すべて のおすすめレビュー
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ブックライブ書店員
好きなひとからつけられた傷を癒してくれるのは、同じ悲劇のヒロインだった。
「アタシったら、世界一不幸な悲劇のヒロインなんだから」
夏の暑さにうなされていた妙子は、ただ隣に座っていたマダムのその一言に
「男に逃げられたのが世界一不幸なんだったら、あたしも世界一不幸な悲劇のヒロインなんですけど!?」
と、勢いよく啖呵を切る。
違う年代を生きてきた2人の女性には、この出会いが人生をほどいていくきっかけになる。
誰かを強烈に愛おしいと思うとき、強烈に愛おしいと思っている方だけが傷つくことになる。強烈に愛おしい人は、己の寂しさをいたずらに広げる。
その広がった寂しさを慰めてくれる人は、“友達”というよりも“同志”という言葉が近いかもしれない。
たまには寄り添いあって、たまには背中を蹴っ飛ばしあって、勇気づけあえるような関係を、
確かにそこにある光として描いている作品だ。2025年06月24日 -
ブックライブ書店員
自分の発言や意思に、どれくらい自分がいるだろうか。場所や環境、相手、それぞれが違えば、同じ意見にはならないのではないだろうか。
主人公の空子は、他者をトレースして自分の性格を作り上げていた。相手が望む発言や態度を瞬時に察し、それを吐き出すだけの人間になる。無味無臭な日々だが、彼女にとっては「一番楽なこと」が大事だった。家では父親と共に母親を都合よく使い、学校ではヒエラルキーの高い友人の傍に立ち、いじめに加担する。日常に潜む性犯罪者には“わきまえた女性”として振る舞い、やがて妻となれば「夫から見て使用価値のある女」として生きる。そんな彼女が行き着く先とは……。
文字を追うことで、ここまで傷つくことがあるだろうか。自分が環境に流されてしまっていることも、知らないふりをしていることも、日常で感じる絶望も、それらが思い出されては苦しくなった。空子が行き来する世界は、実際にこの社会に存在する“世界”だ。私たちはいつの間にか、同質の階層の中でしか人と関わらなくなり、この社会に“世界”を何個も作っている。そして、その“世界”は互いに無関心である。
本書は、ユートピアの先にあるディストピアを見届ける覚悟が必要だ。安心や幸福とされる暮らしと個を重視することの矛盾を、直視しなければならない。2025年06月02日 -
父を亡くした少女・瑞花(みずか)は親戚のもとへ引き取られることになり、竜人伝説が残る海辺の街・篭崎へとやってきます。新しい生活に不安を抱えながらも前向きに馴染もうとする瑞花ですが、彼女を待っていたのは、叔父の家に下宿している“竜人”の少年・天辰(てんしん)との同居生活でした。
無愛想で人付き合いが苦手な天辰と、明るくて人懐っこい瑞花。最初は反発し合う二人でしたが、日々の暮らしの中で少しずつ心の距離を縮めていきます。
一方で、島の学校では竜人と人間の間には微妙な壁があり、瑞花はその狭間で葛藤することに。
天辰の優しさや、竜人としての孤独と傷に触れるうちに、瑞花の中には彼への特別な感情が芽生え、さらに天辰にとっても瑞花が特別な存在になっていくのですが…。
竜人と人間の交流によって生まれるハートフルなファンタジーです!!
今作は、雑誌『LaLa』で連載中の縞あさと先生最新作。
思春期の少年・少女の成長に加え人間×亜人、更にはひとつ屋根の下同居モノ…。
ひと粒で3度美味しい…そんな作品です!
竜とおぼしき特徴や能力を備えた“竜人”という異種族が存在する世界。
そんな世界で竜人の少年と人間の少女との間に生まれる、繊細な感情のやりとりに注目していただきたい!!
