山口透析鉄さんのレビュー一覧

初期短編集っぽい本です

個々の作品ごとに作者の解説がついています。4コマはきららの読み切りで、連載があったりなかったり、ターニングポイントになったのが冒頭の作品というのは何か分かるところもありました。
魔法少女もの？っぽい話もあれば、書店で働いている女の子の連作も。同人誌に掲載した作品も含まれていました。
作画等、阿波連さんと大きくは変わっていないのでしょうが、やはりまだ初期っぽいところもある作品集で、これはこれで興味深かったです。

妄想時代劇や花粉症やら

来堂君、割と妄想力が強いので、TVで水戸黄門とおぼしき番組を見たりすると夢の中で妙な時代劇シリーズが始まったりします。お奉行様が阿波連さんだったり、です。
なぜか背中にハンドスピナーの刺青が入っているという^ ^;
双葉さんと彼女が好きなあっくんにクレーンゲームでプレゼントをあげようとする話も好きでした。彼女には来堂君は悪に見えているっぽいというか。
花粉症がひどいのでフルフェイスヘルメットをかぶってきたり、阿波連さん、相変わらず自由奔放っぽいです。カナヅチらしいんで、大城さんに泳ぎ方を教わっていましたし、スクール水着は妹さんのお上がり、らしいです。

テスト勉強やラップや卓球や

卓球でのニュートンサーブ、高校物理で習う力学に沿ったものでした。お2人の腕前はどっこいどっこいでしたが。
ハンドスピナーで近所の子どもたちがれいなさんになついています。
CDショップに行って、マイク持って日本語ラップバトルとかも。
購買では肩車してあげたりで、親子っぽいです。
忘れたお弁当を届けてくれるので、阿波連さん家のゴールデンレトリバー、賢いです。
大城さんと阿波連さんの馴れ初めや、皆で外でご飯を食べる話がお花見っぽいです。巻末のカラー描き下ろしも良く、この巻にはジャンプ本誌への出張版も載っていました。

リバーシとか席替えとか

オセロー(リバーシ)のエピソード、TVアニメでは早めに持ってきていました。阿波連さんもかなり強いようです。
ライドウ君、妹さんからハンドスピナーを貰い、これを阿波連さんに渡したらかなり気に入った模様でした。
阿波連れいなさん、つかみどろこはない少女ですが、なんだかんだライドウ君は気に入っているのでしょう。でも恋愛感情ではないっぽいというか。
創作ダンスのエピソード等も良いです。作者の他作品も読みたくなります。

題名通りの作品で、良いです

TVアニメ化もされていますので、試しに読んでみました。
隣の席の娘が気になる、というのは高木・西片カップルとかと同様ですが、阿波連さん、行動が予測不能で妙で、良いです。大型犬(ゴールデンレトリバー)の背中に乗って寝ながら運ばれているところとかを見ると、ちよちゃんを思い出します。(あちらはグレートピレネーズという、更に大きい犬種でしたが)
回想シーンが非常に多いのも特徴です。ショートコメディ的なエピソードの積み重ねが心地良いです。巻末の描き下ろしがTVアニメの冒頭等に使われています。小ネタも良いです。

割と身も蓋もなく

身体にまつわる話の連作のようで、最初が月経カップとそれを見たがる彼氏とか、その次がムダ毛、の話といったところです。
男性陣も再会したらムダ毛処理をしていたりで、そもそもムダ毛という表現もどうかな、とも思いますが……。

割と王道展開かと

主人公の色葉(いろは)さん、化学で4点を取って採点した教師に「バカ」と書かれてしまっていました。
気になる男の子がいる、という感じでいたら、どうやらその彼と弟が母親の再婚相手の連れ子のようで、母も年齢もゴニョゴニョ誤魔化さなくてもいいのにね^ ^;
色葉さん、お兄さんと弟、どっちがいいんでしょうか。
お兄様、学校でもモテるようですが……

試し読みでもかなり

やはりテンポの良さ等はシナリオの完成度の高さからきているのでしょう。
読めた範囲(冒頭80ページ)ではまだ何が起こっているのか、判然としません。戦時下の兵器が神出鬼没によみがえって攻撃してくるという。兵器としての能力、当然ながら大差があるはずですが、不意打ちに連戦連敗という感じです。
これは続き、読みたくなります。

