あらすじ
大学病院で激務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば……。キャリアの不安が膨らむなかで疼く、致命的な古傷。そして緊急オペ、患者に寄り添う日々。心臓外科医の真の使命とは、原点とは何か。リアルな現場で、命を縫い、患者の人生を紡ぐ熱いドラマ。傑作医療小説。
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Posted by ブクログ
真面目すぎて要領が悪いってこと。うまく負担を減らせばいいのに、真面目だから自分で背負いこんじゃう。
君は努力を惜しまない。その努力は報われるべき。
だから、普段どおり、自然体でいればいいの。
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なんとなく手に取ったら非常に良い本でした。
医者の現場が激務なこと。
お人好しがわりを食うような部分は悲しいような、どの職場にも起きる現実のような…
Posted by ブクログ
【泣かない人 0人説】
読み終わった後は、ツーーと温かいものが
頬をつたうことでしょう。
医療物の小説ですが、ここには
葛藤と苦悩と責任と人生が、ありえないほど
濃縮しています。
知念さんの作品は昔から好きでしたが、本作を
読めばさらに倍、ファンになることでしょう。
「今、ものすんごい泣きたい……」
そんな人は絶対読んで欲しい。
気持ちよく、そして圧倒的な
なにかを感じられるとお約束します。
本当に全人類に読んで欲しい本。
ぜひ、お手に取ってみてください!
Posted by ブクログ
素晴らしかったです!感動しました、、、!
医療系は専門知識が多く難しいものが多いですが、知念さんはお医者さんということもあって説明とかもすごく分かりやすく、とても読みやすかったです。
読み終わって人つむぎの手というタイトルの意味が分かりました。
Posted by ブクログ
こういう本がとても好きだ。なりたい自分になるために努力を惜しまず、目の前の患者さんには誠意を持ってベストな治療を考える。人間関係と仕事の重圧に身も心もすり減らし大変なのだが、真摯な生き方は周りの心を動かす。見ている人は必ずいて、最後には誠実な生き方が報われて、本当に良くて涙した。
Posted by ブクログ
実直なドクターながら、人並みの野心があるところがいい。熱い想いを持った心臓血管外科ながら、過去の怪我で思うように指が動かないなんて、もどかしすぎる。今時の研修医とのやりとりや家族とのやりとりに、ほっこりさせせられる。結構泣ける場面もあり、ドロドロした人間関係もあり、面白かった。軽い感じながら、重たい病院模様をうまく表現できていたと思います。大好き度❤️❤️❤️
Posted by ブクログ
本当に読者を取り込むのが上手いです。
初めて聞いた単語であるはずなのに、あたかも自分がその言葉を知っているかのような気持ちに陥る。
知念さんの物語は読んだ人にしか分からない満足感と学びがあります。
Posted by ブクログ
大学病院のしがらみとか派閥争いを扱うものを見ると、げんなりしてしまう部分があるのですが、良くも悪くも細かいことまで書かれていて、リアリティがあって引き込まれました。
医師の仕事って何なんだろうと疑問にさえ感じてしまいますが、こういった場面は実際にもあるんでしょうね。
綺麗事だけでは生きていけない世界で、心臓外科は特に負担の大きな科なのだと改めて感じました。
そこで働くことのつらさは、当事者にしかわからないでしょうね。
やる気だけではやっていけない。
過酷な勤務の中で、研修医の指導に勧誘、緊急対応、自身のキャリアの道。
家族の支えがあるのが、この主人公のせめてもの救いなのかな。
担当患者さんのエピソードでは、小児の患者さんのところで涙をこらえきれませんでした。
子どものが苦しんだり耐えたりする姿は、小説であってもつらいですね。
知念さんの作品は医療場面がとにかくリアルなので、どの作品も入り込んでしまいます。
心臓外科医は実際にも不足しているのかな。
改めて素晴らしい仕事なのだと感じました。
Posted by ブクログ
医療系のヒューマンドラマだから泣かないはずがない。わかっていて読んでも胸が詰まって感動した。
この本を読むと、心臓外科が他の課に比べて厳しい現状にあることがわかる。人の良い平良先生が理不尽な思いをしているのが悔しく、ハッピーエンドとは言い切れないラストはモヤっとしたものが残った。
それでもいい話だったし、何より平良先生がめちゃくちゃかっこよかった!
初めて読む知念実希人作品でしたが、とても読みやすくて飽きずに一気読みできました。
Posted by ブクログ
ほんの少しだけのミステリーと、人情の物語。
1人の心臓外科医、平良先生が3人の研修医に医師としての享受をしていく…
平良先生はとても優秀だと思いますし、素敵な先生で感動しました。
医療従事者として、こんな先生に出会いたいものです。
最後もとても良かった!
Posted by ブクログ
真面目に頑張ってれば、見てる人はしっかり見てるしそのうち報われる。そんなストーリー。
終わり方も良かったし、諏訪野が登場しているのも良かった。
祈りのカルテの研修医が立派になったなぁ。
初めての知念実希人さん作品。
主人公の、こんな医者になりたいという夢と適正と、これからどういった姿勢で医師として生きていくのか。そういった問題に真摯に向き合っていく姿に心が洗われる作品でした。
Posted by ブクログ
面白かった。
初めての知念さんの作品でしたが読みやすかったですね。
なかなか熱かったですが、ちょっといき過ぎた感も
感じながら読み終わりました。
なかなかドラマ仕立てでしたね。
また他の作品も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
ミステリではなかった。
けれども、人の心の機微というか複雑さが、珍しくというか割と赤裸々に、そしてやや露悪的に書かれていて面白かった。
医療関係の様々な問題点を俎上にあげていて、これがまだ解決とは距離がある状態なのだけれども、それでも希望を示しているあたりが、読んでいて気分が良い理由だと思う。
別の作品に出ている登場人物もクロスオーバーしているのも面白かった。続編があるならば是非手に取りたい。
Posted by ブクログ
主人公は純正医大附属病院の心臓外科の医師平良祐介。入局して六年以上経過し、関連病院への出向を考える時期になっている。出向先は希望している富士第一総合病院になるのか?それとも心臓外科医として死刑宣告にも等しい心臓手術のない沖縄の病院になるのか?
