ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
    主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。

    棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
    いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    「ヤクザが…お嬢様になっちまったッ!!」

    お嬢様学校のバスが崖から転落し、まさにヤクザが抗争中であった倉庫を破壊。事故に巻き込まれたヤクザ・塩川鋭二が病室で目を覚ますと……なんと、体が女子高生になっていた!?
    お嬢様と入れ替わった塩川は慣れない生活に苦心するが、そんな中、兄貴や舎弟、抗争相手もお嬢様になっていることが発覚する。
    令嬢になってもヤクザはヤクザ、抗争の始まりですわ!?

    お嬢様姿とヤクザのギャップがまず最高! この姿でバトルアクションしているだけでも絵になります。さらに、裏で蠢く怪しい陰謀も……と物語としても引き込まれる展開。ぜひご一読あれ!

    2024年02月16日
  • ブックライブ書店員

    「あの… なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか?」

    大魔王が支配する世界。頼みの綱である異世界からの勇者は、召喚された瞬間に殺される「ハメ殺し」によって惨殺され続け、希望はないように思われた。そんな中、今回召喚された勇者は……なんとひろゆき!? ありとあらゆる物理攻撃を無効化し、舌戦で戦うスキル”論破王”を引っ提げて世界を救う……のか?

    異世界に転移したとても、ひろゆきの論破力は健在! 大魔王をバカにして、からかって、おちょくって…論破して撃破!? 新感覚の異世界ファンタジーとして読み味抜群。それだけでなく、ひろゆきの考え方が異世界人に影響を与えていく様子も見ものです!

    2024年02月16日
  • ブックライブ書店員

    こんな狂気BLを待ってた!!
    登場人物全員が狂っている、衝撃度10000のおススメBLです。

    ある日図書室で美しくて物静かな同級生、矢巾幸太郎に一目惚れする青島両。
    やがて矢巾から声をかけられ仲良くなっていくのだが、矢巾にはある噂があり…。

    「あいつんち変な宗教で身体売っとるらしい」と同級生から言われて、真相を確かめるために青島は家を訪れるが、そこでは想像を絶する事実が待ち受けていて…。

    矢巾は孤児だった過去があり、拾ってもらった養母への恩と「幸せ」という言葉に囚われており、そこを青島が救ってくれるんだ…!!と思いながら読んでいたら、とんでもない方向に進んでいく。

    予想のつかない展開と、いったいどうなってしまうんだ!?という怖いもの見たさで、あっという間に読破してしまいます。普通と一味違うBLを読みたい貴方におすすめです。

    2024年02月14日
  • 一人称を“ぼく”から“オレ”に変えるタイミングを悩む中学生・日野 陽介(ひの ようすけ)には双子の姉・みかげがいます。
    自分の思春期の変化をみかげには絶対気づかれたくない陽介。
    変わりたいけど、気づかれたくない…そんな相反する感情にモヤモヤする毎日を送っていました。
    そんな陽介の前に現れた、ぽっちゃり女子の転校生・望月 恵(もちづき めぐみ)。
    彼女のお尻に“ムチンっ”と手を踏まれてしまった陽介は、その感触が頭から離れなくなり、ついには精通という大人の階段をのぼることに…!!
    大人の体への変化と自分のフェチの覚醒に戸惑う彼を尻目に、みかげは双子で入れ替わって学校に行こうと提案してきますが…!?

    男子には負けたくないと思っていたみかげ。
    そんな彼女もふとした出来事で教師の間 晃平(はざま こうへい)に恋をし、彼の手にえも言えぬ感情を抱くのです。

    更に、陽介が気になっている望月さんも、男女の双子の姿を見てなにやらフェティシズムの扉が開いた模様…。

    この物語の凄いところは、ただのフェチをテーマにしたエロを描いている訳ではなく、あくまで思春期を迎えた少年・少女たちが、どういった性癖に目覚め・自覚し・受け入れ・開花させていくのかを描いているところです!!

    描くのは新人作家のみそくろ先生。
    新人とは思えぬ描写力とキャラクターの表情の豊かさです。
    またフェティシズムの表現も非常に個性的。
    登場人物それぞれが思春期を迎え、心と体が大人になっていく中で覚醒するフェティッシュの世界が瑞々しく、かつ大胆に描かれています。

    彼ら彼女らの成長と共に、開花していくフェティシズムをじっくり味わってください。

    そして、思い出してください。
    あなたのフェチが目覚めたキッカケは何でしたか?

