ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    ゆっくりと内面に惹かれていく、そんな普通の恋がしたい大学生の一香。合コンで出会ったのは、偶然にも共通の趣味で盛り上がった、優しくて誠実そうな佐成くん。同じ大学でばったり遭遇することもあって…。
    あっこれ、ひょっとして良い感じなのでは…!と胸をときめかせるも、
    待ち合わせ場所にいたのは佐成くんと、何やらパーカーを届けに来たらしい女の子の姿が。
    「あー…友達の家に忘れ物」
    夏なのにパーカーを? 異性の家に?

    (あ、これあかんやつや。好きになったらあかんやつや)(一香と私の声)

    人は見かけによらないとはまさにこのこと。私だったら、ここで全てを諦めてしまいそうですが、一香は違います。「こんな男好きにならん!」と最初は思いつつも、それでも佐成に惹かれている自分を徐々に受け入れ、彼に好きになってもらえるよう奔走します。
    普段は美人で背も高くかっこいい一香。一方、佐成の前では健気な、でもポジティブな可愛い女の子。そんな魅力的な一香を応援せずにはいられません! 私が守りたい…!と思いつつ、佐成も佐成で一香に気がありそうなので、彼が自分の気持ちを自覚するシーンを見たい!という強い気持ちで、爆速で読んでしまいました。
    クズだけどクズじゃない気がする…!と、沼にハマっていくこと間違いなしです。

    2024年11月26日
  • ブックライブ書店員

    ググればいくらでも好きなだけ多種多様なレシピを入手できる昨今。それでも紙や電子でレシピ本を買う意味って何でしょう? 私にとっては、食べたいものをふんわり探したり、目で見て楽しんだり、何度でも基本に立ち返ったりするためのツール、という感じです。
    そして私にとってこの本は、正にそのいずれもにぴったりのレシピ本。スープが飲みたいんだけど、あの食材が使いたい!とかはなくて、なんかおいしそうなヤツあるかな…とか。おいしいものを摂取したいけど、今作るのめんどくさいからとりあえず目を幸せにしたい…とか。今日は疲れてるからレシピどおりに作った私のいちばん好きなスープをしみじみ飲みたい…とか。そもそも論的に私はスープが大好きだ!というのはあるのですが、この本は手順も3ステップ、文章も短く、でもバリエーションは2つずつ載っていたりもする。作者の有賀薫さんのお人柄がにじむ、本当にステキなレシピ本なので、塩分を減らしたい人、野菜の摂取量を増やしたい人、健康になりたい人、お料理が好きじゃない人、おいしいものが好きな人、どんな人にも読んでみていただきたいです。

    2024年11月12日
  • ブックライブ書店員

    SNSで話題沸騰した『近畿地方のある場所について』の背筋先生による短編ホラー! ※ただのホラーではない

    とある大学生グループが心霊スポットで肝試しをした。その後、そのうちの一人が自殺してしまった。
    さあ、何故でしょう?

    すみません、60ページほどの短編なので、あらすじで言えるのはここまでです。笑
    このお話は最初から最後まで登場人物たちが語り手となっており、当時のことについて証言しているような形となっています。
    そして最後にアンケートがあります。 皆さん、“必ず”答えてくださいね。
    最後の問いに答えたとき、この本の仕掛けに気づき、もう一度読まずにはいられなくなるでしょう。



    私はもう、○○の鳴き声が怖いです。では、失礼いたします。

    2024年11月12日
  • ブックライブ書店員

    ワンコなの? サイコパスなの? これ以上私の心をかき乱さないで~~~!

    物語の始まりは、婚約破棄された直後、隣国のイケメン騎士サイラスに求婚されるという夢のようなシチュエーション。だが、2度目の人生を生きるティアナは断固拒否。それもそのはず、サイラスはなんと1度目の人生でティアナを殺していたのだった…!
    自分の命を守りたくて距離を置こうとするティアナだが、サイラスはめげずに溺愛してくる。かと思えば、ときどき殺気立った目も向けてくるので、いつ殺されるのかとヒヤヒヤなティアナ。なのにどうして、また彼に惹かれ始めているんだろう……。

    私の推しポイントは、とにかく「顔が良い」サイラスの甘々スマイルがたくさん見られる点です! そんなワンコ系が急に怖い雰囲気になるなんて、ギャップ萌えで大気圏に突入してしまいそうになります。
    何故サイラスはティアナを殺したのか? 何故ティアナを溺愛しているのにときどき怖い顔をするのか?
    読み進めていくうちにどんどん目が離せない展開に…!
    ぜひ一緒に真相を確かめましょう!!

