ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    夏休みに祖父の元を身を寄せる高校生「湊」は、男性一人で日傘をさす外国人の「セス」に助けられます。それ以降、「日傘の君」と地域では有名なセスと関りを持つようになる湊。それ以降湊は穏やかで、独特な空気感を持ったセスに惹かれていきますが…

    かわいらしい絵柄と穏やかなキャラクターたちの、どこかあたたかい空気が感じられる作品です。緩やかに関係を構築していくセスと湊ですが、2人にはそれぞれ問題があって…。穏やかに過ごす2人の毎日の中に現れる、それぞれの問題にはドキリとさせられます。セスと湊が、お互いの存在によってどうやってその問題を乗り越えていくのか、2人の関係性の変化にも注目です!
    BL漫画ではありますが、絵柄がほんわかとかわいらしく、ストーリーもBL要素がライトな作品なので、BL初心者の方にもおすすめです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    田舎町を舞台に、小さなころからの幼馴染でお付き合いをしている2人が、卒業という1つの区切りに向けてどのように変化していくのかを描いた作品です。
    幼いころから一緒に過ごしてきて、当たり前のようにお互いを好きでいて、ずっと一緒に過ごして行くのだと思っていたのが、周囲の人々からの影響によって本当にそれでいいのか?と気づき始める2人の姿が切なくて尊いです…!
    作画やセリフ選び、ストーリーも相まってBL漫画を読んでいるというよりは、エッセイ本を読んでいるような気分になります。
    かといってBL要素が薄いのかというとそうでもなく、2人のやり取り(独占欲を感じるシーンなど)にはドキッとするシーンがあったり…見どころだらけで目が離せません!
    大人になるとただ一緒にいる、そんなことも難しくなってしまうと気づいてしまった少年2人が、どのようにその障害に向き合っていくのか…切ない系BLが大好きな方にぜひ読んでいただきたい一作です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    主人公は、就職にあぶれた長身の23歳女子・佐奈。学生のころからバイトしていたコーヒーショップでフルタイムでバイトしています。そのコーヒーショップの常連さんは、佐奈より背の低いイケイケな商社マン・笹井さん。佐奈はひょんなことから、笹井さんになんと処女を貰ってもらうことになり!?
    この作品の良いところは、恋愛マンガで味わえる喉の奥が詰まる感じとか、いいなぁとか、笹井さんかっこいいなぁとか思うシチュエーションがあること!ねね先生のかわいらしい絵柄やエロキュンシーンだけでなく、丁寧に描かれたストーリーも楽しめるTL作品です☆

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ペットショップで売れ残ってしまい、「もうきっと誰にもかってもらえない…」と寂しい日々を送っていた猫・ふくまると、一人暮らしの心優しいおじさまが運命の出会いを果たし、一緒に幸せに暮らすお話です。
    二人の幸せそうな日々にとても癒されます…。「猫との暮らしあるある」がところどころにちりばめられており、思わずクスっと笑ってしまうシーンも。ふくまるの可愛さもさることながら、それに翻弄(?)されるおじさまの姿もとってもチャーミングです。
    猫好きにはもちろん、そうでない人もきっと猫が大好きになってしまう事間違い無し!何度も読み返したくなってしまうような、心温まる素敵な作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    葬儀社でバイトを始めためめ(目野ゆう子)は「殺す」が口癖の先輩社員黒川に恋をします。怖いはずなのに、黒川に殺すぞと言われるとときめいてしまうめめ。どこか感情の薄いめめが、人の死に触れる葬儀を通して、「生」について考える一風変わったラブストーリーです。