天辰は竜人としての自分に引け目を感じており、人と距離を置いて生きてきました。一方の瑞花は、父を亡くしたばかりという辛い立場ながら彼にまっすぐ向き合おうとします。
竜人という存在をより知ろうとし、天辰の不器用ながらも優しい部分を見つけ受け入れる彼女に次第に心を開き始める天辰。
お互いにぶつかり合いながらも少しずつ歩み寄る姿は、読者の心をじんわりと温めてくれます。
更にキャラクターも魅力的。
主人公ふたり共、それぞれ重いものを背負っていてもどこかカラっとしており、常に前向きな姿に好感がもてます。
会話の端々に織り込まれるちょっとした笑いのツボも最高です。微笑ましすぎて二人の瞬間がずっと続いてほしい~なんて思いながら読み進めてしまいます。
竜人同士の対立や天辰の実家である神社の存在など、他の竜人たちと様子も描かれていくので、物語が進むにつれて瑞花と天辰の関係性はもちろん、周囲のキャラクターたちも変化していくところも見逃せません!!
ファンタジーと青春ラブストーリーが絶妙に融合した今作。異種族との共生というテーマを扱いながらも決して重くなりすぎず、むしろ優しさと温もりに満ちた物語として描かれています。
瑞花と天辰の関係がどう変化していくのか、そして竜人という存在がこの世界でどう受け入れられていくのか。今後の展開が非常に楽しみです!!2025年05月29日 -
主人公・花田和巳(はなだ かずみ)、36歳。
脱サラして、現在の職業はフリーの作詞家。
8年前、婚約していた女性に裏切られたことをきっかけに、恋愛感情そのものを封印してしまいました。
そんな彼が、ある日ふらりと立ち寄った引っ越し先近くのスーパーマーケットで出会ったのが、レジ打ちの女子高生・志乃崎純(しのざき じゅん)。
黒髪を束ね無駄のない動きでレジを打つ彼女は、どこか大人びていて、でもどこか無垢。
実は彼女もまた、「恋愛感情を抱いたことがほとんどない」という、恋に対してどこか距離を置いた存在でした。
「恋を諦めた大人」と「恋を知らない少女」。
年齢も立場も違うふたりが、レジカウンター越しに少しずつ心を通わせていく――年の差ラブストーリー!!
主人公の和巳と純の年の差はおそらく18歳。そんなふたりが恋に落ちる瞬間をじっくりと丁寧に描いた作品です。
年の差ラブストーリーの名作は多数ありますが、この物語はそれらに引けを取らない面白さ。
物語を読み解くポイント3つご紹介します!
まず1つ目に、タイトルにもなっている「レジスタ」に注目。
和巳と純の関係はレジカウンター越しに展開されます。
この“物理的な距離”が、ふたりの心の距離を象徴していると言えます!!
レジという日常の中で、ほんの数秒のやりとりに込められる視線、言葉、様々な思い…!!
この距離を踏み越えることができるのか!?そして、どう超えていくのか…非常に注目です。
2つ目のポイントは、恋愛がテーマながらガツガツしすぎていないところ。
「ときめき」や「甘さ」はありつつも、恋愛を諦めた男性と恋愛を知らない女子というふたりが‟誰かを想う“ということに対しどう向き合っていくのかをじっくり描いており、その様がとてもリアル。
恋愛をしなければいけないという押し付け感はないのに「恋愛って良い…」と思わされる展開に脱帽です。
そして3つ目は、おじさんである和巳、最後の恋であること。
「もう恋なんてしない」と思っていた人が、「もう一度だけ、誰かを好きになってもいいのかもしれない」と思う。その心境の変化に理由なんてないし、恋に落ちるのは一瞬。それを見事に描いています。
それでいて勢いで恋を発展させるのではなく、その先の一歩を踏み出せないところも、大人の恋のリアルではないでしょうか。作詞家という職業柄なのか和巳自身、己の心情を言葉に落とし込んでいくのですが、的確かつ詩的なところもポイント高いです。
若者の恋愛とは違う、静かに少しずつ気持ちを積み上げていく様は、正に大人の恋愛。これぞ恋愛“再起”ストーリーです。
「恋って、こんなふうに始まるのかもしれない」
「誰かを想うって、こんなにも優しいことだったんだ」
そんな気持ちが、じんわりと胸に広がります。
「もう一度だけ、誰かを好きになってもいいですか?」
そんな問いにそっと背中を押してくれる作品です。2025年05月29日 -
ブックライブ書店員
今なお続く伝説的マンガシリーズ『グラップラー刃牙』
このマンガはいかにして生まれたのか…
その原点は、著者の自衛隊時代にあった!?
