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容疑者は死亡した男?
天才医師vs謎の殺人鬼!
愚鈍なる警察に告ぐ――。都内近郊で相次いで起きた連続殺人。
犯行はエスカレートし、遂には現場に殺人鬼からの声明文が残される。
警察を嘲笑し、「私は既に死んでいる」と語る犯人。その言葉通り、DNA鑑定で容疑者が死んでいることが判明する……。
これは死者の復活か。真犯人のトリックか。天才医師vsシリアルキラー、究極の頭脳戦。
書き下ろし掌編「鷹央の恋人?」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。
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Posted by ブクログ
その特異な力は、人を救う知になるか、人を貪る血となるか
天久先生のシリーズものの中でもだいぶ「事件寄り」な本作品。そのまま医療ものとではなく警察もの、探偵ものとして出しても良いくらいの本作品は猟奇的な連続殺人、そして容疑者はすでに死亡しているというミステリー好きを引き寄せる魅惑が確かにあった。
犯人が誰なのかといったフーダニットに対して、DNAという側面から双子説、生き別れ説など様々な説が出てくる中で、真相は医療の要素も含めてなかなかたどり着けない、解き明かすことは難しい作品だった。ただ、解き明かされた真相が一気に今までの読みの本当の意味合いを照らしてくれる構成はよく、どちらかというとミステリーとして推理をすることよりもサスペンスものとしての猟奇性を楽しみながら、どんでん返しの展開に驚くといった方が読書体験として良いなと感じた。
犯人が問いかける自己の異常性、それは医師の天久先生にもあるような異常性。犯人と探偵は表裏一体といった古典作品の定番をここで出してくれたこと、そしてそれに対して天久先生がどのように受け止めて、小鳥先生がどのように支えていくのか、そういった自らの特異に向き合い、それをどのように使っていくのかといった人間性に触れることができて、より登場人物の人物像の掘り下げができたと思う。
Posted by ブクログ
知念さん、よくそんなにアイデアがわくなあ。お医者さんならではの、トリックも見事ですね。今回はDNAが、絡んでました。本当の意味で自分がわかったかは謎ですが、なるほどと納得させられます。鷹央先生が、最後に謎解きをバッチリとやるので、スッキリします。途中、道筋からそれたように、だらだらするのですが、登場人物の会話が魅力的なので、楽しく読めます。それに、最後には、伏線をちゃんと拾ってくれる印象です。もうすっかり、鷹央先生とコトリ(小鳥遊)のファンなので、多少?と思うとこがあっても、ワクワクしながら、読んでいます。このシリーズに巡り会えてよかった!
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