スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

小説・文芸
869円 (税込)

4pt

鷹央と小鳥遊。
二人の医師、運命の出会い。

新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!

大学病院で外科医のキャリアを積んでいた小鳥遊優は、内科医への転科を決め、天医会総合病院の門を叩く。
そこで彼を待っていたのは、日本最高峰の頭脳を持つ天才医師・天久鷹央だった。
だが、傍若無人で患者との会話もままならない彼女に小鳥遊は困惑し……。
やがて起きる院内の殺人と、数々の謎。現役医師が描く医療ミステリー、出会いの物語。書き下ろし掌編「白い粉の秘密」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。

<目次>
プロローグ
第一章 邂逅
第二章 最小の密室
第三章 夢幻の果て
第四章 死天使のナイフ
エピローグ
書き下ろし掌編 白い粉の秘密

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スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    医者が行う現実の「告知」と理想の「創生」と

    天久先生のシリーズを読み進め、今作品は天久先生と小鳥遊先生の出会い。天久先生自身の「特性」や、巻き起こる事件での「診断」が描かれる中、物語は思いもよらない展開をしていく。個人的には刊行順の中では今のところ一番好きな小説。

    今回の事件は他者に理想を魅せながらも自分の意のままに操る描写が多く、医者というものは改めてその力と知性で人の生き死にをどうにでもできる恐ろしさを感じた。医者としての倫理観やどのような捉えでいるのか、それはどの職業にも言えることでもあるが、命に関わるものは容易く全能感に浸れる、命というものの重さを改めて感じた。

    ミステリーとしての推理の構成については複雑にさまざまな事件が交わりつつも骨太の骨格はしっかりとしており、先に真相に辿り着き「そうだよな」と思える納得感も、真相に辿り着けなくて「そうだったのか」と思える驚きもバランスよく、いい意味で読者に推理をさせる爽快感と、推理がうまくできなく真相を知った時の快感を感じさせていた。

    天久先生の描写も読み手としては知っていることも、時系列的に一番早いこの小説では、より丁寧に描写されており、今までの小説の肉付けもされているんだなと思った。自分が苦手なこと、得意なことをしっかり理解して、それを生かして仕事ができる。

    そのような自己理解、自己受容そして環境調整をなされている天久先生は相当な自分への立ち向かいがあったとも感じる。近年、さまざまな合理的な配慮が意識される中で他者に全てを押し付けることは集団において、組織において不可能なこともある。「自己理解、自己受容」と「環境調整」は両輪であり、どちらかだけが過度に苦心するのはよくない。互いを分かち合えるためにもまずは自分をしっかり理解して、そこから他者と交わるためには何ができるかを考えるのが大切だと思う。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    発行順ではないが、時系列では最初の話なので、先ずはこれから読んでみた。読み応えのある長編だった。面白かった。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    ちょっと過去に戻って、鷹央と小鳥遊の出会い編。ワクワク。楽しい。出会いから信頼関係ができるまで。エピソードまで、じっくりと2人の関係が進む。キャラがしっかり立ってるから、どうでもいいような会話も楽しい。でも実は、伏線あったり。ついつい、気になるし、急いで読んでしまうけれど、楽しんで、ゆっくり読みたい。こちらは長編。事件カルテが長編。推理カルテが短編の、ようだ。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    天久鷹央シリーズは読めば読むほど、天久先生に個性的という枠に収まらない、「深み」が出てくる。
    しかし、逆に小鳥先生と天久先生が何も知らない状態で、できたてで初々しいコンビが、一歩を踏み出すのがいい。なんて贅沢だろう。
    新興宗教、脳に機械を埋められたと主張する男、宇宙人に命令されたと言う男が複雑に絡まる事件。
    この事件をどう解き明かすのか?
    天久先生と、小鳥先生の出会いは?
    これからどう進み出すのか?
    そんな様々な楽しみがある、素晴らしいお話でした。

    0
    2026年04月11日

    Posted by ブクログ

    完全版2冊目。
    以前何冊か読んでいたので、鷹央先生と小鳥先生が出逢った頃の様子を再確認できた。
    鷹央先生、小鳥先生それぞれの葛藤が切なくて苦しかった。
    宗教についても考えさせられた。

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    2人の出会い。別の作品から読んでたので小鳥先生が内科医に変わった理由も初めて知った。鷹央先生が小鳥先生を必要としてきてるのを感じれてジーンときました。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    鷹央と小鳥遊の出会いの物語。
    宇宙人、新興宗教、殺人事件、全てが関連があり面白かった。
    小鳥遊が内科医への転科を決めた理由が分かった。

    0
    2026年06月08日

    Posted by ブクログ

    完全版になり再読
    宇宙人による洗脳事件は二転三転する展開で新興宗教による洗脳と安楽死問題が絡めた結末であった。
    初見のときはこの展開に驚き★5つだったが、今回は最後の犯人は記憶にあったので★4つとした。
    他人の言動を加味できない鷹央が時折自然にみせる人の気持ちを救う言動がこのシリーズの醍醐味。完全版を読むかどうか迷ったが時系列順に読んでいくと、再び楽しめることが分かった。

    因みに医師が被害者と加害者であったにも関わらず天医会総合病院が無傷であったのかも一応の説明があり、まあそれなりに納得はできた。

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    この本は、カラピチの本を貸してくれたのと同じ子に「おもしろいから読んでみて!」と言われて読んだ1冊です!

    私はミステリーが苦手なので★が4になってしまいましたが、ミステリーにしてはとてもおもしろかったです!
    私は宇宙人とか不可解な出来事系なのが好きで、「スフィアの死天使」では解決するのがほぼほぼ宇宙人なので、とても食らいついて読むことができました!

    1巻ではありませんが、ここから読んでもおもしろい1冊です!

    0
    2026年04月18日

    Posted by ブクログ

    出会いから信頼関係ができるまで、小鳥遊先生の心の動きがかいま見え、また外科から内科に変わった過去の傷も明らかにされる。宗教法人と宇宙人、そして病院内での自殺や殺人…てんこ盛りだがすべて結びついている。お見事!

    0
    2026年04月01日

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