すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
久々の重松清さんの作品
走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
さて、自分の走馬灯 -
Posted by ブクログ
ネタバレ満願という言葉、普段使わないなーと思って調べたら「満願成就」て言葉がありますよね。あーなんかそういう願いが叶うような感動的な物語かな!と読む前に思っていた私を見事にボコボコにしてきました(笑)青春系米澤ワールドではなく、ブラック&ビターの方でしたね。願いというか欲望というか……人の願いとは、行き着くところは欲望なのでしょうか?生きているから願いがあるのか、願いがあるから生きているのか?人間の本質に踏み込んでいくような作品でした。面白い!!
「柘榴」は雰囲気ちょっと湊かなえさんっぽいなーと思いました。月子の傷が深いのは何故だろうと思ってたら……そういうことね!と。全てが繋がりましたね。
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購入済み
次巻も楽しみです!
滅多にレビューを書きませんが、あまりにも良すぎたので...✐☡
一色くんで珠森ベティ先生を知り、綺麗な絵を描くな〜と感心していたところ、たまたま別サイトの広告でこちらの作品に出会いました。絵が似てるとは思いましたが、最初は先生が同じだと気づけませんでした。1巻を読み終えたあと先生の名前を見てそりゃメテオールにも惹かれるわけだ...と納得しました。
そこからはもう課金 課金 課金の連続です。
一色くんの時も細かい部分までしっかり描いてくださっていたイメージだけど、メテオールはより繊細なタッチ?で世界観にあった絵を描けるのが本当にすごいです。先生の成長もあるのかも...?!笑
今巻は切なかっ