あらすじ
その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
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これは、様々な人間が「何か」を取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。(公式サイトより引用)
主人公の桐山零は、将棋界史上5人目となる中学生でプロ入りした若手棋士。幼くして家族を亡くしてから深い孤独を抱えていた彼が、三月町に住む川本家の三姉妹と出会った。健気であたたかい三姉妹との交流を重ねるうちに、人の優しさを改めて知り、人間的に成長していく、というヒューマンドラマである。
棋士たちが背負う想いがぶつかり合う熱いバトルがメインのお話だが、三姉妹との出会いとほのぼのしたかけ合いが、バランスよく描かれている。将棋漫画でありながら、人と関わる大切さを教えてくれる、儚さと強さを秘めた作品である。
いろいろ疲れていた心にじわじわと染み入る特効薬はいかがですか。
感情タグBEST3
何度目かの読み直しで気がついた
何度も1巻から読み返してしまう面白さです!
で、何度目かの読み直しで気がつきましたが、川本家のカレーは御飯とカレーを分けたりせずに、御飯の上にカレーをかけてますねー。
個人的にはこっちの方が庶民的で好みなので、気がついた時には思わずホッコリしました。
これは羽海野家もそうなんでしょうかねー?
読み返すと新たな発見がある漫画です。
男性にも女性にも
話題作というだけで、あまり前情報も仕入れず購入。ハチクロの羽海野チカ作品なので、女性向けっぽいかなと思いきや、これ、主人公がアレで戦うマンガじゃないですか!(書こうと思ったけど紹介文にも書いていないので伏字)。そうか、ヤングアニマルだからか。アレの漫画、ストイックで私好み。丁寧に描かれる人間模様、心理描写、時折挟まるコミカルさは羽海野作品ならではで、やっぱりすごいなあ、この作家さん。
温かくて悲しい
とにかく薄暗い話なんですが、所々にパステル調の優しさがあって荒んでいる時に読むと、心の立て直しに役立ちます。ちょっとだけ将棋の世界がわかってニュースに深みが出ました。
Posted by ブクログ
この作品やっぱり凄い!!
18巻が発売されて、フォローされていただいている方々の本棚で書影をみて、懐かし〜いとなりまして。
手にしました
1巻発売当時、友だちから借りたんだけど。
気持ちに余裕がなく、ココロを横滑り(笑)
月日は、流れ…
アニメ化されたほうにハマり…。
現在。
作者さまの画力に圧倒され、し・あ・わ・せ♡
専門的なことは分からないけど、涙の描き方が凄い
扉絵のサブストーリーも素敵だし♡
また読みはじめたい漫画が増えてしまった♡
おもしろい
中学生の頃に手に取ったのが『ヒカルの碁』だったから、囲碁はルール分かるし当時はネット碁も散々やった
将棋は未だに駒のルールも把握できていなくて、それもあってなんとなく読まずにいた作品だった
今更ながら読み始めたら、将棋やりたくて仕方なくなっている(こうなることが分かっていたから避けていたんだ…(笑))
アニメ好きだったので原作も読んでみた
少し悲しくて切なくて、とても温かい
読んでいて思わず涙がこぼれそうになりました
零くんの笑顔が見たいな
続き読んでみたい
Posted by ブクログ
久々に読んでいます。
将棋のルールはわからないままですが…
大人の世界と戦っていても、やはり高校生
葛藤はあるよね。なんか、渦を巻いている
そこで、川本家の食卓は彩り豊かで
ほわほわと、優しい気持ちになれる
Posted by ブクログ
小、中学校の頃にアニメを見てた記憶はあって、すごくホワホワとキラキラとした印象が残っていた。アニメを見ていた時を思い出すと、なんだか胸がギュッとなるというか、あのキラキラがまぶしくて。
今読んでみると、当時は分からなかった主人公の生い立ちや登場人物たちの動きがたくさんあって、懐かしい気持ちになりながらも今もう一回見てみて本当に良かったなと思った。
Posted by ブクログ
桐山くんには幸せになってほしいと思ってますよ。けどやっぱ恋愛ストーリーなってから面白さ減ったというか、尖った熱さみたいなんは無くなったよな。まぁええけど、とにかく最後まで描いてよね!