    2024年11月12日
  • ブックライブ書店員

    「なかよし」のレジェンド、長谷垣なるみ先生がまたもや悶絶必至の作品を世に放ってくださいました! ありがとうございます!!

    事故で記憶を失くしてしまったお嬢様・未彩は、目が覚めると浅海一星と名乗る男に「婚約者」だと告げられる。
    しかし、その直後に「彼氏」、「友達以上恋人未満の幼馴染」、「許嫁」だと主張する3人の男たちが現れた…!
    どうやら事故の直前、未彩はこの4人の中から婚約者を選んでいたらしい。
    さて、未彩に選ばれた男とは誰だったのか!? 婚約者の座は誰の手に!?
    未彩の心を射止めたいイケメンたちの甘酸っぱい本気バトルが始まる――!

    と、逆ハーレムものが大好きな私は大興奮なストーリー。全員お顔が美しく、性格もそれぞれ違って皆良いのですが、褐色肌イケメンに目がない方は私のように剣を推すことになるでしょう。彼、とっても可愛いのですよ……。
    絵の綺麗さはもちろん、記憶を失くして孤独感に苦しむ未彩を全力で支えようとする彼らの優しさ、カッコよさに惚れ惚れします。
    とにかく胸キュンしたい方! 必読です!!

    2024年11月12日
  • 金髪にピアスだらけ、そして子供よりも子供っぽい小児外科医の星乃 櫻子(ほしの さくらこ)。
    彼女は空間認識能力が極めて高く、そのため手術する際に自分のイメージ通りに自身の体を動かすことができます。
    卓越した正確さと速さで進む彼女の手術は、さながら魔法のよう。
    そんな破天荒医師 星乃が誤飲や交通事故、先天性疾患や包茎といった子供たちにふりかかる様々な病気や外傷に立ち向かう!!

    数々の命の尊さや儚さが描かれる医療マンガ。一度読みだすと止まらなくなりますよね。
    リアルに描かれる物語ほど、現実の無常さに読んでいてツラくなることがあります。
    それが小児科という非力な子供たちを襲う病や事故などであれば余計です。
    今作はそんな難しい題材を描きつつも、主人公である星乃先生の子供よりも子供らしいという天真爛漫さのおかげで物語全体が明るく前向きに描かれています。

    さらに子供をとりまく大人の事情など目を覆いたくなることがありますが、この物語も例外ではなく、大人の事情に振り回される子供たちが出てきます。
    ですが、星乃先生が親に対して正面から立ち向かい「怒る」という行動によって緩和されています。
    正直そこまでしなくても…と思う部分はありますが、それくらい取り返しがつかない事だってあるという星乃先生の強いメッセージなのでしょう。

    どんなに強い口調で話しても、治療後に親や子供から感謝を伝えられると照れてぶっきらぼうになりつつその裏で泣いてしまう彼女の姿に、人としての温かさを感じます。

    また星乃先生の特殊能力にも注目です!
    手術をするのに空間認識能力が必要であることは目から鱗でした。
    確かに患者ごとに違う身体の状況を、内視鏡などを使って緻密に手術する上で重要な能力ですよね…!!
    それを端的に表すためにクレーンゲームが得意という描写を用いており、なるほど!!と膝を叩いて皿が割れそうな勢いです。

    小児科医として見る現場のリアルさを追求しつつも、目を背けたくなるようなリアルさではなく希望を感じられる物語、是非ご堪能ください。

    2024年11月11日
  • ブックライブ書店員

    両親には酷い扱いを受け、最恐マフィアのボス・楊昇龍(ヤン シンロン)に引き取られた少女・桜都(おと)。素直で優しい性格と可愛いらしい見た目に、すぐに楊昇龍は桜都を意識するようになりますが、最恐マフィアのボスゆえ、そのことを知られまいとツンツンした態度を貫かざるを得ません。桜都のちょっとした仕草にもドキドキしっぱなしなのに、それを「表情管理」で懸命に隠すところがとても可愛く、イケメンのツンデレぶりに見ている側までドキドキさせられます。お互い気になっているのに、正直に接することが出来ないところが実にじれったく、この先どうなるのか気になって仕方ありません! 二人のじれったくて甘々な恋愛模様、ぜひご賞味ください。

    2024年11月11日
  • ブックライブ書店員

    ルード騎士家に生まれた少女・フィーアは、小さいころから騎士になることを夢見ていたものの、ずっと「お前には剣の才能がない」と家族から言われ続けてきました。そんなフィーアでしたが、家族から呆れられる中、ルード家の「成人の儀」を受けることに。
    しかし、その「成人の儀」の途中で黒竜に襲われてしまいます。死ぬことを覚悟したフィーアでしたが、そのときなんと、大聖女だった前世を思い出してしまい…!?