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    ラノベ読者でない方にもおすすめしたい傑作!

    勇者は魔王を倒した。だが同時に帰らぬ人となった。
    なぜ、勇者は死んだのか。
    魔王が殺したのか、それとも仲間なのか……。

    他作品ではあまりない珍しい切り口で描かれるファンタジーミステリ!

    魔王が倒され、落ち着きを取り戻した王国は、亡き勇者の偉業を文献にまとめる事業を開始。
    魔王討伐の旅を共にした仲間をはじめ、勇者とゆかりある人物へのインタビュー、そして彼らの視点による回想を挟みながら物語は徐々に核心へ。

    読みやすい文章ながら、登場人物たちの心情描写や物語の構成の巧みさに唸らずにいられない。
    そして充実の読後感。

    本作の著者、ライトノベルというジャンルで「本屋大賞」の受賞を目指しているとのことだが、これ本当に狙えるのでは?
    老若男女問わずおすすめ。

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    そうだ森見登美彦の京都、行こう。

    過去を振り返って、あの時ああしていればあるいは…。と考えることは誰しもよくあることだと思います。
    この小説ではそんなもしものルートで一体何が起きていたか、いや何も起きていなかったか…。そんな様子を覗き見ることができます。
    たらればの道を歩むのもまた自分なのだとすると、実は何をしていても大して現状は変わらないのかもしれない…。

    森見作品の京都っていいですよね。先生の作品を読んでいると京都に行きたくなります。
    地図にしるしをつけて、作品に登場した聖地の巡礼を行ったこともあります。
    そうしてから読み返すと、さらに良い読書体験をすることができますよ。おすすめです。

    本作に登場する樋口氏は、別の森見作品『夜は短し歩けよ乙女』にも登場します。
    私は、『四畳半神話大系』と『夜は短し歩けよ乙女』のどちらから読むかによって、読者が想像する彼のビジュアルは変化する説を提唱したい…!
    紙版の『夜は短し歩けよ乙女』のあとがきにマンガ家・羽海野チカ先生のイラストが寄せられていたので、羽海野先生は『夜は短し歩けよ乙女』から読んだのではないだろうか…と思いました。
    どちらも未読で、樋口氏のイメージがどう変化するのか気になる方は、『夜は短し歩けよ乙女』から読んでみるとよいかもしれません。

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    スパイとアサシン、ライバルなのに偽装夫婦に! しかもターゲットのアサシンに溺愛されてます…!?
    スパイの寧々子の任務、それはライバル組織のターゲットであるアサシン・甘井の恋人を演じて、彼の弱点を暴くこと。しかし、スパイであることが甘井にバレてしまい、「殺される…」と思いきやまさかの求婚! しかも溺愛してくる!
    完璧な朝ごはんを用意してくれたり、服を買ってくれたり、守ってくれたり…アサシンなのに、スパダリとして寧々子を甘やかす甘井のギャップがとてもたまりません!
    陰のあるタイプなのに、寧々子への愛情は100%全力投球な甘井と、そんな彼にすぐ流されちゃうちょっぴりツンデレ気質の寧々子のカップリングが可愛すぎていつまでも見ていられます…。
    ちょっぴりエッチなイチャイチャもあってツンデレ寧々子の最っ高のデレを見られるので、可愛い女の子大好きな人は絶対読んでほしいです。
    二人の禁断(?)ラブコメ、ぜひご堪能ください~!

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    心の奥底の感情を、しっかりと見つめなおしてくれるストーリー。

    自殺してしまった友人の子ども達の面倒を見ることになった、心理学者の清子。しかし人の心が分からず、いつも歯に衣着せぬ物言いで人を怒らせてしまう清子は、友人の子ども達への扱いに戸惑うばかり。
    清子が、心に傷を負った2人の子ども達にとって母親という役目は果たせずとも、
    唯一の頼れる大人として真摯にまっすぐ子ども達と向き合う姿は、読者であり大人の私にとっても、じんわりと心に響きました。
    本作は心理学がキーポイントとなって展開していく物語です。
    人間の行動にはそんな深層心理があったのかという発見はもちろんですが、
    そこから読み解くことのできる人の弱さを、私たちが思っているよりもずっと豊かに捉えることができるのだと教えてくれます。
    そして、「母・友人の自殺」という受け止めきれない事実を背負うとはどういうことか。そんな死の淵に近い立場にいて「生き続ける」とはどんな苦しみがあるのか。
    決して穏やかではないテーマですが、家族ではなく他人だからこそ補い合うことができる関係もあるのかもしれないと考えさせられました。
    「ファミリー・ストーリー」の指す"ファミリー"とは何か、ぜひ本作を読んで感じてほしいです。

