ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    幼なじみの轟正斗 (とどろき まさと) の気を引くために不良になった真崎涼子 (まざき りょうこ)。構ってほしい一心で「不良」らしく 振舞おうと頑張る涼子に対し、不良になった理由もわからず、熱血指導すればするほど、勘違いさせる発言や行動でいっそう涼子を夢中にさせていく正斗。そうしている内に、少しずつ涼子のことが異性として気になりだして……?!

    構ってほしいからこそ不良で居続けようとする涼子ですが、不良らしく振舞おうとするものの、もとが真面目な性格ゆえ、ちょっと天然ボケな側面もあって、頑張る姿が実にいじらしいです。鈍感すぎる正斗と、ツンデレな涼子の今後はどうなるのか……ギクシャクしているのにどこかデレデレな二人の展開に目が離せません!

    2024年10月22日
  • 物語の舞台は、人間がたった10人しか残っておらず、絶滅危惧種(リストルージュ)としてキメラ族に守られている世界。
    キメラ達はかつて捕食対象であった人間を保護し繁殖させていました。

    人間の世話役となったキメラの少年ミラは、来る日のため人間の少女カレンの世話を任されます。
    些細な傷ひとつですら付くことがないよう徹底管理。それはそれは大切にカレンを育てます。そんなある日、カレンに結婚の申し込みが。
    人間同士で結婚・繁殖させ、一人でも人間を増やすことを目的としているキメラ達にとっては願ってもないことです。
    本来めでたい事であるはずなのに、ミラの心には今までにない感情が芽生えます…。
    そして結婚式当日、歴史に残る事件が…!!

    そもそも人間が減少したのはキメラによって食べられてしまったから。
    そんな捕食者であるキメラが人間の絶滅を阻止するために保護しているというディストピアな世界で、ぬぐい切れぬ違和感が最初から付きまといます。

    降り続いた酸性雨によりドロドロに溶け複数がくっついて生まれたキメラ達は、その生まれ通り複数の動物の特徴が混ざったようなユニークな容姿。
    人間の世話係をする少年も独特なデザインのキャラクターになっていますが、その姿は怖さよりも可愛らしさを感じます。

    そして自分の状況を理解していないため無垢であどけない人間の少女。
    文字通り蝶よ花よとお姫さまのように育てられていますが、何故自分がこうも大切に育てられているのか理解しないまま「おひろめ会」に臨んでいる姿には、哀れさを感じずにはいられません。

    定期的に行われている「おひろめ会」。物語の中では貴重な人間を多くのキメラに見せることで身近に知ってもらうチャンスとして言われていますが、実際にはキメラの娯楽としての見世物でしかありません…。
    さらに人間同士の結婚=繁殖。大勢のキメラの前で性行為をさせられるという状況。
    とても残酷に感じますが、見方を変えると人間がペットや動物達にしている事とそう変わらないのでは…!?と考えさせられます。

    少女と共に過ごすうちに変化する、世話係であるキメラの少年の心情がメインで描かれますが、次第に「人間の解放」という大きなテーマも関わってきます。

    今後、キメラと人間の関係性はどうなるのか!?
    人間は本当に絶滅しかけているのか!?
    続きが気になります!!

    2024年10月15日
  • ブックライブ書店員

    とんでもない展開が続きすぎて息継ぎできなくて死にそう・・・・・・・・
    最初の最後の温度差がすごすぎて風邪をひく・・・・・

    ガッッッッツリ濃いストーリーと惹かれあう描写が丁寧で、濃厚すぎる作品。。
    いやいや・・・・最初の「姉の婚約者と寝てしまった」っていう所から終着点宇宙にまでぶっとんでますよね!?すごすぎませんか!?

    純粋で健気な受の大地のことを、気に食わないと思っていた攻が、「好き」に変わる変化を描くストーリーが心にグサッと刺さって、知らず知らずに手に汗握りながら「幸せになってくれ…お願いだ…」と祈ってしまいました・・・・。誰かを好きになるってすごい。

    2024年10月10日
  • ブックライブ書店員

    可愛らしいイラストと衝撃のストーリー展開、セリフの力強さにギャップの嵐!

