • ティラン・ロ・ブラン 1
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    セルバンテスが『ドン・キホーテ』の中で,「世界一の本」と絶讃する,騎士道小説の最高傑作.騎士ティラン・ロ・ブランの地中海を巡る冒険と,絶世の美姫との愛の日々が,絢爛豪華な宮廷生活を背景に驚くほど生き生きと描写される.『ドン・キホーテ』『アーサー王物語』『デカメロン』などと同列と評される,世界文学の大古典.バルガス=リョサによる〈日本語版への序文〉を付す.(全四冊)

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  • フォト・ルポルタージュ 福島 人なき「復興」の10年
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    福島第一原発事故から一〇年が過ぎた.多額の復興予算は,当事者不在の公共事業や検証なく繰り返される除染などに費やされ,さらに原発事故の傷跡を覆い隠す「復興五輪」が強行された.地元住民を置き去りにする偽りの「復興」は福島に何をもたらしているのか.住民らの苦悩と闘いをカラー写真とルポで描く好評シリーズ第4弾.

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  • おに火の村のねずみたち
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    1巻1,320円 (税込)
    切り立った絶壁にかこまれた入江に,人間たちがすてた小さな村がありました.その村には,今でもねずみたちが住んでいます.お盆の夜,ねずみたちは,うきうきと楽しげです.ところがその時,化け猫が襲ってきたのです.昔ながらの行事を守って心をひとつにし,力をあわせて化け猫と闘う,勇敢なねずみたちの冒険談.

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  • 芥川竜之介紀行文集
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    芥川の国内の旅行記と中国紀行をまとめる.1921年に,『大阪毎日新聞』視察員として中国各地を訪れた芥川は,ロマン的な中国像をいだきながらも,現実の中国の実情,中国の対日観を冷静に見つめ,自身の思いを刻々と伝えている.芥川の作品中でも,特異なルポルタージュである.

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  • サラマンカの学生 他六篇
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    冷酷非情で,神の掟にも従わないドン・フェリックスは,スペイン文学史上,もっとも残忍非道,大胆不敵なドン・フアンである.陰鬱で不気味な霊界を舞台に,ドン・フェリックス=ドン・フアンの凄絶な死後の世界を描く長篇物語詩「サラマンカの学生」ほか,スペイン・ロマン主義を代表する詩人エスプロンセーダ(1808―42)の絶唱六篇を収録.

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  • A.O.バルナブース全集 上
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    旅と書物をこよなく愛したフランスの作家ラルボー(1881―1957)の代表作.短篇小説と詩と日記から成る〈全集〉という風変りなこの作品は,いわば〈逆向きの教養小説〉だ.幼くして両親を失い,莫大な遺産を相続した主人公は,億万長者というばかげた境遇を捨て去り,一個の人間として生きるために世界各地を放浪する.(全2冊)

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  • いないいないばあや
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    1巻2,200円 (税込)
    ばあやと「いないいないばあ」の遊びをくり返すうちに,幼い橙子は,いるとか,いないとかいうのはどういうことなのだろうと,急に恐くなる.子どもが感じる恐れや不安を日常のなかに描き出した意欲作.

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  • 詩のきらめき
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    詩から詩へ,膨らむイメージ.詩と詩の間に,ぽっと浮かび上がる青春,人生のかがやき.一冊の本の中に広がる,古今東西の言葉の持つ芳醇な世界.奔放な言葉の流れによってつむがれた,散文では表現できない想いを伝える,多くの詩を読む.詩人でもある著者が,誰もが見知った言葉の持つ,新鮮なきらめきを案内する.

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  • 新島襄自伝 手記・紀行文・日記
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    日本初の私立大学設立を目指した新島襄(1843―90)は,青年時代に鎖国令を犯して函館から密出国し,19世紀後半のアメリカを中心に異文化の清新な空気にふれて,文明開化期の日本に帰国した.その後,病気と闘いながら,教育とキリスト教伝道を通じて日本の近代化に挺身した新島の波瀾に富んだ生涯を,残された自筆の記録により跡づける.

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  • ただ時の過ぎゆかぬように 僕のニュース詩
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    1巻1,870円 (税込)
    世紀末から新世紀にかけ,時代の結び目に何が起きたか? 忘れてはならないこと,記憶しておくべきことは何か? 著者は毎週,世界的大事件からスポーツ・芸能まで,時代の肌触りを記録すべく,ホームページに「ニュース詩」を創り続けた.「ニュース詩」100篇と語り下しによる,異能の作家渾身の現代日本社会論!

