あらすじ
人生で食べてきた一番うまいものは何ですか
『娚(おとこ)の一生』 『姉の結婚』 『初恋の世界』 『たーたん』など、繊細な筆致と感情表現で数々のヒット作を生み出してきた西炯子の最新作。
余命3か月のがん宣告を受け、突然入院することになった平川健一、70歳。
このまま病院食で人生を終えたくない健一は、29歳の担当看護師・梶原 花を話し相手に、これまで食べてきた美味しかった料理と人生の出来事を振り返り、最後にもう一度食べたいものを探し始めるが……
見舞いに訪れる者もいない頑固な主人公が送ってきた人生とは? その人生の折々で食べてきた「うまいもの」とは?
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匿名
医者にガンで余命数ヶ月と宣告された初老の男が、看護師の女性に思い出の料理について語って聞かせるというていで物語が進行していくグルメ漫画。
意外と軽妙な語り口で始まっているけれど、これから病気や死とどう向き合っていくのか続きが気になる。
約10年後のお話。
1966年生まれで70才になる定年過ぎの爺さんが、多分ステージ4のがんが見つかって即入院するところから話は始まります。
つまり2036年の話。ついで病院食がまずい、私見ですが不味いとは思えない絵になってる。
余命3月、にしては元気なジジイです。ちなみに鈴木保奈美と同い年、丙午ですね。
イチローの奥さんも怖かったけど、どんな感じになるのでしょうか、速やかに草場の陰にご退場願いたいものです。
だってすんげえ怖そうじゃん。こんなの増えたら世の中ホラー映画になちゃうよ。
本人キレイなつもりで周りからお化けみたいに怖がられるのってギャグですね。
余命と言われるからには転移が進んでいるのでしょうが、その辺の詳細は次巻みたいです。
日清カップヌードルの最初期型とか、ビーフシチューの練習台とか、薄焼きの卵焼きに乗せたナポリタンとか、イナゴやミナ貝とか、
レバニラとか、ふりかけで電気釜に残ったご飯全部食べちゃうとか、すき焼きとか、色々出てきます。
カップヌードル最初期型は容器が大変で、ポリスチレンで残留スチレンがキレイに抜けないからスチーム洗浄?
噛ませたのを使って、発泡容器作って製品としていた。
今日ではものがいいので単純に作っているはず、多分。
ビーフシチューは笑い話だけど光栄な話でしょうね。
ナポリタンは美味いと思ったことない。お金を出してまでイナゴを食おうとは思わないけど、
ここの貝は正式には「すがい」、5〜9月が旬、今日では九州各地で旬の時期採取したのをパック詰めしたものがネットで入手可能。
千葉とかでも獲れるらしいが、千葉では伊勢海老とか捕まえるのに忙しくて放置されてる様子。
レバニラはレバニラもやし炒めになってる場合が多いですが本作ももやし入り、
安いのは当然もやしの含量が多くなりあっさりしてくる。これはこれで美味しい。ふりかけも日常的には使わない。
すき焼きも美味い牛肉、お高い牛肉では食ったことない。個人的には肉より魚なので割とどうでもいい。
日本でなければ食えない魚等の筆頭は、虎さんはじめとした河豚、猛毒あるから資格を有する調理人が必要。
ついでアンコウ、これは季節限定。お次はスッポン、これまた捌くのには技量が必要。おあと鰻、
欧州にも鰻はいるけど、これだけうまく料理できる国はない。ドイツじゃ純日本風のは多分食えない。
とりあえず次巻も購入します。 おあと来年度以降に、ミナ貝のパックもね。
お好みで。
何気ない日常
70歳で入院してきた平川さんと、その担当看護師さんのやり取りがメインです。昔、こんな美味しいものを食べた、という内容の連作ですが、そんなに高級な食べ物が出てくるわけではないです。
ただ、マンガがかなり達者な方というのは分かります。
Posted by ブクログ
