知念実希人のレビュー一覧
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天医会総合病院の院長・天久大鷲が告発され、事態は殺人事件へと発展。病院の存続すら揺らぐ危機の中、天才診断医・天久鷹央が真相解明に挑む。
告発から殺人事件へ転がっていく流れが強烈で、冒頭から一気に引き込まれた。今回は「患者の謎を解く医療ミステリー」という枠を超えて、病院そのものが外部から揺さぶられる“外圧型”の展開になっていて、シリーズの中でも危機感の濃度が高い一冊だったと思う。
そして何より印象的だったのが、これまでどちらかというと悪役的に見えていた天久大鷲の描かれ方。追い詰められた立場の中で見えてくる、地域医療に対する信念や責任感が想像以上に重くて、読み終わる頃には自然と「この人にも守りた -
Posted by ブクログ
ネタバレポツダム宣言を受諾しなかった日本は東西に分断されてた。その70年後、ある高校の屋上で自殺しようとしていた主人公の彰人に声をかけた謎の少女 沙希にバイトと称してテロに参加するよう促される。
テロの目的は何なのだろうと読み進めている私を何度も裏切ってきた最高に面白い作品だった。
沙希がEASATや東軍陸軍司令官「久保」と組んでいると思っているときは本当に新潟を爆撃するものだと思いこんでいた。しかし佐藤含めた側近があまりにも疑問なく協力していた為、よく考えれば良い事「東西統一」を目的に動いているに決まっていたなと思う。
物語の締め方もとても私好みだった。
知念先生の作品は初めて読破したが、他作 -
Posted by ブクログ
このシリーズは、最初にもしやこの話の結末は。。?と浮かぶのですが結末と思っていたけれど中盤で解き明かされて一旦解決となることがあります。ただ、この本の中盤ってことはきっと結末ではないなと思うと、二次展開があり、やっぱり解決してなかったかー!とあり想像を超えてくるので読んでいて楽しいです。途中、犯人が想像ついても医療的な知識がないので、どう結びついてその結論になるのか考えてもわからないので、ワクワクしながら読み進められます。
今回は、臓器の記憶というキャッチーなとっかかりと、極道とまた危険な相手にも物怖じせず対峙していく鷹央先生と、もはや先生たちにも苦笑いしながらも、お兄さんの登場やシリーズを通