あらすじ
殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をした。そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。無事、命を救って手術室を出た秋穂に刑事が告げた。「彼は『真夜中の解体魔』だ」。復讐しようとする秋穂に、涼介は涙ながらに無実を訴え証拠を見せた。秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。知念実希人が贈る、究極のクライムサスペンス!
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Posted by ブクログ
面白かった!
どんでん返しに更なるどんでん^_^
知念さん初読みでしたが、大変読みやすくて、登場人物もイメージがしやすい。
読みやすいがゆえにベテラン読書家さんには物足りないのも何となく納得ですが…
これからミステリーを読んでみたい初心者さんには断然オススメ出来る!
知念さん気になる本ちょいちょいあるので、買いに行こっと^_^
Posted by ブクログ
救急搬送された連続殺人の容疑者と連続殺人で婚約者を失った女医が、真犯人を探す物語。
常に先が気になる書き方で、情報が表れる度に誰が犯人か推理する楽しさがあった。
どんでん返しの繰り返しで非常に面白かった。
Posted by ブクログ
めっちゃ面白かったです。
最後のどんでん返しにびっくりして鳥肌が経ちました。
めちゃくちゃスラスラ読めました。
知念実希人さん病むぱり面白いです。
何を信じて何を信じては、ダメなのか分からなくなりました。
Posted by ブクログ
最初は同情ではじまって物語が進むにつれハラハラドキドキが増していった
最後の数ページがまさかの結果でインパクト大!
引っ掴んで行かせたくない気持ちに同感できた
とにかく面白くて一気読みしました!
Posted by ブクログ
最高に楽しめた。最後まで気が抜けない。
気になるところはあったけど
細かく考えずにハマり込みたい展開
読後感が…何ともいえない
やられた感
騙されないと思いつつ騙される
これを映像化したものが観たいなぁ
と思った。
涼介は美形でなければ許されないが笑
私の中の涼介は…吉居添くん。。。かなぁ
Posted by ブクログ
最後のシーンで全てのオチがわかった瞬間、「お前ーーー!!」ってなった。
あと救いはないんすか?全て手のひらの上だった。まさにマリオネット。
犯人凄い意味で頭がいい。
Posted by ブクログ
殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼。通称「真夜中の解体屋』。婚約者を殺された救命医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。「彼は『真夜中の解体屋』だ」と。
医師でもある知念さんの作品ということもあり、医療現場のシーンではリアリティがあり、それが上手く物語の舞台設定に活きている印象でした。
なによりテンポ感と「魔性の少年」涼介のキャラクターが素晴らしく、一気に読み終えてしまいました。
何が謎なのか提示されるまでのテンポもよく、色々な謎が少しずつ明らかになり、最後の解決パートに向かってあらゆる情報が集約されていく構成もミステリーとして上質でした。故に、あんまり言いたいことを語れないのが歯痒いです。苦笑
ミステリーとしての定石を押さえつつ、物語のエンタメ性・キャラの魅力度全て完成度が高く、かなり良かったです!
Posted by ブクログ
犯人は誰?どんな展開になるの?この人怪しい?そして最後にえっ???となった。
テンポよく展開していくのでとても楽しめたし、最後の最後の頁まで見逃せない!!
こうなるのか…となんとも言えない読後感だった。
Posted by ブクログ
⭐︎3.6
誰もが振り返るほどの美少年である石田涼介。
見るからに怪しい彼を疑う→哀れな境遇に同情→やっぱり彼なのでは?と再び疑う……。真意の読めない涼介に主人公と一緒に振り回され続けた。ラストも二転三転して最後まで気の抜けない一冊。
Posted by ブクログ
美しき連続殺人鬼。それは本当に彼が犯した殺人なのか。
相手を信じるとしたら、その人のどきを信じればいいのだろう。胸の内を全て話してる訳じゃないだろうし、けれどどこか信じる気がしてしまうのは美しい容姿を持っているからか、使命感からなのか。
境を失っていくと、ただの傀儡になってしまう。
まさにマリオネットのように、ただ私は手のひらで踊っていただけだったんだ。
Posted by ブクログ
美濃部さんがミスリードなことには納得できたが倉敷さんが真犯人と納得してしまった。しかし彼の著作にしてはそこまでの驚きはなかったため少し残念に思ったが最後にやはりやってくれて安心した。
Posted by ブクログ
すごい驚きがあるわけじゃないけど、「これこれこれ!」みたいになる展開でめちゃくちゃ読みやすかった。
映像化しやすそうだなぁって。
あー楽しかった!
