知念実希人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ天久鷹央シリーズのスピンオフだったので。
泥酔で患者を死なせてしまった外科医がたどり着いたのは、異例のクリニック。
一階こそ不定期に開店する喫茶店だが、
その上下は秘密裏に診療や手術をすることに特化した医療機関だった。
院長は外科医、産婦人科医、麻酔医。看護師に
天久鷹央の兄で精神科医の翼というメンバーで、
いろいろな分野の有名人を患者としていた。
クリニックが引き受けるのは秘密の治療だけではなく、
殺人事件の調査も、ということで、
患者の隠し子が殺された事件の犯人を捜すことに。
ハニートラップを仕掛けたり、カジノで大儲けの末の大暴れ、カーチェイスと
てんこもり。
なにせみなさん、
総合格闘技に鍵のピッキング、声帯模写、
ドライブテクニック、手品とそれぞれ多彩な才能の持ち主で、
主人公のはずの天久翼のコールドリーディングや催眠術がかすむほど。
さらには、桜井刑事が登場して、面白かった。
アベンジャーズ?的な? -
Posted by ブクログ
「硝子の塔の殺人」を読んだ後、知念実希人さんならこれもと友人に勧められ、天久鷹央シリーズに興味を持ちました。これ、めちゃくちゃ面白いですね。
天才医師天久鷹央が、次々やってくる患者の病気(ナゾ)を解き明かしていく物語。高度な医療ミステリーに加えて、鷹央に振り回される小鳥先生のコミカルな掛け合いが面白くて、ラノベを読んでる感覚でページをめくる手が止まりませんでした。硝子の塔でも感じた、この圧倒的な読みやすさが知念実希人さんの個性なのかなと思います。登場人物の行動全てに、わくわく感とか気だるさとか、その人の心情が付随していて、まるでアニメを見ているみたいにキャラの表情が見えるんです。いかに読み手に情景をイメージさせるかって、書き手の最も重視される能力だと思うので、その点に関してここまでのレベルで筆を取れる表現力に感動しました。
物語の進み方は東野圭吾のガリレオシリーズに似ていて、個性的な天才探偵が自らの武器を最大限に発揮して謎を解き明かしていく展開はやっぱり爽快です!この手のパターンは探偵役が謎に消極的なことが多い気がします。(僕は実験で忙しいんだ、と草薙を追い払う湯川先生のイメージ)まさにガリレオなんかではどうやって謎に向き合ってもらうか、みたいな掛け合いも見所なんですが、天久鷹央は基本的に謎大歓迎らしくて、それに振り回されるワトソン役の小鳥先生を見ているのも面白かったです。
とりあえず1巻だけと思って買ったのですが、これはシリーズ全制覇したくなるほど面白いですね…!
次回作も近いうちに読みたいです!