    主人公のめめちゃんが、可愛いのにどこか冷めていてとても良いキャラクターです。黒川さんに恋をして、自分の過去を見つめなおしていく彼女の姿には、どこか自分の人生について考えさせられるような気持ちになります。
    「めめんと森」というタイトルは、「死を思え」というラテン語の「メメントモリ」から来ているようです。最初はなんで森?と不思議になるんですが、最後まで読むとなるほど~!という気持ちになるので、冷めているようであったかい、生きている人たちのラブストーリーをぜひ読んでみてください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    男の子目線の新感覚ラブコメです☆
    見た目は超イケメンだけどかなり“残念”な主人公・斗和。恋愛のことは何もわからないくせに「オレ、イケてる」とリア充グループの一員だと思っていたのに、友達のさりげないディスり(童貞呼ばわり…)で自分の置かれてる立ち位置を知ることになって大ショック!そこで、学年一のモテ女・美苑を彼女にしようと行動スタート!
    もともと好きだったわけではなく、学年でもトップクラスの美女を彼女にしようという考えが単純かつイマイチ恋愛をわかっていない感じで、斗和の“イケてない感”が出まくってますが、気持ちが恋に変わってからはだんだんと真剣に斗和の恋を応援したくなってしまいます。こういう風に恋に落ちる男の子って意外といるのかも!?
    それにしても、斗和に対する美苑の態度はとってもクール!いつの時代も女の子の方が精神的にも恋愛に対しても一枚も二枚も上手なようです(笑)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
    龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
    異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
    ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
    空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
    龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
    もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
    龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ギャルゲ大好き30歳サラリーマン・中野唯弘。
    大好きなギャルゲメーカーが解散すると知り、錯乱し、ゲームをお賽銭箱に入れると・・・
    何を間違ったのか、ギャルゲのヒロイン“こころちゃん”本人になってしまって!?
    『俺がこころになってんじゃねーかぁああ!』と言いつつ、ヒロインを演じるのを楽しんでいるようにも・・・?
    果たしてこころちゃんは、ラストシーンを無事に迎えることができるのだろうかっ・・・

    ギャルゲーの世界に入り込み、声優さんの声に感激したり、学園そのものに感動したり…。
    夢のまた夢に見ていた、憧れのものに触れるワクワク感ががっつり伝わってきます。
    そしてまるで私たちも一緒に、ギャルゲーの世界に入り込んでしまったような気分になるのです。
    幸せな気分になれるのです。

    そして何より、キャラクターが個々にはっきりしており、セリフまわしがおもしろい!
    「こころちゃんこんなかわいいのに、こんなセリフ言っちゃうの!?」と、次にどんなセリフが来るのかとても楽しみになります!読者の期待を上回るギャグ展開がきっとあなたもクセになるはず!
    ちょっと変わったラブコメで、クスッと笑いたいそこのあなたにおすすめです♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    この子たちは、生きている。
    転校してきた男の子と大人びている女の子の、ひと夏の物語。
    最初は何の関係もなかった二人が、すこしずつ、ほんのすこしずつ惹かれあっていく。
    仲良くなるにつれてなにか異変を感じるようになる男の子は、その女の子の秘密を知りどんな行動を取るか。次から次へと明かされる事実に男の子は何を思うのか。
    現実ではないはずなのに、現実感が出ており、そのアンバランスな感覚がたまりません。
    読むと、その行く末を知りたくなり読み終えるまで次に行く指が止まりません。
    読んだあともしばらくは動悸がおさまりませんでした。そのくらい衝撃的です。
    表紙買いをして、買ってよかったと思えました。
    とにかく凄い気持ちを味わいたい、そんなあなたにおすすめの作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『嫌われる勇気』の岸見一郎氏による、アドラー哲学の幸福論。
    「人生への絶望感とどうつきあっていくべきでしょうか」
    「現在39歳・婚活中ですが男性に幻滅してしまいます」
    「やる気に溢れた職場で私だけ期待に応えられません」
    「母親の介護中。口だけ出す兄に困っています」
    人生・結婚・仕事・介護など、読者からの様々な相談と、その回答がまとめられています。
    文中で語られている、成功は過程であり幸福は存在であるという説明も印象的です。
    同一視されがちだが、イコールではないと。
    日々生きていく中で、ふと疑問に思うこと迷うことについて、一つの指針になってくれる作品。
    新しい考え方を取り入れたいあなたにおすすめです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「あー、よく知らないけど、とりあえず話を合わせておこうかな」
    「明日会う相手と、共通の話題に困らないように、ネットで調べておこう…」
    誰にでも、そんな経験の一つや二つ、ありますよね?

