知念実希人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
水神の祟り、化け猫の憑依、といったオカルトめいた呪いのような事件。もちろんその陰にはとある病気が隠されているんだよね、とは思うけれど。それでもあまりに不可解な状況に、本当に呪いなんじゃないかという思いがぬぐい切れません。謎の解明にはわくわくします。
どれも魅力的な謎ばかりですが、「透過する弾丸」の謎が一番かな。小鳥遊の恩師の死に関わって起こったとんでもない事件。奇想天外な謎に翻弄され、絶句させられます。「正解のない問題」と判断した鷹央が最後まで解決しないというところも読みどころ。そしてこの事件に関しては、医療の知識がそれほどなくても謎を解けたのではないかと思いますが……解けませんでした。考え付 -
Posted by ブクログ
連作短編集の形式を取っているが一編毎の出来が生半端でなく素晴らしい。三編とも独立した推理小説として優れた出来栄えだ。知念実希人、ノリにノッている。
「禁断の果実」はそのトリックもさることながら結末が実にいい。作者も一人の人として何かしら思うところがあったのだろう。
「七色の猫」、これが好きだ。ある箇所で思わず声をあげてしまった。良く考えればわかる、のにわからない。そこが上手い。
「遺された挑戦状」はいよいよクライマックス。ドドン! と山場を持ってきた。これは本当に力が入っている。結末まで目が離せなかった。推理小説ファンならば逃す手はない一冊だ。 -
Posted by ブクログ
★読書友達から借りた本★
知念実希人さんの本は大好きで、特に医療ミステリばかり読んでいたが、『え?!騙された……!』と初めて思う作品に出会えました!笑
4年前に『ゲームマスター』と名乗る人物から誘拐された女子高生を救えなかった元刑事の上原慎吾。
その傷を置いながら警視庁を退いたが、またしても『ゲームマスター』と名乗る人物が現れて………。
誘拐事件の行方や、上原慎吾の過去と現在、そして『ゲームマスター』を名乗る人物の正体について先が気になり、およそ400ページを一気読み!
最後の最後には『ゲームマスター』の正体が明らかになるが…………。
最初からもう一度読み直したくなる、知念実希人さんの衝