    書影を見て「あらかわいい」と目に留まりましたが、タイトルを見て「ん?」と少し違和感を感じ、サンプルを立ち読み。
    1話冒頭(1ページ目w)があまりにも衝撃的で即買いました!

    本作は「殺ペン(さつぺん)」を繰り返すペンくんの発砲シーンから始まる。
    かたや、オキアミの天ぷらを食事に準備するマール。
    マールは世界への抗議と称して、卵の代わりに「石」を温め続ける…。

    本作は1話完結型でペンギン、カラス、ラッコ…と話が紡がれていきます。
    1話完結ではありますが、それぞれの話が連動しているとも言える。
    非常に哲学的なお話となっています。

    「石」の存在をポイントに、読み終わる頃にはすべてがつながります。
    そして、読むたびに新たな気付きを与えてくれる本作。
    生きるということ、死ぬということ。
    わたしたちが存在する価値とは。

    2024年10月08日
  • ブックライブ書店員

    料理はそれなりに、切って、熱を入れて、味付けをする程度のことはできるので、
    自分なりに日々の食事はおいしくいただいているつもりです。
    ただ、どうしてもキャベツの千切りだけは、何度やっても満足いく仕上がりにならなくて、結局スライサー頼み。
    それでもとんかつ屋さんのような、ふんわりと柔らかい仕上がりにはなりませんよね。
    そんな私ですから、当然このタイトル、目にとまりました。

    『世界一おいしいせん切りキャベツの作り方 料理は切り方が9割』
    9割って!!
    ほぼそれで決まるやん!(たまに出るエセ関西弁)
    先生、これ、私のために出した本ですよね??
    食材の切り方って、なんとなく知ってます。
    でもその切り方をする意味って知らなかったんです。
    学校でも、レシピ本でも、切り方の理由って教えてくれませんでした。
    キャベツの千切りは、シャキッとさせたいとき、ふわっと柔らかな触感を楽しみたいときで
    切る向きが変わるそう。

    そんなことでさえ考えたことがなかった私は雷に打たれたような衝撃です。
    この本は、せん切りキャベツだけじゃないですよ。
    冷蔵庫にしまうときからおいしくするコツ、それぞれの切り方の理由、他の食材の切り方までくわしく載っていて、
    タイトルからは想像できないほどの情報量でした。
    また、切り方を含めたレシピも載っています。
    これでまたもう少しだけ家族に喜んでもらえる料理が作れるかな。

    2024年10月01日
  • ブックライブ書店員

    「犬は人間の言葉を深く理解していない」
    と、どこかの神経科学者がMRIで検査を行った結果で言っていました。
    いやいやワンコは人間の言葉を理解していますよ?
    とワンコを飼っている方々は口をそろえて言うはずです。
    確かに言語として理解できているかはわかりませんが、発する言葉にプラスして音の高低、表情や動作など様々な要素をプラスしてワンコたちは私たちの言葉を理解しようとしてくれます。
    では、私たち人間はワンコの言葉、しぐさから本当の気持ちを理解できているのでしょうか。
    かわいいお洋服を着せてあげたい、おいしいものを食べさせたい、一緒に旅行に行きたいなどなど。
    それは本当にワンコのためなのでしょうか。
    巷ではSNSで様々なワンコの写真や動画が投稿されています。
    かわいく取られた写真もあれば、急にびっくりさせて面白がる動画などピンキリです。

    その行為は本当にワンコのためになっているのでしょうか。
    知っていたけどちゃんと理解していなかったこと、初めて知ることなどが詰まってます。

    ワンコと暮らす方必見!!本作を読むことでさらにワンコと幸せになれると感じます。
    作者のワンコ愛溢れる『DOG SIGNAL』をぜひご覧ください!

