あらすじ
日常と非日常を分かち合う、異種族恋愛譚。
プールサイド。微かに匂う、塩素の香りに、鼻の奥がツンとする。
何気ない青春、何気ない日々は突如、姿形を一変させる。
「あの日、あの朝、オレのカラダは全く違うモノに変わってしまった・・・」
高校1年生、水泳部の末森ケイが、カッパの少女・シズクに出会って、
日常と非日常の狭間で揺れる。種族を超える、切なくもどかしい恋愛譚!!
感情タグBEST3
三角関係で河童に助けられ
主人公のケイ君は未だミュージシャンを夢見ている父親を持っているからか、堅実路線で生きようとしています。水泳部に入って幼馴染のサキ先輩(インターハイに行った唯一の部員)に勝負を挑んでも勝てないくらいの実力のようなので、平穏無事に、無難に生きていきたいようです。
ただプールで溺れかけた時に河童に助けられ、それが同じ水泳部員の初心者・シズクさんで、彼女に助けられて身体が河童化しています。
ある「水」を補充すれば普通の人の姿は保てるようです。
サキさんとの改めての勝負には勝ちますが、河童の水泳能力のおかげではサキさんとの約束の履行(交際する)をする気にはなれないでしょう。
シズクさん、キスで「水」を分けてあげたりなので、好意はいだいているのでしょうが、ケイ君は普通の人体に戻りたいようです。
この3人の関係性とかは良いです。