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  • 無冠の父
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    「私の父の深沢武吉は,生涯巡査であった」.戦中から戦後初期の淡路島.小さな駐在所に身を寄せ合う,ある一家のささやかな幸福と戦争の傷痕.――実父をモデルに著者が遺した珠玉の物語は,父親とは何か,時代の激変のなかの家族,人間の矜持,生きることの諦観と希望とは何かを問いかけてやまない.解説=長嶋有

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  • 名随筆で学ぶ英語表現 寺田寅彦 in English
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    複雑系科学に通じる現代的視点をもって,数多くの名随筆をうみだした物理学者・寺田寅彦.「茶碗の湯」「電車の混雑について」「金米糖」など身近な現象を題材につづられた五編が,英文となってうまれかわる.熟語,構文から科学的読み解きまで,多岐にわたる解説によって,科学の心と自然な英語表現が身につく一冊.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 負け組のメディア史 天下無敵 野依秀市伝
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    明治末期から戦後にかけて,数々の雑誌・新聞を率い「言論界の暴れん坊」の異名をとった男,野依秀市.同時代では右翼ジャーナリストとして知られた彼ほど,大衆の感情,「世論」を体現した者はいなかった.今や忘れられた桁外れの鬼才の生き様と,大手メディアとは異なる「負け組」の視点でのメディア史を描く.

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  • 俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶
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    古典を知ったら,俳句がますますおもしろくなる! 今につながる俳句400年の歴史,その流れをつくった江戸の三俳人は,それぞれ伝統を大切にしながら,つねに新しい表現に挑戦しました.個性ゆたかな俳人たちはどのように生き,何をめざしたのでしょうか? 名句,名言,そして俳句のこころをたっぷり味わえる一冊です.

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  • ポオ評論集
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    短篇小説の名手,詩人としても知られるポオ(1809-1849)だが,彼はすぐれた理論家・批評家としての顔も持っていた.その明確な方法意識を示す「詩作の哲学」「詩の原理」等の著名な評論,クーパー,ホーソーン,ロングフェロー,ディケンズ等を論じた同時代評を収録.ポオ一流の筆法で書かれた9篇から成るアンソロジー.

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  • 電子書籍オリジナル版 帰ってきたガン患者 作家がガンになって試みたこと・完結編
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    肝硬変を病み,ガンが見つかった楽天家作家は,手術を拒否するもほったらかし療法でガンに打ち勝ったかに思えた(『作家がガンになって試みたこと』)。しかし,食道狭窄症,肝硬変が原因の腹水に苦しめられる.医者に「もう手術はできない」と言われても,だれに媚びることもなく,自分らしく生きぬいた楽天家作家の,単行本刊行後に雑誌『図書』に書き継いだ闘病記.お嬢様による三千綱さんの最期を描いたあとがきで,闘病記は完結した!

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  • 第十 折々のうた
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    俳句・短歌から現代詩まで,日本詩歌の沃野へ読者を案内してきたシリーズの第十巻は,一九九二年四月まで一年間の新聞連載に加筆.特に反響の大きかった世界各地の子どもたちの「ハイク」や障害者の短歌作品を数多く収める.ブラジルの十一歳の少年は,こう詠んでいる.「言葉ってものは/傷つけもするし幸せにもする/単純な文法です」.

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  • いそっぷ詩
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    イソップ寓話は〈伊曽保物語〉の昔から数多く再話されているが,詩の形になっているものはあまりない.子どもたちの耳に入りやすいうたの形で書けないものかと,以前から思っていた.原作にある教訓は読者に任せることにして,私はもっぱらちょっと残酷なユーモアを目指した.

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  • あたしとあなた
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    一人の自分と一人の他人が,人間の基本単位だと私は考えているが,それを小説みたいな長いお話でなく,短い破片のように書くスタイルがある日突然降って湧いた.書いているうちに自分にとって新鮮なその方法の軽みが楽しくなった.二人いると人間は色っぽくなる.

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  • 詩に就いて
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    吉田健一さんの同題のエッセー集にある詩の考え方に,私は共感と反発を覚えているので,無断で題名を拝借したのだが,散文では捉えられないものを詩は果たして捉えられるのかという疑問は深まるばかりだ.詩で詩を語ろうとする試みは,私のobsessionみたいになっている.