このマンガはあの刃牙の著者である板垣恵介先生の自伝です。実は先生、漫画家になる前に自衛隊、しかもその中でも特に厳しいといわれる第一空挺団に所属していたのです…。その中で繰り広げられる想像を絶する訓練の日々。『グラップラー刃牙』は登場人物がみなストイックなのですが、この自伝を読めば、「なるほど、先生のこの体験がもとになっているのだな」と感じることができました。皆さんもこのマンガを読んで板垣恵介をより深く知ってみてください…特に行軍演習は壮絶過ぎて必見です!2025年05月22日 -
ブックライブ書店員
“地方馬は中央では勝てない”
競馬界において暗黙の了解として存在していた地方格差。関東地方競馬場所属の若き天才ジョッキー・光優馬はそんな高い壁に一癖も二癖もある愛馬たちとともに挑んでいく…
このマンガを一言で表すならば、「人馬一体競馬ドラマ」という言葉がしっくりくると感じます。馬だけでなく、それに乗るジョッキー、馬の世話をする厩務員、オーナーなど…
競馬にかかわるすべての生き物の熱い思いがページをめくる手を加速させていきます。
そして、このマンガは、栄光の裏の裏に存在する、競馬の影の部分も隠さずしっかりと描写しています。出会いもあれば、別れもある…そんな切ないところも含めて競馬の魅力を全力で描き切っている作品です。
競馬を知らなかった人でも読みながら学べる、面白さを知る事ができる名作です!33巻という長編作品ではありますが、サラブレッドの如く、瞬間に読み切れてしまう、そんな疾走感溢れる作品です。ぜひご一読ください!2025年05月22日 -
堅実に生きてきた皆川星(みながわ せい)19歳。彼女はバイトを2つ掛け持ちして忙しい日々を送っていました。
そんなある日、母の突然の死により彼女の人生は一変します。
遺品整理をしている中で、星は15億円もの大金が入った預金通帳を発見したのです!
生前の母の言動から、振り込みをしていたのは一度も会ったことのない父である可能性が…。通帳に記載された「タカツカサ イチ」という名前、それはアジア有数の歓楽街「てんごく地区」に建つ巨大タワーのオーナーのものでした。
父に会うため、声をかけてきた怪しいスカウトマン・射馬(イバ)とともに夜の世界で生きる覚悟を決めた星。
父が経営するステラタワーが主催する「ノヴァクイーン」の座を目指します!
女王の座はてんごく地区で貢がれた額が一番多い娘に贈られ、その称号を手にすれば賞金と地位に加えオーナーの鷹司 一が何でもひとつお願いを聞いてくれるというのです。
星は夜の世界の頂点に立ち、父親に15億円を叩き返すことができるのか!?
ガールズ・サバイバル開幕です!!
描くのは『朝まで待てません!』『鉄壁ハニームーン』『セーラー服にお願い!』『キスよりも早く』の田中メカ先生。
主人公の星は『朝まで待てません!』の主人公 夕子を彷彿とさせる完全無欠のサイボーグ感がありつつも色気がすごい!!
彼女に対していやがらせをしてくる女たちも母直伝の「きれいな笑み」で打ち負かしてしまうのです。
歓楽街にあるショーパブのホールとして働き始めた彼女は様々な試練に直面しますが、持ち前の負けん気の強さと目を見張るほどの記憶力を駆使し乗り越えていきます。
敵意むき出しの先輩たちの嫌がらせにも真っ向から挑み、次第にその才能を開花させていく様は読んでいて爽快感があります。
女性がサクセスしていく物語はここしばらくのトレンドです。
驚異的な記憶力で周りに自分という存在を認めさせていく様は、ある種「令嬢系」で人気のストーリーと言えるかもしれません。
普段「異世界」や「令嬢」系作品を読んでいる方にも是非手に取っていただきたいです。
星に女王を目指させるイバの存在も気になるところ。彼の狙いは本当にお金なのでしょうか?!