    2024年10月01日
  • ブックライブ書店員

    私はものすごく不器用なのですが、小さくて繊細なものが大好きで、着物の半襟に細かくて小さな刺繍がたくさん入っているのを見て以来、日本刺繍を習ってみたいとずっと思っていました。でも、日本刺繍は人間国宝が現れるような職人さんの世界だから、ちょっと体験させてもらったりするのは難しいんだろうなあ…という気持ちもあり、なんとなく諦めてもいたのですが、この本に出会って、やっぱり日本刺繍ってなんて美しくてかわいいんだろう!という気持ちを新たにし、壮大な帯や柔らかな半襟や着物まではたどりつかなくても、まずはやってみたいと改めて思うようになりました。コットンの糸でコットンの生地に施すフランス刺繍とは異なり、絹の糸で絹の生地に施す日本刺繍は、なかなか自由度が低いようにも思えますが、この本は図案集としてはどんなタイプの刺繍にも使えると思いますし、和風のちょっとした図案はあのつやつや・キラキラした糸の輝きで見ると特に眼福!の一言です。刺繍のように細かな写真は、電子版で見ると、紙ではできない拡大機能が活かされるのもうれしい。ただひたすらかわいいもの・きれいなものを見たい方、刺繍の仕組みが気になる方におすすめします!

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    平々凡々な会社員だったはずが、家の玄関で倒れた記憶から目を覚ますと、知らない言葉が交わされ、羽で犬が宙を飛び回る謎の部屋にいて、シルバートレイに映った自分と思われる姿は…赤ちゃん!?
    どうやら自分は死んでしまい、アルス・ローベントという人間として転生したらしい。小さな土地を治めるローベント家は貴族で、父母やまわりの人々には恵まれた生活をしている。3歳になるころには読み書きは完全に習得し、この世界にも詳しくなってきた。そして、自分自身はこちらの世界でも平凡だが、ただ他の人にはない「鑑定」というスキルがあり、人々の能力や適性を数値化して見ることができることもわかってきた。そして、学べば学ぶほど、自分や領地には荒れる未来しか見えず、アルスはこの「鑑定」の能力を使って、領地と領民を守るための人材の確保に乗り出すのだった…。
    主人公のアルスがもうとにかくいいヤツで、周りと信頼関係を積み上げていく過程が見ていてパズルがはまるかのように気持ちよく進みます。最強の国づくりを目指すアルスと、彼に見いだされた仲間たちの成り上がりライフを見守りましょう!!

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    怒りを原動力にすることは、強さにも弱さにもなる。
    13世紀のイランで奴隷となった少女シタラ。彼女は自分を奴隷として引き取ったファーティマ家に最初こそ反発するも、ファーティマ家の息子ムハンマド坊ちゃんに知識の大切さを説かれ、勉強に身を入れるようになる。しかし、モンゴル帝国の襲来によってファーティマ奥様は目の前で殺され、ムハンマド坊ちゃんの消息は不明。自分自身もモンゴル帝国の奴隷となってしまう。モンゴル帝国の奴隷となったシタラは「ファーティマ」と名乗り、第四皇子の第一皇后に仕えるも、モンゴル帝国への復讐心をずっと抱え込んでいた。そんなとき、似た境遇の第三王子第六妃・ドレゲネと出会い、知恵を使って二人でモンゴル帝国の転覆を誓う。ところが、第二代皇帝の第一皇后・ボラクチンはまた別の立場から、モンゴル帝国をより強固なものにしようとする。
    それぞれの大義が、そして、それぞれの感情がぶつかるモンゴル帝国の行く末は……。
    シタラはこの時代に文字が読めることで、奇妙な縁に巻き込まれていく。ファーティマ家から受け継いだ知が、彼女の復讐を手助けすることは、美しくもあり悲しくもある。強大な権力によって様々な人の思惑が絡み合う重厚な人間ドラマから目が離せない。

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    皆さん、一人○○、お好きですか……?
    おひとり様、上等!な方、おひとり様にチャレンジしたいと思っている方、両方におすすめしたいのがこの作品です!