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    よくある異世界でチートスキル使って無双するようなお話とは一味違います。「レシピを作れる」、たったそれだけの一見地味な、しかしやりすぎると悪目立ちしてしまうスキルで上手に生活しようとする物語です。
    何よりもまず驚かされるのが、「魔術」、「錬金術」、「呪術」の解像度の高さです。どうやって「魔法」が使えるのか。「錬金術」とは何をどうすることなのか。普通の異世界系の漫画では細かく書かれることのない、その世界独自の理論がしっかりとあり、物語への引き込まれ度合いが並みじゃないです。
    また、主人公がとても優しく、奴隷であるノラに対して酷いこともしないので安心して読んでいける点や、そもそも奴隷が人権を得ることが出来る条件がある点など、奴隷の扱いといった部分でも他の異世界系とは違っていて、この作品に引き込まれる要素のひとつだと思います!
    無双系とは一味違う、作品に引き込まれるような異世界系を探している方に特に読んでいただきたい作品です!

    2024年02月09日
  • ブックライブ書店員

    「Fight or Flightー闘争か逃走かー」
    全寮制の私立女子高校・覇道学園には、一風変わった「卒業死験」が存在する。
    合格すれば学園の親企業に正社員として採用され、最低でも年俸1,000万円。
    しかし不合格となれば悲惨な死が待っているという、まさに命懸けの「卒業死験」なのだ。
    クラスメイトを犠牲にして自分が生き残るか、はたまた微かな希望に賭けて全員生還を目指すか…。
    八木沢鳴(やぎさわめい)率いる3年A組20名の行く先はいかに…!!

    ページをめくる手が止まらない、スリル溢れるサバイバルストーリーここに開幕…!
    主人公の八木沢鳴が通うのは、いわゆる社会のゴミたちが集まる不良高校。暴行恐喝・援交にドラッグは当たり前。
    そんな彼女たちが「卒業死験」として命を懸けた様々な頭脳バトルを繰り広げる本作。
    「卒業死験」の出題者たちは世界の覇権を握るエリートを発掘する、という狂った目的のため、生徒たちを死のバトルに問答無用でひきずりこむ。その理不尽さに腹が立ち同時に恐ろしい。
    しかし、いつ死んでもおかしくない異様な雰囲気に興奮がおさまらないのも事実。
    3年A組の生徒たちは「卒業死験」に合格することができるのか?
    その先には何が待っているのか?
    日々に刺激を求めている方にピッタリな作品です!

    2024年02月08日
  • ブックライブ書店員

    この魔王、最強、だが、コミュ障。
    そんな魔王が平穏を求めて逃げた先は現代の田舎!?
    ここの生き物って何もしゃべりかけてこないしバトルも挑んでこない…
    もしかして、田舎ってコミュ障だらけの天国!?田舎最高ーーー!

    魔界では敵の襲来ばかりだし、毎日のように周りの物・人にから声をかけられていた魔王からすると、
    田舎の無人販売は店主がコミュ障のお店だし、
    お風呂は水を汲みにいかなくても、お湯が壁から出てくるという超ズボラ&引きこもりの人間の作った物。
    読んでいると、この世界は便利追求というより、
    おひとり様を存分に楽しむために色んなものが開発されたのではという錯覚に陥りそうになります。

    魔王の陰具合がレベルアップしていく様子も見どころなのですが、
    もう1つ激押ししたいポイントが、
    出てくる生き物がことごとく、ずんぐりむっくりなこと。丸い。かわいい。丸い。
    ふふっとなる丸さです。SNSで流れてきたら自然といいねしちゃいそうになるかわいさです。

    コミュ障魔王の田舎引きこもり生活&生き物のずんぐりむっくり具合に注目して読んでみてください!

