にこたま（１）

渡辺ペコ

いい年齢（トシ）だけど大人じゃなくて、仲良しだけど踏み切れなくて……私たち29歳で最後の思春期迎えます。交際9年・同棲5年の浅尾温子（あっちゃん）と岩城晃平（コーヘー）。仕事、結婚、子作り、アレコレ……三十路直前に訪れた最後の思春期、ゆらぐゆらめく第三次性徴白書！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: モーニング・ツー
• 電子版発売日: 2012年03月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 85MB

[Hiro · ★★★★★]

酔った勢いでは済まないのね

29歳という妙齢の女性、
周囲の何気ない雑音がザラっと残る感じにとても共感を持ちます

結婚するならこの人かなぁと漠然とでもそう思ってる彼氏に
まさかの酔った勢いで先輩女性との間に子供ができてしまった
浮気相手は産む宣言以外に何も求めてないのに、法的、金銭的責任など一人だ舞い上がる彼氏
問い詰めなければ彼女は黙って一人で産んでいた？
なぜこんな時だけ勘がいいんだろうね

事実を恋人に告白しても、楽になるのは自分だけなのに
責任と言う名分のもと、あちこちで傷つけてるね
浮気相手とは酔って生でして、恋人には冷静に「着けないと｣って…何？
私はこの一言が一番ザラっと残っているかも

あくまでも、好きなのは恋人で一緒に暮らしていきたいのも恋人だということ
そして、むやみに堕胎を迫らなかったことだけは評価したいな

＃泣ける ＃切ない ＃エモい

[メイ · ★★★★★]

うーん

なんで彼女にじゃなくて、浮気相手に子どもができちゃうかなー。私だったら別れるだろうなーなんて考えつつ。重い内容だけど、墓地が見える物件も悪くないなとか、あっちゃんの弁当屋さんの弁当食べたいなとか、あっちゃんの女子会参加したいなとか、日常の描き方もいい。
番外編、キュンとなった。

[マロン · ★★★★★]

とても引き込まれて一気に読んでしまいました。1122を以前読んでこの作者さん好きだなーと感じました。主役2人は1122の2人にタイプは似てますね。起こった出来事が違うので十分面白い。感情や出来事がリアルでいろいろと考えてしまいます。どうすることがいいのかとか、自分が同じ立場になったらとか、、、。

[pollen · ★★★★★]

ずっと読みたかった漫画

どんな結末になるのか気になりすぎで全巻購入。
ドロドロな状況なんだけど、思わず笑ってしまうようなセリフや表現があって読みやすかった。あとお腹が空く！
渡辺ペコさん、すごく好きな漫画家さんかも。

＃ドキドキハラハラ

[michi · ★★★★★]

★5なんだけど…

え…1巻からこんな始まり…？て感じで終始モヤモヤハラハラ。
こ～へ～、やっちまったなあ。

レンタルで全巻読んだけど最後はあっちゃんその道を選んだのね。辿り着くまでにいろんなことを乗り越え考えてのあのラスト。
私もあっちゃんの立場になればそれを実行するのか考えたけど、夫、子供がいる現実ではあっちゃんと同じ考えには至らなかった…
二人の選んだ人生、考えさせられる作品です。

[ブクログ · ★★★★★]

結婚を強く意識しているわけではないけど、
結婚するならこの人だろうな～っていう
曖昧な時期に、恋人からの
衝撃的な言葉が待っていたら…。
自分ならどういう選択をするんだろうか？
最終的に見つけた「家族」という形。
ああ、こういう道もあるんだなと
感心した。

[ブクログ · ★★★★★]

ひゃー！タイトルかわいいなと思ったらまさかキ○タマのことだとは！かわいい絵をしてドロドロ展開。繊細な人物描写がグッとくる。むちゃくちゃ面白いです！

[ブクログ · ★★★★★]

「私たち、29歳で最後の思春期迎えます。いい年齢だけど大人じゃない、仲良しだけど踏み切れない。」というキャッチコピー、30を迎える前の心をドロドロ。これに注目した作品って意外に少ないのでは、なんて思います。

ストーリー的には交際9年・同棲5年のカップルが、仕事、結婚、子作りに右往左往するのですが、文字通り「現実」に圧倒されます。この現実感は女性だから書けるものなのでしょうか。

実際に今年、私結婚したんですよ。結婚式前に今後の人生のことを考えていると、かなり気が重くなってしまって…まさに、にこたま状態でした。

でも実際にはこの漫画、カップルの男側が会社の先輩と一夜の過ちで妊娠させてしまって、先輩は私生むわ。やべーっと思っていたら、同勢中の彼女は、子供が生めない体ということが発覚する…とかなり重い話で、なかなかレアケースだね、ありえないと思いつつも…

この漫画に刺さってしまうのは、普遍的な女性と男性の人生観の違いがあって、それは結婚する身になると如何様にも、少しは理解しなきゃいけない。そんな葛藤をしながら、「俺は駄目だ。」と自己嫌悪し続ける男に本当に感情移入してしまいました。

そして最終巻が、重い出来事を見事に解決！ってわけにはいかないまでにも、すごく爽やかなラストで、前向きになれました。

正直、これからもいろいろ悩むことがあると思うのですが、とりあえず、女の子の笑顔が無敵ってことがわかった漫画。渡辺ペコさんにありがとうと言いたいです。

[ブクログ · ★★★★★]

いやー…子供は出来ていないまでも
何だか似たようなことが最近自分の身にも起きたような…。
いえいえ独り言です。

この空気感、リアル。その一言。
読み進めるほどに身を削られるような。
あっちゃんの脆い強さと晃平の情けなさがジリジリ。

絶対ハッピーエンドにならないんだろうなぁっていう
気持ち良い絶望感もまた「いいね！」って感じです。

[ブクログ · ★★★★★]

どうしてこんなに女の気持ちが分かるんだろう、っていうくらいリアルに感じました。最近の一番自分の中で、ヒットなマンガです。