夢と現実と

主人公は25歳で、パッとしないまま上京してからの年月を過ごしてきているようです。アルバイトしつつも努力しつつも、報われているとはいえず。
その彼女と大学生の青年が対照的に描かれています。
プロデューサーは考えるのは自分、とは言いますが、やはり、要は搾取する側でしょう。
作画や作劇とかはまぁまぁ良いのですが、買ってまで続きを読むかというと、正直それほどでもなかったです。

可愛らしい絵柄の純愛ですが

心を持ってしまって、これは何なのだろうとダミィはずっと考えているようです。AI搭載の精巧なセクソロイドに近い女の子のようです。
そんな精巧なラブドールと、初々しい少年。二次性徴前の少年に性の知識はなく(規制もされているのか？)、でも同級生ではすでにトイレで自慰に耽っている男の子もいたりです。
ダミィ、不法投棄されたのでしょう。
その彼女を自宅に連れ込んでいて、さて、どうなりますやら……。

悪くはない導入部です

冒頭50ページの試し読みなので判断しきれませんが、主人公の性格づけ等は悪くはないです。将棋の読みの強さ等が果たしてスポーツでどれだけ役に立つかは何とも言えませんが。
やはりテニスを題材にした作品は先行事例が多々あるので、この作品の独自性をどう出せるかが勝負どころでしょうか。

いつもの高津作品です

高津カリノ作品、以前のは読んでいましたが、最近のはご無沙汰しています。
この作品、札幌市のススキノのお店が舞台のようですが、基本、いつもと一緒でしょうか。やはり幾つかカップリングが発生しそうです。
英知君、女装名人なのはかのことりちゃんっぽいというか。
この作品などの連載も良いのですが、個人的にはなつめネットを完成して欲しい、というのがあります。作者のHPだけでの連載でしたので、未完に終わりそうです……

作者の新作

作者の過去作、割と読んでいます。
今回はゲーム開発の話みたいで、これは別途、マガジンポケットで読めるところまで読んでいますよ。
仲間がだんだんと増えてきます。

演劇部や芸能活動やら

生徒会長を気に入っているらしい冒頭の娘さんとかも含め、ヒロイン陣は皆、長身で黒髪セミロングくらいの巨乳娘でした。
罰ゲームで目隠しで更衣室に入ってきた男子とくっついたり、演劇部の部員同士でくっついたり。巻末の連作はアイドル活動もしていて、鬱陶しいファン(あの格好でストーキングしていたらすぐ通報されそうです)を諦めさせるために、と彼氏のフリを……といったところから始まる話で、葵さんが思いのほか純情娘さんで、かなり良かったです。
やはり新しい本の方が作画は良いです。

黒髪娘が献身的で

最初のお2人はご近所さんでしょうか。あとは概ね、校内で知り合った男女で、隣の席だったりです。
お淑やかそうでも献身的にお口等でもして飲んでくれるので、男性陣はメロメロっぽいです。
でも授業中に自分の手でいじったり、もっと激しくしてとストッキングの股間だけ破られたり、様々ですが、イチャラブばかりでした。

依子さん連作メイン

その他の短編も収録されていますが、基本、ある特殊な能力を持っている依子さんを巡る連作ホラーが中心です。実は巻末に一定、作者による補足説明もあります。それをふまえて過去作も含めて読み返すと、再発見がありそうです。
相変わらず濃厚なエロスも詰まっています。特に何かに取り憑かれた男女が、激しいです。この世のものではないものに陵辱されるイメージや、いわゆる触手ものの幻覚も。
依子さんとその母を巡る因縁、連作内でも変遷があって、特装板の描き下ろしを読むと印象がだいぶ変わるようになっています。
ホラー＆エロスの良作集です。

三角関係とかも

なほさんの妹、きり・まいのお2人はそれほどドジではないようで、次女のきりさんはお姉さんの無断外泊を気にしていました。
一方、主人公のクラスメイト・可児つむぎさんは幼馴染で、幼少時に口約束で婚約済み？で、直樹君が一応ちゃんと覚えているのも良いみたいです。
なほさんも5年くらい前に、実は……と語っていましたので、その辺の詳細、後に出てくるのでしょうか。
ドジっ属性持ちで車の運転も危なっかしいようですが、ドライブデートに行くとはダイタンです。引き、も気になる展開で、まぁベタですが、割とこういうのでも良いです。