    2024年02月06日
  • ブックライブ書店員

    ギャグマンガで面白いものない? と聞かれたら真っ先にオススメするのが本作『プラスチック姉さん』です。

    学校が舞台のギャグマンガで、主人公は模型部に所属しており、みんなから「姉さん」の愛称で親しまれています。
    姉さんはかなり破天荒な性格で描かれており、放課後にすぐに帰ろうとする帰宅部を捕まえていきなりビンタし、模型部に入るように勧誘をするような女の子です(ちなみに勧誘され、入部しないと答えると肩の関節を外してきます)。
    これだけ書くと、姉さんに周囲の人が振り回されるお話なのかな? と思いますが、周囲の人間も姉さんと同じ、もしくはそれ以上に大暴れするのでもう収拾がつきません。
    濃すぎるキャラクターたちの掛け合いは非常にハイテンポで、1ページ毎に怒涛の展開の連続となっており、読めば病みつきになること間違いなしです。

    カロリー高めの日常系ギャグマンガを楽しみたいという方に是非オススメしたい作品となっております!

    2024年01月29日
  • ブックライブ書店員

    聖女を名乗るパワー系成人女性・アリス(26歳児)が、異世界から現代日本へ向け動画配信!
    視聴者との繋がりが力になる、異文化交流コメディ!

    魔王を倒したものの、王族や貴族らに疎まれ死刑同然の国外追放と魔物討伐の罰を受けた聖女・アリス。
    流された地である迷宮で自暴自棄の中、異世界と繋がる鏡により現代日本の料理人・誠と出会う。

    食料や衣類、娯楽を与えられ救われたアリスは恩返しの為、配信者としてデビュー。(目指せ収益化!)
    食レポしたり、魔物をフルボッコにしたり、罠だらけの迷宮攻略に挑んだり、その活動は多岐にわたる。

    力こそパワーな脳筋プレイっぷり。普段は真面目で控え目だが、撮影中ははっちゃけたキャラにトランスするアリスがおもしろ可愛い。
    冒頭こそ重いが、視聴者のツッコミも入り混じるドタバタ動画配信と、時々ほっこりなオチが付く、人々との繋がりをテーマとした物語となっている。

    しかしアリスさん、本当に26歳なんでしょうか?

    2024年01月29日
  • ブックライブ書店員

    『鷲尾組』若頭の金城健(39)。
    命(タマぁ)張って仁義を尽くしたいモンができやした。それは…
    人気急上昇中のK-POPアイドルグループ!?
    やくざの『推しごと』が始まります。

    この作品を読んでまず、あれ?自分の日常?となりました。
    トレカの交換やすぐ死ぬオタク(「ヤバイ死ぬ」のような語彙力)、聖地巡礼など、
    推しごとをしていれば一度は経験したことありそうなあれこれがふんだんに、いやもうずっとちりばめられています。
    そしてやくざとオタクの生態・言葉が上手い具合に絡められていてギャグとしてもめちゃくちゃ完成されている…何回笑ってしまったことか…

    読んでいると、めちゃくちゃ生き生きして人生楽しそうだな幸せそうだなと思うのですが、多分自分も同じような感じなんだろうな、自分の人生も推しに彩られて輝いているんだなと感じて、推しにさらに感謝を捧げたくなりました。いや本当推しって最高…ありがとうございます…(泣きながら)

    推しがいる人には絶対読んで欲しい!
    推しがいなくても、新たな扉を開くきっかけになる!(&オタクの生態ってこういう感じなんだと知れる!←)
    ぜひ読んでみてください!(こちら側でいつでもお待ちしています。)

    2024年01月26日
  • ブックライブ書店員

    優しさがしみる百合マンガ、いかがですか?

    私が人生で初めて手に取った百合マンガです。
    書影に惚れ惚れしてめくり始めた本作は、
    女子が女子と出会う5つの物語を集めた短編集です。
    どのお話も、素朴で生命力あふれるキャラクターが魅力的です。
    表情やセリフに思わず口角が緩んでしまうくらい、誰もが人たらしで憎めません。

    中でも、私のお気に入りは「さらば人間」。
    舞台は、吸血鬼と人間が共存してはいるものの、いまだ吸血鬼差別が残る世界です。
    最近彼氏に振られたばかりでツイてない主人公・キツネは、バイト先でじゃんけんに負け、寝こけている吸血鬼に閉店の声掛けをすることに。
    恐る恐る声を掛けたはいいけど、全然起きない吸血鬼。
    起きてもらわないと困るキツネが吸血鬼をつついてみたら、なんと指を噛まれてしまった!?
    どうしよう、これじゃあ吸血鬼になっちゃう!
    思い悩むキツネが目にしたのは、夜空を舞う「幸せのハンカチ」で……。

