あらすじ
1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。そして七十数年後の今。「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく! 鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント!
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Posted by ブクログ
『屋上のテロリスト』:
少女が仕掛ける、国家転覆のチェックメイト
かつて「大日本帝国」と呼ばれた国が、第二次世界大戦を経て、現在は「日本民主共和国(北日本)」と「日本国(南日本)」に分断されている世界。
一触即発の緊張状態が続くこの国で、一人の少女が屋上から物語を動かし始めます。
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1. 少年と少女が出会う
絶望を抱えた少年と、意志を秘めた令嬢。
本作の軸となるのは、対照的な背景を持つ二人の高校生です。□彰人(あきひと)
生きる意味を見失い、自殺志望を抱えながら屋上へ向かった少年。そこで彼は、運命を変える少女と出会います。
□沙希(さき)
彰人の学校にやってきた転校生。しかし、一度も出席なしのまま、屋上で密かに「ある計画」を練っています。
その正体は、強大な力を持つ財閥の跡取り。彼女はその莫大な資金と知略を惜しみなく投じ、国家という巨大な壁に立ち向かいます。
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2. 戦後の日本。東西分断
東西に分断された「if」の日本
物語の舞台は、私たちが知る歴史とは異なる歩みを見せた日本です。
□日本東西分断:
北は社会主義、南は民主主義。板挟みになったこの国は、常に戦争の影がちらつく一触即発の状態にあります。
そんな緊迫のなか、二人は学校の屋上で出会います。
しかし屋上は、沙希が世界を揺るがすためのチェス盤だったのです。
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3. メッセージ
『民の意志が世界を塗り替える』
本作の最大の魅力は、単なる政治サスペンスに留まらない「人間賛歌」の側面です。
□少女が立ち上がる理由:
財閥の令嬢という恵まれた立場にありながら、なぜ彼女は「テロリスト」となったのか。私財を投げ打ち、リスクを冒してまで彼女が求めた「日本統一」の形に胸が熱くなります。
□民主主義と社会主義の狭間で:
システムや政治思想が国を分断しても、それを動かしているのはあくまで「人」です。
「分断も統一も、すべては人間の力であり、民の意志である」
という力強いメッセージが、物語の終盤に向けて加速していきます。
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4.詠み終えて
「世界を変えるのは、いつだって一人の意志から始まる」
閉塞感のある現代だからこそ、沙希と彰人が見せた「足掻き」は、私たちの心に深く突き刺さります。
分断された世界が一つになる時、そこにあるのは希望か、それとも、、、。
ぜひその目で確かめてください。
Posted by ブクログ
ポツダム宣言を受諾しなかった日本は東西に分断されてた。その70年後、ある高校の屋上で自殺しようとしていた主人公の彰人に声をかけた謎の少女 沙希にバイトと称してテロに参加するよう促される。
テロの目的は何なのだろうと読み進めている私を何度も裏切ってきた最高に面白い作品だった。
沙希がEASATや東軍陸軍司令官「久保」と組んでいると思っているときは本当に新潟を爆撃するものだと思いこんでいた。しかし佐藤含めた側近があまりにも疑問なく協力していた為、よく考えれば良い事「東西統一」を目的に動いているに決まっていたなと思う。
物語の締め方もとても私好みだった。
知念先生の作品は初めて読破したが、他作品もぜひ読んでみたくなる。
Posted by ブクログ
面白かった。知念実希人さんの作品の中でもトップクラスに楽しかった。知っている歴史と異なる日本で死にたがりの主人公が謎の少女の目的が分からない行動に巻き込まれていき、どうやって行くのだろう?とふわふわしていたが、大統領や書記長、軍人、マスコミなどを巻き込みながら1本の道につながっていき、気づけば物語に引き込まれていました。ラストまで読み切ったあとの心地よさは、読んでよかったなぁと感じました。
Posted by ブクログ
終戦後東西に分断された日本で、
テロを計画していた紗希
彼女のテロ計画に巻き込まれていく彰人
ぶっ飛んだ設定で、初めから作品の世界観に引き込まれっぱなしでした!
最後まで話のオチが読めずに、完全に紗希の計画に騙されてしまいました笑
スラスラ読み進められるテンポ感も最高です!