余命宣告をうけた70歳のおじさん“健一”と、
29歳の看護師の女性“花”が繰り広げる、
あったかい、思い出と食べ物ストーリー。
ちょっとした前振りのあと、
「うまいもの、食ってきたんだ…」
「俺のためだけに、料理作ってくれるか・・・」
「もう一回食いたいな。あの店のナポリタン・・・」
ほわんほわんほわんほわん・・・と、
昔のおいしかったものエピソードに入っていく。
このお話で取り上げられる食べ物の一つ一つは、
決して高級なものや、グルメなものではなく、
健一さんにとっての“おいしかった記憶”。
そして、多くの方が共感できそうなエピソード。
「人生で最後に食べたいもの」
という、切実な話ではなくて、
食べ物とともに、
華やかではないけど豊かだった時代を振り返り、
今を見つめ直すようなお話。
で、思い出から戻ってきてからの、
花さんの健一さんへのツッコミが、
なんとも可愛らしい、毎回の話の締めくくり。
超おすすめです。
Posted by ブクログ
お話は2036年から始まります。
1966年生まれの平川 健一(ひらかわ けんいち)さんは、70歳になっています。
病院で医師から「すぐ入院してください」と言われました。
がんで余命3か月を宣告されたのでした。
平川さんの入院生活が始まりました。
お部屋は302号室、担当の看護師さんは梶原 花(かじわら はな)さん、29歳の明るい女性です。
平川さんは、ベッドで半身を起こし、お昼ご飯(病院食)を前に怒っています。
「こんなもの食えるか!
だいたい なんで俺ががんなんかになるんだ!
俺が何したっていうんだよ!
よ、余命3か月だなんて、、、そんなのあるか!」
そんな平川さんを前に、花さんは言いました。
「だからって食べなきゃ餓死ですよ。
例えば、これが人生最後のごはんになってもいいんですか?」
それから、平川さんがこれまで食べてきた美味しかった食べ物の話が始まります。
平川さんが最初に思い出したのは、小学2年生の時に初めて食べたものでした。
企業城下町で育った平川さん。ある日、工場勤務だった父の転勤が決まりました。
引っ越しの前夜、転校で友だちと別れなければならないことを悲しんで、独りで泣いていた健一少年に、父はある新発売の食べ物を差し出しました。
それは、カップヌードルでした。
アツアツの麺を頬張る健一少年。
「世の中にはこんなにうまいものがあるのか!」と思いました。世界がすごく明るく見えたほどでした。。。
はい。これは、そういうマンガですw
平川健一さんが食べてきた美味しいものが次々と出てきます。
ただし、平川さんの思い入れが強い(バイアス甚だしい)ので、みなさんが共感できるかどうかは分かりませんがw
けど、平川さんの述懐をとおして、みなさんも考えることでしょう、、、
《人生の最後に食べたいと思うものは何だろう?》
一味違うグルメ漫画、どうぞご賞味ください♡
〔作品紹介・あらすじ〕
人生で食べてきた一番うまいものは何ですか
『娚(おとこ)の一生』 『姉の結婚』 『初恋の世界』 『たーたん』など、繊細な筆致と感情表現で数々のヒット作を生み出してきた西炯子の最新作。
余命3か月のがん宣告を受け、突然入院することになった平川健一、70歳。
このまま病院食で人生を終えたくない健一は、29歳の担当看護師・梶原 花を話し相手に、これまで食べてきた美味しかった料理と人生の出来事を振り返り、最後にもう一度食べたいものを探し始めるが……
見舞いに訪れる者もいない頑固な主人公が送ってきた人生とは? その人生の折々で食べてきた「うまいもの」とは?
【編集担当からのおすすめ情報】
作中では、寿司、焼肉、ラーメンなどの人気のメニューに限らない様々な料理が主人公の思い出とともに登場します。
恋人との恋愛や仕事を続けるかで悩む看護師・花の人生模様もあわせて見守ってください。