知念実希人のレビュー一覧

  • ヨモツイクサ

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    今まで読んだ知念さんの作品で1番面白かった。

    北海道にある、地元民は決して近づかないという黄泉の森。
    7年前に突如家族が失踪し、その真相を追い求め続ける茜。
    人喰いヒグマを駆除すべく召集される漁師の会。

    序盤からかなりグロい。
    中盤もグロくて終盤もグロい。
    それでもストーリーはしっかりしていてグイグイ引き込まれる。ホロリとする場面もいくつか。
    エピローグもよかった。

    ベクターは誰なのか。ミスリードにまんまと引っかかり、真相が分かったときは、あぁ・・・と。
    充分衝撃なので、その場面のページの演出はなくてもよかったかな。

    映像化したら面白いだろうなと思った。

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    2025年06月21日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    都議会議員の女性が殺され、天医界総合病院の院長の天久大鷲が殺人容疑者となる。院長の疑惑を晴らす過程で、どんな難病も治すという水の存在に行きつく。
    エリクサーの様な水の正体も、そんなに上手く行くものかと疑う部分もありましたが、医学の知識はないので、分かりませんが、病院内のゴタゴタに始まり、大鷲の合理的な一面ばかりが目立ってきた前作から、大鷲の人間臭さや、医療への思い、何よりも鷹央への家族としての愛情を知ることができて良かったです。
    院長が逮捕されたら、鷹央が次期院長になるという話では、それはそれで、見てみたいとと感じました。小鳥遊への期待みたいなものも見れて良かったです。
    鴻池舞も含めて、トリオ

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    2025年06月19日
  • 天久翼の読心カルテ2 淡雪の記憶

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    天久兄妹シリーズの第2弾!

    今作では神酒クリニックの(曲者)医師達が、連続爆破事件に挑む!

    翼先生の淡い恋物語も♡

    読み応え十分でした!
    こちらも是非続編を読みたい!

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    2025年06月18日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    短編集らしいテンポの良さが心地よく、特に最終話の天久鷹央と恩師の“師弟ミステリー”が秀逸。人間ドラマとして長編にもできそうな深みを感じつつも、謎解きに焦点を絞ったことで緊張感を保ったまま一気読み。切なくも知的な一編。師弟の物語、またどこかで読ませてほしい。

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    2025年06月17日
  • ムゲンのi : 下

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    読み終わってしまった。もっと読みたかった。

    最後の患者の正体とその背景にグッと引き込まれた。
    知念さんの最高傑作。ぜひ読んで欲しいね。

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    2025年06月15日
  • ムゲンのi : 上

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    知念さんの作品の中でもかなり好きな1冊。

    医療とミステリーの組み合わせって最高よね。
    難病を治すためにユタの力を使って解決していく
    主人公とその相棒。読む手が止まらなくなります。

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    2025年06月15日
  • 仮面病棟

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    ダメだ。こんなに夢中になって読んだ小説は、超久しぶりだ。面白すぎる。しばらくはこの作家さんの小説にどハマりしそう。

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    2025年06月14日
  • 放課後ミステリクラブ 6教室のとうめい人間事件

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    さいしょは、本当にとうめいにんげんがいるのかと思って、ちょっとこわくなったけど、さいごは、ぜんぜんちがうはんにんだったから、安心した。(小2)

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    2025年06月14日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    診断医 天久鷹央と部下の小鳥が医療現場や、そこから飛び出して事件を解決する。短めの短編で構成されている。リーダビリティが高く、読みやすい。

    主人公の天久鷹央は、論理の人であり、人間的な感性が欠乏している、と言う設定。
    設定をうまく活かして、天久鷹央がズバズバと切り込んでいくのは爽快。また毎回、診断には捻りがあり、どんでん返しは見事。

    サクッと読めるので、オススメ。ただ「不可視の胎児」は少し毛色が違う仕事で印象が異なる。一番、考えさせられるものでもあった。

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    2025年06月14日
  • 優しい死神の飼い方

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    なかなか出ない星5、出ました。それくらい好きな本となりました。犬好きの贔屓目となっているかもしれませんが、そうでなくとも素晴らしい作品だと思います。レオの犬世界?人間世界?における成長、登場人物の個性や設定、過去の事件と現在との繋がり、そして諸々の解決と結末まで、個人的に見事にはまりました。死神、犬、病、ミステリー、恋心、、、といった全く異なる要素がひとつの作品としてしっかりまとまっている斬新さ、純粋に面白かったです。話しの構成自体も見事。読みやすいし展開もわかりやすく、割と長めではありますがスラスラと読み進める事が出来ました。菜穂が本当にいい娘で、、、あー、せつない…
    シリーズの2作品も読ん

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    2025年06月13日
  • 絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

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    真夏に凍死という不思議な死因からまさかテロリストにつながるとは…。カルトに侵されテロに走るのは愚かだし哀しい。警察は警察でもまさか公安が出てくるとは。どんどん規模が大きくなってておもしろかったです。そして鷹央先生が首謀と対峙したときの覚悟がかっこよくて痺れました。医者としての矜持をきちんと持っている。
    鷹央先生と小鳥遊先生の距離がなんかいい感じに近づいてきててオッ!てなりました。あと成瀬と鴻ノ池の可能性、ありませんか?(カプとして…)

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    2025年06月08日
  • 甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    天久鷹央とシリアルキラーの頭脳戦。
    連続絞殺事件の現場に残されたDNAは、4年前に鷹央が死亡宣告した男のものだった。
    死者が甦ったのか、それとも…?

