知念実希人のレビュー一覧

  • 機械仕掛けの太陽

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    友人から薦められて読んだ本。

    結構なボリュームだったけどすき間時間を使ってどんどん読み進めたくなったほど面白かった。

    今はもう2025年5月なんだけど、まだちらほらと「あの人コロナなんだって」っていう話を聞く。
    そういった意味ではまだこの物語は続いているのだけど、一応の結末に向けて、ファンタジーでごまかすことなく、淡々と納得のいく説明をしてくれる内容に感嘆した。

    コロナ禍を経て前の生活に戻ったわけではなく、知識と経験を得て新しい時代になったと思っている。
    当時のことを思い出しながら、これからに向けてのことを考えることができるいい本だった。

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    2025年05月05日
  • 誘拐遊戯

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    女子高生が誘拐された
    犯人を名乗るのは4年前の誘拐事件の犯人
    「ゲームマスター」
    交渉役に4年前と同じ上原を指名する

    面白すぎる!一気読み!
    ハラハラドキドキ胸熱の展開の先に、衝撃の結末が待っていた…!

    既読の知念作品で1番好き
    未読の方におすすめしたい!

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    2025年05月11日
  • 機械仕掛けの太陽

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    コロナ渦のあの厳しい日々を追体験したかのような読後感。
    大学病院でコロナ病棟の担当に任命された女性医師、同じ病棟の看護師、町の診療所の医師、それぞれの行動と思いが交互に描き出される。
    家族を思うゆえのコロナ病棟での勤務への躊躇い、全ての原因はウイルスのはずなのに怒りの矛先を向けられる不条理、コロナ診療に当たる医療従事者への差別意識、ネットでの荒唐無稽なデマ。
    あの当時の様々な出来事が克明に綴られる。医師である著者ゆえ、コロナ病棟の記述はリアルで真に迫り、まるでルポルタージュのようである。
    時々刻々変わるコロナ渦の状況は、政治家の実名でその時々の政策や後手に回る行動が綴られることにより、より緊迫

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    2025年05月05日
  • 猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

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    シリーズの中で過去一と思える内容だった。最後の最後までハラハラした。一番感じたのは感情の歪み、愛の怖さかな。

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    2025年05月03日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    ネタバレ

    推理カルテの方は短編集なのでテンポよく読めて好きです。水神様の祟りのラストと皮膚を透過する弾丸のラストは鷹央とことりのこれまで積み重ねてきた関係性が見えて、ちょっと目頭が熱くなった。面白かった!

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    2025年05月02日
  • 機械仕掛けの太陽

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    コロナパンデミックのとき、医療現場では何が起きていたのか。この物語はフィクションであるが、現実の出来事とリンクしたストーリー展開は、危機的な状況のなか如何に医療に関わる方々が血の滲む献身的な努力をしていたのか。コロナパンデミックを語る上で忘れてはいけない一冊

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    2025年05月01日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    オイラのフォローをしていただいているみなさま、ごめんなさい。
    オイラの手が脳が、第六巻が(さすがに大袈裟⁈)、この作品を次に読めと!

    一気読みしたので許して!!

    これからはみなさまの推薦図書に入ります(maybe…)

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    2025年04月28日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    水神の祟り、化け猫の憑依、といったオカルトめいた呪いのような事件。もちろんその陰にはとある病気が隠されているんだよね、とは思うけれど。それでもあまりに不可解な状況に、本当に呪いなんじゃないかという思いがぬぐい切れません。謎の解明にはわくわくします。
    どれも魅力的な謎ばかりですが、「透過する弾丸」の謎が一番かな。小鳥遊の恩師の死に関わって起こったとんでもない事件。奇想天外な謎に翻弄され、絶句させられます。「正解のない問題」と判断した鷹央が最後まで解決しないというところも読みどころ。そしてこの事件に関しては、医療の知識がそれほどなくても謎を解けたのではないかと思いますが……解けませんでした。考え付

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    2025年04月28日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    2人の出会い。別の作品から読んでたので小鳥先生が内科医に変わった理由も初めて知った。鷹央先生が小鳥先生を必要としてきてるのを感じれてジーンときました。

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    2025年04月28日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    連作短編集の形式を取っているが一編毎の出来が生半端でなく素晴らしい。三編とも独立した推理小説として優れた出来栄えだ。知念実希人、ノリにノッている。
    「禁断の果実」はそのトリックもさることながら結末が実にいい。作者も一人の人として何かしら思うところがあったのだろう。
    「七色の猫」、これが好きだ。ある箇所で思わず声をあげてしまった。良く考えればわかる、のにわからない。そこが上手い。
    「遺された挑戦状」はいよいよクライマックス。ドドン! と山場を持ってきた。これは本当に力が入っている。結末まで目が離せなかった。推理小説ファンならば逃す手はない一冊だ。

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    2025年04月24日
  • 天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