    小さな「知ったかぶり」を重ねるうち、どんどん歯止めがきかなくなって…世を賑わせる経歴詐称事件も、始まりは似たような物なのかも!?(イヤ、犯罪はダメですよ絶対)

    この作品の登場人物たちは、その「知ったかぶり」や架空の設定を崩さないために、たゆまぬ努力をするわけですが…努力のしかたが尋常じゃない。そのエネルギーを違う方に使ってたら、ねえ…
    そして、自分よりも相手の方が物知りだ、ヤバイ!と思ってたら、実は相手も「知ったかぶり」だった!?…って、現実にも結構あるかもしれませんよ、フフフw

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    今でこそ「異形頭」というジャンルやキャラクターが一部界隈で当たり前(?)になりましたが、初めてこの作品をSNSで見た時の衝撃は忘れられません…
    「人外」とは違うんですよね。頭部の形状以外は、ちゃんと「人」です。
    「NO MORE 映画泥棒」的なアレ、と言えば伝わりやすいでしょうか…でもこの作品は、それ以上にMADでシュール。だがそこがいい。

    主要キャラが人の顔をしていないのに、ここまで感情豊かに描かれるとは!男気があって面倒見のよい理想の上司、でもその性格のせいでイロイロ大変な目に…
    一部BL的な(おっさんずラブ的な)シーンもありますが、あくまでも幅広い方に楽しんでいただけるギャグ漫画です。
    グルメ漫画ではないのでご注意下さい。ホラーでもないです…が、若干の狂気を含みます。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    デザイン事務所・漢方薬局・漫画家など、様々な「職」に従事する女性を描いてきた、ねむようこ先生!!今回は今大注目の「DIY」!!

    やりたいことはない、夢も希望もない、「私は私だよ」と言い放ち、大学を中退して実家に帰ってきた一樹。そんな彼女が生活のために、祖母が遺した美容室をリフォームすることに!?一見ボンクラな一樹だけど、周りに合わせて何となく生きている人生よりも、自分が選んだ道をしっかり歩んでいこうとする彼女の秘めた意志の強さとそれを実行する勇気に、羨ましいと感じる読者も多いのではないでしょうか。

    もちろん、ねむようこ先生ですからただの「DIY」漫画ではございません!「不動産」を手に入れた一樹の元に現れた2人の男性。一人は、皆に優しいモテ美容師・聖大さん。もう一人は、一樹にやたらと厳しい元リフォーム屋・栄吉。かなりタイプが違う2人だけど、美容室のリフォームが進むにつれて、恋のスピードも加速していく!?2人ともイイ男すぎて、私が一樹だったら選べないかも…!

    毎日仕事や勉強に追われ、「暮らし」の実感が薄れている方にぜひおすすめしたい一作です!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    侯爵令嬢のエリアーナには、三度の飯より本が好きという、あまりにも行き過ぎた本の虫っぷりからついた「虫かぶり姫」という呼び名があります。
    そんな彼女は、サウズリンド王国の王位継承順位第一位であるクリストファー殿下の婚約者としてもう4年もお城にあがっているのに、いまだ成婚の話は出てきていません。何故ならこの婚約は双方にメリットのある隠れ蓑だから・・・
    殿下は派閥とも権力者とも縁のないベルンシュタイン家から婚約者を得て宮廷内派閥の権力闘争を抑えられるし、彼女は婚約者としての社交と引き換えに王宮書庫へのフリーパスとともに読書三昧の時間を手に入れられる、とよいことづくめなのです!!
    ところが最近、殿下は後宮へ行儀見習いにあがったという子爵令嬢と親密にされているご様子。
    これはいよいよ偽の婚約を破棄して、本物の婚約者をお迎えになるのか…と、超絶天然ヒロインと腹黒いくせにヘタレな王子が繰り広げるお話は、魔法こそ出てきませんが、王道のファンタジーラブコメです。
    1冊で何度でもおいしい!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    激烈おすすめ!濃厚ミリタリー仮想戦記!