倉地作品は割と好きです

ちょっとドジな書店の店員さんを愛でる作品です。声をかけてきてくれた高校生の男の子、元々なんだかんだと直樹君のことは気に入っていたようです^ ^;;
ベタでもドジっ娘は嫌いではありません。
なほさんの大学での友人が直樹君のお姉さんで、直樹君、ベッドの下に大量の絵本を隠しているのが良いです。絵本を持っていても問題ないでしょうが……
事故で酔ってしまったなほさんを自宅に連れて帰り、絵本の読み聞かせをしているうちに寝てしまい……翌朝帰ってきたお姉さんにあらぬ誤解をされていました。

作者の他作品と同じように

作者が以前、Twitterで描かれていた作品と通じるテーマです。
主人公のヒナちゃん、一緒に薬局に来てくれたりしている幼馴染の大地君のことも好きそうですが、このくらいの年齢だと素直に慣れなさそう。佐倉さんもその大地君にモーションをかけけていますので。
これやっぱり性教育の充実が必要な理由でしょう。同い年の他の女の子とかの交流で良い方向に向かって欲しいものです。

凜々蝶さんとか

凜々蝶さん、妖怪の血も入っていて、先祖返りのようです。やはり初期の作品よりこの時期の方が作品そのものもずっと安定しています。
警備担当の面々なども良いので、なるほどの人気作というのもよく分かりました。
確かにイエイヌ的な忠実っぷりですし。

ちるはときーちゃん

散葉さん、魔狼の生き残りらしいんですが、ぱっと見は瞳の大きい、可愛らしい女の子です。人間対魔物の二元論的世界観の間にライカンスロープという魔狼がいるのが作品のキーポイントですが、討伐隊側の事情も色々あるらしいというのが垣間見えます。
ちるはさん、命の恩人のはずですが、これ、どんな結末を迎えるのでしょうか？

白夜さんが可愛い

悪の組織も割と可愛いような。参謀さんが薄幸の魔法少女(色々と搾取されている)に惚れてしまう話で、ちょっとしたやり取り等がかなり良いです。
作者、若くして亡くなっていて、これが最後の作品とは、言葉もありません。

高松作品の原点

スキップとローファーが良いので、初期の作品も読もうと別会社の作品も買いました。
こちらはSF仕立ての作品ですが、やはり作風等は一貫されています。野呂君も家庭が機能不全となり、母の自死もあって中卒で働いているという辛い立場で独り暮らしなので……主人公も同情しているから友人としての付き合いが続いているのではないにしても、友人の再びの喪失と別れはちょっとアキラ君にもこたえたのかも知れません。
裸の女の子が全身火傷からあっさり治っていく過程も不思議ですが、彼女(アメコと名付けられる)の保護者？とおぼしき男女お2人、ちょっと明らかにずれているところもあって、その正体に納得するところはありました。
助けた...続きを読む女の子との別れがかなり呆気ない割に、最後にある救い(中学時代の回想がきっちり伏線となってうる)には少し、希望が持てそうなので、この終わり方で良いのでしょう。
作者の力を改めて実感する佳作でした。

お目当て作品以外も……

主に山本崇一朗・田口ケンジ・あらゐけいいち各氏の作品が目当てで購入しました。
ただ、他の連載作品もかなり良かったです。モリタイシ氏の作品もいよいよ……でしょうが……けっこう引っ張っています。

君島課長とかも

真鈴さん、AV撮影と称してホテルに連れ込まれても抵抗しているので、男優さんに無理やり犯されそうになったところでGPSで駆けつけた王雅君に助けられていました。
ガタイも良くて腕っぷしも聞くので、強いです。
真鈴さん、帰宅してから怖くなったようで、シャワー後に全裸で王雅君にしがみついていました。
借りたものを返し忘れた君島さん(最近離婚した？)を送ったら酒を飲んで彼女も酔ったりとか、ちょっとしたハプニングも。
真鈴さん、眼帯ビキニの水着で一緒にお風呂に入ってはくれますが……
このお2人もいずれ接近するのでしょう。

いわゆる押しかけ女房っぽい

痴漢被害にあっているっぽい女の子を助けようとして、その真鈴(まりん)さんが自宅に転がり込んだ王雅(おうが)さん。一応、1日1回、胸を揉んだりしても良いということにして居候を許してしまいます。
真鈴さん、チャンネル登録者20万人の動画投稿者のようです。
ちょっとしたエッチなハプニングが起こりそうになりつつも、真鈴さん、股間を蹴り上げたりして果敢に反撃します。
女性課長に呼び出された王雅さんを尻目に街に遊びに出た真鈴さん、怪しい男どもに捕まってしまい……
正直、作画がまだまだでしょうか。