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  • おやすみ神たち
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    魂という何かがあるのかないのか,あるとすればどこにあるのか,川島小鳥が撮ったアジアの人や子ども,風景や日常の情景などを見ているうちに自然に魂という言葉が浮かんだが,それをタマシヒとカタカナで表記することで,魂の含意を少しずらしてみたいと思った.

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  • 「無罪」を見抜く 裁判官・木谷明の生き方
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    有罪率が非常に高い日本の刑事裁判.一方で,死刑などの重大事件で,再審の結果,無罪となるケースも出てきている.在職中,いくつもの無罪判決を出し,そのすべてを確定させた裁判官は,いかにして無罪を見抜いたのか.被告人,証拠と向き合う姿勢,裁判官と検察の関係などを率直に語る.現在の日本の司法制度を考える際に必読の書.

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  • 第九 折々のうた
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    「口頭試問してゐる吾の拠りどころ崩るるごとき瞬間があり」(半田良平),「黒猫の子のぞろぞろと月夜かな」(飯田龍太),「手の届くかぎりの障子破り終へてみどり児が新年の風に臨めり」(大江昭太郎)…….すでに三千回を越す「朝日新聞」連載コラムに加筆して編まれる好評シリーズ.本巻は一九九〇年五月から九一年四月まで一年分を収録.

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  • 走れ! 半ズボン隊
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    いなか町に住む11歳の4人の少年,ルドルフォ,イスランド,スニッカーズ,セメント.ごくふつうの少年たちが,たまたま出くわしたピンチに,町や学校や列車を救って,一躍ヒーローに! ついたあだ名は「半ズボン隊」──「どうしてかって? それをこれから話すから,ちゃんと聞いてよね」.ドイツ児童文学賞を受賞した,ユーモアあふれる友情と冒険の物語.

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  • 第八 折々のうた
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    「盃の手もとへよるの雪の酒つもるつもるといひながらのむ」(元の木網),「春の虹手紙の母に愛さるる」(寺山修司)…….一九七九年一月二十五日の「朝日新聞」連載開始以来,世代を超えて広範な人々から愛読されている「折々のうた」.ミリオン・セラーとなっているシリーズの八冊目は,一九八九年九月十五日までの一年分に加筆して編む.

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  • 少年の魔法のつのぶえ ドイツのわらべうた
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    旅まわりの職人,家事手伝いの娘たちなど,庶民の口から口に伝えられたドイツ語圏の民謡から,子どもの暮らしにまつわるものを中心に選ぶ.

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  • 漱石先生の手紙が教えてくれたこと
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    「あせってはいけません」「牛のように図図しく進んでいくのが大事」.漱石の書き残した,弟子を始めとする若い人々への手紙は,小説とは違った感慨を読む者に与える.綴られる励まし,ユーモア,人としての深さは,今を生きる人にとっても,温かなエールとなるだろう.示唆に富む手紙から文豪・漱石の新たな一面が見えてくる.

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  • 第七 折々のうた
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    「白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる」(俵万智),「わが――光輝く――角」(米国インディアンの詩),「霜柱どの一本も目ざめをり」(加藤楸邨)…….詩歌の宇宙を飛翔するシリーズの七冊目.「朝日新聞」一九八八年九月一四日付まで一年間の掲載分に加筆するこの巻では,初登場の歌人・俳人らの作品が多く収められる.

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  • 第六 折々のうた
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    一九七九年一月,朝日新聞の一角を占め始めたコラムは短い中断をはさみながら続き,一九八六年末には二○○○回を越えた.ことばの狩人たる筆者による,これは壮大な偉業といえよう.加筆をほどこして編まれる新書の六冊目は,一九八六年の一年分を収録.「あとがき」には,ヨーロッパ知識人の強い関心も紹介.

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  • から騒ぎ
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    「確かに私はあらゆる女性に愛される,あなたは別だが」──アラゴンの貴族クローディオーとメシーナの知事の娘ヒーローは,互いに好意を寄せる仲.ベアトリスとベネディックは,会えば必ず激しい舌戦.シェイクスピア喜劇,屈指の機知溢れるやりとりで,二つの対照的な恋を描く.その台詞の躍動感をいきいきと正確に伝える新訳.