Posted by ブクログ
彰人は学校の屋上で沙希と出会う。
沙希の「バイトする気ない?」 ここから彰人は沙希の計画に巻き込まれていく。
展開が読めず、ずっとドキドキしていました。
最後は騙されたり、ビックリしたり、 感動したり。
とても楽しませてもらいました。
Posted by ブクログ
まるで壮大な映画を観ているかのように感じさせてくれる作品で、高野和明さんの『ジェノサイド』が好きな方にオススメです♪
概要です。
酒井彰人は高校の屋上で「壁」を眺めながら、短い人生に終止符を打とうとしていた。
1945年の世界大戦で西と東に分断された日本は、戦後70年を経た今でも「壁」を堺に睨み合いを続け、酒井家も辛い日常を送る国民の一部であった。
でも今日で全てに終わりを迎えられるんだと瞼を閉じる彰人に、頭上から涼やかな声が聞こえてきた。
「飛び降りるの?」
感想です。
知念実希人さんだと医療ミステリ作が多い印象ですが、本作は「知念実希人さんが高野和明さんの『ジェノサイド』に倣ってみた」と言った雰囲気を匂わせる壮大なサスペンス作品でした。
医療ミステリと思って手に取った方は拍子抜けだったかも知れませんが、高野和明さんの『ジェノサイド』、安生正さんの『生存者ゼロ』、有川浩さんの『塩の街』がお好きな方には本作をオススメしますよ♪
Posted by ブクログ
色んな立場からの物語で時系列も終えて、とても読みやすく、続きが気になってあっという間に読み終えてしまった。
非現実的ではあるけど、ありえなくもない、そんな物語をとても楽しめました!
Posted by ブクログ
戦後の日本が分裂した世界線で展開される物語、政治思想による対比の描かれ方を興味深く読むことができた。ある程度先の展開が読めてしまうしカバーが残念だけど、サクサク読み進められたし楽しめました。
Posted by ブクログ
日本がまさかのポダム宣言を拒否し、東・西日本 に分断された世界。その境界近くの高校に通う彰人は、屋上で自殺しようとしたところ、同級生の沙希に止められる。沙希は巨大財閥「四つ葉グループ」の若き会長。彼女はその莫大な資金力と権力を使い、分断された日本を再統一するためにテロを画策する。彰人は沙希の自分のボディーガードになり、国家を揺るがす陰謀の中で、彰人は沙希の本心と、日本の運命に向き合う。テロの当日、両軍のトップを騙し、核爆弾ではなく花火をぶっ放す。そして東西分断は終結した。予想の域を出なかったが楽しめた。④
Posted by ブクログ
東西に分断された日本 考えたこともなかったシチュエーション 色んな事が上手に破綻なく描かれていて 妙な引っ掛かりで話が入ってこないなんて事もなく一気に読み切ってしまった
Posted by ブクログ
多少文体にラノベっぽさがあり、取って付けたような自殺願望の主人公君などもっと登場人物の掘り下げが欲しかったとは思ったが日本の歴史のifストーリーというのが個人的には刺さったし、展開もハラハラドキドキで面白かった。最後も希望がもてる終わり方で良かった。
Posted by ブクログ
大団円!!よかった!!!!
8月15日に終戦しなかった日本の話
今の北日本を東日本とし、その他を西日本に分断。最初に分断ラインが馴染めず苦慮した。関西は?四国は?九州は?ロシアは中国は??と疑問は尽きないけど「いかに無血で東西統一を果たすか」というのは「俺が考えた最強の冷戦終結」みたいな感じでおもしろかった。
知念先生なので当たり前だけど、ケガや病気の描写はリアルなのでとても助かる(ぼやかされるとモヤモヤする)
デキレース感はあるけど全体的にとてもおもしろかったです。
Posted by ブクログ
ポツダム宣言を受諾しなかった日本のイフの世界を描いたお話。
広島、長崎以外にも新潟に核兵器が落とされたという物語上の設定を組み入れてくるあたり、強気に出たな〜と思った。
当初はテロだの核だのと不穏な言葉がいくつも並び、人間同士の腹の探り合いの描写が多くて最後まで読み切れるか不安だったが、後半戦では一転、サキの目的も分かり、スッキリと読み終えることができた。最後の核については表紙でバレバレ。せっかくだから表紙をもう少しひねれば良いのに。
18歳の女の子にしてやられる軍人たちにちょっとスカッとした。ストレスが多い人にはオススメかも。
誰も犠牲にすることなく世界を変えるなんてことが、現実世界でもできたらいいのにと思った。
Posted by ブクログ
知念さんなのにあまり医療的じゃない!!って所からだった笑
感染症でテロしようとしてるところぐらいか?