最高の人情劇
この作品はプロ棋士が主人公であるんですけど、
その中身としては、プロ棋士たちの人情劇だったりします。
私が読んだ中でここまで深い人情漫画を読んだことがありません。
それぐらいに最高の人情漫画です。
Posted by ブクログ
人生に悩むと読み返したくなる。その気持ち、わかる、わかるなあ...って呟いちゃう。将棋は全くわからないけれど、それでも試合のシーンは面白い。すごい。
将棋の中学生プロ
本編はマンガparkで以前、通読していました。本だと、やはり先ちゃんのコラム等が期待通り、良いです。
零君、この時点ではまだまだこれからのようなので、過去の事例でいうと、10代の渡辺明九段に近いような。今の藤井聡太八冠、が史上5人目の中学生プロにしても、正真正銘に異次元の強さなのです。
川本姉妹の絡むエピソードが如何にも羽海野チカさんの作品で、身に沁みます。あと、義姉・香子さんとの関係も……。
ライバル・二海堂君の表情が能條純一さんの「月下の棋士」になるところとかも好きです。あの作品にも村山聖九段とそっくりな棋士が出てきていました。
私と同級生でしたが、29歳で夭逝しています。
匿名
可愛らしい絵柄なのに陰の雰囲気が漂ってるのは、主人公である零の、人に付け入るスキを与える言葉の足りなさのせいかも。
自信が持てる特技があるのなら、もっと自己主張していいと思う。
とりあえず5話目の月下の棋士ネタは面白かった。
Posted by ブクログ
生きていくために将棋に縋った主人公の零が、ある家族と出会って少しずつ、一つずつ出来ることを着実に増やしていく。最初は主人公や3姉妹の悩みが深刻で読んでて苦しい。
お互いがお互いを頼りにして、それを声に出す信頼関係が気づかれていく、それを気づかせて導く周りの優しい大人たちの言葉が身に沁みる。
零が自分に必要なことや大切なものを少しずつ認識して、ぐっと堪えて行動を続けて、現状を変えていく姿をみると勇気をもらわずにはいられない。
15巻あたりから、居場所を作るための将棋であったのが新しい居場所に充足したことでスランプ?に陥る展開でまた苦しくなってきた。でも零は絶対に今の居場所を手放さない。
人に与えられた時間は平等で、何を取って何を捨てるのか、これまでの物語で棋士毎に掘り下げられてきた。零がどのような選択をとるのか楽しみでならない。
将棋
将棋についてそんなに詳しくはないけどどれだけ大変な道かはなんとなくわかった
そしてそこに進むしかなかった人生
零がどんな気持ちでここまで来たかはまだわからないけど、ただ誰か抱きしめて投げる人ができたらいいなと思った
匿名
1巻読みました。
面白かった。
プロ棋士である主人公とそのまわりの人間関係,心情描写もわかりやすく読みやすいいい作品だと思います。
タイトルは知ってたけど、将棋の話だったとは知らなかった。苦手な意識しかなかったけど可愛いいイラストで解説もしてくれてわかりやすかった。
猫もすごいカワイイ!
