あらすじ
【同居人は竜人の少年でした】父を亡くした瑞花は叔父に引き取られ、竜人伝説のある街に引っ越すことに。新天地でうまくやろうと意気込むも、叔父の家に下宿している“竜人”の少年・天辰は不愛想で反りが合わない。しかし一緒に暮らすうちに、天辰の不器用な優しさや“竜人”ゆえの傷に触れてゆき――…?(このコミックスには「汐風と竜のすみか[1話売り] 第1~4話」を収録しております)
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父を亡くした少女・瑞花(みずか)は親戚のもとへ引き取られることになり、竜人伝説が残る海辺の街・篭崎へとやってきます。新しい生活に不安を抱えながらも前向きに馴染もうとする瑞花ですが、彼女を待っていたのは、叔父の家に下宿している“竜人”の少年・天辰(てんしん)との同居生活でした。
無愛想で人付き合いが苦手な天辰と、明るくて人懐っこい瑞花。最初は反発し合う二人でしたが、日々の暮らしの中で少しずつ心の距離を縮めていきます。
一方で、島の学校では竜人と人間の間には微妙な壁があり、瑞花はその狭間で葛藤することに。
天辰の優しさや、竜人としての孤独と傷に触れるうちに、瑞花の中には彼への特別な感情が芽生え、さらに天辰にとっても瑞花が特別な存在になっていくのですが…。
竜人と人間の交流によって生まれるハートフルなファンタジーです!!
今作は、雑誌『LaLa』で連載中の縞あさと先生最新作。
思春期の少年・少女の成長に加え人間×亜人、更にはひとつ屋根の下同居モノ…。
ひと粒で3度美味しい…そんな作品です!
竜とおぼしき特徴や能力を備えた“竜人”という異種族が存在する世界。
そんな世界で竜人の少年と人間の少女との間に生まれる、繊細な感情のやりとりに注目していただきたい!!
天辰は竜人としての自分に引け目を感じており、人と距離を置いて生きてきました。一方の瑞花は、父を亡くしたばかりという辛い立場ながら彼にまっすぐ向き合おうとします。
竜人という存在をより知ろうとし、天辰の不器用ながらも優しい部分を見つけ受け入れる彼女に次第に心を開き始める天辰。
お互いにぶつかり合いながらも少しずつ歩み寄る姿は、読者の心をじんわりと温めてくれます。
更にキャラクターも魅力的。
主人公ふたり共、それぞれ重いものを背負っていてもどこかカラっとしており、常に前向きな姿に好感がもてます。
会話の端々に織り込まれるちょっとした笑いのツボも最高です。微笑ましすぎて二人の瞬間がずっと続いてほしい~なんて思いながら読み進めてしまいます。
竜人同士の対立や天辰の実家である神社の存在など、他の竜人たちと様子も描かれていくので、物語が進むにつれて瑞花と天辰の関係性はもちろん、周囲のキャラクターたちも変化していくところも見逃せません!!
ファンタジーと青春ラブストーリーが絶妙に融合した今作。異種族との共生というテーマを扱いながらも決して重くなりすぎず、むしろ優しさと温もりに満ちた物語として描かれています。
瑞花と天辰の関係がどう変化していくのか、そして竜人という存在がこの世界でどう受け入れられていくのか。今後の展開が非常に楽しみです!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【私も天辰もずっとここに居ていいとは思ってないけど・・・でも今はここが私たちの家でしょ(瑞花)】
おやおや。竜人伝説がある街ではじまる少女と異形の少年の同居生活・・・ワクワクが止まりませんね。
鱗や尻尾・翼・爪など人外好きには垂涎な要素がたんまり。
最初は瑞花が天辰に突き放されギスギスした状態での同居がスタートでしたが、2人の距離が少しずつ縮まっていく様子がアオハルでエモいです。
竜人を特別視する街で瑞花が部外者視点として切り込むところや不愛想だけど不器用で優しい天辰の魅力に溢れ、ワケありな天辰のことをもっと知りたい・彼が居場所を見失わない帰るべき場所で在りたい瑞花の気持ちがたまりません。
匿名
面白い予感
試し読み増量版で1話を読了
いい意味でファンタジー感のない竜人の設定
普通の恋愛関係に発展する系とは少しちがうと期待して、とりあえず1巻買ってみようと思います
匿名
試し読み増量
え、面白ーい、、。
青春〜。
若干絵は癖ありますが、良きです。
竜人の表現に違和感感じないのがすごいですし、部分的な竜神化も素敵ですね。
続き読みたいですが、今月買いすぎてるんで、とりあえずフォローしときます。笑