    いつ人間でなくなってしまうのかと焦るキツネが、能天気な吸血鬼のペースにだんだん巻き込まれていく様子には、思わずくすっと笑ってしまいました。
    そして、吸血鬼が語るハンカチの秘密を知ったとき、この愛おしい世界に泣きたくなりました。
    なんだか、ちょっと人に優しくなれそうな予感がするお話です。
    どこかぬるくて寂しい夏の夜に、ぜひご覧ください。

    2024年01月26日
  • ブックライブ書店員

    この話だけは聞き逃せない!
    ドキドキワクワクだけじゃない、ちょっとブラックなガールズトークで、スカッとしませんか……?

    OLの奈緒・保育士のあや・あやの従姉妹の佳央梨は仲良し女子トリオ。
    3人が集まれば、身近にいるイヤ~な人たちについての愚痴が止まりません。
    「自称サバサバ女」や「二股男」以外にも、「保育園のモンペ母」や「伝説の派遣社員」など、個性豊かなキャストが勢ぞろい。イラッとすること間違いなし!の彼・彼女たちを待ち受ける「オチ」とは一体……?
    気になってページをめくる手が止まりません。
    私は第2話から出てくる新井ちゃんの男前っぷりを楽しみに読んでいます。二股彼氏に言い返すだけじゃ終わらず、あんなことまで……。かわいくてカッコイイ「女子の味方の女子」新井ちゃんには、ぜひ相談に乗ってほしいところです。そして私の尻を叩いてほしい……。
    こんな人イヤだな~と感じるキャラ以上に、身近にいてほしい頼れるお姉さんキャラに出会える物語です。

    2024年01月26日
  • 強い異能を用いて神々を喜ばせる巫(かんなぎ)の名家に生まれた令嬢・小夜(さよ)。
    父の再婚をキッカケに優秀な異能をもつ異母妹や継母に使用人のように虐げられていました。
    ある日、小夜は濡れ衣を着せられ異界へと売り飛ばされてしまいますが、ひょんなことから火の神である鬼灯(ほおずき)のもとへ、花嫁という名の掃除人として嫁ぐことに。
    特別な異能を持たない小夜でしたが、唯一物の声を聞くことができる「蝶の耳」の力で鬼灯の役に立てるよう頑張りますが、あくまで自分は「掃除人」。しかし鬼灯は掃除人としてではなく「花嫁」として接したいようで…!?

    呪われたワケあり神様と、虐げられ令嬢の溺愛生活スタートです。

    浅木伊都先生によるラノベ『火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています』を原作とし、『君がブルーバード』や『恋人は旦那さま』の山田こもも先生がコミカライズ!!

    とにかくどのページも絵が華麗!!
    ページをめくる度にうっとりしてしまいます。
    大正時代の世界観にファンタジー要素が加わり、画面からキラキラが溢れ出れてきそうです。

    小夜を娶ることになった鬼灯は周りから「醜い」「穢れている」と忌み嫌われていますが、小夜の目には美しい男性にしか見えません…。
    「俺の顔は醜いだろう?」と顔面アップで迫る鬼灯に、「そんなワケあるかーい!!」とツッコミを入れてしまったのは私だけではないハズ。
    しかし彼の本当の姿はどうも違うようで…。そのあたりは今後少しずつわかってくるようですが、気になります!!

    さらに注目シーンは1巻で鬼灯が着替えをするシーン。どう見ても「ムー●・プリズムパワー・メイクアップ!」状態。キラキラが迸っております。
    何を着ても似合う鬼灯。今のところほぼ和装ですが、洋装も見てみたい…!!

    鬼灯がいかにカッコイイかを語ってしまいましたが、小夜の健気さと可愛らしさも是非お伝えしたいところ。
    主人公の小夜は虐げられてきた令嬢のため自己評価が低いのですが、それでも自分にできることを…と一生懸命掃除をしたり料理をしたりする姿をに、応援せずにはいられません。
    「私なんて…」となりがちな彼女ゆえ、鬼灯が小夜を溺愛をしていることも気づいていません。
    鬼灯の思いが空回りしている姿も可愛いし、無意識に振り回している小夜も可愛い!!