    この作品は、才能がないと思われていた少女が実は大聖女だと判明して、バカにしてきた周りの人々を見返して無双していく……そんな単純な物語ではありません! なぜなら、フィーアには絶対に周りに聖女だとバレてはいけない、とある理由があるからです。

    自分が聖女だということを隠しながら、上手く聖女の力を使って騎士団に入団することに成功したフィーア。そんな彼女の冒険が今、始まります!

    2024年11月11日
  • ブックライブ書店員

    漫画やアニメのアクリルスタンド、缶バッジ、クリアファイル……。推しがいる人なら一度は手にしたことがあるような、これらの「推し活グッズ」を制作している人々にスポットを当てているのがこの作品です!

    グッズ制作会社で働き始めて三年目の社員・度越大好が指導しているのは、独特な感性を持つ新入社員・津家若葉。この新入社員、「カッコイイ」という理由で鉄製のアクリルスタンドや巨大ロボの企画を立てては、指導社員の度越を振り回しまくるのです。しかし実は、度越の方も常に胸ポケットに美少女のぬいぐるみを入れていたりと、重すぎるキャラクター愛を持っているという一面があります。
    そんな個性溢れるキャラクター達のテンポの良い愉快な掛け合いに、思わず笑ってしまうこと間違いなしです! その一方で、「グッズってこんな風に作られているんだな~」と勉強になる場面も。

    読み始めたらページを捲る手が止まらなくなるはず! 新感覚の推し活応援コメディ、ぜひご一読ください。

    2024年11月11日
  • ブックライブ書店員

    こんなBL見たことない!斬新すぎる乙女ゲーの攻略対象を 堕 と す BL!!!

    とにかく、主人公が生まれ変わった悪役貴族の宰相アンドリムが、妖艶なメガネの金髪で悪知恵がとにかく働く!
    新官長マラキアと組んで、どんどん自分たちを都合よく“健気で哀れな正義の味方風”に仕立て上げていく、見事な手腕が鮮やかすぎる!

    どんどん乙女ゲーの攻略対象たちが、あれよあれよと堕ちていく様をみていくのが痛快すぎて、悪ってキモチイ~~~!!といけない方向にむかってしまいます。笑
    特に、攻のヨルガを堕とすための暗躍と自分自身の魅せ方が見事すぎて「男ってこういうの好きよね~~~!!!!」とニヤニヤしてしまいました笑

    2024年11月07日
  • ブックライブ書店員

    心が浄化されるとはこのこと・・・・
    竜の花嫁、もうそれだけでトキメキっぱなしメモリアルなのに、もりもより先生の本領発揮!!で、孤独を抱えた者たちが
    じんわり暖かく傷を癒しながら、お互いゆっくりと自然に惹かれあう、切なくも温かいストーリー展開がこの作品も健在・・・っ!

    本当に心が浄化される、絶対にもりもより先生は白魔法使いだと思います。
    信じられないぐらい心が綺麗になって、何もかもを赦せる気分です・・・。世界から戦争もなくなる・・・。

    竜の花嫁として死にに来た受のリタが、村で迫害されながら生きてきたのにあまりにピュアすぎて涙。
    「命全てが役に立つ、そうであってほしいと俺も思ってる」もうこの瞬間涙が決壊しましたね。。
    誰かに必要とされたい、自分の居場所が欲しい・・・・きっと・・・きっとイグナートがきみを必要としてくれるよ・・・!(フライング泣き)

    2024年11月07日
  • ブックライブ書店員

    夢は、呪いです。
    元キャリアコンサルタントで高校の進路相談を担当する教師・高梨は、そのあまりにもリアリスト的な姿勢から「夢なし先生」と呼ばれていた。夢なし先生から夢を否定されてもなお夢を追いかけた生徒たちの未来は……。

