ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    自ら断罪されるエンドを選ぶ悪役令嬢、気になりませんか?

    主人公のウェルミィはもともと平民でしたが、ある日、後妻として迎えられた母とともに伯爵家の一員となりました。伯爵家には前妻の娘である義姉がおりました。当初は義姉とも仲良く暮らしていたウェルミィですが、ある出来事をきっかけに、家では両親とともに義姉を奴隷のように扱い、学校でも虐げ、ついには、冷酷な人物として人々から恐れられている魔導卿に義姉を無理やり嫁がせました。
    それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届きます。ウェルミィは両親とともに夜会に参加しますが、そこでは義理姉を虐げたとして伯爵一家への断罪が始まったのです。

    断罪されたことに対して絶望するのかと思いきや、なんとこれはすべて彼女自身が仕組んだこと…!!
    彼女は、義姉を虐げる鬼畜のような両親から義姉を守るために、両親もろとも断罪される道を選んだのでした。

    彼女がどうやって自身の断罪を仕組んだのか、なぜ彼女は義姉を守ろうと思ったのか、気になる方は是非本作を手に取ってみてください!

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』は、沖縄の方言をテーマにした青春ラブコメ作品。東京から沖縄に転校してきた男子高校生・中村照秋(てーるー)は、転校してきてから好きな人ができました。彼女の名前は「喜屋武(きゃん)」さん。天真爛漫で元気いっぱいの喜屋武さんと仲良くなりたいてーるーですが、彼にはある悩みが…。
    喜屋武さんのうちなーぐち(沖縄の方言の総称)が全開すぎて、彼女の言っていることがまったく分からないのです…。

    そんなてーるーの助け船になってくれているのが喜屋武さんの友達の比嘉さんです。比嘉さんは喜屋武さんのうちなーぐちを翻訳してくれる、てーるーにとってはとてもありがたい存在です(てーるーだけではなくて、私たち読者も助けられています(笑))。

    そんな比嘉さん、本作の裏ヒロインとしてしっかり輝いております(私の一番の推し)...!!
    実は、比嘉さんがてーるーにうちなーぐちの通訳をしてくれている理由は「てーるーと話すきっかけがほしいから」
    ...って何それ可愛すぎませんか!?!?
    喜屋武さんとてーるーの絡みももちろん良いですが、比嘉さんとてーるーの絡みも尊いです。
    こんなにほっこり読み進められる三角関係ラブコメにはなかなか出会えません!

    作中で紹介されている沖縄豆知識もなかなかに面白いので要チェックです!
    うちなーぐち(沖縄方言)と愛あふれるカルチャーショックが盛りだくさんの青春ラブコメ、是非ご一読ください!

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    愛とか、恋とか、分かり合えるとか、信じあえるとか、耳障りのよいものはすべて崩れていくような、あの感覚を再び。

    『さよなら恋人、またきて友だち』の待望の続編!
    ミステリー要素がマシマシの今作は、あの騒動の後二人暮らしをしているオウギとカナエに、兄のユキが偶然関わってきて、それはもう前回と同じく
    ぐちゃぐちゃの愛憎劇になるので、前作が好きなら必ず見てほしい作品です!

    番になったことでフェロモンが激減し、番のオウギをヒートさせることができないカナエ。それでも二人は愛し合って幸せなはずだったのに、
    オウギが他人のフェロモンに惑わされる事件発生…!?
    謎のΩの香水を巡る事件に、違和感を感じて足を突っ込んでいくオウギ。
    Ωβαの枠を超えてカナエを愛しているはずなのに体が…という、前回のハヤトとゆうくんの悩みを、今度はオウギが被ることになるのが個人的に好きです。

    そして前回同様、衝撃的すぎて、もうこの物語はどうやって終わるんですか?という回収不可能なレベルの風呂敷を、最後に美しくたたむラストのカナエとオウギの言葉は、いい大人でも大号泣します。ぜひ見てみてください。

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    “自分が不幸でいることで、自分は幸せになれる。”
    “大好きな相手が辛いことで、安らぎを覚える。”
    幸せと不幸せについて、こんなにリアルに向き合ったBLがあっただろうか。ドロ沼地獄BLが好きな人は1作目から一気に読んで欲しい。