主人公が危なかしくてハラハラしまくりだったけど、
どんどん周りの人の優しさに触れて、成長していく姿に感動。
異色の将棋マンガ
将棋の世界、東京の下町、家族愛、その喪失と再生、人同士の偶然の出会いから始まるかけがえのない繋がり。そういう色々な物語が輻輳して紡がれる感動のマンガ作品。
名作
始まりは衝撃的でした。
挿絵など、何度も見返すとこの後につながる事が
わかり何周目かの一巻目です。やはり一番大好きな作品です。
泣けて笑えるすごい漫画
将棋の漫画、という前情報だけで読み始めたのですが、これは…沼る漫画でした。切ないし、泣けるし、笑えるし、漫画のいいところ全部詰まってるすごい作品だと思います。将棋がまったくわからなくても楽しめてしまうのもすごいところ!笑
あたたかい雰囲気と主人公
主人公の境遇で苦しくなった心を、三姉妹のあたたかな雰囲気で癒されるという、1つの漫画の中で感情をものすごく揺らされ、読み終えたときに虚無感に襲われました。こういう作品をあまり読んでこなかったのでわかりませんが、主人公の暗い雰囲気も三姉妹のあたたかな雰囲気も独特で、苦しい場面と幸せな場面を交互に繰り返されているのもあり、読む手を止められませんでした。
Posted by ブクログ
青二才
主人公は幼くしてプロ棋士となった天才
しかし、将棋以外を全て捨ててきた彼は温かい家族と出会い成長していく、という物語
将棋が分からずとも読めるし、
人の温もりを感じれる漫画
特有のポエムさえ大丈夫なら感動の名作
心が揺さぶられる
女性作者で絵にこだわりがある作者なので、非常に丁寧に作られている。
魂を込めて毎回、作品に向き合っている姿も後書きでよくわかる。
巻数ごとにぐっとくる場面があり、自宅など落ち着ける環境で読むとよいやも(ふと泣いてしまう時のために)
読むと、自分も頑張ろうと前向きになれる作品
色々胸に突き刺さります。
主人公の零くんは、とっても大変な子供時代を送ってます。想像も出来ないです。なのに、読んでると引き込まれて、
苦しくなります。
でも、重い話の中にある家族愛や、かわいいニャンコ達、癒されます。
将棋の事は全く知らないけど、楽しんで読めます。
Posted by ブクログ
久々にこういう人間ドラマ的な漫画でいい作品を読んだ。
いい意味でオタクっぽいけど悪い意味でオタクっぽくないバランスの良さとユーモアのセンス(これ私的にすごく重要)は作者の漫画家としての才能だろう。
主人公・零という人間の芯にある弱さ哀しさ生きづらさがきちんと考察されて丹念に描かれているあたりが、全体に現実感と重みを与えていて読み応えがある。それでいて零をとりまく人たちのキャラクターが魅力的で、重くなりすぎないバランスの良さも併せ持っている。次巻に期待が持てる。
3月のライオン
何回でも読み返してしまう面白さ。
あったかくて、落ち着いたマンガ。
ほのぼのする場面と笑ってしまう場面が程よく混ざってる。
天外孤独
事故で家族を失い天外孤独の身となった零。
父の友人の棋士に引き取られるが、なまじその家の子よりも将棋が得意だったためにそこでも居場所を失い、中学生でプロ棋士となり卒業と同時に一人暮らしを始める。
偶然知り合った和菓子屋の川本一家との交流で心を開いていくお話。
零もこの環境だから必死になってプロになれたのかもしれないなぁ。
とても面白い
とても面白い。
一巻から一気に引き込まれ、気がついたら何度も読み返してました。
将棋を扱った作品ですが、知らなくても全然問題ありません。
あれこれ言うより、まずは手にとって読んで欲しい。そんな作品です。
アニメも見ましたが、そちらもとても素晴らしい完成度でした。
アニメをみてずっと気になっていました。
アクションなどはないけど、将棋の盤上で繰り広げられるた戦いは静かだけどとても熱い感じが伝わってきます。レイくんが成長していく過程を楽しく読んで行きたいです
優しさ
昔から羽海野チカ先生の絵が好きだったというのが読むきっかけでしたが
読み始めたらひきこまれました。
まだ連載が続いてるので、楽しみにしています。
3月のライオン
超有名作を初めて読みました。
孤独で愛に飢えていながらも、自分から積極的に求めることができない少年が主役。
温かい新しい家族を得て少しずつ心が解れていくのでしょうか。
読んでいて苦しくなることはたくさんありますが、悪意のある人間が出てこない優しい物語です。
やっぱ面白い
前読んだことがあって、面白いことは分かってたから、、購入しました!!