1巻の段階ではラブ要素はまだありませんでしたが、今後ふたりの関係に変化があるのか注目です。
2025年04月24日 -
地球を救った宇宙人が日本に住み始めた未来。
主人公のノマモトは、宇宙が経営する工場で虐げられながら働く17歳の女性。
ある日、家族を宇宙人に殺されたという北見と出会い二人は仲良くなりますが、彼が宇宙人の死体をノマモトの家に持ち込んだことで、思わぬ事態に…。
それをキッカケにノマモトは宇宙人退治を考え始め、北見と共に行動を起こします。
さらに二人は宇宙人を殺す手配師イグラスカルとその部下・背骨と出会い、宇宙人退治の計画を進めることに!?
本作を読んで真っ先に思い浮かんだ言葉は「明るい狂気」でした。
地球を救ってくれたとして世間のみんなが大好きな宇宙人は果たして本当に「いい存在」なのでしょうか?
ノマモトと北見の目線で見る宇宙人は傍若無人。奴らのせいで「無敵の人」となってしまったため、二人にとって宇宙人は消えてほしい存在でしかありません。
世界が宇宙人に対する1/10でも彼らに優しい世界であったらこんなことにはならなかったのかもしれません。
世間とのズレが己の惨めさや宇宙人への嫌悪をより加速させていきます。
そんな彼らの鬱積がとんでもない方向に発露したのは、北見が思わず宇宙人を殺してしまった時ではなく、その死体をノマモトが食べて処理するという方法を執った瞬間です。
「なんだ、殺しても何とかなるじゃないか」
この気付きが「明るい狂気」でなくてなんでしょう!?
宇宙人を殺すという共通目標を持ったふたりですが、その目的は微妙に異なります。
ノマモトは今まで飢えてきた分、ずっと美味い物(宇宙人)で腹を満たしたい。
一方北見は、自分たちが住む街から宇宙人を追い出すことを目的とします。
この違いが今後どう展開に影響するのか気になるところです。
また序盤で北見が言っていた、
本当に地球に隕石が迫ってそれを宇宙人が対処してくれたのか?もしかして平和的な侵略をするための自作自演なんじゃないか?
というセリフも気になります!!
無敵の人である二人とカニバリズムのような(?)展開。
非常にハードで暗くなりがちな物語を描いているのですが、絵柄のキャッチーさとキャラクターのコミカルさによって読み口は非常に軽くなっています。
タイトルの『ドラマクイン』ですが、恐らくは「ドラマクイーン」が元ネタと思われます。
ドラマクイーンとは英語のスラングの一種で、自分がドラマのヒロインであるかのように、大袈裟で同情を誘うような、感情的な振る舞いをする人間を批判的に表す言葉のようです。
果たして誰のことを指しているのか!?はたまたこの物語全体のテーマなのでしょうか…!?
「いいヤツってなんか信用ならないよね」
そういう感情を抱いたことがある方には是非読んでいただきたい作品です。
2025年04月24日 -
ブックライブ書店員
“運命だった”
佐藤は高校の非常勤の美術講師で、正社員を目指してハローワークに通う日々。うだつの上がらない毎日の中で2回目の風俗に行く。そこで、彼の顔を見るなり爆笑するせりかという風俗嬢に出会う。
運命だ。彼はそう信じた。お店に通い、店外でデートし、その想いはどんどん強固になっていく。だが、デートの別れ際にせりかから告げられたのは「私あした結婚すると」という言葉だった。
運命という言葉はひどく勝手だ。
自分が相手にぶつける分にはとても素敵な感覚だ。だが、ぶつけられる側になったとき、ひどくうっとおしくて邪魔くさいものとなる。ずっと虚しさを抱えながら過ごしていた佐藤にとって、運命だと思えるような体験をした素晴らしさは想像に難くない。そのこれからまたあるかもしれない運命を佐藤が手放し、誰かの運命を拾い上げることができたとするならば、これ以上ない成長だと思った。これは佐藤の成長記である。そして、恋愛に強烈な運命感を求めてしまう誰かの解説書になりうるだろう。2025年04月11日 -
ブックライブ書店員
周りの友人たちが結婚ラッシュの中、7年付き合った彼氏に振られて意気消沈する真琴。そんな真琴に声をかけてきたのは、ときどき通っていたバーのイケメン店員、凌。「こうやって出会えるなんて、すごい運命」と、彼の甘い言葉に流されてワンナイトしてしまうが、その直後から彼の様子がおかしくて…?