今度は褐色肌娘が…

ロッカーに隠れて辛うじて露見しなかったので、結果が部長さんの好タイムにつながっているのか。今度は褐色肌の美少女が顧問の武田先生に迫ります。
意外にウブとみたらしく、目隠しして色んなことをしています。部長さんには出来なかった尺八も。
ウェアを脱ぐと日焼けしていない部分が白いんで、とてもエッチです。

エッチな小手指君

マガジンポケットの小手指君はいたって真面目で邪な目的はありませんが、こちらの顧問の教師は視姦もお好きそうです。
部長さんをマッサージしてあげていたら他の部員が来て……ありがちな展開にはなっています。作画とかは良いですよ。

妙なウサギ？

作者ご本人とおぼしき漫画家さんにウザ絡みしたり、基本、好き勝手にしています。
身代わり⁇が来たり、尻尾だけ置いていなくなったり、耳をあわせると妙な状態になったり。冬場は大きくなるようですが、3時間ブラッシングすると元に戻るようです。
不条理ギャグとはまた違うのでしょうが、これはこれで良いです。

相変わらずです

この作品集は母息子・姉弟・兄妹の3家族がメインで、それ以外も全て和姦の近親姦のみで統一しているというこだわりでした。
皐月芋網氏の作品ではモラルは基本、タガが外れていますが、陰湿さや暴力性はないです。
漫画家の兄(作者がモデルでしょうか？)がパンデミックで外で遊べない金髪黒ギャルに誘われて初体験したら、父息子で母子姦3Pをしたり。
最初の3家族も集結する巻末の話も含め、エロエロ満載でした。

成年後見人制度

残念ながら、弁護士の類もピンキリなので、やはり選定は慎重にしないとダメでしょう。
東日本大震災に関連した避難者と高齢者の問題などを巧みに取り上げる手法はさすがです。

球技大会に向けて

麻生さん周り、ドロドロしているというほどでもありませんが、ちょっとややこしくなりそうな。麻生さんが割と計算高く見えるからでしょうか。どっちつかずとも違うかと思いますが。
球技大会に向けて弟・圭介君も含めて野球の練習を。逆手では打ちにくそうです。本命？のお兄さん、橘京介より厳しかったような……
でも根性の倍や安打出塁で捻挫したりでもさよなら勝ちに繋げていましたし、橘京介君、ほんとうの好きなのは仁菜さん、と宣言してはいます。
palcyで続き、読もうかとも思います。

麻生さんがグイグイ押してきて

どうも今の彼氏とはちょっと色々あるっぽい麻生さんが橘君に接近していて、彼は仁菜さんは恋愛対象とは見ていないようです。子どもの時、お祭りで迷子になった時の話からしても、実妹に近い感じなのでしょうか。
やはりちょっともどかしく展開しています。

どうなることやら

主人公の仁菜(にな)さん、幼馴染の1つ上の男の子が好きなようで、こっそり彼の学校に潜り込んだ率、大胆です。後ろから抱きついて好き、といきなり言うくらいですし。
ただ、その橘君にも親しくしている女の子はいるようです。野球部の選手とマネージャーというのも王道ですが。
弟も人気みたいです。
巻末のあとがきも良かったですよ。

みどりさんお盛んです

本格的な三角関係に。主人公のみどりさんに限らず、日本では真っ当な性教育ってなかなかないです。そもそも政治家にどうしようこないのがいて阻害していますし。
みどりさん、実際はどちらに抱かれるのが良いのでしょうか。チャラい方も温泉で頑張ったりしてくれていますし。

匂いが好きということは

おそらく相当に心身ともに合うのでしょう。高校の憧れの先輩だった青年が勤務する企業の広報に配属された主人公、黒木先輩の匂いを求めて色んなところをくんかくんかしています。まぁお互いにOKならば、大人ですし、会社内でしてもいいような……校内でするのより興奮していそうです。
他の男性社員も絡んできますが、匂い絡みのフェチズムが強いです。山田金鉄氏の「あせとせっけん」も割とこういう感じでした。