研修医3人を担当する代わりに2人以上を入局させる事が出来れば希望の病院へ出向させてやるとの条件に淡い期待を抱き担当医を引き受ける。しかし彼のその後に待っていたものは…。
オペのシーンは医師でもある知念さんならではのリアリティのある描き方で目の前にオペのシーンが思い浮かぶほど。
そして出世争いという点では、『白い巨塔』を彷彿とさせる欲にまみれた人間の嫌な部分が描かれている。
そんな中にも患者に寄り添い、研修医の将来を思いやる平良の人の良さが際立っていた。
心臓内科医の諏訪野先生て『祈りのカルテ』の諏訪野先生かな?同じ大学病院だし。そういう再会もまた楽しかった。
Posted by ブクログ
知念実希人さんの作品をよむのは「優しい死神の飼い方」に続いて、2作目です。
大学病院で、一流の心臓外科の執刀医を目指す主人公が色々な場面で葛藤を抱えつつ前に進んで行く話です。
知念さんが医師をされているだけあって、医療現場で起きる出来事や登場人物のやりとりがとてもリアルです。
「優しい死神の飼い方」もそうだったけど、良い話とミステリー要素がありいろいろ詰め込まれてる感じです。
Posted by ブクログ
はじめての知念先生の作品。
ひとつのドラマのように情景が見えて、先に進むにつれて面白くなっていく。
医療現場の人間模様が分かりやすいのと、主人公の先生の直向きさがとても良い。
Posted by ブクログ
ミステリー要素というか
医療現場のお仕事や人間関係のお話。
でもでも!泣けました
【私たちは、ただ血管を紡ぎ合わせているんじゃない。患者の人生を、ひいては「人」そのものを紡いでいるんだ】
心臓外科ではないけど、大きな手術は2回。
わたしは2回人生を紡いでもらったんだなぁ。
Posted by ブクログ
知念さんの作品は初めて読みました。祐介が少しかっこ良すぎるかなと思いつつ、感動しました。
仕事の評価で若い人から〇〇のようになりたいと言われることは、これ以上ない褒め言葉だと思う。
隠し事や秘密も周りの人のために必要なこともある。周りの人のことを考えればこそ。
祐介の人生この先どうなるか気になる。
多くの人が信頼を寄せる祐介は幸せになってほしいし、なれるのではないかと思っています。
Posted by ブクログ
最後に「○○さんのような医者になりたい」とつながっていく終わり方に感動した。
病院としては、「権力争い」という社会の黒いところが顕著な部分まで描かれていた。小さい頃は、病院は人の命と向き合う場所として疑わなかったけれど、自分も社会人となり、働くようになってから、理不尽は当然のように身近に転がっていると知り、あってほしくはないが何かと現実的に感じた。最初は、それこそ自分よがりの動機で引き受けた研修医の指導ではあったが、彼のありのままの姿が、徐々に研修医たちの心をひきつけ、最終的には彼らに「本気で自分たちの将来を考えてくれた」と思ってもらえていたのがよかった。理不尽だらけの世界の中で、まだその理不尽に染まっていない人たちから、「あなたのようになりたい」と思ってもらえるのは、すごいのではないか思う。
Posted by ブクログ
知念実希人、真夜中のマリオネットで好きなって、2作目。
最初は医者の研修指導の話で、あまり期待していなかった。
しかし、読み進めていくうちに、主人公の医療への熱い想いに触れ、研修員だけじゃなく、自分も祐介に惹かれていった。
自分のキャリアも大事なはずなのに、医者としての信念を曲げない祐介は、ほんとカッコいいと思う。僕も仕事に対する姿勢を見直す機会となった。
また、話の中では推理要素もあり、どんどん引き込まれていった。
これからも知念先生の本を読んでいきたい。
Posted by ブクログ
ミステリーもあるが、1人の心臓外科医とその周りの人々のドラマが細かい。
文がとても読みやすく,理解もし易かった。
医者として良い主人公の嫉妬の場面などもあるのが面白かった。
Posted by ブクログ
どの本を読んでも医療の現場は大変そうである。しかも問題も山積みである。問題の一つであった研修医とも良好でよかったが、主人公の自己犠牲が強く感じ、それで本当にいいのかと思ってしまう。それでもみんなが幸せな道に進んだのかな。妻に感謝ですね。
Posted by ブクログ
読みやすく一気に読み進められました。
病院内の人間模様や、手術室の緊迫感など、読み応えたっぷり。
主人公の平良さんは人間的に成熟しており、患者との向き合い方が素敵で感動します。
なので、彼が時々20代を思わせるような嫉妬心を燃やしたりするところが、読んでいて違和感を覚えてしまう。そこが残念。
Posted by ブクログ
手術の描写に緊迫感が漂っていてリアルだった。
自分のよさって、人に言われて初めて気付くことも多いと思う。
尊敬している赤石に言われたこともあると思うけれど
長年追いかけてきた夢を方向転換する平良の勇気が素晴らしい。
終盤で次々に明らかになる事実には、なんとも言えない気分になったけど
後輩や、未来の患者のことも視野に入れられる平良はやはり、優れた人物なのだろう。