    それぞれの生徒がそれぞれの夢を持つが、高梨先生は夢の大小に関係なくバサバサと切っていく。
    そんなに否定しなくても…!とは思いつつ、知っている職業の暗く見えづらい部分を指摘していて、どの道を選んでも楽な道などないのだなと改めて思わされる。この社会でどう折り合いをつけてどのように自分らしく生きていけばいいのか、そのヒントが散りばめられた作品だ。

    2024年11月01日
  • ブックライブ書店員

    自己主張の強いお母さんに尻に敷かれるお父さん、落ち着いた娘、わんぱくな息子。この設定だけみると、題名をかの有名なアニメ「ザ・シンプソンズ」にあやかったと作者が言うとおり、アメリカのホームコメディのよう。でも、なんだかちがう。ただそこにいる、少し不思議な錦久家を描いている。

    話は、日常の些細なトラブルからトンデモ解決法が出てきて、なんだかんだ丸くおさまっていつもの平穏な日常に戻る、というものだ。
    大きな起伏のあるストーリーではないし、爆笑できるようなギャグがあるわけでもない。だからこそ、何もできない・やる気になれない・マンガすら読めないという日にも、この作品だけは読める。作品を読み終わった後には、平穏な心に戻っている気さえするのだ。こんなにもハチャメチャなのに、こんなにも心を癒してくれる。
    毎話のタイトルカットにも心躍る。

    2024年11月01日
  • ブックライブ書店員

    出産は、奇跡である──。

    出産には、保険がきかない。なぜなら、出産は病気ではないから。
    しかし、絶対に安全な出産など、この世には存在しない。
    産む側も産まれる側も常に命懸けで、2020年には全世界で20万人以上の妊婦が出産で命を落としている。

    そんな“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描いた『コウノドリ』。
    主人公のサクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら「生まれてきたすべての赤ちゃんに”おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医。その一方で、情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYの一面も持ち合わせた人物である。
    そのミステリアスなサクラが、出産のリスクやアクシデントに直面しながらも、お母さんと赤ちゃんの命のために奮闘して、真剣に寄り添う姿に何度も心が揺さぶられる。

    2015年、2017年のテレビドラマ化でも話題を呼んだ、奇跡の物語。
    母から生まれたすべての人に、読んでいただきたい。

    2024年10月30日
  • ブックライブ書店員

    「初恋」をテーマに4つの短編を収録した本作。しかし、「初恋」という言葉を聞いて感じるあの甘酸っぱさとはほど遠い。不器用で愚かで発達途上で、歪みながらもがいていたあの頃の、誰にも言えない「初恋」の思い出が無理矢理引きずり出され、読んだだけで心拍数が上がってしまった。
    特に表題作の「それでも天使のままで」は、クラスメイトに汗かきで気持ち悪いと敬遠されている主人公が、ある日同じクラスのワタナベさんに自作のエッチなマンガを読まれてしまうことから物語が始まる。ワタナベさんはクラスの女子から「天使」と呼ばれている少しユニークな女の子。しかし、「天使」はけっして純粋な褒め言葉ではない。主人公はそれゆえにワタナベさんのことを好きでいるのは自分だけだと恋心を自覚するが、そんな思いも束の間、ワタナベさんはクラスメイトに手を引かれ、主人公から離れていってしまう。それでもワタナベさんの苦悩をわかってあげられるのは僕だけだと、彼女は僕だけの「天使」だと思い込み、固執する主人公。2人だけで過ごした秘密の時間の濃度は、クラスメイトの軽口や噂話では薄まることはないのだった。
    「学校」という閉鎖的な空間で生まれる感情は、「青春」として昇華されるものもあるが、消化できず腐った思い出をお持ちの読者もおられるのではないだろうか。お互いの古傷を舐め合う感覚で、ぜひ勇気を出して読んでいただきたい。

    2024年10月30日
  • ブックライブ書店員

    くどうれいんさんの日々を少しのぞかせてもらっているだけなのに、なぜか自分の日々の解像度が上がるかもしれない。
    くどうさんに寄り添えるような、それでいて突き放されているような。そんな不思議な気持ちになる本です。

    文中、くどうさんはさも「当然知っているでしょう」と言わんばかりに、たくさんのお友達の名前を特に説明なく出してきます。「私、もしかしてくどうれいんさんのお知り合いだったのかもしれない!」と途中錯覚してしまったほどです。
    でもそれでいて、日記の途中途中に、「なんでも書くと思うなよ」、「見せたい気持ちじゃない」というような言葉も現れてきて、「あ、これがくどうさんの魅力なのかもしれない」と。飼い猫のようにフレンドリーで気ままに見えてその実、たくさんの複雑な気持ちが混在している、そんな魅力がこの作品では垣間見えます。

    日々は人間生きているうえでなんとなくのっかっているものですが、それを何らかの形で残してあげようとするだけで、今まで見えていなかった彩りが見えてくるものなのかもしれない、と思わせてくれる。
    日記への薦めが押しつけがましくないこの本は、もしかしたらあなたの日々の彩りの一つになるのかもしれません!