    1作目『さよなら恋人、またきて友だち』
    2作目『さよなら恋人、またきて友だち~ロスト・チャイルド~』
    この続きで長編の本作は、幸せと不幸についてがテーマ。
    カナエの兄、宮内ユキが、弁護士の鳴海に救ってもらったお礼に鳴海の失踪した弟を探すため、人身売買組織に体を売りながら過ごす中で
    描かれる各々の「幸せ」。
    一方から見ると幸せで、もう一方から見ると不幸せであっても、それは彼らにとって確実に正しいものである。
    誰もが自分の幸せを押し付けて他人を不幸にし、他人に幸せを押し付けられて不幸になる。
    各キャラクターの幸せについて追ううちに、読み手の自分の幸せについても深く考えさせられてしまう。

    また、ユキのセリフに「不幸であってもごはんはおいしいし、楽しいと感じる瞬間もある。なんで悲しみだけで自分をいっぱいにできないんだろう。」という印象深いものがある。

    人間とは、どんな状況でも幸せを拾えるようにできているのかもしれない。
    この作品のキャラクターが全員幸せになれるように、ただ願うばかりである。

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    嫌われからのハーレム展開は皆大好き!
    クール系黒騎士×天使の美貌の嫌われ王子(転生者)です。
    攻めの騎士のセオドアにはある秘密があるのですが、それが後半に明かされて運命って最高~!と思わず声に出しちゃいます。

    ファンタジーBLではありますが、ややこしい国の問題や設定、名前などあまりでてこないので、内容に集中できて気軽にBLに集中して読めちゃうのもポイント!
    王様には主人公のアシェルの他にも側室の子3人の王子がおり、その3人の関係修復過程も魅力の一つ!
    特に第一王子は、いい王子と思いつつ実は……!?の展開でまさかすぎてびっくりしました!
    セオドアとある秘密の関係にあることが判明し、これからますます続きが気になる作品です!

    2024年03月05日
  • ブックライブ書店員

    Ωやαに関係なく「誰かを好きになること」。
    そんな単純なことがどれだけ難しくて、苦しくて、哀しくて、どれだけ美しいことかーーー

    オメガバースではめずらしいドドドドシリアス調の作品で、クラスの7人のαが1人のΩを巡る騒動を描いた作品。どんなに好きな人がいても、体が心に逆らえない現実を容赦なくぶちこんできて、心と体の葛藤や壊れていく人間の描き方がエグい。オメガバースに興味がなくても、この作品ならハマれます!自信を持ってオススメ!!

    クラスのリーダーで村からの信頼も厚い優等生α×転入してきたフェロモン過剰分泌者のΩ。クラス全員がΩのカナエを好きになるが、優等生で自分の失敗が許せないオウギは「このΩに僕を選ばせなくては」という策略で皆を出し抜くためにカナエに「友達になりたいんだ」と伝えるところから始まるのですが…

    後から後からどんどん衝撃の事実が明らかになって、オメガバースなんてこの世にない方がいいんだ…と思えるような、色んな人の人生を狂わせる地獄展開が面白すぎます。Ωやαに関係なく誰かを好きになること。そしてそれを貫くことを失ってまた、取り戻そうとする二人の物語、必見です。

    2024年03月04日
  • ブックライブ書店員

    堅物公務員×モテ男教師のすれ違いドタバタラブコメ!

    文科省職員の浅尾モモは、とある問題教師の身辺調査のため高校に派遣される。しかし、ターゲットの森野青は容姿端麗で飄々とした男、しかも「メルアド教えてくれますか?」とやたらとモモに興味がある様子。堅物のモモは彼の問題行動を摘発すべく、躍起になって厳しい調査を続けるも、森野からのアプローチは止まらず…。

    この作品の魅力は、やっぱりモモと森野のキャラクターです。モモは真面目だけれど本当は天然な部分もある女性。彼女自身は虚勢を張って周囲に舐められないように振舞っているものの、やっぱり周囲には全てバレている、一生懸命で可愛らしい女性です。森野はなんといっても…圧倒的な王子様キャラ。人たらしな部分はありますが、空回り気味なモモのことをサラッと助けてくれる完璧な王子様! モモへのアプローチも直球で、潔くて、それが様になっているのも彼の魅力。
    モモが森野に追い回されている…かと思いきや、今度は立場が逆転したり…。そんな彼らが素直に想い合える二人になるまでの物語。読めば絶対ファンになること間違いなしです!