何回読んでも面白かった!将棋のルールが全くわからなくても楽しく読めました!将棋のルール覚えようかなー。。
最初は嫌煙していたが
ハチクロは好きでしたが、将棋という未知の題材の本作は取っつきにくく、暗いイメージもあったため、世間的にすごく人気が出ても手を出しておりませんでした。
ある時試し読みを読んだら、面白くて思わず出ている巻数全てを大人買い。将棋は未だにわからないけど、ちょっと興味をもちました。今後の話もとても気になります…♪
Posted by ブクログ
【15巻まで】
胸がざわざわとしてくる。たびたびじわりと涙も出てくる。ここに出てくる人間はたしかに生きていて、その心のひだが自分ごとのように感じられる。
面白すぎるだけでなく、何か自分の汚れた心が洗われるようだ。不思議に生きていく元気をもらえる。説教くさくないのは、小気味いいコメディを挟むテンポのなせる技だろうか。何かにつまづいた時、きっとまた読み返すことだろう。
ギリギリの…
凄まじい精神で登らなければならない山を登るプロのクライマーみたい。
負けない、
負けたら生きていられない、、
そんなギリギリの精神で闘ってきた零の内面の描写がすごい。
海野チカさんの世界観は
ハチミツとクローバーを読んだ時にも感じましたが
読んでいくうちに、子供の頃に風邪を引いて熱が出て
頭がぼおっとしてくるような、読んでいて
面白いのに切なくて苦しくなるような世界観に
引き込まれます。
主人公の心の声の表現も好きです。
Posted by ブクログ
前々から読みたいとは思っていたのだけど、遂に読む機会に恵まれました
盤上で交わされる熱い戦いよりも将棋に関わる者達の悲哀に比重を置いているように感じられる本作。
第一巻では主に主人公である零やそのライバルの晴信が抱えている感情がメインに描かれている印象
将棋は苦手だったのに生きる為に将棋を指し続ける道を選んだ零。そんな彼が楽しそうに将棋を指すシーンはこの巻では描かれず全く逆の感情が描かれている。第一話から養父との対局を「まるで素手で殴ってるかのような」なんて形容してしまう
そこには棋士にしか判らない世界が広がっており、零が養父と向かい合う将棋盤には親子の情など見えず、冷たい無機質なものが漂っているかのよう
同様に零が一人暮らしをしている部屋にもそれは漂っている
だからこそ、零の部屋や将棋盤と関わりなく暖かい空気を振り撒いている川本家の存在が零だけでなく読者の心すら救ってくれる
本当に川本家の空気って他のシーンと別次元じゃないかってくらい暖かくて騒がしい。多くのシーンではモノローグが中心で特に盤上を前にしたシーンなどは全てを支配するような静謐さを湛えているのだけど、舞台が川本家に移った途端に全く別の空気となるのは驚き。
三姉妹だけでなく3匹の猫にも台詞が割り当てられているものだから、コマが台詞だらけの事態に。川本家がどれだけ賑やかなのかこれでもかと伝わってくるね
最初の出会いで一番格好悪い所を見られてしまったものだから、今更格好つけるなんて零にはとても出来ないし、モモは無邪気に懐いてくるし
そんな環境なら零からだって暖かい空気が溢れ出してしまうというもの
一方の晴信は生きる事と盤上で戦う事がまるで一体であるかのようなキャラクター。
酷暑の中、脱水症になった自分よりも負けを厭う姿勢は目を引くもの
彼だけはモデルとなったキャラが明らかであるようにその生き方は鮮烈の一言。
そしてその「負けたくない」が最も向けられているのが零であるものだから、普段は無機質なものが見える零の盤上も晴信と戦う時だけは熱いものが垣間見えてくる
「生きる」事と将棋を指す行為が密接に絡んでいる二人だからこそ、到れる境地が有るのだろうと感じられる
因みに晴信は別に暗いキャラというわけではないから、川本家と関わってしまうと更に空気が明るく暖かいものになってしまうのは何だか良い意味で笑えてくるね
家族を失い、カッコウの如く他人の家族を食ってしまった零が将棋を指し続ける生き方の中で何を手に入れることになるのか気になって仕方ない
匿名
将棋漫画ですが…
将棋はやらないが、この作品を読んで将棋にめっちゃ興味が湧きました。
棋士の将棋に対する思い、深いなあ。
また、今後の主人公の心の変化も気になります。
Posted by ブクログ
将棋がメインの漫画です。
しかし対局だけしているのではなく、登場人物それぞれの人間ドラマが描かれていてとても面白いです。そういった面では前作の「ハチミツとクローバー」と同じ軸なのかなと感じました。
人間ドラマがある作品を読みたい方にはおすすめの作品です。
Posted by ブクログ
「おいで」と言ってもらえた場所ができただけで……
そのコトバだけで
うれしくておなかがいっぱいで
もう
充分な気がした
*****
桐山零、17歳、プロ棋士。
幼い頃、事故で家族を失った彼は深い孤独を抱えていた。
*****
『ハチミツとクローバー』の羽海野チカさんによる新作。
『ヤングアニマル』で連載が始まるという広告を見て、先ず驚き。
出版社も変わっているし、青年誌だし。
そして、将棋。
『月下の棋士』(『3月のライオン』の中でその原作タッチを見ることができるコマがあります)のドラマにはまり、羽生善治さんが好きで、『しおんの王』という将棋マンガ(サスペンス要素も有)を読んでみたりしている私は単行本化をすっごく楽しみにしていた。
羽海野チカさんの新作、というだけでもひかれるのに、将棋!キャー!