Posted by ブクログ
去年の集英社文庫のナツイチで購入
一年寝かせてしまった…
自分の武器をしっかりと分かっている美しい少年
その少年に翻弄されるも
協力をしていく救急医の秋穂
猟奇的な事件に
最後までスッキリしないイメージが残り…
最後の1ページでの衝撃
人間の複雑な心情について考えさせられた一冊
Posted by ブクログ
「衝撃のクライマックスにきっとあなたは絶叫する」という言葉に惹かれた。最後までハラハラしてとても面白かった。何事も盲信しないことが大事だと思った。
Posted by ブクログ
やっぱりそうだったか、感はあるけど
さすが知念実希人さん、ストーリーが完璧でした!
ちょっと秋穂ちゃんの思考行動に嫌悪感…
なので☆4つです
完璧な容姿な悪男…騙されてみたいもんです
ちゃんとサイコパス味は味わえます!
Posted by ブクログ
・面白くて一気読みした。
バラバラ殺人の話だが、そこまで詳しい描写もなく、涼介の美しさにも助けられとても読みやすかった。
・彼は天使なのか悪魔なのか最後の最後まで振り回された。
それにしても、遠田さんの描く涼介が美しすぎる。
Posted by ブクログ
男を手玉にとる悪女の話はよくあるけれど、
こちらは、その美少年版・・・って感じ。
謎の美少年は「真夜中の解体魔」なのか?って、話。
美少年が石田涼介って名前で、これ山田涼介の顔しか浮かばないでしょ。狙ってこの名前なのかな?
以下、ネタバレ--------------
あらすじに「ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する!」
とか、書いてあったら、もう結末見え見えすぎじゃない?
ほらね、やっぱりってなるので、やめて欲しい。
動機の「絶望する顔がみたい」って、最近読んだ「くわがきあゆの復讐の泥沼」にも似たような動機があったような気がする。
こちらはさらに「自分のお気に入りの人の絶望」なわけだが、
涼介が歌舞伎町のビルで人助けしてる理由も、絶望した人の顔をたくさんみたいからて、ことよね、きっと。
婚約者を殺された救急医の秋穂、ころころ転がされ過ぎ。
刑事を疑うときも、証拠もないのに1人に決めつけがスゴイ。
あと気持ちの悪い倉敷について。
いくら復讐のためとはいえ、死体損壊だけでなく、殺人2件(記者については未遂かも)、刑事を撃ってるし、もうめちゃくちゃ。
個人的に美少年ものってあんまり好みじゃないのかな、それほど惹かれませんでした。
Posted by ブクログ
弱ってる美少年を守りたくなる話の持っていきかたにあっさり乗せられ、ドキドキハラハラ終盤に向かい、ハッピーエンドだと気を抜いていたら最後に絶望の底に落とされてた悪魔的小説でした…
表紙に釣られて購入したけど
読み終わってから見直したらゾッとした。
Posted by ブクログ
本を読をでいると、いつもは映画みたいに映像が浮かぶけど、こちらはアニメを見ているような感覚に陥る小説でした。まさに表紙の様な感じ。
だからこそ秋穂先生のなんでそうなるかなぁって
言動も、このお話の世界観を作っているわけで、
タイトルにも納得。
Posted by ブクログ
知念実希人さん、初読みでございます。
一昔前にXのTLでよく見かけたような?そんな記憶がよみがえり、手に取ってみました。
ストーリー自体は面白いと思うのですが……どうにも秋穂先生に共感できず。
いくら美少年とはいえ、自分の婚約者を殺害したかもしれない人物に、そこまで思い入れできますかね??