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  • 第五 折々のうた
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    古今の詩句を借りて,それらをあるゆるやかな連結方法によってつなぎとめながら,全体として一枚の大きな言葉の織物ができ上がるように,それらを編んでみたい――.詩人の企ては朝日新聞コラムが次々に新書に編まれることによって果たされ,広範な読者に迎えられている.本書はその五枚目の「織物」.一九八五年一年間の新聞連載に加筆.

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  • ガーティのミッション世界一
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    ガーティは世界一の小学五年生を目指す,元気いっぱいの女の子.そのためにはなんでも一番になると心に決めた.ところが新学期早々,転校生のメアリー・スーがクラスの人気者の地位に躍り出てしまい…….けんめいに生きる子どもの苦闘と大そうどうの日々を,ユーモアあふれる筆づかいでつづる,注目のデビュー作.

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  • 16歳 親と子のあいだには
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    世界一周の旅に出た僕を,親は旅先に本や手紙をせっせと送ってきては応援してくれた….見守る親の視線を感じながらも自ら未来を切り拓こうともがく.さまざまに揺れる16歳のころの心模様や親子関係を,12人の個性豊かな大人たちが熱く語ります.生きる勇気と元気がもらえる十人十色の青春記です.

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  • 二百十日・野分
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    圭さんと碌さんの軽妙な会話を軸に,夏目漱石(1917―66)の阿蘇山旅行に基づき書かれた「二百十日」.若き二人の文学士と文筆に生きる男が,流動する社会に三人三様に向き合う姿を多面的に切り取った「野分」.先鋭な社会批評を中軸に据えた,長篇作家漱石誕生への橋渡しとなる二篇.改版(解説=小宮豊隆・出原隆俊)

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  • 私の生い立ち
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    晶子の知られざる自伝.生家,家族,遊び友だち,学校,街の風景など,堺で少女時代を過ごした晶子の生活と心情のディテールを,一少女の立場から素直に綴る.大人になった晶子が記憶に残る少女の姿を記録に留めた「私の見た少女」を併収.大歌人を育んだ時代の風景を,竹久夢二の挿画とともに,しみじみと味わう.(解説=今野寿美)

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  • 第四 折々のうた
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    一九七九年から「朝日新聞」の一角を占め始めた小さなコラム「折々のうた」.それはたちまち大反響をよんだが,筆者の企てた〈日本詩歌の常識づくり〉は,新書という形をとって実を結びつつある.広く親しまれている俳句・短歌から知られざる歌謡・川柳・現代詩まで,多彩な作品の心を伝えるシリーズ.一九八四年三月まで一年分を収める.

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  • 第三 折々のうた
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    古来,日本人の感性はどれほどの細やかさと豊かさを備え,自由奔放に羽ばたいてきたか――.日本詩歌の沃野へと読者をいざなう好評シリーズの三冊目は,一九八三年三月まで一年間の「朝日新聞」連載に加筆する.時代と空間をかろやかに超えて響き合う言葉と言葉.様式の垣根をとりはらって織りなされる華麗な絵巻物.

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  • 獺祭書屋俳話・芭蕉雑談
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    近代俳句の創始者正岡子規の生誕150年が迫っている.「獺祭(だっさい)書屋俳話」は,26歳の子規による近代詩歌としての俳句の独立宣言書.書名のみ高名でありながら,内容は近世俳諧の評釈がほとんどのため,一般読者が味読出来るテキストは,整備されてこなかった.「芭蕉雑談(ぞうだん)」は,神聖視されてきた芭蕉を的確に批評することで,芭蕉の再評価を試みる.正岡子規,近世俳諧研究を両立,推進させてきた研究者による本格的な注解と解説を初めて付す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 続 折々のうた
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    好評の前著に続く一年間の新聞連載に加筆して贈る.この二書において,俳句や短歌にとどまらず,狂歌や漢詩,さらに琉球の古歌謡に至るまで,広大な日本詩歌の世界に光があてられ,新しい〈常識〉が作り出された.簡潔な表現にこめられた哀切な想い,大らかな叙情を,詩人のこまやかな感性が的確に読みとり,奥深いことばの森に読者を誘う.

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  • くろグミ団は名探偵 消えた楽譜
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    好評シリーズ,いよいよ5冊目.くろグミ団の子どもたちは,大女優の宝飾品を盗んだ犯人をついに追いつめます.さらに万引き犯を追って町をかけめぐり,横取りされた海賊の宝物のゆくえに目を光らせ,ある音楽家がのこした一枚の楽譜の秘密にせまります.なぞを解く手がかりは絵のなかに! ワクワクがとまらない探偵本です.