    2024年03月01日
  • ブックライブ書店員

    年下×年上が好きなら絶対見てほしい作品!
    色々秘密にするミステリアスなクセに、甘えんぼでごはんも作れないぐうたらで可愛い(でも過去もち)ゲイで年上の星川と
    一途に星川を信じてくれる年下の玲旺との追いかけっこな恋愛を描いた作品で、読んだら「年下攻最高…」となってしまいます。

    玲旺の年下ゆえの一途さが、年下攻め好きにはたまりません!!
    バイト先に星川が来てくれることを待ち続けたり、星川の昔の男が出てきても信じ続けたり、ピュアでわんこのような一途さ…
    そして過去のことを知りたがったりせず、ひたすら今の星川が好き!と伝え続けてくれるところが好ハオ~!

    星川も途中から眼鏡が参戦!!し、眼鏡からの上目遣い…夜をリードするえちおね…となりながらも、最終的には下克上されて本当に可愛い。
    会話ややり取りにとてもリアルさが滲んでいるので、まるで小説を読んでいるかのような気分にもなれます。

    個人的には過去のトラウマを玲旺が知らず、まだまだ年上ゆえに秘密の多い星川と玲旺の物語は続くんだろうな、と読後にも二人の今後に妄想を馳せてしまいました。

    2024年02月29日
  • ブックライブ書店員

    小さい頃に出逢った受に12年片思い……そんな年下攻めの一途で可愛い姿に胸キュン必至! 付き合うまでの過程をゆっくり見たい方は、大満足間違いなし。
    「次期組長で一途すぎるイケメン虎×面倒見がいいお兄ちゃんうさぎの異種属&年の差・溺愛LOVE!」この文字だけでごはんが食べられますが、
    小さいアスカ(攻)が泣きながら「今度会いに来た時、本当の家族になってくれる?」という大大大大フラグでも3杯ほどごはんが食べれます。

    次期組長という立場のアスカ(攻)と平凡な街の中華料理屋の息子のアオ(受)に待ち受ける、“ヤクザ”という立場の壁をどう乗り越えるのか。
    ただ“喧嘩が強い”だけではどうにもならない社会の問題の壁にぶち当たってしまった時、好きという気持ちだけではどうにもならない事に気が付いた時の
    悩めるピュア攻め養分がたくっっっさん摂取できる作品です。

    また、優しいお兄ちゃんだと思っていたアオが、突然のえちおねムーブで迫ってくれた時の満足感たるや…!
    年上受の「攻め可愛い~!」という気持ちを抑えきれなくなってしまうところも可愛くて、特にアオからの告白シーンがたっぷり丁寧に描かれてるところが
    恋愛のドキドキ感を感じられて最高でした。

    2024年02月29日
  • ブックライブ書店員

    乙女ゲームの世界に転移したら、推しキャラのイケメン団長や物腰柔らかな団長補佐にせまられて…! 王道ハーレムときどきえっちなBL。

    主人公タカトは転移したことで白髪に変化してしまい、珍しい見た目を奴隷商に目を付けられてしまう。あわや味見という名のえっち…!のピンチに助けに来てくれる二人はタイプの違う騎士。真面目でクールな騎士団長ダレスティアと物腰柔らかな団長補佐ロイに助けてもらい、しょっぱなから「治療」という名の3Pは最高!

    その後も、元の世界に戻るために奮闘するタカトの前に、可愛い宿屋の息子やイケメン第三王子、ケモミミの副団長、天才魔術師と今後も絡みが期待できそうなイケメンがザクザクで期待大! さらに、落ち込んでいるときに慰めてくれたダレスティアに「慰めて…」と誘い受するシーンは一緒にドキドキ…。衝撃の1巻ラストで次からの展開が読めなさ過ぎて、続きが楽しみな作品です。

    2024年02月29日
  • ブックライブ書店員

    普段はクール、でもなつくと大型わんこな騎士攻×社畜系年上サラリーマン!

