【感想・ネタバレ】悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ 完全版のレビュー

あらすじ

この事件は、私には解決できない。
だから――
自宅マンションで襲われたはずの女性が、十キロ以上離れた港で遺体となって発見された。
被害者の友人で、天医会総合病院の看護師でもある相馬若菜から相談を受けた天久鷹央は捜査にあたるが、
その過程で「私は手を引く」と宣言する。
困惑する小鳥遊に、鷹央は「この事件は、お前が解決するんだ」と告げた……。奇想天外な“瞬間移動”の謎の真相は?
書き下ろし掌編「想いよ届け」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

TVドラマとほぼ同時進行で読み終わりました。昨日までにKarte01,02まで読み、今日になってKarte03瞬間移動した女を読み始め、TVより一歩リードしてたはずなのに、TVが始まるとだんだん追いつかれ解決する頃には同時進行、おかげでTVを原作で補完しながら視るという状況に陥り、初めての経験。
や、それにしても実写化した今作、ほとんど原作どおりで1時間の中にうまくまとめ上げているなと感心しました。それができるのも原作がいいからだと思います。犯人の苦悩がしっかり描かれていて、現役医師ならではのトリックというか、いつも驚かされます。来週のために、次を読まねば!

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

この本がかなり面白く感じた。一番気に入った。

「迷い込んだ呪い」呪いを解くために出てきた霊能者は興味を惹く。原因を知ると、そんなこともあるのかと感じた。
「ゴミに眠る宝」これまでに感じたことのなかった展開には引き込まれた。宝とは、それぞれの見方を変えると宝だな。
「瞬間移動した女」これまでの話の中で一番面白く、また哀しく感じた。関わった人たちのちょっとすれ違い、勘違い。人が秘めているものは美しく哀しい。

しかし、鴻之池はそのキャラクターとはいえ、かなり苛つくキャラクターだ。

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

①迷い込んだ呪い
詐欺師は怖いね。
ただプラシーボでも相談者が納得してれば良いと言われるとまぁそうなのかなぁって納得しちゃいそうな自分がいる。

②ゴミに眠る宝
めーーっちゃ騙された!!
けど悲しい事件だった。
家族を失う辛さは想像もしたくない。

③瞬間移動した女
悲しい話だった。
殺された女性の方も激昂しすぎじゃね?とは思ったけど死ぬこたぁないよね。
にしても暴走族がクズすぎて胸糞悪いわ。
小鳥遊先生の解決は素敵。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

マイノリティとは?と考えさせられますが、暗い気持ちにはならないですね。
こちらのシリーズのキャラ立ちが秀逸だからでしょうか。

年末年始に一気読みするのに天久シリーズはピッタリ!
来年はシリーズ読破が目標です!

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2024年12月31日

Posted by ブクログ

元彼の呪い、ゴミ屋敷の謎、テレポーテーション。やっぱりこれも凄く面白かった。でも最後のテレポーテーションはしんみり。いつか小鳥先生にも春は来るのか楽しみ。

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

切ない。ただただ切ない。
すれ違いが起こした事件がここまで大きくなるとは。という感じ。鷹央先生の気遣いにもグッときた。小鳥遊先生なかなかいいことする。かっこいい。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

今回は天久鷹央とコンビを組む小鳥遊医師が大活躍をする回だった。
空手三段の腕前を何度も披露し、仲間の命を救う。
これまでの作品とは違うスリルを味わえた。
今回は、こんな病気があるのかと驚く症例が登場した。
自分はそのような人間に出会ったことはないものの、存在するのならきっと、辛い思いを経験したことがあるのだろう。
自分が何かできるとも思わないし相手もそれを望まないかもしれないが、いざ出会ったら寄り添えるような人間でありたいと思った。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ここに来て、人死にが出てきてぐうっとミステリ色が強くなったので少しびっくり、前作、前々作と同じ感じで、割と平和的に展開するかと思ってた。短編でさくさくときれいにまとまっているのでとても読みやすく、人死にが出ている割に素直にたのしめた。
回を重ねるごとに、主人公のひとりである小鳥遊氏がかっこいいのに不憫になっていくので、そろそろ良い思いをさせてほしいなあなどと思った。
次の本を読むのが楽しみ。

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと同僚看護師(男の)が怪しいと思って読んでたから、まさかの結末でした。
小鳥先生の恋..実る日は来るのか?!