    伯爵令嬢であるニコルは、婚約者のケイオスからいつも放置されてばかり。会って話をしても、幼馴染のキャロライン王女のことばかり話すケイオスに対し、嫌気が差したニコルは、ある日「おひとり様」で行動することに挑戦してみます。はじめは「おひとり様」で行動することに不安を覚えていたニコルですが、周りの温かい反応もあり、「おひとり様」を続けていこうと決意します。
    「おひとり様」の楽しさを知ったニコルと、そのニコルに戸惑うケイオス。そして、事態はケイオスが思うよりもどんどん深刻化していって……?!

    変わっていくニコルを見て、慌てふためくケイオスにスカッとすること間違いなし! 二人の行く末はどうなるのか……?
    二人を見守りつつ、ニコルと一緒に「おひとり様」、満喫しませんか?

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    浮ヶ谷が勤める文具メーカー本社に異動してきたのは、地方支社からやってきた若手イケメンエース・進藤。
    なにかと相性が悪い二人は、新しい企画でパートナーになるも、お互い苦手意識があるようで…。
    しかし、浮ケ谷が進藤のある秘密を知ったところから二人の関係が変わり始める!
    元ビッチで遊び人だった浮ケ谷がピュアな進藤に少しずつほだされていく感じがたまらない!
    テキトーに楽しく仕事がしたい浮ケ谷をよく思っていない進藤も、仕事を一緒にこなしていくうちに浮ケ谷の人柄に惹かれ始めているようで…。表情がコロコロ変わる進藤に胸キュンすること間違いなし!
    そんな彼らの恋愛ですが「おとなの恋は不器用なので」、一筋縄ではいかない様子。
    ハラハラドキドキな恋の行く末を是非最後まで見守ってください!

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    『イチケイのカラス』を手掛けた浅見理都さんの最新作、本格クライム・サスペンス!

    雪のちらつくクリスマスイブの夜、一人の元警察官・山下春生が殺害された。数日後、山下が生前に関わった遠藤力郎死刑囚の息子・遠藤友哉が逮捕され、事件は無事解決と思われた。
    しかし、殺された山下が娘・心麦に遺した一通の手紙から、事件が再び動き出す。そこには、遠藤友哉の冤罪を訴える内容が書かれていて……。

    『このマンガがすごい!2024』にもランクインした大注目の本作。
    読み始めたら止まらない、謎が謎を呼ぶ展開。
    スリリングで没入感もたっぷり!
    映像化される未来もそう遠くないでしょう。
    あなたも一足先に、クジャクのダンスを覗いてみませんか?

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    「あっちゃん 俺 こどもできた」
    交際9年、同棲5年。自分たちらしく仲良く過ごしていると思っていた矢先、あっちゃんは恋人のコーヘーから衝撃の一言を告げられる。コーヘーは職場の先輩との間に子どもを作ってしまったのだ。それでもあっちゃんと一緒にいたいと言うコーヘー、そして訪れる自身の体の異変に、あっちゃんの心は乱れに乱れていく。
    この話には、たくさんの迷える大人たちが登場する。他者の立場から冷静に見れば、彼らの選択は間違っているのかもしれない。しかし、彼らと同じ立場に立って考えたとき、何を選ぼうともそこに正解などないのだろうとわかる。だからこそ、私はもがき揺れながらも前に進もうとする彼らの等身大の姿に勇気をもらった。このもがき揺れるしかない「第三次性徴」を迎えたとき、私はあっちゃんのように自分の気持ちに正直な自分であれるだろうか?