    “可愛い”と“キラキラ”と“きゅん”が詰まった虐げられ令嬢の大正ファンタジー作品の新星誕生です!!

    2024年01月25日
  • 主人公は、3人の女性。
    死に物狂いの努力で垢抜けて初恋をやり直す美容女子、彼氏からモラハラを受けて過激なダイエットに走るぽっちゃり女子、美容系インフルエンサーとして活躍するバリキャリ女子。
    一人目の主人公、馬場 茜(ばば あかね)は、高校時代の初恋の人ノアくんを未だに想う23歳OL。
    ですが、高校時代の彼女は「バケモンの馬場さん」と呼ばれていました。
    それが悔しかった彼女は死に物狂いでお金を貯め、ダイエットや歯列矯正、肌治療、メイク、美容医療とできる限りの努力をし、見事誰から見ても美しいと言われるまでになりました。
    そしてノアくんと再会するのですが、高校時代の同級生であることを隠し初対面として接するのです。
    しかし、ふとしたキッカケで彼女が「バケモノの馬場さん」であることがバレてしまい…

    VOCEウェブサイトで連載され大人気となった今作。
    描くのは山科ティナ先生。
    女性の心の些細な機微を鮮烈に描きます。

    「バケモノの馬場さん」であることが周りにバレ、「整形した?」と揶揄された時に茜が言った
    「化粧して課金して綺麗になる努力をして ようやくマイナスを0に戻していってるの」
    「わたしの容姿をとやかく言う筋合いはない!」
    というセリフに、よく言った!!!と思わずにはいられませんでした。

    他にも茜の友達のブリちゃんは、モラハラ彼氏のせいでダイエット沼へ…。
    ノアくんのビジネス繋がりで茜と知り合った白鳥 エレナは美容インフルエンサーとして活躍する女社長。あらぬ噂により中傷を受けることに…。


    登場する女性陣が、女性が憧れる女性でありつつも、自分と照らし合わせて「ありえる…」と思うシチュエーションばかり。
    そんな彼女たちが必死に生き、幸せを掴もうとする姿に励まされます。

    エレナの「誰もが自分自身を愛せる世界にしたかった」というセリフは、全女性に贈りたい言葉です。
    この作品を読んで救われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    美しくあることが全てではありませんが、自己評価を他者にゆだねないことの大切さを教えてくれる作品です。

    2024年01月25日
  • 大和皇國の陰陽五家のひとつ白蓮寺家 次期頭首である白蓮寺 麗人(びゃくれんじ れいと)の許嫁であった菜々緒(ななお)。
    ある日、猩猩という猿の姿をしたあやかしに攫われ妖印を刻まれてしまいます。
    傷モノとされてしまった菜々緒は婚約を解消され、里の人全員から虐げられることに。
    猿の面をかぶり粗末な身なりで飼い殺しにされる日々でしたが、嫁探しに訪れていた紅椿家 新当主頭首に見初められ、紅椿家に嫁ぐことに。
    しかし“皇國の鬼神人”と呼ばれる紅椿家の当主 夜行は呪われた体質で…。

    加熱する令嬢ブーム。中でも“虐げられ令嬢”は鉄板の人気ジャンルです。
    今までは西洋風の虐げられ令嬢に注目されがちでしたが、ここのところ“和風虐げられ令嬢”への人気が高まってきています。
    そこにきて登場した今作!注目しない手はありません!!

    注目していただきたいのが、キャラクターの表情です。
    菜々緒の可憐でありながら悲壮感が漂う儚げな表情、夜行の自信に溢れながらもどこか切なげな表情…!!
    ふたりの目線にドキっとしてしまいます。
    さらに美麗な絵で描かれる怪しげな世界にうっとりすること間違いなし!

    虐げられ令嬢系のだいご味と言えば、不遇な境遇からどう幸せになっていくのか…!?というところですが、夜行は割と最初からトップスピードで菜々緒を溺愛します。
    ただこの物語は恋愛要素に加え異能ファンタジー要素があるので予想外の障害が発生し「菜々緒はどうなってしまうの!?」と先が読めません。

    菜々緒と夜行 ふたりがどう支えあうのか、これからの溺愛展開に注目です!!

    2024年01月25日