あらすじ
亜弓の眼は視力を失いつつあった。しかし、亜弓は母親と壮絶な稽古に入っていくのだった。マヤと亜弓の「紅天女」は、間違いなく生まれようとしているのだが。
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Posted by ブクログ
速水さんのお父さん、別に一緒に無理してまで
パフェを食べなくても、ご馳走して自分は珈琲でも
良いのではと思っていたが
正体を隠す事にここまで役立つとは
ちょっと、笑ってしまった。
南北朝という現代、という表現は面白い。
建築の話をし、草花を置く事でリラックスが生まれる
という話からの
役者もまた空間を変化させる力を持つ
という教えにはっとした。
こんなに丁寧に時間をかけた稽古をしてくれる演出家
実際にいたのだろうか。
少なくとも現代はスケジュールに余裕も無くて難しそうだ。
亜弓さんほどであれば、申し出れば周りの方が
試演の延期を打診してくるのではないだろうか。
紅天女を諦めてマヤちゃんに譲れという話にはなるまい。
明日が本番なのだというならまだ分かるのだが、
暗闇での稽古をする努力より緊急手術を受けて欲しい。