    2024年09月30日
  • ブックライブ書店員

    FXを題材とした投資系マンガ。

    家族に内緒でFXを行っていたくるみの母は、リーマンショックの影響で2000万円の損失を出して自殺。
    失った2000万円を取り戻す為、くるみはFXの世界に挑むのだが…。

    この作品、絵柄こそ可愛いもののその内容は洒落にならないほどエグい。
    相場とトレーダーの狂気を煮詰めたようなものである。
    もはやホラー。

    トレーダーの心情もよく描けており、平時のゆるふわ感・非常時の切迫感などの緩急表現が秀逸。
    読んでいる方のメンタルが滅入ってくるほどなのに、妙に引き込まれてしまうものがある。

    投資への注目が高まる昨今、FXに興味を持っている方もいるでは。
    そんな方は、くれぐれもくるみちゃんの真似はなさらぬよう。

    2024年09月27日
  • ブックライブ書店員

    言わずと知れた戦争・原爆の恐ろしさを伝える世界的な名作です。

    小学校の図書室や学級文庫に並んでいた記憶がある方も多いのではないでしょうか。

    当時の私は小学校低学年。
    初めて目にする戦争と原爆の悲惨さに衝撃を受けながらも、なぜか目が離せなかったことを鮮明に覚えています。

    全身を焼かれ皮膚が垂れ下がった人たちが歩き、全身にガラスが刺さったまま助けを求める人、
    防火水槽の中で重なるように亡くなった人々。

    恐ろしいを飛び越えてトラウマになりそうなほどでした。
    しかし、それもどこか「別の世界の出来事」として見ていたのでしょう。

    大人になった今、何度読んでも心に衝撃を受けます。
    原爆投下は悲劇の始まりでしかない。
    原爆の恐怖、引きさかれる家族、その中でも懸命に生きる人々の姿。
    小さな頃には感じ取れなかった人々の心理描写。

    地獄という言葉だけでは言い表せない残酷な世界で、ゲンのたくましさとユーモアに救われるたくさんの人々。
    ゲンの強さとやさしさに何度涙を流したかわかりません。

    まわりに散らばった幸せの欠片を拾い上げながら、いつまでも強く強く生きてほしい。
    そう願わずにはいられない作品です。

    2024年09月27日
  • ブックライブ書店員

    ヒロイン達の愛が重すぎる!!

    胸クソ展開が大嫌い、ハッピーエンド至上主義な主人公・ウォルカ。
    そしてそんな彼に激重な想いを持つパーティメンバーの女の子達による“曇らせ”異世界ファンタジー!

    ダンジョンで強敵に遭遇し絶対絶命のピンチに陥る一行。
    しかしウォルカの片目片足を犠牲になんとか生還。
    皆を守る為に死ぬ覚悟で戦い、自身も含め全員無事だったことにウォルカは胸を撫で下ろすのだが…。

    「彼が片目片足を失ってしまったのは私のせい」
    彼女らは原因は自分にあると思い詰め、なにかとウォルカの世話を焼こうとしたりクソデカ感情をぶつけるのだった…。

    全体的にシリアス寄りだが、ウォルカと女の子達との間の想いのすれ違いや勘違い。
    女の子達の愛の重さ、男のプライドとの狭間で胃痛に苦しむウォルカの様子などにはクスリとしてしまう。

    読者によって解釈は異なりそうだが、陰鬱な雰囲気もなくこれは「病んでる女の子カワイイ」を楽しむ作品なのではないだろうか。
    あ、これが“曇らせ”ってやつか。

    2024年09月25日
  • ブックライブ書店員

    久しぶりにこんな美しい涙流しましたよ・・・・・・・(まだ泣いてる)
    タイトルからしてギャグエロなのかなと思ったら、とーーんでもない!超絶ストーリー重視の健気切ない学園モノでしたありがとうございましたッッッ!

    俺様タランチュラ×健気なワケありシジミチョウの学園カーストラブ。。
    とにかく受の翼が健気で健気で健気で・・・ロウクラス種というだけで嫌な思いを沢山させられるのに、強く生きようとするその姿にまず涙・・・。こんな心の綺麗な子いますか・・・ッ。連続テレビ小説の主人公ですか・・・ッ!

    そして攻の七雲澄也が、だんだんと惹かれていく様子や好きになる描写が繊細で説得力があって、翼とのすれ違いや言葉が上手く伝わらないもどかしさが本当~~~~に丁寧すぎるぐらいに描かれていて物語に没入する事間違いなし。。
    泣きたい貴方におすすめの一冊です!