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  • くろグミ団は名探偵 S博士を追え!
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    好評,絵解きミステリーの第4弾.くろグミ団の子どもたちは,ビーチ荒らしの犯人を追いかけ,古城の女主人をおそう幽霊の正体にせまり,有名な宝飾品をめぐるなぞに頭をひねり,青い光信号で合図を送るあやしい人たちの真実をさぐります.文と絵で,犯人のしかけたトリックをあばこう! 探偵のおもしろさがいっぱいです.

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  • くろグミ団は名探偵 紅サンゴの陰謀
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    するどい観察と推理で犯人を追いつめる「くろグミ団」.はたして,危険な秘密結社のたくらみをあばくことはできるのでしょうか? そのほか森林どろぼう,貴婦人の肖像画のなぞなど,4つの難事件に挑みます.ストーリーと楽しい絵が一体となってすすむ,なぞ解きミステリー.すみずみまで目を光らせれば,きみも名探偵!

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  • こわいオオカミのはなしをしよう
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    マイケルはパパのおはなしが大すきです.新しい主人公はメンドリのレインボーと,肉屋の包丁みたいな牙をはやした,こわーいオオカミのウォルドー! ウォルドーはある夜,農家のにわとり小屋からレインボーをぬすんで食べようとしますが…….親子の弾むような会話のキャッチボールと,ゆかいなおはなしがとまりません!

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  • 子規紀行文集
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    26歳の子規(1867-1902)は、芭蕉の旅の跡を辿る東北巡行を決行、「はて知らずの記」を残した。子規は各地を旅している。発病後も、軽症の内は、自分を奮い立たせるように旅を続けている。句、歌を織り込みながら、旅先での風物、人との出会いを様々に描き分けている。子規の紀行文には、俳句革新の覇気に満ちた青年文学者の颯然たる気概をよく伝える。代表的な紀行文8篇を収録。詳細な注解を付した。※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

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  • 大隈重信自叙伝
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    日本の近代化を推進した大隈重信(1838―1922)の回顧談から自伝的な記述を編集・収録。生い立ち、幕末佐賀藩における少壮時代、空理空論を排して「活学」を志向した青年期、新政府での活躍、征韓論政変、政界からの引退と復帰、東京専門学校と立憲改進党の創設などの回顧から、当時の混沌とした政情と、政策決定の裏面が浮かび上がる。

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  • 奇岩城
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    ある城館で起きた殺人事件に巻きこまれた高校生ボートルレ.彼はその天才的な推理力を発揮して,犯人を追いつめていくと同時に,紙片に書かれた暗号文の解読に成功.歴代フランス王家の財宝の隠し場所であり,また怪盗ルパンの本拠地でもある奇岩城の場所をつきとめたのだった.ルパン・シリーズ中の最高傑作といわれる長編.[改版]

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  • ルパン対ホームズ
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    100万フランの当り宝くじ券盗難事件,オートレック男爵殺人事件,青いダイヤ事件.この3つの難問を解決すべくイギリスからやってきたシャーロック・ホームズは,あざやかな推理で,3つの事件を結びつける謎の人物にせまっていく….神出鬼没の怪盗紳士ルパンと名探偵ホームズとの,死力をつくしての戦いを描く.

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  • ごんぎつね
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    表題作を初め,心を打つ名作の数々を残してわずか30歳で世を去った新美南吉.ほかに「おじいさんのランプ」「花のき村の盗人たち」「いぼ」「てぶくろを買いに」など12編.〔解説・鳥越信〕

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  • レギュラーになれないきみへ
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    華やかなプレーで脚光を浴びる花形選手の陰にはレギュラーになれなかった控え選手が数多くいます.試合に出られない「補欠」選手たちはどのような思いを抱いて部活動に参加しているのでしょうか.高校時代にレギュラーになれなかった現役プロ野球選手,控えのキャプテンなど様々な人の姿を通して「補欠」の力を探ります.