私にはどうしても、石田涼介こそ“真のサイコパス”に見えました。そんな彼の言動に、医師である秋穂が振り回されていく(いいように利用されている)感じが、あまりに都合よく感じてしまって。
秋穂が「涼介君」と口にするたび、どこかゾワッとしたんですよね。
医師が患者の私情にあそこまで踏み込みすぎるのも気になってしまって。
たとえ婚約者が殺されたとしても、「石田涼介が『真夜中の解体魔』かどうか」を彼女が追いかける理由に、ちょっと無理を感じてしまいました。
(結局は涼介にうまく使われているだけ…)
なんだかんだ自分に言い訳していますが、涼介と離れたくないという“疑似恋愛”めいた感情が生まれていて、それに突き動かされているようにも見えました。
そもそも、なぜこんなに利用され続けているのかがよくわからない。
秋穂先生が妙に湿っぽく、情緒を引きずられすぎている気がします。
「婚約者の仇を討つために、『真夜中の解体魔』かもしれない涼介君を手元に置いておきたい」とは言っているのですが――いや単に好きになりかけてるだけじゃないの?と。
だからこそ、彼が“犯人ではない証拠集め”にあれほど必死だったのでは…と思わずにはいられません。
サイコパスって恐ろしい。ここまで自分の利益のために、他人を利用しつくせる生き物なのかと。
一度感情を飲まれてしまうと、自分からそのサイコパスのために動いてしまう。抜け出すのは相当に難しそうです。
ラストも、想定していた犯人が一周回って「やっぱりあなたでしたか」という感じで。
なんだかんだ、最初から警察の美濃部に任せておけばよかったのでは?と思ってしまいました。
そうしていれば秋穂先生も仇を討てたのでは??
良かれと思ってやった行動が、真逆の結果を引き起こしてしまう――その切なさが残るエンディングでした。
Posted by ブクログ
あの人かあの人の2択だった。それは合ってた。
うわぁ…という感想しか出てこない。
とても読みやすくて、サクサク読めた。
でもよく分からないところもいくつかあったな。なんで知ってるの?とか。ちょっと読み返してみる。
Posted by ブクログ
知念先生の本は初めて。表紙と目が合って気づいたら買ってましたw
医者としての知識がふんだんに盛り込まれていて読み応えあり。石田くんについては最初から疑ってたのでそこまで驚きはなかったが、完全な悪も善もなく、向き合う人によって捉えられ方が変わるという意味ではいいテーマだったと思う。彼の犯行の詳細についてもう少し知りたかった。
Posted by ブクログ
ページターナーでした。
ミスリードにも気づいたし、いろいろ不信感を強めながら読み進み、最後にあ〜…
フィクションだから!と自分に言い聞かせながら、事実は小説より奇なり…と考えると、能天気に生きてるとマズイ!と痛感したところ。
伏線はきちんと回収されてますが、回収したから良いとも思えない読後感。
しょんぼり。
というか、伏線回収のための展開にこだわった感が…それももやっとするところでした。
Posted by ブクログ
久々の知念実希人さんのシリアス(笑)ミステリー!
最近は天久鷹央シリーズのポップなライトなものばかりでした(笑)
「真夜中の解体魔」と呼ばれる殺人鬼に婚約者を殺された救急医の秋穂。
ある日、バイク事故で重傷を負った美少年・涼介を救います。
しかし、刑事から涼介が「真夜中の解体魔」と教えられ、復讐を果たそうとして涼介を殺そうとします。
しかし涼介は無罪を主張。
涼介は「真夜中の解体魔」なのか?
それとも嵌めらただけなのか?
涼介は美形で周りの女たちを惑わす、いわゆる魔性の少年。
真夜中の解体魔に復讐を果たすため秋穂はその真相を探ります。
その中で徐々に涼介にも惹かれていく..
徐々に明らかになっていく真相。
という展開で、
犯人は涼介と思わせておいて、実は、こいつという展開でストーリは進みますが(笑)、いやいや、そいつじゃなくて、犯人はこっちのだよな!って、根拠なく思っていて、そういうパターンで終わるのかと思っていたら、エピローグでそう来たか!っていう感じ。
なるほど、
「ラスト1頁、必ず絶叫する!」
とありましたが、
絶叫まではいかなかったけど、やられた!っていう感じ。
とても楽しめました。
あっという間に読み終えました。
実写にならないかな...
とてもお勧めです。
Posted by ブクログ
ラスト1頁、必ず絶叫する!と背表紙に書かれていたので何となく展開が読めてしまったのが残念…。
婚約者を猟奇殺人鬼に殺された救急医の秋穂とその猟奇殺人鬼の容疑を掛けられ冤罪を訴える美しい容姿を持つ少年のお話。
知念先生の作品だけあって、病院での描写ややり取りはリアリティーがあり活字でありながら緊迫感がこちらにも伝わるようでした。
しかし登場人物のキャラ設定、主人公の秋穂には苛立ちを感じ警察官の美濃部は前半と終盤での人格の差が大きく少し共感できない部分も。
ラストの部分は予想通りではあったけど、終盤の伏線回収と作中読んでいて疑問だった点もしっかり描かれており作品としては完成されているといった印象でした。
当て読みは秋穂が川口春奈、涼介に関しては誰もが息を呑むほどの容姿とあったので思い浮かばず…