ファンそれぞれ

作画等は良いのですが、あいにく作品そのにはあまり興味が持てませんでした。
5人組の男性アイドルグループのファンがオフ会で集まり、それぞれの方法で推し方を語ったり、は良いですし、そこに実は……といった仕掛けも悪くはないです。
ただ、作品が合わなかったのでしょう、そもそもこの作品、あまりコメントもされていませんので……。

ちょっと残念な猫娘さん

私は喫煙経験はないんですが、元配偶者は吸っていたようです。妹さんはかなりしっかりしているだけに、シケモクを拾うのがちょっとアレだったりです。
テンポ良く進み、大家さんも家庭に問題があったこと等、暗示されていて、これはこれで良いとは思います。ただ、買ってまでしてよむかというと……

あやねさんは床上手です

お隣さんの主人公と懇ろになり、逢瀬のたびに激しく愛し合うお2人がとても良いので、この作品は別途、購入済みです。かなり濃密なエロスが綺麗に描かれています。ヘリを氏の作品もかなり良いですよ。

猫よもやま話

この作品、母が朝日新聞を購読しているので、連載でも読んでいます。
ただ、読み返すと失念している話も多いです。
連載の開始時はケダマ1匹ですが、その後クーちゃん・テツオ君も飼うように。
途中、フレンチブルドッグのブンタ君を一時預かりにしていたりで、いわゆる猫あるあるが展開しています。
せっかく組み立ててもキャットタワー、登ってくれなかったり、猫って基本、気まぐれです。
連載時はパンデミック下でもあり、そういう世情もちらほら出てきます。
個展ではブースで絵を描いていたようで、見に行けば良かったです。

作者のフェチ詰め込み

小柄なショタっぽい主人公が大柄爆乳娘に身体ごと大きなお胸で挟み込まれて搾り取られる短編集です。徹頭徹尾パイズリ等が好きな人向けに書いた作品でしょうか？
謎に満ちた自分の生い立ちを思い出しと実はとか、愛欲に耽っている相手と自分の関係が……といったような、少しひねったオチもついている話はありました。
作画はもうひとつでしょうが、私はこういうのも嫌いではないです。ちょっと「チチチチ」(クール教信者)を思い出しました。

三枝先生の秘密とか

養護教諭の三枝先生、ある秘密も持っていたようで、そこは中高とずっと保健委員をしていた貝阿弥君も同様だったのかも知れません。
虫に刺された跡が首筋に残っている三枝先生、妙に色っぽいです。刺された痕が膿んでいたようで……
やはりこの作者さんらしい短編でした。

山本氏の新連載をチェック

主にそんな理由で購入してみました。前回、電子版で買ったのも高木さんの最終回が載った号でした。
新連載の初回ではあまり唐突に判断するものではなさそうです。働きづめだったのでもっと休んでも良かったでしょうが、やはりこの雑誌の生え抜きで若くして看板作家みたいになったので、そんなに長期間、休めなかったのかも知れません。
その他、サンデーうぇぶりで読んだりしている作品に目を通したりでした。

抒情的な作風は健在です

いきなり激しく愛し合うというより、相思相愛になっていく過程も淡々と出てきたりするところが良いです。公衆浴場の家で働いていてエマさんと親しくなったり(再会したのか、海外から帰ってきたのか？)、地元に残っていた娘さんとの仲が進展する連作とか、あるいは離別経験者の親同士を経由しつつ、紆余曲折しそうなお2人さんとか、作画も相まって作品の雰囲気が良いです。
学生の頃を思い出すようにして旅に出かけて楽しむご夫婦の話も良いです。
花ちゃん先生はちょっと異色でしょうが、広い意味では一貫しているのでしょう。

ムッツリ娘が激しいです

どちらかというと男性側は割と身勝手なのでしょうが、普段は大人しそうな女の子がいざとなると激しい行為にも積極的に絡んでいきますし、この方もかなり画力が高いです。
高校生で彼女と校内で授業中にもしたりとか、近所の幼馴染に勉強を教わりつつとか、割と王道パターンが多いです。でも実の兄妹で両親不在時と校内でしまくるだけの話も非常にエッチでした。
覗きがバレる娘さんと、最後の話で引っ越してきた娘さんは同一人物でしょうか。
巻末に出てくる貧乏神が意外？にエッチで可愛いです。

