十字架のカルテ

十字架のカルテ

800円 (税込)

4pt

犯罪者の心の闇に迫る精神鑑定医。医療ミステリーの新境地!

精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。

光陵医科大学附属雑司ヶ谷病院の新人医師・弓削凜は精神鑑定医を目指し、精神鑑定の第一人者と言われる影山司院長に弟子入りする。影山に導かれ、凜は統合失調症、詐病、解離性同一性障害など、様々な事件の容疑者たちの心の闇に迫る。そして凜にも、どうしても精神鑑定医にならなくてはならない秘密の事情があった。

目次
プロローグ
第一話 闇を覗く
第二話 母の罪
第三話 傷の証言
第四話 時の浸蝕
第五話 闇の貌
エピローグ

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

十字架のカルテ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    刑法 第39条
    1. 心神喪失者の行為は、罰しない。
    2. 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

    精神鑑定医が主人公。
    何か、凄い職業やな。
    事件発生時、犯人の精神状態が心身喪失状態かどうかを見極める。
    その判断によって、罪に問えるかを決める重要な判断材料になる。
    例えば、人殺してても、この鑑定

    1
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

    医療関係なので陳腐な医療ドラマは白けるけど知念さんは流石という感じで違和感はそれほどなく読めます

    また医師の小説の中には小説として今ひとつの場合があるけれど、知念さんの場合は小説が抜群に面白い 関連図書欲しくなってる

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまいました。
    精神疾患を持った(と言われる)人が犯罪を犯すたびに考えさせられ、でも結論は出ない、永遠のテーマだと思います。
    「背負うべき者が存在しないその十字架はどこに消えてしまうというのだろう」。沁みました。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    重大犯罪を犯した容疑者の犯行当時の精神鑑定を行う鑑定医の話。いつもどうやって行うのかなと思っていたので、精神鑑定の着眼点などがわかってよかったです。話の展開は想像できない奥深さで、フィクションだけどリアリティがあって面白かったです。話にグイグイ引き込まれました。

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    精神鑑定医という一つの職業にフォーカスし、事件が解決されていく連続短編集。
    絶え間なく登場する専門知識がストーリーを肉付けし、よりリアルで臨場感のある作品を完成させていました。
    主人公の精神鑑定医という職人対する熱意もあり、テレビドラマの「アンナチュラル」を思い出させるような作品でもありました。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。

    刑法39条は余りにも有名。これを利用するなんぞ論外だが・・・。
    なんであれ命を奪われた被害者の家族の気持ちは永遠に解決出来ないだろうが・・・故意にされたなら尚更。
    実際ここ

    0
    2024年08月26日

    Posted by ブクログ

    容疑者の精神鑑定を行う精神科医。
    統合失調症、詐病、解離性同一性障害。
    さまざまな可能性を考え、容疑者たちと向き合う新人医師の奮闘。

    現実の事件でも耳にする「心神喪失者の行為は罰しない」
    被害者の関係者なら納得いくわけがないと、漠然と想像することはありましたが、裁判の後のことは考えたことすらなかっ

    0
    2024年06月15日

    Posted by ブクログ

    鑑定医の仕事を書く医療ミステリー。
    心神喪失状態となった人が殺人を犯す。虐待した親が悪いのか、環境が悪いのか。ひどい環境でも発症しない人がいるのだから、本人の脆弱性が悪いのか。どれも何か違う気がして、減刑されることが適切なのかもわからない。そして、誰しも精神疾患にかからない保証はどこにもなく、皆同じ

    0
    2023年12月10日

    Posted by ブクログ

    精神がおかしくなっていたらどうして不起訴なのか、殺人する人はそもそも精神状態がおかしいのではないのか。私が常日頃思っていること。精神鑑定医によって詐病が見抜けられず不起訴になる場合もあるらしい。精神鑑定医はとても責任のある仕事だなと感じた。ただ、本当に精神病で不起訴となった場合、被害者家族の立場なら

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。

    精神鑑定医でのミステリーとか詐病か否かでしか広げられないと思ってたけど、深みのある一冊だった。

    精神科実習でも感じたけど、精神科疾患になるにあたって家庭環境とか過去とかって大きなファクターだし、それ自体はどうしようもできずその人に罪がないと思う。でもそこからの罪って精神疾患が

    0
    2025年04月27日

十字架のカルテ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

知念実希人 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す