私自身は”並べ方”は分かれど”勝つための指し方”は分かっていないという情けないレベルなんだけれど。
監修は先崎学八段。
お話に出てくる盤面の説明や将棋の知識などを教えてくださいます。
主人公、零は東京の下町で一人暮らしをしている17歳。
家族はいません。
無愛想なわけでもなし、人付き合いがとんでもなく下手なわけじゃあない。
でも、彼は誰かに”甘える”ことができずにきたために、誰かに甘えたり、頼ったりができなくなってしまった子なんだと思います。
”生きる為に”、将棋と共に生きる道を選んだ零。
”棋士”という肩書きを持ち、”五段”という評価を得、同じ土俵にいる人間と闘わなければならない-それがどんなに近しい人間であろうと。
ほんわか包んでくれるあかりさん、お年頃のオンナノコ、ひなたちゃん、ちっちゃくて愛くるしいモモちゃんの3姉妹と零が一緒にいる場面はとてもやさしくて好きです。
ご飯のシーンは食欲も刺激してくれちゃう。
零くんだけのシーンがどうしてもシリアスな空気勝ちになっているので、3姉妹が登場すると、ほっとします。
3姉妹の前では零くんが素直に喜怒哀楽を感じることができるんじゃないかな、と思います。
あと、ちょっとした表情がすごく憂いを含んでいて、素敵だなと感じます。
独特の世界観。
動も静もしっかり織り込まれている。
サブキャラクタが個性的で皆魅力的なことも羽海野さんのすごいところだなと。
個人的に気に入っているのは、将棋の師匠でもある幸田さん、晴信(プラス、花岡さん…)。
幸田さんと零の回想シーンなんて、号泣。
その一方、実子である香子や歩の気持ちもビシビシ伝わってくるし、色んな意味で零に対して抱く嫉妬心も理解できるしで、苦しいシーンでもありました。
晴信は純粋に「負けたくない」、それを隠そうともせず指す将棋、今後もドキドキワクワクさせてくれそう。
将棋色はまだ基盤を敷いたところかなと思いますが、これからトーナメントなどが開催され、個性的な棋士たちの戦いを読むことができるのかということも楽しみです。
そして、零くんの成長していく姿、彼がしあわせになるように願いつつ、見守りたいです。
羽海野先生の描く物語、やはり素敵です。
将棋マンガですが、将棋を全く知らないひとでも十分楽しむことができます。
願わくば、そこから将棋に少し興味を持ってもらえると、何だか嬉しい。
おススメです
今半額セールするのかぁー
でも読んだ後買って後悔してないです!!
正直半額じゃなくても読む価値が十分にあります!!今は半額セール中なので買って読んでこの漫画のすごさや深みを味わう事をお勧めします!