    オマケで異世界召喚された為、魔力のない光岐(主人公)に、「魔力回路をなじませるため」の名目で傍にいることになった第二騎士団副団長のヴォルク。
    異世界おなじみの、魔力に慣れるための皮膚接触・体液摂取が盛りだくさんで毎話溺愛っぷりが見れてホクホク!
    自分の正体を知っても怖がらず、態度も変えない光岐に好意を抱き、だんだん大型わんこになるヴォルクが可愛くて、光岐と一緒にだんだん絆されていって…最終的にはキュンしちゃいます。

    ミステリー要素もあって、実は召喚の裏には秘密があり、現代へ帰れるかも!?という要素が絡んできて、予想外の展開に転んでいくこの作品、これからの展開にも大注目です!

    2024年02月29日
  • ブックライブ書店員

    どうかこの二人に何度でも奇跡をーーー

    そう願わざるを得ないほど、美しくて切なく“寂しさ”とは“生きること”とは何かをテーマにした、二人の物語。

    事情があり、高校生で一人暮らしをしている主人公の司朗は、突然違う時代からタイムスリップしてきた記憶喪失の男を拾って「菊」と名付け、一緒に住み始める。
    その生活の中で、お互いが気が付かずに持っている「寂しさ」を埋めていく過程が描かれるのですが、
    この作品が素晴らしい点に、同性を好きになることをゆったりと自然に描いていること。あまりに自然なので、感情移入が半端なく、何度も泣かされます。

    二人が好きと認めあった後も、タイムスリップしてきた菊がいつか突然帰ってしまうのではないか、記憶が戻った時自分をそれでも好きでいてくれるのか、
    幸せながらも切ない雰囲気がたまりません…。そして、菊の本当の名前と過去が判明したときの衝撃は、他のBLでは味わえないと思います。

    「愛する人を寂しさから護るために、自分には何ができるのか」

    二人の関係の行きつく先は、ぜひご自分の目で確かめてみてください。

    2024年02月29日
  • ブックライブ書店員

    タバコ吸いながら読むのにちょうどいいにゃ!

    ニャーは可愛い獣人が好きだからこのマンガが好きにゃ!
    いっぱいタバコや酒や○○が出てきて、読んでいて欲しくなるのがたまにキズにゃね~
    あ、良い子はあんまり読むのをオススメしにゃいので、気を付けるにゃ!
    でも、つかれたおっさんが見る分にはいいと思うにゃ!
    このマンガ読んで頭からっぽにするぐらいがちょうどいいにゃ~
    そろそろ書くのつかれたからまたこんど書くにゃ!
    あとこれ貼れって言われたから一応貼っとくにゃ

    ※20歳未満の者の飲酒・喫煙は法律で禁止されています。
    ※覚醒剤、麻薬や危険ドラッグ等の薬物は使用だけでなく、売買や所持することも厳しく法律で禁止されています。
    ※本レビューを記載している人物はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

    2024年02月22日
  • ブックライブ書店員

    「ポジ」の名にふさわしく、全編笑いたっぷりエロたっぷりの3組のBLが描かれた短編集。
    触手、剃毛が好きな人は絶対読んで欲しいです。。見たかったものがここにあります!!

    ネガに収録されている「後悔の海」とは違った三角関係の顛末には「今度はそういうオチか~!」となりながら楽しめますし、
    「宇宙のもずく」での未来のアダルトグッズ開発に力を注ぐ博士と助手(?)には、みんな大好き触手の登場でガタンッ!と
    思わず席を立って拍手!!ありがとう!!
    その後も次々登場するAV機器でのやりとりは必見です。個人的には、ショタの気はないのに博士(80)がすごくアホ可愛いくて大好きです。

    「変愛 不毛変」ではみんな大好き(二度目)剃毛プレイなのでドキドキワクワク……そしてこれも笑いにもっていく流石はらだ先生。
    ハッピーになりたい時に読んで欲しい短編集です。