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  • 原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ
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    生涯に500社・600団体に関わった「近代日本の民間リーダー」渋沢栄一(1840-1931)。聴衆を前にして語ったスピーチを通して、「日本資本主義の父」「教育家」「民間外交家」「社会企業家」としての彼のメッセージを読み解いていく。今もなお広く読み継がれている渋沢の思想・信条を、平易で情熱的かつウィットに富んだ語りで再現する。

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  • 童話集 幸福な王子 他八篇
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    全身を金箔で覆われた王子の彫像が国民の悲惨な生活を知り、サファイアの目や体じゅうの金箔をツバメにたのんで貧しい人々に分けあたえる「幸福な王子」、人魚に恋した若い漁師が財宝に目もくれず、ひたむきに恋のために自分の魂をなげうつ「漁師とその魂」など、無垢なるものや純愛への限りない賛嘆にみちたワイルドの全童話。新訳。

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  • 家族をさがす旅 息子がたどる父の青春
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    1巻2,310円 (税込)
    父が緊急入院した!駆けつけた病院で聞かされたのは、父の容体と、異母兄の存在だった。その日から、見知らぬ家族、岩波映画で映画を作っていたという父の青春を辿る旅が始まる……。看護をきっかけに初めて見えてきた父の人生とは、なんだったのか。現役証券マンによる渾身のノンフィクション。

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  • ミケルアンヂェロ
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    ミケルアンヂェロは、いま、生きている。うたがうひとは、“ダヴィデ”を見よ! イタリアの自由都市フィレンツェの市民として生まれ、「屈従の手工芸から公共自由の芸術へ」と、民衆とともに歩んだミケルアンヂェロの伝記。昭和十四年、軍国主義下の暗い時代に、自由への熱い思いをこめて書かれた名著。

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  • オルメードの騎士
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    セルバンテスとともに黄金世紀スペインの頂点に燦然と輝く不世出の劇作家ロペ・デ・ベガ(1562-1635)。新しい演劇「コメディア」を創出した「才知の不死鳥」は、生涯に2200編の作品を残した。本作は中でも屈指の名作。オルメードの騎士ドン・アロンソとドニャ・イネースとの悲恋の物語は、不気味で妖しい美しさをたたえる。

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  • 女海賊の島 (上)
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    世界一周の航海中、南シナ海に入った帆船ヤマネコ号は、思わぬ事故で炎上、難をのがれた子どもたちとキャプテン・フリントは近くの陸地までたどりつきますが、そこは女海賊、ミス・リーが支配する島でした。留学経験をもち、流暢な英語を話すミス・リーが7人に望んだこととは……。シリーズで唯一、東洋の海を舞台にした物語。

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  • 国際情勢に強くなる英語キーワード
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    海外のニュースを読んだり英語でコミュニケーションをはかるうえでニュース英語の基礎知識は不可欠です。アメリカ大統領選挙、欧州理事会、アラブの春、対テロ戦争、積極的平和主義、金融危機、地球温暖化、IS、TPP、COPなどの重要なキーワードを、米国や欧州、中東、アジア情勢の文脈の中でわかりやすく解説します。

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  • 原民喜全詩集
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    「ヒロシマのデルタに 若葉うづまけ/死と焔の記憶に よき祈よ こもれ」(「永遠のみどり」)――広島での原爆被災を描いた小説「夏の花」で知られる原民喜(1905-51)はまた、生涯を詩人として生きた。現実と幻をともに見つめ、喪った者たちのために刻まれた詩は、悲しみと希望の静かな結晶である。詳細な年譜を付す。(解説=若松英輔)

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  • 漱石追想
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    「先生は相手の心の純不純をかなり鋭く直覚する。そうして相手の心を細かい隅々に亘って感得する」(和辻哲郎)。同級生、留学仲間、同僚、教え子、文学者や編集者、禅僧に担当医に芸者、ともに暮らした使用人や家族まで――同じ時間を過ごした四九人が語る、記憶のなかの素顔の漱石。

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  • 文学評論 上
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    1~2巻726~770円 (税込)
    英文学者・夏目漱石の仕事がもっと読まれてよいのではないか。本書はもと「十八世紀英文学」のテーマで行われた講義であって、漱石は日本人としての主体を鋭く自覚し、また堂々と貫きながら十八世紀イギリスの作家と作品に、その社会に切りこんでいった。外国文学に関心をもつあらゆる人の必読書。 (解説 平井正穂)

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  • 谷川俊太郎~これまでの詩・これからの詩~1 二十億光年の孤独
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    1~54巻220~990円 (税込)
    「三好達治先生に大変な御好意をいただいた。ありがたいと思う気持をどう表せばいいかわからない。1949年冬から1951年春頃までの作品から選んだ。排列はほぼつくった順である。」処女詩集