Posted by ブクログ
8巻まで読み終わった。
羽海野氏のマンガは「はちみつとクローバー」も読んだけど、絵がほんわかしているが内容は重い。
今回は、「棋士」が主人公で、私は将棋がわからないのでしばらく敬遠していましたが、ついに読みました。
将棋という過酷な世界で、ぶつかり合う棋士たちを描く一方で、東京の下町で生きていく三姉妹の日常も描いています。
そして、そこを葛藤を抱えながら行き来する主人公。
羽海野氏のマンガはキャラクターがしっかりしていて、かつ、完全ではないです。
一見悪く見える人物にも光があるし、好人物として描かれていても陰を抱えています。
オススメ。
2016/5/5 ロクデナシ親父編の11巻まで読み終わった。
Posted by ブクログ
連載中なので13巻まで読んだ感想
人間模様を独特の切り口で魅せるストーリーはさすがとしか言いようがない。こんなにオジサンとオジイサンを生き生きと描くのはこの人だけだと思う。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
【感想】
Posted by ブクログ
アニメ先行組
零にとっての将棋が居場所の確保と生きるすべと解釈できるのですが、父親が存命中は、そこそこ好きだったようにも見えたのでした。
零の回想が多めなのは、常に過去と戦っているからかと。
まっさらな零の部屋とごちゃごちゃで狭い川本家の対比がなんとも。このまま行くのかと思ったら、零の部屋に二階堂が、さらにカーテンやらと、零の空っぽな心の象徴たる部屋に変化が出てきました。
Posted by ブクログ
将棋を題材にした漫画といえば「月下の棋士」。これは棋士たちの対局、棋士たちの心理描写が中心だった気がする。この「3月のライオン」にもそうした棋士の心理が描かれているが、メーンは、家族との関係に悩む孤独な少年の葛藤だ。この天才少年を、そうとは知らずに支援する3姉妹の家庭の複雑さが、物語を深いものにしている。棋士である前に人間としてどう生きるか、心に響く言葉がたくさんあふれた漫画だ。月下の棋士では異次元の世界を垣間見るようだったが、3月のライオンは読者と同じ世界にいる棋士が描かれ、共感できるのが人気の理由だと思う。
将棋に興味なくても読み応えあり
主人公の生い立ちや将棋界の不思議な業界もそれとなく触れることで
知識欲も満足させつつ青春の甘酸っぱい思いや社会に迎合し
それぞれの立場を書き分ける内容はとても面白い
匿名
面白いよと薦められても「将棋を通して心温まるストーリー」だよ。って事でなかなか買ってみる気にはなれず、1巻読んでみたけど少し気になる程度。でもとりあえず2巻も読んでみました。
2巻からはすっかりハマり結局、今出てるものは結局全巻買ってしまった。
将棋も、暗くてカッコ良くない主人公桐山も好きではなかったけど、学校の先生や会長、クセのある対局者のキャラが面白くて。周りのキャラに支えられて気が付けば桐山が凄くカッコ良く見えるようになるのは羽海野マジック?
ただ、桐山とひなちゃんとのカップリングにはイマイチです。桐山的には穴熊でお願いしたい。
Posted by ブクログ
感想
昔おばあちゃん家にあった録画で見たことがあった。
その頃は暇つぶしに見ていたけど今みるとめっちゃ良い。人間関係の難しさや、人の温かさがよく伝わってくる。
Posted by ブクログ
現時点の17巻までの感想
ハチクロの次作として読み始める。
期待通り。恋愛要素が無い前半は特に良かった。
自分は将棋は指せないが、登場人物たちが良い。
ただ完結までどのくらいか分からないが、人気作になったことで、羽海野チカさんの当初構想より長くなってしまっているのでは?