    2024年02月22日
  • ブックライブ書店員

    15歳になると教会で神様から個々のギフトを個々のランクで授かる世界で、Sランクの「魔蔵庫」というユニークギフトを得たレントは、同じ村のガイ(剣士・Dランク)、ミサ(魔術師・Dランク)とともに、エル(回復士・Dランク)を加えた4人でパーティー「断空の剣」として冒険に出る。レントの持つふんだんな魔力とその魔力を他人に貸すスキル「魔力貸与」を活用し、あっという間に冒険者ランクを上げていくレント以外の3人だったが、貸与した魔力を回収したいと彼らに言えないレントは冒険者としての成長ができず、ある日、能無しはいらないとパーティーを追放されてしまう。追い出された雨の中で、憤りのあまり「僕が今まで貸した魔力…耳そろえて返しやがれぇ!!」と叫ぶレント。すると、ギフト進化条件を満たしたとして、「魔蔵庫」が進化して「無限の魔蔵庫」になり、ユニークギフトをサポートしてくれる妖精が現れるのだが…レントはどうなるのか?

    第10回ネット小説大賞のコミックシナリオ賞受賞作をコミカライズした本作。
    今どきの異世界マンガでよく見る単語でできたタイトルに含まれる、「リボ払い」というリアリティしかない単語の違和感…内容がどうしても気になって読み始めてみたら、これがめっちゃくちゃおもしろい! 次々と条件を達成して明らかになるスキル、それを活用してみるみる成長するレント、そして現れるさまざまな冒険者たち…。おまけに、リボ払いの恐ろしさがお話の中で懇切丁寧に説明されているので、ファンタジーが好きな方もお金にちょっとルーズな方も、ぜひ読んでほしいです!!

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    こんなトンデモ設定の笑って泣けるBL小説ってアリ!?

    主人公“沈垣(シェンユェン)”はWEBハーレム小説(18禁)に重課金する男オタク。最終回に激怒して肉まんを喉に詰まらせて死んでしまうと、なんとその小説の悪役師匠(男)に生まれ変わってしまった!?
    …ここまでは「よくある異世界転生モノ」なんですが、この後、転生先のハーレム小説主人公の“氷河(ビンハー)”に未来で殺されないよう優し~く接していく間に、なんとその氷河(ビンハー)が
    男である悪役師匠の自分を好きになってしまい……ジャンルがいつの間にかBL(18禁)に。笑

    「なんか様子がおかしいけど、この転生先小説は男性向けだから!」と、どんなにアピールされても気が付かない受と、それ故にどんどん愛が重くなってこじれまくってしまう攻とのすれちがいっぷりが、面白い!
    ドタバタ・ハッピー・シリアス・切ない・ギャグがすべて詰め込まれたBLノベル。

    主人公がオタクなゆえに、軽快なノリツッコミやオタク的考え方がとても頷け、氷河(ビンハー)の思いに気が付いてもノンケを貫いていつ………落ちるのか!?というドキドキも見どころの一つです。
    攻の氷河(ビンハー)は元々嫁が3000人いる設定なので、その「3000人分の愛」が受に一点集中で浴びせられる様もとてもコミカル。
    そのコミカルテイストの中に、突然差し込まれる予想外すぎるシリアス展開に「本当にこれは同じ小説ですか?」と驚愕必至。

    また、悪役師匠の元の体の持ち主、沈九(シェンジウ)についても、後半に進むにつれ氷河(ビンハー)を何故虐めていたのか、その切ない胸中や過去も語られており、涙なしには見れません。
    中華式BIGLOVEを体験したい貴方におすすめです。

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    超一途な恋愛で、地獄の辛さから幸せなエンドをつかみ取る、濃厚長編を読みたい貴方へおすすめ。
    年下800年片思いの一途なスパダリ×年上で地獄のような過去をもつ受のBLノベルです。

    中華BLですが、すんなり読めるよう解説も丁寧に入れて翻訳してくださっているので、
    バトルあり!大恋愛あり!地獄あり!笑いあり!と異世界系モノBLのように楽しんで読むことができます。

