あらすじ
ペンギン絶滅を企てるペンと、卵ではなく石を温め続けるマール。共に暮らす二羽のペンギンを待ち受ける運命はいかに。愛とは何か?生きるとは何か?子供を作らない動物に価値はないのか?絶滅前夜の動物たちの“世界への抗議”を描く令和の寓話。
一つの石が繋ぐ令和の寓話に、ライター・武田砂鉄氏、絶賛!!「ずっと誰かと比較してしまう私たちに、とても大切な話が書かれています」
可愛らしいイラストと衝撃のストーリー展開、セリフの力強さにギャップの嵐!
書影を見て「あらかわいい」と目に留まりましたが、タイトルを見て「ん?」と少し違和感を感じ、サンプルを立ち読み。
1話冒頭(1ページ目w)があまりにも衝撃的で即買いました!
本作は「殺ペン(さつぺん)」を繰り返すペンくんの発砲シーンから始まる。
かたや、オキアミの天ぷらを食事に準備するマール。
マールは世界への抗議と称して、卵の代わりに「石」を温め続ける…。
本作は1話完結型でペンギン、カラス、ラッコ…と話が紡がれていきます。
1話完結ではありますが、それぞれの話が連動しているとも言える。
非常に哲学的なお話となっています。
「石」の存在をポイントに、読み終わる頃にはすべてがつながります。
そして、読むたびに新たな気付きを与えてくれる本作。
生きるということ、死ぬということ。
わたしたちが存在する価値とは。
感情タグBEST3
わたしはあんまり学がないので、この物語が表してる本当の意味がわかりません。でも泣けます。ペンギンとカラスの話の途中?まで読めたけど、生まれ変わっても一緒に居てるのかな?
ペンギンがかわいいのに残酷で辛いです......
Posted by ブクログ
きみ"の"絶滅する前に の なんだよね の なんだよ
わからないけど私はハーランエリスンへの敬意と意志を、世界に自分を変えられないためにのガンジーの言葉を、"の"を選択した意味を抱いて 寂しい日も寂しくない日も夜を越えようと思う
Posted by ブクログ
前はwebだったので、設定を頭に入れてなかった。
一話ラストで言ってる様に、「君が何度生まれ変わっても』なので、オーケンの「モンブランケーキ」恋愛抜きと思ってください。
何かの賞を獲るわけでもない芸道の話でもあります。
先輩がしつこく言っている世界を愛する事は、=自分を愛する事だと思います。
自分の中に流れる血液を愛せないと、他人は愛せない。
この2人は常に二人称で、「あなたの理論はよくわからない。でもあなたを信用してやってみる」
既に他者を信じているのです。
あと芸道を認めるだけですね。
表紙のつぶらな瞳に
うわ~、騙された~。キョーレツな始まり… あまりに悲観的で、絶望的で、動物は楽観主義じゃないの?? と途方にくれ、またぺーじをめくる。ある意味、ホラー。
Posted by ブクログ
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ!みんなの夢まもるため
なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのはいやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢まもるため
時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな 敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ!みんなの夢まもるため
…みたいな、なんかそんな感じだったな。(長い笑)
読みながらひたすらこの歌がエンドレス再生されてたの。
でも完全なる正義みたいなお話でもなくて。
哲学みたいな。
白状します、分かるような、分かりませんでした!