東西に分断された日本っていう所で設定面白いなって思ったけど、そもそも東西というより南北の方がいいのでは…?日本縦長よね…笑
読みやすかったけれど、なんかもっとこう、、更なる大どんでん返しが欲しかった。色々予想つく展開だった。バイト先の先輩からめっちゃ面白いって聞いてたので、ハードルが上がってしまったのかも。
Posted by ブクログ
先の大戦時に全面降伏の時期を逸し、東西に分断されてしまった日本での話。自殺志願の主人公に声をかけたのは問題の不登校転校生、沙希。彼女が彼を誘ったのは、大規模テロ。金を使うなら、知恵がなくちゃ。ありえない設定のとんでもないエンターテイメント。ドキドキの展開もハッピーエンドで閉じるところはさすがでした。◎
Posted by ブクログ
医療系でない知念さん。どんなパターンかと楽しみにしてました。
歴史のif設定は全然ありあえるパターンだなという印象。個人的には好きですね。実例として朝鮮半島もあるしね。少し話題の漫画でも日本が三つに分かれてるやつあるけど、そういう設定好きだなと改めて実感。
一方で、財閥の会長が女子高生。こっちの設定は流石に厳しいー。さらに沙希の能力の背景が不明。。。聞けば幼い頃より英才教育受けた訳でないし、執事含めた部下達が付き合い長い訳でないのに、完全に傾倒してたり。その辺りのエピソードがもう少しあれば、沙希の能力についてのリアリティが出て納得感でたのかなー。
ストーリーとしては、綺麗にまとまってるし細かい伏線回収されてて分かりやすい。色々な登場人物がいてそれぞれのストーリーがあるのも好き。クライマックスからラストもしっかりまとまってて、爽快感ある物語でしたね。
Posted by ブクログ
東西に分裂した日本を再統一させようとテロを起こす…というあり得ないような設定ではありますが、スピード感のある物語でした。日本統一に向けて行動する沙希の手際の良い根回し術に驚かされました。どうしても争いとなると犠牲になる人が出て来てしまいますが、「誰も死なせたくない」という沙希の想いはとても大事なことだと思います。
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設定が日本分断という架空の設定で面白かった。
「100回騙される」はオーバーで帯に騙された感はあるし、予想を裏切るほどではないがストーリー的には良い話だった。
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もし日本がポツダム宣言を受理しなかったら?日本が東西分裂しているという、ifの世界の物語。自分もそんなifの世界考えたことがあったので設定自体はおもしろい。関ヶ原で西が勝ったら?等歴史のifの作品がもっと知りたいです。
Posted by ブクログ
日本が東西に分断されている設定。ベルリンの壁のように統一を女子高生がテロリストとして鮮やかに成し遂げる話。面白い設定で楽しく読めた。
サキが彰人をテロの仲間に誘う屋上のやり取りが好きです。アルバイトの対価が「私があなたを殺します」
Posted by ブクログ
日本が朝鮮半島のように隔てられてる設定。名探偵の漫画みたいに謎がちりばめられつつ、そんなことある?!そんなうまく行く?っていう展開。登場人物が多くて何度も戻りながら読んだ。
Posted by ブクログ
東西に分断された日本でテロを起こそうとする
女子高生と、死にたがりの男子高校生が
主人公。
内容はとても良く出来ているし
テンポも良い。
ヒントが露骨過ぎてストーリー展開は
バレバレだが楽しく読める。
帯の100回騙される、だとか
絶対見抜けないラストなんて煽りが
無ければもっと良い作品だったと思う。
Posted by ブクログ
現実世界と離れすぎてるのは苦手なんですが、想像やイメージが浮かぶ範囲の物語だったので楽しく読めました。
読み終えて改めて本を眺めた時に、帯に書いてあることには……でも、普通に楽しめました!
Posted by ブクログ
登場人物が少ないので読みやすい。東西日本に分かれている設定が、面白かった。どんでん返しとかそういうのはあまり無く、よくあるストーリーだなと思いました。
Posted by ブクログ
帯に100回騙されると書いてあるので…4ページに1回くらい騙されている計算…
ページをめくるたびに、これは全部騙されているのか?と思いながら読みました。思っていたことは違う方向に話が進んだのも騙されたと思えばいいですね。
突拍子もない設定で深いこと考えず、単純に物語を楽しめました。
大作になり得た世界観
女子高生がテロリストという世界観が面白そうだと思い、購入しました。しかし、外圧が全くなく進む違和感や、ヒロインの深掘りの少なさから、物語に入り込むことは出来ませんでした。(ページ数の問題から仕方がないと思いますが、、)
とはいえ、世界観は非常に面白く、読みやすい文体でコンパクトにまとまっている点から、それなりに楽しめる作品でした。
高校生が日本統一!?
東と西に国が分かれてしまった日本。
ベルリンの壁を思わせる大きな壁が日本を縦断している世界。
そんな日本を一つにしようとする高校生。
二人が出会い、日本を一度壊して一つにする彼らテロリストが出会った場所は学校の屋上だった。
正直言ってそんな大きい政治的な話に高校生が何をできるって感じるのが第一印象。
そして死にたがりの主人公にもあまり好印象は持てなかった。
東と西を統一するというのはやはり難しいことなのだろうか?
政治的な話は難しくて分からないが、おそらく敵対してる隣国同士これから仲良く手を取り合いましょう!というイメージなのだろう。
そう考えると尚更統一は不可能では?と思ってしまう。