    800年前に謝憐に命を助けられた小さい三郎が、その後転落の人生を送ることになる謝憐を影から支え続け、
    消息を絶っても探し続け、再会しても見返りを求めず、ただひたすら愛することに徹する花城のピュアで一途な姿に、心打たれること間違いなし…!
    恋心を自覚してない謝憐との甘酸っぱいやり取りもたまりません。

    また、仲間の風師・地師の自称大親友コンビや、部下の風信・慕情の喧嘩コンビ、一真と引玉の師兄と師弟コンビと、
    脇を固めるキャラクターもそれぞれの過去が魅力的。
    彼らと関わりながら主人公の謝憐と花城が、人間界や天界のイザコザを解決しながら、過去の人間関係や、自国を滅ぼした鬼との決着、黒幕との対峙を経て幸せになる物語です。

    合言葉は「花城を信じろ!!」です。

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    4組の短編になるのですが、どれも短編とは思えないほど深い世界観とストーリーがTHEはらだワールド。
    それぞれのお話を「もっと…もっとこの地獄の続きを読ませてほしい~~!」「この地獄に救いは…ないのですか!?」
    と思ってしまうほど、切なくて濃いBLを読みたいあなたへ。

    ・幼馴染3人の三角関係
    ・マッサージ師とサラリーマンのピアスにまつわる話
    ・事故の後遺症で変わってしまった相方の話
    ・精神が入れ替わったしまったモブ男が実は…

    の4本立てで、愛しているから切なくて苦しくて、悩める人間の感情が詰まりに詰まっています。
    個人的には「リスタート」が衝撃的すぎて、続きの「リスタート/ミキ」に涙が止まりませんでした…。

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    古着屋の店長をしている椹木錕は、彼女の西蔦珉と犬のファーファと同棲生活を送っていた。
    しかし、些細な言い合いの末に「私たち少し距離を置きましょ」と言って珉ちゃんが家を出ていってしまう。
    「俺のなにが悪かったのか…」
    珉ちゃんが怒った原因がわからない錕は、古い友人や自分の店で雇っているバイト、ついには元カノにまで相談して自分を見つめ直す。
    錕は珉ちゃんに戻ってきてもらうことができるのか!?

    染みついてしまった悪い癖や発言に気がつくのはとても難しいことですよね。
    小さい頃であれば親や先生が叱ってくれたかもしれませんが、大人になると指摘してくれる人も減ってくるように感じます。
    珉ちゃんのように相手を想って真剣に怒ってくれるような相手がいる錕は幸せ者だなと思いました。
    また、錕が自分を見つめ返して過去の発言を反省する度に、「私も錕と似たような発言をしてしまったことがあるな…」と私自身も反省することができました。
    そして、恋愛や人生観といった難しい話だけでなく、古着の話も盛りだくさん。古着と一口に言っても色々な種類のものがあり、お店の人のこだわりがあるんだなと知りました。
    人生観や古着など、多くの学びを得ることができる本作を是非ご一読ください!

    2024年02月21日
  • ブックライブ書店員

    仕事で疲れた日、友達と一日中遊んだ日。一人きりの部屋で、充実感とともに孤独を感じる時間はありませんか。
    スマホでも紛れない物寂しい夜には、心地よい虚無感ややるせなさ、そして一筋の希望に、身を委ねてみませんか?

    突如発生した「断罪者」の瘴気によって、人類の大半が死滅してから50年。
    少女は「結晶病」に侵された人間を浄化しながら、生存者を探索し続ける。

    「終末世界の話を読んだら、気持ちが沈むじゃないか」?
    いいえ、そんなことはありません。
    私の思うポストアポカリプス作品の醍醐味は、絶望的状況に抗おうとする、登場人物の希望を味わうことです。
    この作品では、皆が前を向いています。
    だから私も、明日も会社に行こう、休日は友達と遊ぼうと、未来を楽しみに眠りにつくことができるのです。

    筆者が描く絶望が滲む廃墟の美しさにも、息を呑むこと間違いなし。
    この作品の静寂を、じっくりとお楽しみください。

    2024年02月21日