Posted by ブクログ
久しぶりに読みたくなって。
この漫画泣いちゃうよね。
温かくて切なくて苦しくて。
でネコ達が非常に可愛くて。
表紙がさりげなく繋がっていて。
私はさ、あかりさんやひなちゃん達みたいにあったかい人になりたいと思ってるんだけど、でも零くんの側なんだよ。
結局自分が生きるのに精一杯。
余分な優しさを勿体つけずに周りに与えられるようなそんな人になりたいんだよね。
って読むたびに思う。
将棋の棋士をやってるんですけど、実際は桐山のまだ高校生なのに複雑な家族関係と、その孤独をうめるあかりたちとのふれあいですね。
最新刊を読んでから再読
改めて読むと1巻は主人公の孤独感がすごく出ている。そして読み直して気がつく川本家に残る家族の傷。おいしい食べ物が優しく皆を包み、たくさんの人の物語が少しづつ始まる巻。
明暗がはっきりしている作品
明るいときにはとことん明るく、暗いところはとことん暗く描いている印象。
主人公、幸せになってほしいがどうやったら彼が幸せっていう状況になれるのかが分からん。
将棋は全く分からないけれど(読んでもまだ分からないけど)、とにかく引き込まれる。この作家さん底が知れぬ、深くてこわい位。
なぜか悲しくなってしまう
零の孤独がどこから来るのか?読み進めるうちに過去のつらい出来事と一人で暮らす寂しさを知った。あかりさん一家の温かさが救いだが、なぜか余計に悲しくなってしまう。
Posted by ブクログ
主人公が若くして将棋のプロ、でも将棋漫画じゃなくてヒューマンドラマ。孤独の主人公、桐山零が一つの家族と知り合ってだんだん人間の暖かさとかを学んで成長する姿がめちゃくちゃ良い。友達もいなかった零が友達が出来たりするのも良い。将棋についても負けたりライバルと戦いながら苦悩する姿も良いし、孤独を紛らわせるため将棋しかなかった零が他のことにも目を向けられるようになるのも良い。そして天才なのも良い。そして川本姉妹が作る料理がどれも美味しそう。ハラハラドキドキ波乱万丈!ではないけどあったかくてそして悲しくて感動する漫画
Posted by ブクログ
主人公も、主人公の世話になる所も崩壊家庭で、かなりシリアスな育ちだし、主人公も色々悩み続けて浮上できていないのに、鬱っぽくならずにサクサク読めてしまう不思議な漫画。
主人公が斜め上な思考で天才だからこその頭の回転故か、良い意味で『普通じゃない』からなのかも?
義姉とか川本父とか、出てくるとイラっとする最低な人たちはいるけど、主人公のメンタルの強さと、それを支えてくれている川本家のほんわかした家族愛に毎回ホッとします。
主人公の成長物語になると思うこの話、結末はどこに向かうのか楽しみ。
Posted by ブクログ
羽海野チカが、少年誌(ヤングアニマル)に舞台を移して新連載中の作品。
「ハチミツとクローバー」も、独特な、幸福感に包まれた空気が流れていて、それがとても読んでいて心地が良かったけれど、この「3月のライオン」はそれが更に色濃くなっている。
重いストーリーが下地にありながら、それを完全に覆いつくすぐらいの明るさと、全面的にファンタジーな絵柄。羽海野チカのマンガは、ネコやイヌのような、動物が特にいい。それぞれの動物の特徴をよく捉えていて、その愛らしさを最大限に表現するような描き方をする。
将棋のプロ棋士が主人公ということや、東京の下町が舞台ということは意外だったけれど、今回の物語は、「ハチミツとクローバー」以上に、この先が楽しみだ。
−−が思わぬ悲劇が・・
よそ様のマンガのとーちゃんのパンツと同じ柄だったという・・(あとがき)
まだ様子見
キャラクターはさすが羽海野チカ絵。かわいい。
物語が時系列に進んでいくのではなく、回想を挟みながら進んでいくので、1巻の終わりでやっと桐山零の性格が暗いのか分かったところ。
まだどんな話に進んでいくのか見当がつかない。
Posted by ブクログ
最後まで読んで、やっと主人公の身の上が分かる
三姉妹との関わりを含めて、孤独な青年が今後どの様に生きるのか
表面的には明るく見えるが、実際には一人一人孤独感があるように感じる
人間の本質を探る様な作品
Posted by ブクログ
千駄ヶ谷将棋会館 歩も香子も 桐山零 腎機能が低下 迎え盆 送り盆 茄子で作った牛 渋皮煮用の栗の皮を剥きながら 二階堂晴信のモデルは故村山聖九段 羽生善治と並び称されたほどの棋才 自分で自分を説得しながら進んで行ける人間でなければ駄目なんだ 托卵 佃島 月島
Posted by ブクログ
主人公がかっこよく、ヒロインが可愛い
これだけで素晴らしい。
トラウマを持つ主人公が様々なことにずっと常に悩みつつも、周りの助けを得て最終的な決心を持って解決に臨んでいくという主人公の心強さに惹かれる。
零君とひなちゃん絶対に幸せになって欲しい…。
悩みがあり、苦悩しながらも解決をひたすらに目指す主人公が好きな人におすすめ
Posted by ブクログ
作者自身はすごく性格悪い
で、それで叩かれ続けて少しずつよくしようと悩みまくってるところにみんな共感してるんじゃない?成長ってのはそういうことだし
あと絵がかわいい