あらすじ
時には富士山の回りを一周し、時には尿意と戦い、時には東京タワーの高さから飛び降り、時には性欲を断った。陸上自衛隊習志野第一空挺団にはそんな青春があったという。これはのちに「刃牙」シリーズの生みの親となる板垣恵介の原点を綴った物語。
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今なお続く伝説的マンガシリーズ『グラップラー刃牙』
このマンガはいかにして生まれたのか…
その原点は、著者の自衛隊時代にあった!?
このマンガはあの刃牙の著者である板垣恵介先生の自伝です。実は先生、漫画家になる前に自衛隊、しかもその中でも特に厳しいといわれる第一空挺団に所属していたのです…。その中で繰り広げられる想像を絶する訓練の日々。『グラップラー刃牙』は登場人物がみなストイックなのですが、この自伝を読めば、「なるほど、先生のこの体験がもとになっているのだな」と感じることができました。皆さんもこのマンガを読んで板垣恵介をより深く知ってみてください…特に行軍演習は壮絶過ぎて必見です!
感情タグBEST3
実体験マンガ
刃牙の作者の実体験漫画。自衛隊にホントにいたんですね。はっきり言って、面白かったです。体力全振り?だとこんなんなるんですね。。。
Posted by ブクログ
刃牙の著者が自衛官だった時の自伝となる漫画。
陸上自衛隊が刃牙の世界観で描かれており、刃牙のファンとして最高の一冊だった。
筋肉の描き方がすごい!
Posted by ブクログ
板垣恵介『自伝板垣恵介自衛隊秘録 我が青春の習志野第一空挺団』秋田書店。
陸上自衛隊第一空挺団に入隊した板垣恵介の自伝的エピソード漫画。1998年から不定期に掲載されたシリーズがようやく単行本として刊行された。
まあまあ面白い。
陸上自衛隊の訓練は過酷と聞く。重装備で、富士山の周囲を100㎞歩くなど相当大変だろうな。
昔は、盆休みに自衛隊の方が徒歩で国道4号線を歩く姿をよく見たものだ。訓練を兼ねて、徒歩で里帰りしていたようだ。今は見なくなったが、禁止されたのか。陸上自衛隊に入隊した同級生は肥満気味であったために重たい背嚢を背負い、グラウンドを何十周もさせられ、膝を壊して除隊したと聞くが、その後はどうしたのだろう。
本体価格660円
★★★★
Posted by ブクログ
珠玉の陸上自衛隊第一空挺団シリーズがついに単行本にッッ!!
板垣恵介が我が青春と称する「陸上自衛隊第一空挺団」で体験した、過酷な生活を描く自衛隊自伝マンガ!!
長年にわたり紡がれた読み切り4本と特別対談記事を収録。
自衛隊きっての最精鋭部隊には、一般的に使われる“修羅場”をはるかに超える苛烈さがあった…!!
富士山一周行軍で知った喉の渇きや疲労など人間の限界に、向き合う事の尊さ。
初降下訓練で知ったホントの勇気の意味。
男子最大の敵、性欲に若き板垣恵介さんはどう立ち向かってたか、己の弱さに立ち向かう板垣恵介さんの原点がユーモラスに描かれた青春漫画。
ポッカレモン、休憩中は体の締め付けを開放することは、覚えておいてください。
Posted by ブクログ
自伝板垣恵介と銘打って、自衛隊時代の回想録です。
肉体と精神。死の恐怖と克服。緊張と解放。性欲の管理。
さまざまな状況で、人間の限界を経験した板垣恵介を漫画化。
決意が劇画なんだよなぁ。一言一言を言い切って、自分へ言い聞かせてねじ伏せるというのが、「刃牙」の世界です。弱音や言い訳も同じく。常に、何かを自分に言い聞かせて、反論をねじ伏せて進む。論破ではなく、ねじ伏せる。納得させる、じゃなくて、せざるを得ない、というところまで追い込む。
「刃牙」の登場人物が共通して持ち合わせている迫力は、他人に見せる前に自分に見せつけているからか。それは、この自伝に描かれた経験から得たものか。
描けないことも多々あるんだろうなぁ。
木村政彦が眠っている上官のイチモツをいじって、みたいな下世話な話とか。だいぶ下ネタ方面に寄った話だったので、しょうもない話も読んでみたいです。