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

やられたぁーっ!
と、このシリーズを時系列順に読んできて、この本で初めて思いました。

タイムリーな事に、中国だと思いましたが、結末のキーとなる症例について、ニュースになっていたのを目にしていたので、ストーリーに信憑性がまして、なおさら、そういうことかー、と、納得できました。

終わり方も、悲恋の…というタイトルに相応しい、エモーショナルな幕引きで良かったです。

キャラクターも立って来たし、これからのシリーズも期待できそう。楽しみです。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

なんとも切なく悲しい話の数々でした。

冒頭で鷹央が「事件から手を引く」今までの話の中ではありえない衝撃でした。
でも、本書を読むと納得の内容でした。
このシリーズは安定の面白さがあっていいです。

医療小説の取っ掛かりにいい本だと思います。
まだまだ、続編がたくさんあるので楽しみです。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

オーディブルにて。

元恋人の呪いで痛みを感じる女性
ゴミ屋敷に住む中年男性
瞬間移動した女性看護師の遺体

小鳥遊先生の恋は今回も儚く散るが、1話完結ドラマのように毎回楽しめてる。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

安定の面白さの天久鷹央シリーズ。
今回のはちょっと意外で悲しい結末。
それにしても、鴻ノ池、悪い奴だなぁ(笑)。

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

鷹央先生では事件が解決できず、
小鳥先生に託すような
プロローグから始まって、
短編2編と軸になる中編1編に
エピローグとおまけ1編

読み終わってからタイトルを改めて見ると
なるほどと納得

予想外の切ない話でした。

次作も購入済みなので
今晩から早速読み始めます

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2024年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

天久鷹央シリーズ第五弾。

「私には解決できない」と鷹央。
犯人の病気を診断し、遺体の「瞬間移動」の謎も解いた。
だが本当の解決、
すなわち事件のきっかけとなった「犯人」にせまり、
その告白を引き出し、心を解きせるのは小鳥遊しかいない…。
ストーリーとしては良かったが(失恋した小鳥遊には良くないが)
超絶空気が読めない鷹央がした心遣いとはちょっと不自然。

今回は謎解きとしてちょっと面白かった。
ごみ屋敷の事件では、
犯人が被害者であるごみ屋敷の住人に化けて、
鷹央達に応対していたというトリックに全く気が付かなかった。
犯人にとっては苦肉の策だったが、
自分だったらごみ屋敷の中に長時間いることに耐えられそうにないという、
無意識での拒絶だったのかもしれない。
ただ単に洞察力不足と言われれば、それまでだが。

鷹央に「妖怪サトリ」と言われる鷹央の兄が登場するのは、
いつのことだろうか。

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2024年10月02日

Posted by ブクログ

安定の安心感というような、面白さを約束してくれる想い!シリーズが進むにつれて主人公の凸凹「タカ」コンビの活躍を楽しめた。著シリーズでいつもの感想、アニメを観ている様にサクサク読めるお手軽さ、重すぎずさりとて、軽すぎず最近は「殺人」の要素も増えているものの何処かユーモラスな二人の謎解きも冴えている!次作も購入済みいつでも読めるように準備をしておく。

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2024年08月31日

Posted by ブクログ

今回は遺体が瞬間移動した!?という謎。今回は純粋な医療ミステリー色は薄く、本格探偵推理ものの感覚で楽しめました。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

面白かったです。
「悲恋」をどのように捉えるか、それはそれでまたいろんな受け止め方があるかと思いますが...

頑張れ、小鳥遊先生!

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2024年02月28日

Posted by ブクログ

瞬間移動の謎が…そんな真相だったなんて!
色んなことが絡み合って悲しい結末だった。

小鳥先生はいつになったら幸せになれるんだ!

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2024年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ5

小鳥遊が赴任して8ヶ月を過ぎた頃の話。
今回の謎は3つ!
①結婚を意識し出すと激しい腹痛と喀血を訴える女性の謎
②突如として消えた大学生とゴミ屋敷に住む男性が見つけたお宝とその隠し場所の謎
③部屋で襲われたはずの女性が10km以上も離れた港で発見されるという瞬間移動の謎

天久&小鳥遊コンビが真相を突き止め、そこに隠された疾患を診断する!

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

新潮文庫から出版社が変わって、推理カルテⅣを持っているのに、気付かず買ってしまった。

完全版で最後に書き下ろし掌編がつくが、ほんの数ページ。

新潮文庫のは読んでだいぶ経っていて内容をほとんど忘れていたのでまた読んだが、天久鷹央シリーズはこのような短編集より、長編の方が面白い。

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2024年01月28日

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