知念実希人のレビュー一覧
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ネタバレ神経内科医の識名が謎の妖精・ククルとともに、原因不明の病気“イレス”の患者を祖母の持つ魂の救済“マブイグミ”で目覚めさせていくという物語。知念先生の十八番である医療分野の専門知識と後編で生きてきそうな伏線、患者の過去に何があったのかさらにファンタジー要素が入った面白さの詰め合わせのような作品でとても引き込まれました。下巻はどんな展開が待っているのか、とても楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
識名愛衣:内田真礼
ククル:大谷育江
杉野華:小清水亜美
袴田聡史:井上和彦
愛衣の父:安元洋貴
愛衣の祖母:野沢雅 -
Posted by ブクログ
大学病院のしがらみとか派閥争いを扱うものを見ると、げんなりしてしまう部分があるのですが、良くも悪くも細かいことまで書かれていて、リアリティがあって引き込まれました。
医師の仕事って何なんだろうと疑問にさえ感じてしまいますが、こういった場面は実際にもあるんでしょうね。
綺麗事だけでは生きていけない世界で、心臓外科は特に負担の大きな科なのだと改めて感じました。
そこで働くことのつらさは、当事者にしかわからないでしょうね。
やる気だけではやっていけない。
過酷な勤務の中で、研修医の指導に勧誘、緊急対応、自身のキャリアの道。
家族の支えがあるのが、この主人公のせめてもの救いなのかな。
担当患者さん -
Posted by ブクログ
ネタバレ天久鷹央シリーズ第二弾。
今回は、
研修医時代に基本的な手技がなかなか習得できなかった上に、
医療チームの中でコミュニケーションが取れなくて苦労したとか、
子供の死に遭ったことがなく向き合えないとか、
診断としては優秀な天久鷹央の「弱み」がでてくる話だった。
シリーズ物の展開としては王道か。
それはまあ良いとして、
入院中の中学生たちが退院したくないためにお互いに薬を注射するというのは、
いかに死が間近な小学生への贖罪のためとはいえ、
手段としても、技術としても無理があるのでは。
そんなことを言えば、
はじめは小学生をからかっていた中学生の改心事態にも無理がある。
そうそう、鷹央先生はソ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルからして『仮面病棟』と関係あるのかなと思いながらページを開くと、病院マップが明らかに田所病院で、ぞくっとしました。
『仮面病棟』の続編なのかなと、そわそわしましたが、後日談というか数年後のストーリー。
命がけのリアル脱出ゲーム。
謎解きは好きですけど、ゲームオーバーが死につながると思うと、緊張感がすごいですね。
誰が監禁したのか、その目的は何なのか。
謎を解きながら、事件も解かないといけない。
頭フル回転で読み進めても、謎を考えるのに精いっぱいで。
終盤になってきて、そういうことかと読めてきたと思ったのですが、やはり知念さんですね。
しっかりミスリードに引っかかりました。
どんで