あらすじ
高校かるた選手権、団体戦決勝トーナメント。千早(ちはや)たち瑞沢(みずさわ)高校は精鋭ぞろいの常勝校・富士崎(ふじさき)と対戦。それぞれが格の違いを感じるほどに手強く苦戦を強いられるなか、千早は流れを引き寄せるために果敢に攻め込んでいく。しかし札に飛び込んでいった矢先、その指に激痛が走り窮地に! 瑞沢かるた部全員の闘志がマックスになる決戦がいまここに!! 日本一まであと一歩――千早の夢は叶うのか!? 団体戦決勝の運命の鍵を太一(たいち)が握る!?
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ベスト・オブ・オトコがハマる少女マンガ!!
競技かるたというマイナーな題材を扱った漫画ですが、これが非常に面白い! 主人公・千早(ちはや)の、かるたに賭ける情熱とひたむきさに、読んでいるこちらの胸まで熱くなります。
「かるたなんてただの遊びでしょ。やってどーすんの」というクラスメイトに「やらない理由なんかどーでもいい」と反論し、無理矢理かるたの世界に引きずり込む、千早のパワーと『かるたバカ』っぷりに思わず笑ってしまうことも。
また、千早に思いを寄せる太一、千早にかるたを始めるきっかけを作った新(あらた)との三角関係と、千早が高校時代に創部したかるた部の、個性あふれる仲間たちや強豪校のライバルたちのそれぞれのストーリーも魅力的。肉まんくん、机くん、ドSの須藤さん、ひょろくん、クイーンの詩暢(しのぶ)ちゃんなど、それぞれの立場で成長する姿から目が離せませんっ!!(書店員:水玉)
感情タグBEST3
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運命が詰まりまくった決勝戦!
太一の真面目でひたむきな想いがやっとやっと報われて本当によかった。
チームって最高!
Posted by ブクログ
カバーデザインは、ひょっとして出版時の季節に連動してます?と今さらながら思ったのでした。
最初から、こんなにダイナミックなコマ割りでしたっけ?
あと主観の移動が激しいので、誰主観かがわからなくなります。それから、連続性の排除というか。続けて描けばいいのに、間に別のネタを挟んでくるのね。読者はどんだけリテラシー高いのを想定しているのやら。
札合わせを考慮すると、富士崎は瑞沢と北央に負けた?
Posted by ブクログ
山城今日子専任読手の孫、理音と千早の対決。
右手の人差し指を怪我してしまう千早だったが、理音がそれに動揺して集中力を欠くようになる。
この怪我に気付いた仲間がここで流れを断ち切るために立ち上がる。
感動の団体戦決勝戦。
Posted by ブクログ
発売日当日に買ったのに数ヶ月も放置していていたことを激しく後悔するほどの熱い巻だった。
1ページ目から最終ページまでの全ページ隅々まで全く目が離せない展開。気持ちが高ぶる場面の連続でした。特に局面局面での精神的な動きがとても上手く表現されている気がします。
太一が大好きな私は、もう終盤は息を飲む展開でした。これまでの経験があったことからの運命戦はまさに成長を見れた感じです。エロムの「これから登ってくるやつだったんだ」には目頭が熱くなりましたよ。ここまで引き込まれたのは久しぶりでした。