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    ネタバレ

    以前のシリーズで既読ですが、加筆修正との事で再読です。

    一癖も二癖もあるけれど、腕は超一流の神酒クリニックのメンバー達。フツメンに見える九十九にも、隠れた特技がプロ並みでした。

    天久鷹央の兄・翼の視点かと思いましたが、そこは九十九のままでした。

    事件に巻き込まれた九十九を助けるべく、まさかあんな大掛かりな仕掛けをするとは…

    いつか鷹央シリーズとコラボを期待しています。

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    2025年04月22日
  • 優しい死神の飼い方

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    この方の描く文章は本当に。
    現実感も厳しさも、そして優しさや愛情をたくさん感じられる作品。
    そっか。死神って呼ばれることもあるけど,そうだよね。

    登場人物たちの最後はやっぱり悲しいものだけど,
    悔いなく行けたなら…

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    2025年04月22日
  • 天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

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    ネタバレ

    当直中に泥酔し、患者を死なせた容疑をかけられている九十九勝己。彼は、果たして容疑を晴らせるのか!?その裏に潜む真実とは!?一癖も二癖もある神酒クリニックの人達、先の読めない展開にとてもドキドキしました。一つの事件の裏に、いくつもの闇が隠れていたり、予想だにしなかった人が黒幕だったりと衝撃のラストでした。

    天久鷹央シリーズよりダークな雰囲気のお話ですね。桜井刑事が出てきたり、鷹央もすこーしだけ関わっていたりするので、同じ世界線なんだなと思っておもしろかったです。

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    2025年04月21日
  • 放課後ミステリクラブ 6教室のとうめい人間事件

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    今回も、面白かった。
    児童書ということで、ものすごく読み易いのだけど、ミステリとしてはしっかりしてる。
    小学生のミステリトリオに上級生のちょいと因縁ありの男の子w
    子供たちが生き生きしているのがいい。
    誰もいないはずの教室で起きた子供たちの作品の破壊。
    正直に言うと、そこまでのことが起きるのか、という印象はあるのだけど、知念先生だから、そこはしっかり検証しているのだと思う。
    もうすぐ出る新作も楽しみ。

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    2025年04月20日
  • ムゲンのi : 下

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    ネタバレ

    読み終わってからもいっかい所々のククルの言動を見返すとあぁって泣きそうになる

    ムゲンのi、、、夢幻の愛衣、、、無限の愛、、、このタイトルもククルも愛おしい

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    2025年04月19日
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)

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    知念実希人さんの作品は2冊目。子を想う親の気持ち、その親の愛を知った子の気持ち、でもどうにもならない葛藤がひしひしと伝わって切ない。事件の真相は最後までわからなくて、夢中で読まされた構成のうまさに感心した。

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    2025年04月19日
  • 傷痕のメッセージ

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    スリリングな展開で一気読み。医療&警察小説って、「1冊で2度美味しい」じゃないですか。知念先生の新たな一面を感じました。千早&紫織の続編、桜井刑事のスピンオフとか、今後に期待大ですね。

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    2025年04月19日
  • 猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

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    ネタバレ

    今までも天久鷹央シリーズを読んできましたが、事件現場に容疑者がいないというトリックがこんなに使われた事件は初めてです。量が違えば薬は毒になるというのがトリックの一つだと思いました。いくつかの事件と容疑者の思惑が複雑に絡み合っていて、早く真相を知りたい!とページをめくる手が止まりらず、2日で読みきってしまいました。結末は意外なもので驚いたと同時に、天久鷹央の人としての成長も感じました。

    最初は、燐火さんが怪しいなと思っていたら前半ではそうではなくて、まさか黒幕だったとは…

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    2025年04月16日
  • ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    小児科病棟で相次いで起こった急変。同じ病室の男子三名が、原因不明の嘔吐、喘息発作、不整脈を起こした。さらに、この病棟で「天使を見た」と語る小学生まで現れ……。魅力的な「謎」があるにも拘らず、事件解決に動かない天久鷹央。なぜ? そして事件に秘められた「病」とは? 現役医師が描く医療ミステリー、シリーズ屈指の感動作! 書き下ろし掌編「ソフトボールと真鶴」収録。

    鷹央ちゃんの頭脳がやばすぎてドキドキしながら読んじゃってました(*^^*)
    最後は本当に鷹央ちゃんと健太君の2人の内容に泣いちゃいました!
    読んで良かったです!

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    2025年04月16日
  • ヨモツイクサ

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    すごく好き!
    神話とか伝統に準えてあるの好きかも。
    挿絵とかでヨモツイクサとかの具体像あったら嬉しいようなグロすぎて見られないような、、、。
    割と詳細に語られていたけど、虫が苦手なので自分では具体像を描かなかったのもあるけど、どんなものかも気になるなぁ。ここが小説のいい所であり悪いところ。
    どんな内容か忘れての再読だったから途中から結末少し思い出したけどハラハラとしたり、伏線に気づけたりと面白かった。

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    2025年04月14日