真琴はどんどん凌のペースに巻き込まれていくので、一見、凌が上手に見えますが、凌もまた真剣に恋愛に向き合っていた真琴に戸惑ったり、動揺したりする瞬間があります。「余裕のありそうな人が隙を無くす瞬間」を好まない人間がこの世に存在するでしょうか? 完璧そうで不完全なイケメン、最高! 危うく不安定でありつつも、ときめく恋愛を求めている方は必見です☆
凌の美しくセクシーな泣きぼくろにもぜひ注目してみてください!2025年04月03日 -
ブックライブ書店員
『あなたにほめられたくて:犬の十戒』は2008年に映画「犬と私の10の約束」として多くの人々に感動を与えた本作。
映画公開後、『犬と私の10の約束』として新たに書籍化もされ幅広い世代に愛されています。
本作はワンコと暮らす際に必ず理解しなければならない重要なメッセージが詰まった作品です。
長年ワンコと寄り添い生きてきた方にとって、書かれていることは当たり前のことです。
たった数行の言葉に涙する方も多いのではないでしょうか。
しかし、昨今では当たり前のことがキチンと理解できないまま、ワンコを"買って"しまう方もいます。
これにより不幸なワンコたちが増えてしまっていることも知る必要があると考えます。
初めてワンコと一緒に暮らす方、ワンコを迎えるすべての人に向け、まず、
「ワンコとともに生きるということはどういうことなのか」、覚悟や責任について、ワンコが語り掛け教えてくれます。
たった10個のワンコからのお願いごとです。
本作を読むことで、忙しい日々の中で忘れてしまいがちな、ワンコとの絆やその存在の尊さを、改めて考えるきっかけとなるのではないでしょうか。
世界中が涙したとも言われる本作。
ぜひ書籍と映画両方を手に取り、ワンコとの絆をより深めてください。
そしてワンコと過ごす一分一秒の大切さをかみしめてみてください。2025年04月01日 -
ブックライブ書店員
麒凰帝国に菊乃井伯爵家の長男として生まれた鳳蝶(あげは)は、ポッチャリを通り越した5歳の肥満児。
流行病にかかって高熱と寒気で死にかけたある日、日本で生まれたオトメンな「俺」の記憶が突如流れ込んできて、自分が「俺」の生まれ変わりだと自覚します。今の自分は、「俺」の料理や裁縫、DIY、ミュージカル鑑賞といった趣味、そして小学校からの親友「田中」との楽しい趣味暮らしの記憶を貪り食って生き長らえた「私」という存在であって、もう「俺」ではない…。
ただ、前世の記憶がよみがえったからには、フル活用して食事と運動でダイエットに励むし、大人に言うことを聞かせたくて暴れていたことについても謝って心を入れ替えるし、屋敷に勤めてる皆の仕事(もちろん刺繍含む)も学ばせてもらうし、庭園でこっそり前世の歌も歌います!