    一体どういうこと?!とハラハラしながら読み進め、ラストは驚愕でした!

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    2025年06月07日
  • 吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

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    ヴァンパイアになぞらえたミステリーって、いくつか読んだけど、こういう幕引きは、初めてだったかな
    ここ何作か、胸糞悪い話が続いていたので、今作は違った感じで良かった

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    2025年06月06日
  • 真夜中のマリオネット

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    最高に楽しめた。最後まで気が抜けない。
    気になるところはあったけど
    細かく考えずにハマり込みたい展開
    読後感が…何ともいえない
    やられた感
    騙されないと思いつつ騙される
    これを映像化したものが観たいなぁ
    と思った。
    涼介は美形でなければ許されないが笑

    私の中の涼介は…吉居添くん。。。かなぁ

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    2025年06月05日
  • 死神と天使の円舞曲(ワルツ)

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    時系列としては「優しい死神の飼い方」→「黒猫の小夜曲」の後のお話。
    ぜひ先に2作品を読んでから読んで欲しい。

    人間から「天使」「死神」などと呼ばれる霊的存在のレオとクロは、亡くなった人間の魂を「我が主様」の元へ送る仕事をしていた。ある時それぞれ上司からゴールデンレトリバーのレオ、黒猫のクロとして地上に降りて仕事をするように言われ、彼らは自身の仕事を遂行していた。我が主様へ魂を送るべく、彼らは地縛霊の未練を解決するために奔走しているととある大きな事件に巻き込まれ…というストーリー。

    面白い!!!!
    前作に引き続き主人公が知性を持つ犬と猫で、章ごとに視点が変わるのが良かった。
    前作お馴染みの登

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    2025年06月04日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    鷹央の恩師御子神氷魚が殺された。病死に見えるけど、まさか犯人があの人なんてと驚く前に、ひょっとしたらと考えつく人はミステリマニアです。だけど、二重三重にも考えられているトリックというか罠というか。簡単に犯人を当てられるだけではすまないところがこのシリーズのすごいところです。
    犯人からの挑戦状に対決する鷹央の謎ときが見もの。今回は、TVに間に合うように読めたので、今ドラマを見ながら楽しんでます。来週は、何かな?

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    2025年06月03日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    感動した
    平良先生の不器用だけど真っ直ぐな生き方が輝いてる本でした
    最後の技にもスッキリして、研修医には泣かされました

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    2025年06月03日
  • 猛毒のプリズン 天久鷹央の事件カルテ

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    ネタバレ

    天久鷹央シリーズ第十五弾。

    面白かった。
    鷹央が喜んでいたようにクローズド・サークルっぽい状況だからか、
    病人がひとりだけだったからなのか。
    それとも、
    偽コロンボ刑事を初めとする警察が出てこなかったからか
    (いや、偽コロンボ刑事は嫌いではない)、
    鷹央の過去が少し判明したからなのか。

    鷹央も認めるコンピューター工学の天才、医療機器の会社の会長が、
    車の事故によって体を動かすことも、
    自発呼吸もできない状態になってしまった。
    その事故は、
    財産目当てで三人の子供のうち誰かが起こしたものではないかと疑う、
    会長の妻。
    元恋人だったその妻から依頼されて、長野県の山奥の別荘までやってきた鷹央は、

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    2025年06月02日
  • 傷痕のメッセージ

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    今までの知念さんの作品の中でダントツに刺さった!刀祢のまっすぐさ桜井の鋭さ、緩さ、千早の感情も全てから目が離せなかった。時間を忘れて夢中で読んだ。

    ※血が繋がっているからといって親子になれるわけではない

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    2025年06月02日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    元々、シリーズは気になっていてやっと一冊読めた。
    この話は病院が舞台になっていて副院長兼部長の鷹央が患者の病気を探して事件を解決しているような感じです。
    病院が舞台になっているので病院で使われる言葉が多く出てきて病気の説明など細かくしてくれていい勉強になると感じました。
    特に最後の「オーダーメイドの毒薬」は特に惹かれ共感できるものがありました。
    子供が結局無事でよかったです。
    2冊目も読むのが楽しみです。本が読み終わったらアニメとドラマも見てみたい

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    2025年06月01日