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  • マラルメ詩集
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    「浄らかなその爪は 縞瑪瑙を 高々と 掲げ……」。象徴派の詩人として詩史に燦然と輝くステファヌ・マラルメ(1842-98)は、〈絶対の書物〉を求め、生涯ただ一冊の詩集を編み続けた。未完に終わったその自選詩集と、恋人に捧げた軽やかな詩群、「エロディアード」「半獣神の午後」の異本を徹底的に読み込み、審らかに注解する。[新訳]

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  • セビーリャの色事師と石の招客 他一篇
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    一七世紀のスペインに生まれ、漁色放蕩の典型的人物として世界文学に籍を得た「ドン・フアン」は、モリエール、モーツァルト、バイロン……など、多くの芸術家によって変奏されてきた。表題作は、スペイン黄金世紀の劇作家による、その文学的源泉。筋立てがより複雑な代表作の一つ「緑色のズボンをはいたドン・ヒル」を併収。

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  • 坑夫
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    「本当の人間は妙に纏めにくいものだ。」 十九歳の家出青年が降りてゆく、荒くれ坑夫たちの飯場と「地獄」の鉱山、そしてとらえがたいこころの深み――明治41年、「虞美人草」と「三四郎」の間に著された、漱石文学の真の問題作。最新の校訂に基づく本文に、新聞連載時の挿絵を収録。(注・解説=紅野謙介)

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  • 文学論 (上)
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    1~2巻946~1,034円 (税込)
    1903年苦しいロンドン留学から帰国した漱石は帝大でいよいよ文学を講じる。後の文豪は世界文学といかに出会い自らの文学を築いたか。Fやfの用語など一見難解な外観と厖大な原文は人を圧倒するが、独特の苦渋とユーモア漲る痛快な口調で語られる文学修行の精華。西洋と日本の近代をつなぐ迫力満点の講義録。【亀井俊介注解】

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  • 川端康成随筆集
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    ノーベル賞講演「美しい日本の私」をはじめ、「あらゆる芸術の極意は、末期の眼」と述べた「末期の眼」、日々の素顔を映しだす連作エッセイ「落花流水」、横光利一等友人たちへの追悼など、川端康成(1899―1972)の珠玉の随筆31篇を収録。これらは、「伊豆の踊子」「雪国」など川端の小説の背景を知るためにも必読である。

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  • アルプス登攀記 上
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    苦闘六年、たびかさなる敗退にもめげず、一八六五年ついに魔物の山マッターホルンは征服された。だが、その帰途、悲劇が起った。本書はウィンパー(一八四〇‐一九一一)が、その一部始終を、彼自身の手になる繊細華麗な木版画を豊富にちりばめつつ、イギリス風のユーモアを交えて淡々と語ったもの。山岳文学の古典としてあまりにも有名。

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  • アサノ知事の冒険
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    あの浅野知事が政党の推薦を断った。情報公開、官官接待、食糧費、県議会での孤立…。これじゃ2期目はアブナイよ、それでまた4年前の仲間達がチエをしぼった。混迷の日本政治に風穴をあけた選挙戦を内側から描く。書下し。

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  • アサノ課長が知事になれた理由
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    93年11月宮城県出直し知事選挙――厚生省浅野課長の立候補決意は公示3日前、テキは既に第4コーナー、こちら頼みは母校OBと長年培った福祉人脈。カネなし、知名度ゼロの素人ドタバタ選挙そして…。痛快政治ドキュメント。

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  • 日本のスローフード
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    1巻649円 (税込)
    食べることを大切にし,地域の食文化を守る「スローフード」運動は日本でも定着してきた.昔ながらの方法での塩作り,郷土料理を給食に導入している学校,地元素材だけを使ったレストラン,アイガモ農法の復活など,日本のスローフードの現場や地域の食文化にこだわる人々を訪ねる.健康な食生活にもとづく豊かな暮らしを提案.

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  • 頼山陽 詩魂と史眼
    5/25入荷
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    頼山陽の『日本外史』は,歴史に生きる人間の姿を鮮やかに描き出すことで多くの人々を魅了し,後世に多大な影響を与えた.山陽の詩人としてのあり方と,歴史叙述の方法とはどのように結びついていたのか.詩人の魂と歴史家の眼を兼ね備えた不世出の文人の生涯を,江戸後期の文事と時代状況のなかに活写する画期的評伝.

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