そして、エルフに家庭教師をしてもらったり、庭園での歌で女神様に褒美をもらったりしていたら、いつもは鳳蝶をほったらかして1年以上会っておらず、お互いも不仲な両親が、3歳の異母弟であるレグルスと屋敷にやってきます。階段から突き飛ばされたレグルスを助けて気を失い、夢うつつに見た「自分がレグルスに殺される未来」を何故だか受け入れてしまった鳳蝶は、廃れている自領を少しでも富ませつつ、レグルスを立派な領主に育てようと考えます。果たして、白豚ちゃんのようなもちもちおなか&ほっぺの鳳蝶とひよこちゃんのようなふわふわ金髪のレグルスの未来はどうなるのか。
大人気ラノベのコミカライズです。屋敷で働く人々や増えていくエルフの先生、おまけに神様も次々と登場し、先が気になります! 周りの人が増えて行動範囲も広がっていく鳳蝶とかわいいひよこのレグルスくんの行く末を、みんなで見守りましょう!!2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
後輩聖女・キリアの策略により「大聖女」の称号を剥奪されてしまったフィーネ。
突然持ち上がった婚約話に戸惑うも、相手である当主・ガーロウから「千日後に離縁したい」と告げられてしまい…。
聖書の教えと自身の信念を胸に、どんな状況でも他人に優しく接するフィーネの強さとひたむきさには、思わず心を打たれます。一方で、彼女を妬む者がいるのも人間の性とはいえ、あまりに理不尽な仕打ちを受ける彼女の姿には、歯がゆさが募ります。また、婚約初日に離縁を申し出たガーロウも、冷酷な当主かと思いきや、立場ゆえの苦悩を抱える一面が見えてきます。彼の何事にも真摯に向き合う彼を見ていると、「フィーネの優しさに気づいてほしい!」と願わずにはいられません。
果たして千日後、二人の婚約の行方は――? 最後まで目が離せません!2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
私はサラリーマン。
そう、ブックライブの書店員だってサラリーマンなんですっ!!
そんなサラリーマンの昼メシは、安くてうまい!が鉄則。
しかし、うまい!だけじゃないのが「野原ひろしの昼メシ」。
昼メシをきっかけに起こるドラマが展開され、ひろしの日常をのぞき見している気分になります。
ドライカレーに入っているマッシュルームに喜び、
キッチンカーで焼きそばを買えば急に雨が降りだす…。
そして必ず1話にひとつ、クスッとするシーンが散りばめられているのも本作の魅力です。
本家クレヨンしんちゃんで描かれる父・ひろしとはまた違った魅力(大盛り)を、ぜひおなかが満たされた状態でお読みください。
必ずさっき食べたのに!とおなかがグ~ッと鳴ると思います。2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
青春×コメディ×除霊ストーリー!
思い切りバカなことを全力で楽しむ高校生って見ているだけで最高にわくわくしませんか?
そんなあなたはもう『ファントムバスターズ』を読むしかない!!
除霊というオカルトチックな行動×高校生の組み合わせも最強ですし、何より舞台は歴史と風情あふれる古都・鎌倉。これで面白くないはずがない…引き込まれること間違いなしです!
そして何より、キャラクターがとにかく魅力的!
ファントムバスターズの面々は個性が強烈すぎるほど濃いのですが、どこか親しみやすく、本当に身近にいるかも?と思わせてくれる存在です。もし、「現実にこんな濃い面々そうそういるわけないけれど、もし高校にいたら絶対楽しいランキング」があるとしたら、迷わずNo.1を私は授けたい……!!!
青春コメディの王道をゆくこの物語。
高校生活を送った人もそうでない人も、高校生になった気持ちで読んでみませんか?2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
この作品を読んだとき、心の奥底から強烈な衝撃が走った。BLの定義、ひいては少女(女性)マンガの定義がわからなくなってしまったのだ。そもそも男女なのでボーイズラブではないし、少女マンガと言うにはあまりにもヒーローが“受け”、ヒロインが“攻め”すぎる。いや、もはや自分がBLマンガの攻めになったような感覚さえある。
何が言いたいのかというと、とにかく成田くんが可愛すぎて攻めたくなってしまうのだ…!(タイトル回収)
金髪でチャラそうに見える成田くんは、ちょっぴり抜けてて決めたいところで決めきれない、ギャップで溢れている魅力的な男子高校生。まずそんな彼を見てときめくヒロインに感情移入する。ただ本作の面白い点は、完璧ではない成田くんを丸ごと包み込むかっこいいヒロインにも胸キュンし、ヒーロー(成田くん)にも感情移入してしまうところだ。さらには、読者目線で二人の関係性にもキュンキュンしてしまう。まさしく、トリプルキュンを味わえる名作なのだ…(最高!)。
ギャグあり、胸キュンあり、ほっこりありの新感覚少女マンガ。読まない理由はありません!2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
マッチングアプリで知り合ったとある男女二人のデートの様子を描いた作品なのですが、タイトルにあるとおり、傍から見たら本当に面白いくらい盛り上がっていないんです。でも、面白いくらい盛り上がっていないからこそ、めちゃくちゃ面白いんです。目に光が宿っていない黒井くん×不幸体質な灰田さんのローテンションながらもクスッと笑える掛け合いに、徐々に沼ってしまうこと間違いなし…!