    内乱の続く架空世界の島を舞台に、夫と娘、左目など、すべてを失った主人公、ソフィアがスナイパーとして過酷な戦場に身を投じていく物語。
    臨場感のあるアクション、複雑な心理描写、濃厚な絵で描かれるシビアなストーリーに、新巻が配信されるたびに、毎度1巻目から読み直しては「…んぉっもしれぇ~」とつぶやいてしまいます。

    ストーリーの最初には、ソフィアの狙撃手としての非凡さが描かれていき、そのかっこよさにしびれます。が、巻が進むごとに面白くなってくるのが、多くのキャラクターたちの活躍が複雑に描かれる戦場シーン。
    敵味方を問わず、登場人物の置かれた状況や目的、内面が丁寧に説明され、そんな彼女ら・彼らの下す決断や行動が、相互に影響しあって刻々と進む戦闘シーンは、あっと驚く展開とメリハリのあるコマ配置が相まって、常に手に汗を握ります。

    絵もセリフもぎっしり詰まって読み応えたっぷり、多くの人に知ってもらいたい作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    第二次世界大戦時、ペリリュー島は日本軍にとって大切な軍事基地だったそう。「楽園のような南の島が昔は戦場であった」そのことは史実として知っていましたが…。
    主人公は漫画家志望でありながら、兵士になってしまった気の弱い青年。 武田一義先生のホッコリとした絵柄はとても親しみやすいのですが、それが戦場という悲惨な場所とのコントラストを強めている感じがしました。
    日を追うごとに減っていく食糧、日本とは違う温度と湿度。なんとしても敵を攻撃しようとする上官、そして戦友たち…極限の中での人間関係の描写が胸に刺さります。
    読後は「あ~、現代日本に住んでてよかった…」と思うこと間違いなし!ホント平和が一番!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    忙しい日々にちょっと疲れちゃった…ああ、癒されたい…
    そんな全ての人に読んでいただきたい!
    ●●えもんとはまた違う意味合いで「こんなのがいたらいいな」と思える、夢の「最先端ネコ型ロボット」です。

    役に立つ事は、特に何もしません。ポケットから道具も出しません。ただひたすら可愛くて、時々プッと吹き出しちゃうような事をする、それだけ。
    ごはんは人間と同じ物を少量。トイレもちゃんとします。言葉はゆったりカタコト。「高齢者向けセラピーロボット」が開発コンセプトなので、一般流通の予定はないそうです。
    まだ試作段階という事で、モニターとして当選した大学生とゆるっと同居したり(羨ましすぎる!)、開発メーカーで働くリーマン達の周りをうろちょろしたり。

    ボディは何でできてるの?防水性は?開発費用は?とか細かい事はどうでもよくなってくるほどの癒され具合で、アナタを骨抜きにする事間違いナシです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    タイトルからは想像もつかないが、ビジネスにもためになる!金言満載の自叙伝です。
    いい女を抱くため、それだけのために金を稼ぎ、使う、究極のミニマリストともいえる著者。最初のビジネスであるコンドームの訪問販売⁉︎は緻密なマーケティングとニッチを攻める嗅覚に脱帽です。さらに、実演販売をするくだりは笑いなしには読めません!
    こんな人いるんだ!という驚きと、人生の立志伝として素晴らしく夢にあふれたノンフィクションの傑作です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    誰もが知っていて、実は知らない昭和天皇の激動の生涯。
    昭和天皇の幼少期からを描き、人格形成の過程も垣間見られる作品。数えで5歳の頃から養育係として仕える足立タカとのやり取りや、初等教育の過程での周囲との立場の異なりへの気持ちの表れなどから、感じることは昭和天皇も庶民と変わらぬ人であるということ。
    あの時代に何を思い、どう行動したのか。大元帥陛下であり大天皇陛下として、そして象徴として、人間として。
    昭和天皇の内面を描きつつ、突き進む時代が描かれている今作は、ただの歴史マンガとしては括れない。
    改めて、日本とは何か、日本人とは何かを見つめ直すきっかけになるような内面に響く作品だ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    重度のおじさんフェチのイケメン・伊月が恋したのは、家の蜂の巣駆除にやってきたかっこよくもない、お金もない、雑種のおじさん(笑)の鉄晴。家の花瓶を割ってしまった鉄晴はその代金を弁償するために、「デート1回3万円」「セックス1回5万円」と提案されてしますが、その時とった鉄晴のあざとい行動に伊月は心奪われてしまいます。本気で鉄晴を好きになった伊月が、振り向いて欲しくて必死に行動してる姿も微笑ましいですが、ちゃんと伊月の気持ちに向き合おうと努力する鉄晴も可愛いんです!おじさん受けが好きな人はもちろん、おじさんが気になる方にも手に取ってほしい一冊です。

    2022年07月20日