    2024年09月25日
  • ブックライブ書店員

    【ディストピア×アイドル】オリジナリティ溢れるSFラノベ!

    隕石によって荒廃してしまった世界。
    生き残った人類の手で作られた国々の資源争いは、アイドルのライブによって行われる。

    アイドルは戦争の道具であり、ステージに立つアイドルはやがてとある病に蝕まれていく、ハードな世界観で描かれるストーリー。

    感情を失った“人形”になることで最強のアイドルとなった主人公・レイン。
    旧世界には存在した、人々から愛されるアイドルを目指すハナ。

    そんな彼女らを中心に、絶望しかない世界に抗う少女たちの姿がアツい。
    この物語にハッピーエンドは訪れるのか!?

    アイドルものが好きな方はもちろん、ちょっと他にはない作品を楽しみたい方にもおすすめ。

    鬱展開等が苦手な方はご注意を。
    私も「嘘だろ??」な衝撃の展開に何度かひっくり返りました。

    2024年09月19日
  • ブックライブ書店員

    ブリオール国にあるアトワール公爵家の令嬢・オリヴィアは、6歳のときから5歳年上のアラン王太子と婚約しているが、17歳のある日、突然王城へ召集されたと思ったら、国王から重鎮たちまでが揃った場で、王妃教育を受けずにバカでいたことを理由に婚約破棄される。新しい婚約者だというレモーネ伯爵家の令嬢・ティアナを隣に侍らせたアランからは「恨むならバカな己を恨め」とまで言われたが、本当のオリヴィアはむしろ読書が大好きで驚くほど優秀な才女。婚約して早々にオリヴィアの優秀さをねたんだアランから「これから先ずっとバカでいろ」と言われたことを守って、バカのふりをしていただけだったのだ。何故か言った本人は忘れているようだが。婚約破棄は不名誉なことだけど、もう自分を偽らなくていい! そして、オリヴィアが完璧なカーテシーとマナーでアランの新たな婚約を祝福すると、その場に第2王子のサイラスが花束とともにやってきて、父である国王に許可を得た上でオリヴィアに跪いてこう告げるのだった…「僕と、結婚していただけませんか?」
    婚約破棄から始まるお話はもう既に定番化していると言っても過言ではなく、それでも一度読み始めるとバリエーション豊かでハマってしまうのですが、このお話も類に漏れず、才色兼備のヒロインと嫌いになりきれない元婚約者とやさしくて理解のある求婚者、そしてまわりの人々が繰り広げるあれやこれやが楽しい上に、展開もスピード感があるので、読み進める手が止まりませんでした。オリヴィアがとにかく、本当に有能で仕事も早いし問題もバリバリ解決するのに、恋愛感情にはうとくて、サイラスのアプローチには押されっぱなしなのがカワイイ。絵も、きれいなだけでなく、シリアスとコミカルのバランスがよいところが非常に好みでした。続きが待ち遠しい作品です!

    2024年09月09日
  • ブックライブ書店員

    読みやすく読み応えもある、ちょっとライトなハードファンタジー。

    依頼をこなす為なら殺しも厭わない、金次第でどんな仕事も引き受ける孤高の傭兵・ジグ。
    災いをもたらす存在として、人々から忌み嫌われ住処を追われる孤独な魔女・シアーシャ。

    ひょんなことで出会った異色コンビが、誰も知らない異大陸を目指すことにはじまり、様々な騒動に巻き込まれたり起こしたりするお話。

    王道のハイファンタジーと異世界転生ものをあわせたような作風で、重厚感がありつつとっつきやすさもあり、シリアスと思いきやコミカルさもある、なんとも独特の味わいのある文体がGOOD。
    妙に著者のこだわりを感じる白熱のバトルシーン、無骨なジグと常識に疎いシアーシャのちょっとしたやりとりの微笑ましさも推しポイント。

    王道ファンタジー好き、異世界転生もの好き、そしてバディもの好きな方にもおすすめの一作。

    2024年09月05日