と、シュールなギャグ要素が強めではあるのですが、その中でちゃんと育まれていく2人の恋心(?)に胸キュン…ッ! ちゃんとキュンがあるのすごい…! 個人的には、黒井くんの照れ顔が特に好きです(^^♪
付き合う前の、楽しいけど不安定でドキドキなあの空気感をご堪能あれ!2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
皆さんは何のために生きていますか? あるいは何のために日々お仕事していますか?
いろいろな考え方がありますが、私は、楽しく生きるためにお仕事をして生きていると思っています。では、何を以て「楽しい」と感じるのか。私は「旅行」、つまりは「非日常感」が大きな要素の一つだと感じています。非日常感に浸るうえでキーポイントとなるのが、そう、ホテル。やはり特別なホテルに泊まったときの高揚感・優越感・ときめきには形容しがたいほどの幸福を感じます。
こちらのガイドブックは、"ときめき"が詰まった世界中の凄そうなホテルを一気にチェックできる優れものです。高級ホテルから絶景ホテル、部屋の無いホテル(!?)など、種類はさまざま。中でも私が最も惹かれたのは、ショーなどの使役から保護されたゾウたちと過ごせる、タイの高級リゾートホテル。ゾウが大好きな私にとって、自然体のゾウと過ごせるなんてまさに夢のよう。ということで、私はそこに泊まるために今日もお仕事頑張りたいと思います。2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
主人公・レイチェルは、長い間片想いをしていた幼馴染・ノアと二十歳の秋に結婚しました。ずっと好きだった相手と結婚することができて、たくさんの人から祝福され、誰から見ても幸せいっぱいな花嫁のレイチェル。
しかし、新婚夫婦の二人だけは知っていました。この結婚はただの“茶番”だということを……。
十七歳の秋、レイチェルは気付いてしまったのです。ノアは、レイチェルと同じように恋をしていることに。しかし、その相手は未来に妻となるレイチェルではなく、美しく聡明で病弱なノアの実の姉・アリシアでした。
それでもノアをあきらめることができなかったレイチェルは、アリシアの見舞いに行きながら二人を観察する日々をなんと一年間続けます。そして、ノアがアリシアを愛しているという確証を得るのと同時に、美しい二人の傍にいたいと願うようになるのでした。
報われない片想いをしている二人が、どうして結婚することになったのか。
ノアの姉・アリシアは二人に対してどう思っていたのか。
そして、レイチェルとノアの二人にハッピーエンドは訪れるのか……。
何度も苦しんだ二人に訪れた結末はどんなものだったのか、ぜひその目で見届けてください。2025年03月31日 -
ブックライブ書店員
小さい頃から病弱な少女・響子の生前の願いは、大好きな乙女ゲームの推し・ヒースクリフの妹である悪役令嬢のアンナマリーに転生すること。
そんな響子でしたが、病気で亡くなった後「大好きな乙女ゲームの世界に転生したい」という願いを見事に叶えることに成功します! しかし、転生後の響子は"悪役令嬢"のアンナマリーではなく、なんと"ヒロイン"のリサでした。
それでも、なんとかしてヒースクリフとお近づきになりたいリサが考えた方法は……なんとアンナマリーの取り巻きになることで……⁉
リサはアンナマリーと友情を深めながら、その婚約者であるステファンとの恋を応援します。しかし、本来のゲームには存在しないヒースクリフの"恋人エンド"に辿り着くのは超至難の技! リサはヒースクリフの思わせぶりな態度に翻弄されてばかりです。ちなみにリサだけでなく、読者である私まで思わずドキドキしてしまいました。
それだけでなく、ヒースクリフは何かを隠しているようで……?
健気で一途なヒロインが、推しとの幸せな未来を目指して全力で奔走する物語です!……いや、もしかしたら真のヒロインはヒースクリフかも!?
読めばきっとあなたもリサを応援してしまうはず! ぜひ一気に結末まで駆け抜けてください!2025年03月31日
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