シスターハートウェル

シスターが懺悔に来た信者の悩みを、主にその腕力で解決しています。
悪辣な呪いをかけた魔女をフルボッコにして呪いを解除させたり、部下をいびるひどい上司をぶん殴って制裁したり、割と好き勝手です。
ハイヒールで、遊んでしまうゲーム機を踏んで壊すというような荒療治も。あのハイヒールで踏んで欲しがる困った子羊さん(紳士？)もいそうです。
あとシスター、リア充はあまりお好きではないような……
シスターハートウェルのエッチな同人誌「失楽園」シリーズの作者にも鉄拳制裁で容赦ないんですが、これ作者の描いている同人作品と同じ題名のようです。
喧嘩を売った街のチンピラ？では全くもって歯が立ちませんでした。

シスターロゼッタやミハイル君や

同人誌を描いている眼鏡っ娘は後輩のシスター・ロゼッタになって、同じように腕力を振るったり。何故か悪魔のベルフェゴール(妖艶な美女っぽい)や見習いのミハイル君も教会に加わっています。
私服姿のシスターもお綺麗です。トレーニングウェア姿はミハイル君には刺激が……
ゲーム障害だったり、悪口を書かれて凹んでいる作家だったり。IPアドレスを特定して加害者に鉄拳制裁を出したり、頼もしい？です。
土台ごとエクスカリバーを持ち上げていたんで、並の勇者より強いのでしょう。
続きにも期待しています。

沖縄で合宿と発表会とか

OGの山本アリカさん、作者の分身でしょうか？ちゃんとベレー帽をかぶっています。
取材がてら一行に同行し、宿泊場所も良いところにしてムード作りにいそしもうと自腹を切ったりしています。空港でも白衣のままで、金属チェックに引っかかっていました。
菖蒲さん、水着でも意外にスタイルもかなり良いです。スイカ割りで位置情報を複素数平面に例えるのは分かりやすいのか？池田教授スイカを気合いで4つに輪切りしたりです。
雄一君、この地でも災難にあっていました。
菖蒲さん、もっと雪村君に抱きついてイチャコラしたくなっているようですが、お互い男女交際は未経験なのでかなり初々しいです。肌密着問題とか、誕生日一致問題(自分...続きを読むと同じ人は1/365くらいですが、集団内での重複は割とすぐ出る)などの話題も。シュレーディンガーの猫も出てきますが、情報系の学科でもやはり量子力学には悩まされたのではないでしょうか。
奏さんの発表、事前にはだいぶダメ出しされていましたし、うちなーの会場でもナッシュ均衡を取り上げた学生さんの発表がもう一つでした。奏さんはどうでしょうか。

素数山手線ゲームとか

奏さん、今度はキスしてみましょうということでまたひと騒動です。組み合わせ計算等も出てきますし、NP困難の事例の説なども。
元よりダンゴムシの観察が好きだった菖蒲さん、小学校で孤立していたところに雪村少年が良い研究だといって彼女を励ましてくれたので修士課程にまで進めたのに、菖蒲さんは当時のお相手をすっかり失念して気付かぬまま惚れ直しているので……ハグについても色んな男女の組み合わせを考えたり、諸条件をまとめて関数で評価しようとしたりです。
夏休みに入るので研究室の打ち上げで菖蒲さん、お酒が入ると幸村君スキスキを連発していて、まぁ、もうさっさと結婚しなさい、でした^ ^;;
素数に関する話題も当然...続きを読むのように色々出てきて、素数ゼミやリーマン予想の話題なども出てきていました。

池田教授も登場

壁ドンその他諸々の分析では埒があかないと奏さん、2人でデートしたらと提案するのがいいんですが、案の定というべきか、デートの定義とは？と数学者みたいな反応も。
デートコース作成と巡回セールスマン問題を巧みに組み合わせた話になっていました。
遊園地のジェットコースターその他の乗り物でも物理っぽい分析をしていますが、物理の試験問題と同様、空気抵抗は考慮していないような……古典力学の世界でしょうか。
菖蒲さん、スマートウォッチ？で自分のバイタル等を計測しつつ、観覧車にも乗ったり。犬飼君の好きなゲームでは観覧車で過ち？が発生するようです(18禁のゲームでしょうか)。
途中、チャラ男・雄一君の二股が露見し...続きを読むたりもします。彼、菖蒲さんに声をかけてひどい目？にあったようです……余談ですが彼、後々にも再登場します。
研究室の面々も集まったりで、にぎやかな巻でした。