    2024年10月30日
  • ブックライブ書店員

    イケメン・ハイスペ王子のヴィンセントと、長馴染みで従者のレノア。「ヴィンセント王子の為に生まれてきた」ことを信念とするレノアは、ある日、逆恨みによって呪いをかけられそうになった王子を助けて女性になってしまいます。そんなレノアにヴィンセントは結婚を申し出て――。あくまで自身は男性であり、従者であって、家柄としても相応しくないと迷うレノア。しかし、スパダリ・ヴィンセントを異性としても意識しないでいられるはずもなく……。

    ヴィンセントを思うからこそ「自分ではいけない」と迷う気持ちと、異性として惹かれる素直な想いとの間で揺れ動くレノアがどんな決断をするのか、そしてヴィンセントのレノアへの気持ちはどうなのかが気になって、最後まで目が離せません。ボーイズラブのようでボーイズラブではない、異色の恋愛をご堪能あれ!

    2024年10月22日
  • ブックライブ書店員

    代表的な調味料と言えば塩! 他の調味料はさほどこだわりがなくても、塩にこだわる方は多いのではないでしょうか。この作品に登場する塩田くんはまさに塩のプロ、否、帝王と呼ぶべきかもしれません。常にクールな「しょっぱい顔」と愛想のない「塩対応」で自ら「塩」を体現し、どんな問題も「塩」で解決していきます。マヨネーズや砂糖など、塩よりも強そうな調味料キャラが登場して塩田くんに絡んでいきますが、果たして塩田くんはどう対応するのか……? 読み進めるほどに塩田くんの「塩対応」が気になって仕方ありません。

    時折バッサァァァァと撒かれる塩田くんのいい塩がもったいなく見えるものの、いい塩だからといって出し惜しみしないのが塩田くんのいいところ。料理に限らず、塩にはいろいろな活用方法があることを教えてくれるので、1粒で2度美味しい作品です。ぜひ、塩田くんの美味しい「塩」対応をご賞味ください!

    2024年10月22日
  • ブックライブ書店員

    騎士団にギリギリの成績で入団した新人・内藤段蔵。内向的な性格に加え、存在感のなさや、モンスターを討伐しようという時にもパズルゲームを続けるといった様子から、仲間には弱いと思われています。そんな彼は実は優秀な忍者。なぜ内藤は騎士団にスパイとして入団したのか? そして飄々と振る舞う彼の本当の姿とは――? 

    モンスターを討伐する内藤の格好よさがストーリーを引き締めつつ、彼のボケっぷりと新人教育係・セーラのツッコミがコミカルで読み手を飽きさせません。ニヤリと笑う内藤が個人的にツボで、ニヤリが見たくてページをめくる手が止まりませんでした(笑 内藤が繰り出す技や忍者ネタも見どころの一つ。スパッと敵を倒すシーンは爽快感があります! ぜひ、ご一読ください。

    2024年10月22日
  • ブックライブ書店員

    勇者・リクトは、「反転」というユニークなスキルを持つものの、その力を理解できていないパーティーから追放されてしまいます。無能の烙印を押されたリクトは、同じように追放されて辛い思いをしている人とパーティーを組みたいと考えます。そんな時、洞窟で出会ったのが少女・フェンリィ。その少女もまたユニークなスキルを持っていながら、パーティーに酷い扱いを受け、強制的にパーティーを追放されていた――。

    リクトが「反転」スキルで強い敵をサクッと倒す爽快感が心地よい作品です。「無能」なフェンリイが、同じく「無能」なリクトと一緒に戦っていくことで成長していく姿も見どころの1つ。果たしてリクトは魔王討伐できるのか、そしてフェンリイの想いは叶うのか……? 二人の冒険から目が離せません!

    2024年10月22日